2022年1月前半版

Jan 1. 2022 かごしまんまだより

【今年もどうぞよろしくお願いします】
年末のかごしまんまだよりについて、たくさんの応援メッセージを頂きました。
新しい挑戦に賛同してくださり、本当に本当にありがとうございます。この厳しいご時世を生き抜く励みになります。

新しい年を迎えたのに、なんだか世の中が暗い感じですね。
年末年始は、ここ鹿屋の街からイルミネーションや門松やしめ縄飾りが激減していました。
例年なら街の中心部はもっと華やかな飾り付けがされているところを、今冬は閑散とした寂しさがありました。
コロナによって特に飲み屋街が壊滅的被害を受けているようで、クリスマスも大晦日も繁華街から華やかさが消えてシャッター街と化していました。
飲食店だけではなく、書店、花屋、洋服店、呉服店、靴屋、酒屋、、、、あらゆる小さなお店が閉店に追い込まれる速度が上がっています。
本当に救済策が必要なところにはなかなか届かず、政権はいらない政策(布マスク、GoToキャンペーン、クーポン、、、、)で一部の企業にだけ利権を吸い取らせてばかりです。
このままだと大半の個人経営者や零細企業が息絶えてしまいます。
すると多様性が失われ、大手企業の提供するモノしか私達は手に入れることができなくなります。そして大手企業が独占化していきます。すると値上げや改悪にも対抗手段がなく受け入れるしかできなくなります。
(パソコンのWindowsのバージョン改定が大きな例ですね。いつまでもWindows98のままでいいと思ってしまうくらいです)

かごしまんまも先月は12月としては過去最低の売上でした。
だからこそ未来を見据えて頑張らねば、と決意しています。

それでもやはり、新しい気持ちで商品探ししているつもりが原材料表示に『りんご』とか『椎茸』とか『昆布』とか『イカ』とか『国産』とかを見ると、「九州産じゃないだろうなー」とゲンナリしてしまいます。
10年間も食材ジプシーをしてきたのでもう染みついてしまってますね。
九州産の安全なもの探しを続けてきて振り返ってみると、野菜は旬のものだけ、食材は素朴なものだけ選ぶようになり、舌も敏感になり、いつのまにか医者いらずになりました。生きづらいけれど、この生き方を選んでよかったな、と思います。

だからきっと、これからの10年もかごしまんまの根っこは変わりません。食の闘いはまだまだ続きます。

そしてこんなご時世だからこそ、開けるときにウキウキ明るい気分になるような、食べる時に幸せいっぱいになるような、そんなおうちごはんをお届けできるよう、かごしまんまスタッフ一同、頑張ってまいります。
3月くらいに、ホームページやロゴ関係が新しいものに変わります。どうぞよろしくお願いします。

皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江