2022年5月後半号

Aug 25. 2022 かごしまんまだより

【とうもろこしと梅と雨】
さあ今年もとうもろこしと青梅のシーズンに突入です。
今年の梅は山に自然栽培されているものだから傾斜地な上、草ボウボウ。
しかも生産者さんの諸事情により私が収穫です。
梅雨とはよく言ったもので、青梅収穫期は必ず雨が降ります。・・・やめたまえ。
長袖と長靴、そして首にタオル必携です。なんなら獣避けの鈴も。
りえしが遭難しないよう、同じ空の下ぜひ祈ってください(笑)
とうもろこしは6月中旬、梅は6月末まで収穫予定ですが、これもまた悩ましい作物です。
甘くておいしいので、小さいものは菌類から大きいものはタヌキまでみーんな大好物。虎視眈々と狙っています。
(とうもろこし王国の北海道では、熊も畑にとうもろこしを食べに来るとか・・・怖~っ!)
またこのトウモロコシ君てのは、背が高いのに上のほうに重い実をつけるものですからバランスが悪いのなんのって。
なのに根は浅く張っているんです。だから大雨や台風ですぐ倒れてダメになってしまうような、弱っちい野郎なんです。
菌や動物にはやられるわ、雨風には弱いわで、とうもろこしはホント博打的な作物です。
実際、大雨や獣や虫や病原菌にやられて、畑全部もしくは地域全部の収穫が早期強制終了になる年も多々あります。
ですからとうもろこし生産者も毎年激減しつつあります。昔はこの時期になるとお皿に山盛りになっておやつに食べた記憶がありますが、生産量が激減してきた近年ではちょっとした高級品になりつつありますね。
とにかく南国の梅雨はヤバイ。豪雨っちゅうかスコールっちゅうか、とんでもない量の雨で、毎年ニュースになるほど。
梅も収穫期が進むにつれ、良い香りに誘われた菌や虫たちからの攻撃によるシミやキズが多くなります。
梅やとうもろこしを検討されている方は、お早めのお届け日を選ぶことを強くおすすめいたします。

【小豆プロジェクトつれづれ日記】
小豆プロジェクトの進捗状況を少し。
鹿児島産の小豆でつくったあんぱんや鯛焼きが食いてぇっ!と思い続けて早10年。
こちら鹿児島には小豆生産者さんが全くいないので、今月は市報の裏表紙の広告欄に【小豆生産者募集】広告を出しました。なんせ、生産者さんが集まらないと始まらないこのプロジェクト。頼む、生産者さん集まってくれ~!
同時進行で製餡所建築計画も進みます。
建築業界から離れて10年間ずっと野菜ばっかり見てきて、久しぶりに設計図面と格闘し脳みそが耳から流れ落ちそうなりえし。でもやはり建築は野菜よりも楽しいな~、なんて楽しみながらやっています。
小豆プロジェクトのロゴはこれです→→→ 
新かごしまんまロゴ同様、宅ちゃんがデザインしてくれました。
中国にも留学していた宅ちゃん。
どことなく中国風な雰囲気もいいでしょう?

今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江