2022年11月前半号

Dec 29. 2022 かごしまんまだより

【小豆プロジェクト近況報告】
畑を耕すトラクターの上空でトンビたちが舞飛び、稲刈りするコンバインの後ろからアオサギがついて歩いている季節です。
猛烈な台風14号通過後の小豆。心配でしたが、さすが鹿屋で繋がれてきた在来種。
さつま芋同様つる性植物なので、しなやかに強風をやりすごせたようです。
来年からの生産者さんスカウト活動するうえでの大きな自信となりました。
ただ海に近い畑の小豆だけは、台風後に徐々に枯れていってしまいました。
台風の風が海水を巻き上げて畑へ降らせてしまったのでしょう。
農薬を使わずに丁寧に栽培していたので、生産者さんがとてもお気の毒でした。
この塩害が出た畑以外の小豆は順調に育って、鞘をたくさんつけていよいよ最終段階に入りました。
今後は、鞘の実を成熟させてから1ヶ月以上かけてカラッカラに枯らして乾燥させてから刈り取りです。

私は今月9〜10日にかけて福岡で開催される『food style 九州』に出展し、この小豆をじゃんじゃん営業してまいります。
おなじみデザイナー宅二郎氏に、小豆プロジェクト専用パンフやホームページをつくってもらっております。

かごしまんま敷地内の製餡所予定地も、整地作業に入りました。
生い茂った木々を移植したり切って撤去したりした後、地盤の弱いところを補強しているところです。
デザイナー宅二郎氏は家業が植木屋さんなので、木々の移植担当もしております。
スコップを持った泥だらけの手で、小豆パンフのデザインを提案する宅ちゃん。・・・イカしてます。
東京近郊の方で植物がお好きな方はぜひ、宅二郎氏のお店araheamyにお越しください。
渋谷区千駄ヶ谷にあります。インスタや通販HPもあります。
めちゃめちゃセンスのいい観葉植物やガーデングッズがありますよ。
araheamyにある多くの植物は、ここ鹿屋市のハウスで栽培されています。
あれ?話が脱線しました。 

私の粒あん修業もスタートしました。
かごしまんまマドレーヌでおなじみの大坂屋さんに1日研修させて頂きました。
あんこ作りは1回につき4〜7時間ほどかかるので、体力勝負でもあります。
豆をよく見ろ、香りの変化をみろ、ヘソを取れ・・・色々言われてきましたがちんぷんかんぷんです。
なんにもわかっちゃいないので、とにかく回数をこなして経験と勘を積むしかありません。
頑張ります!

今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江