【火曜出荷を休止致します】 (先日のメルマガと同内容です)
2011年より皆様の応援で続けられてきましたが、物価高と電気・ガス・ガソリン代値上げが始まって急激に売り上げが激減していきました。
ここ数ヶ月は金融機関や親族からの借入で会社存続できている状況で、それも限界に達しつつあります。
今月の存続も危険な状況ながら、事業再構築補助金事業による『小豆計画』を始めており、会社を廃業することも困難な状態にあります。
さらには小豆計画事業による建築費や機械類費用も値上げや追加変更が多く当初の予定金額を大幅に上回り、銀行融資の審査やり直しに半年以上費やしてきました。
5月に製餡所が竣工しましたが、増額融資が決定するまで機械類が入らず、工事関係業者の方々に返済を待って頂く状況が続きました。
9月末にようやく融資の全てが決済され、やっと各方面にお支払いできて製餡を稼働させることができました。
地元の生産者さんや和菓子屋さんそして多くの応援に支えられて、初めての製餡で老舗和菓子屋のお彼岸おはぎや人気カフェのあんぱんに採用されました。
しかしながらかごしまんま通販事業へのご注文数が激減しているこの状況下では、週2回の出荷日を維持しながら小豆計画事業を進めることがどうしても困難になってしまいました。
注文数の減少と燃料費高騰で、各生産者さんに負担がかかるようになり、その配送負担を軽減するために各生産者さんのところまで商品を取りに行ったり代わりのものを探しまわったりすることに多くの時間が取られ、私が全く営業活動できない状況に陥ってしまいました。
かごしまんま通販事業は、私の人生をかけた命そのもので、
『同じ気持ちを抱えながら生きている同志の皆さんの買い物代行をさせて頂いている』
という使命と責任を常に持って運営してまいりました。
熊本地震の際にはなぜか弊社に皆さんから多くの応援と寄付金のお申し出が殺到し、半ば背中を押されるようにして被災地へ必要物資を運んだり、支援活動団体のサポートをしたりという貴重な体験をたくさんさせて頂きました。
そして皆様が何年もずっとご注文くださっていること、たくさんのメッセージやメールを頂くこと、欠品や不良品や配送事故へのお許しやご理解をくださることなど、色々なことが救いや励みになってこれまでやってこられました。
かごしまんまを通じて、皆様からいつも応援されていることを感じてきた12年でした。
しかし岸田首相が発表した経済対策において、インボイス制度や消費税・ガソリン税など税金制度に対する見直しはありませんでした。
これらを見直さなければ、国民の苦しい生活は変わらず、農家や個人経営者の多くはますます苦しくなっていくことでしょう。
大企業が少ない田舎では、中小零細企業や個人経営で生きている人が圧倒的に多いのが現状です。
ここ数年の厳しい経済状況に取引先も廃業したり規模を縮小したりして、幾つもの素晴らしい商品が消えていきました。
しかし田舎に元気がなくなれば食料自給率がどんどん低下し、いざという有事に日本がどうなってしまうのかは歴史も物語るように明白です。
かごしまんま通販事業は、地域の生産者さんからの農産物や食材があって、成り立つ事業でございます。
皆さん、申し訳ございません。私に時間をください。
小豆計画を通して、鹿屋の生産者さんと新たな農業を創出し、地域の食産業に貢献するための活動時間をください。週の前半を小豆計画に集中させてください。そのために出荷日を金曜日に集約し、火曜日出荷を休止させて頂きたくお願い申し上げます。
そして世の中の状況の変化に応じて、再び必要となれば火曜日出荷を復活させて頂きたく存じます。
このようなことは本来なら1ヶ月前に申し上げることではございますが、なかなか申し上げることができませんでした。
深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございません。どうか皆様のご理解ご協力を、心からお願い申し上げます。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。