山下 理江 のすべての投稿

2026年3月後半号

Mar 19. 2026 かごしまんまだより

【ホルムズ海峡閉鎖が続いたら—可能性への準備—】

■ 宅配は止まるのか
まずは配送遅延や取扱制限や稼働日制限が出てくるかと思われます。「必要な時に届きにくくなる状態」になる可能性があります。値上げももちろんあるでしょう。

■ まずやるべきこと
賞味期限が長いものは、いつもより少し早めに少し多めに確保しておくこと。
包材や配送費が値上がりもしくは不足するので、値上がりはもちろん手に入りにくくなるからです。

■ 想定しておきたい変化
状況が長引いた場合は、物流の遅延や停滞、エネルギーの不安定化、一部物資の入手難といった変化が起こる可能性が高いと思われます。その時に大切なのは、『最低限の生活の準備』です。

■ カセットコンロ・カセットガス
停電時でも使用できる、電気・ガスが不安定でも対応できる、調理やお湯の確保が可能。
カセットガス対応の暖房器具や簡易発電機もあり、生活の基盤を自分で維持しやすくなります。

■ パスポート
持っていると選択肢が広がる可能性があります。考えたくはないですが、最悪時には意味が変わります。 『海外退避』や『支援受け入れ』という場面で、パスポートの有無が分かれ目になる可能性があります。
※歴史上も、発行されたビザの有無が生死を分けた事例があります。

■ 避難という選択肢
状況によっては、早めに都市部から田舎へと離れる判断も現実的です。
田舎は、自給に近い生活が可能・物々交換が成立しやすい・人口密度が低くリスク回避になるからです。

■ 歴史から学べること
第二次世界大戦の前後を通して、比較的安定して生活を続けられた人々には共通点があります。
・食料を確保する手段があった ・燃料や熱源を持っていた ・地域のつながりがあった

■ 最後に
上記は最悪の状況を仮定して述べました。
杞憂に終わり、「心配しすぎだった」と笑えるのが理想です。
危機が去るまでは、最悪の可能性も視野に入れて、今できる準備は何か、を考えました。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

かごしまんまのミールキット「ふたりの農家めしキット」発売♪

Mar 3. 2026 お知らせ

新シリーズ、はじまります。

かごしまんまの豊富なラインナップと旬野菜を、
“ちょうどいい1食分”にまとめました。

迷わない。
余らせない。
妥協しない。

夫婦2人で、きちんと満たされる量。
無駄なく、1食分だけ。

味付けは、ご自宅の調味料で。
だから、添加物を気にせず、安心して食卓に出せます。

レシピはシンプル。
切って、焼いて、煮るだけ。
30分以内で、ちゃんとご馳走になります。

冷蔵庫にこれがあるという安心感。
忙しい日も、外食に頼らず、
ふたりで向き合う一食を。

これから登場するメニュー例

・棒棒鶏
 きのこ三昧ソテー
 小松菜と豆腐のスープ

・とり天と旬野菜の天ぷらそば
 旬野菜の胡麻和え


・鶏のヘルシー豆腐ハンバーグ
 ほうれん草のおひたし
 えのきともずくのスープ

旬によって内容は少しずつ変わります。
それも、このキットの楽しみのひとつです。

ふたりの時間を、ちゃんと食べる。

かごしまんまミールキットはコチラ

Edit by 山下 理江

2026年3月前半号

Feb 27. 2026 かごしまんまだより

【福山つぼ酢の風景】
かごしまんま創立当初からの人気商品『手造り 琥珀色の福山つぼ酢』。これは本当に本当にすごい調味料です。
その壺畑を訪ね、株式会社福山こめ酢の大野社長からお話をうかがってきました。

かごしまんまから車でひたすら桜島を取り囲む鹿児島湾岸沿いの道路を進むこと2時間。
福山町に入ると、山の斜面に壺が静置された畑がたくさん現れ、それはそれは穏やかな時間が流れていました。
日当たりの良い山の斜面に並べたアマン壺と呼ばれる独特な形の陶器製の壺に、玄米、米麹、天然ミネラル水だけを仕込み、自然の力で発酵と熟成を重ねる――これが鹿児島の壺造り黒酢です。
一年以上熟成させたものが、福山で昔から“黒酢”と呼ばれてきました。さらに二年以上熟成したものは、より円熟した味わいとして区別されて価格が高いものになっていきます。時間そのものが価値なのです。
かごしまんまの『つぼ酢』は、まさにこの二年以上熟成した黒酢のこと。
あえて黒酢とは名付けずに、壺で仕込む製法をそのまま表した呼び名にして、日常生活に取り入れやすい価格にしています。
壺の中では、ゆっくりと三つの発酵が進みます。麹が玄米のでんぷんを糖に変える「糖化」。酵母が糖をアルコールへと変える「アルコール発酵」。そして酢酸菌がアルコールを酢へと変える「酢酸発酵」。
考え方は日本酒づくりと同じですが、日本酒がアルコール度数を高めるのに対し、酢は約8%程度になるよう配合を整えます。その濃度が酢酸菌にとって最も働きやすいからです。
ワインやチーズが二つの発酵でできるのに対し、福山の酢づくりは一つの壺の中で三段階が自然に完結するという、世界的にも非常に珍しい製法です。
この壺酢造りに欠かせないのがアマン壺。周囲直径およそ40センチ、高さ62センチ、口径14センチほどの陶器の壺です。
古いものは薩摩焼・苗代川焼が今も使われ、100年ほど使用している壺もあり、現在は台湾製や韓国製の壺もあります。
壺は単なる容器ではなく、その独特な形状で発酵を育む小さな工場。黒酢作りにおいて“母”のような存在なのです。
霧島市福山は、三方を山に囲まれて南向きで日当たりがよい斜面が多く、霜の少ない穏やかな土地。江戸時代は、薩摩藩の米が集まり港へと運ばれた歴史を持つ場所です。
良質な玄米と豊かな天然水にも恵まれた、奇跡的な土地なのです。
そうして世界的にも珍しい、壺仕込みの黒酢文化が育まれていきました。
壺酢は仕込みから一年、二年と、年単位で熟成を重ねます。
急がず、焦らず、自然に委ねる。壺の中で、時間が風味を育てていきます。
そうしてできた黒酢は天然アミノ酸を豊富に含んでいます。アミノ酸は、たんぱく質の合成や生命維持に欠かせない成分です。黒酢には必須アミノ酸がすべて含まれているといわれます。そのほか、ミネラルやビタミン、有機酸なども広く、バランスよく含まれています。壺の中で時間をかけて熟成されることで、独特の香りと、まろやかな味わいが生まれます。
しかしスーパーに並ぶ多くの酢は全く違います。温度管理されたタンクで数日から二週間ほどで発酵させ、製品になるまで数か月程度。品質が安定し価格も抑えられる合理的な方法ですが、アミノ酸量もうまみも非常に少ないのです。
実は、福山黒酢のアミノ酸量は、仕込みから一年ほどで最大になってそこからは増加しないことがわかっています。
2年ものと3年もの4年ものとの違いは、コクやまろやかさが違うだけで、飲む上での健康さは全く一緒です。
だからかごしまんまの「手造り 琥珀色の福山つぼ酢」は、ぜひ取り入れていただきたい逸品なのです。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2026年2月後半号

Feb 13. 2026 かごしまんまだより

緊急告知【まるかじり金柑、復活!!】
惜しまれながら辞められた丸山果樹園さんの果樹園を、引き継ごうという生産者さんが現れ、まるかじり金柑が復活しました!
今季は今月末までの販売予定です。お早めにご注文ください。

【小豆が不作で、製餡ひと工夫】
ここ数年の異常気象や温暖化で、多くの雑穀で不作が続いています。
小豆も例外ではありません。2年連続で不作です。
雨不足や高温障害により、受粉率が低下したり、
成長しすぎて倒れてしまったり、未成熟のまま霜にあたって枯れてしまったり。
収穫量は例年の約3分の1。
そのため、原穀の販売もいよいよ休止せざるを得ない状況となりました。
全体的に色づきが薄く、粒あんを炊くと「石豆」と呼ばれる、吸水が遅く、煮ても柔らかくならない硬い豆が多くなりました。
石豆が目立つ粒あんができた日、正直「全部捨ててしまおう」と思いましたが、大海酒販の山下社長から
「捨てるのは、いつでもできる。でも大切な原料で作ったもの。
これを工夫して売っていくのが、我々経営者の仕事だよ。」
その一言が刺さりました。
まずは「訳あり粒あん」として取引先に値引販売することにしました。

そのとき発注を受けていたパン屋さん2件と小売業者さん1件に、理由を説明してサンプルをお渡ししご判断頂くことに。
パン屋さん2件は、こう言ってくださいました。
「多少硬い豆があっても大丈夫。
パンと一緒に食べるから気にならないし、むしろ手作り感があっていいと思う。」
一方、小売業者さんからは、
「味は理解できるが、お客様に説明が伝わるか不安」という理由で、今回は見送りに。
どちらも真摯なご判断。ありがたいご意見でした。
農作物は豊作の年もあれば、不作の年もあります。
小豆は不作の年ほど、石豆や色の薄い豆が増えます。
そして異常気象は今後も続くと言われています。
このままでは、「かのや姫小豆」の品質を安定して届けられない。
事業の存続そのものに関わる問題でした。
石豆を減らす方法を調べ、何度も実験しました。
一晩水に漬けておく
ことや、熱湯にくぐらせること。確かに石豆は減ります。

でも同時に、豆の風味が薄くなる。炊くと豆の皮が破れ、旨みが流れ出る。
「石豆を減らす」と「味を守る」は、両立しないのか・・・。不安を抱えつつ、繰り返し炊き直し。
そうしてたどり着いたのが、低温でじっくり前炊きし、ゆでこぼしをせず、そのまま本炊きへ進む方法。
石豆を大幅に減らしながら小豆本来の濃い味わいを引き出すことに成功しました。
小豆の炊き方は、こんなにも奥深い世界だったのか。
多くの学びを得ることができました。
あのとき、すぐに廃棄しなくてよかった。
背中を押してくれた山下社長にも、パン屋さんにも、
小売業者さんにも、
心から感謝しています。
現在、かごしまんまHPで販売中の「★訳あり商品★ かのや姫小豆の粒あん」は、まさにこの物語を持った商品です。
「それでもいいよ」と選んでくださる方がいることが、私たちの日々の励みとなっております。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2026年2月前半号

Jan 29. 2026 かごしまんまだより

【葛湯万歳】
風邪やインフルエンザが流行る季節。皆さまは、どんなふうに乗り切っていますか?
私は、昔から変わらず「葛湯」です。
薬のように効能を期待するというよりも「あ、今日は少し無理をしたな」「喉の奥が怪しいな」というときに、身体を内側からゆっくり温めて緩めてくれる存在です。
葛湯の原料は、本葛。
漢方薬として知られる葛根湯と同じ、葛の根からつくられます。
けれど、白く美しい本葛になるまでの道のりは、とても“おだやか”とは言えないほどの手間と時間がかかります。
本葛づくりは、山の中に自生する葛を探し、時には人の背丈ほども地中深くに伸びた太い根を掘り起こすところから始まります。そうして採取した葛の根を洗って、砕いて、さらして、沈殿させて……何度も何度も水を替え、不純物を取り除き、ようやく残るのが、あの澄んだ白い澱粉。
気が遠くなるような作業の積み重ねの末に、ようやく「本葛」は生まれます。
ここ、かごしまんまのある大隈半島は、そんな本葛の産地のひとつ。
山に自生する葛を掘り起こして採取するため、もちろん無農薬です。
マグカップ一杯分の葛湯は、とてもシンプル。
・本葛 大さじ1
・水 200g
を鍋に入れ、鍋底が焦げないようにスプーンで静かに混ぜながら火にかけます。
透明だった液体が、ふっと変化して、とろみが出てくる瞬間。何度見ても、少し嬉しくなる瞬間です。
そこに、すりおろした生姜、金柑の甘露煮、はちみつや、お気に入りのジャムを少し。
最近のお気に入りは、金柑の甘露煮を甘味料代わりにして、生姜をガッツリ入れた葛湯。
生姜の辛さに、思わず「スースー、ハーハー」しながら飲み干して、そのまま布団に入ります。
次の日は「あれ?」と思うくらい、体のだるさが抜けていることが多いです。
冷えた体を内側から温め、張りつめていたものを少し緩めてくれる。私はこの季節、葛湯に何度も助けられています。
忙しい日々のなかで、ほんの5分。
自分の身体のために火にかける時間。それ自体が、もう『養生』なのかもしれません。
市販の安い『インスタント葛湯』は、本葛ではなく馬鈴薯澱粉(ジャガイモのでんぷん)が多く入っているニセモノです。
ぜひ『本葛』からつくる葛湯を飲んでみてください。お手頃な大隅産の本葛は、かごしまんま通販にもあります。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2026年1月後半号

Jan 15. 2026 かごしまんまだより

【食は薬である】
いつも「かごしまんまだより」を読んでくださり、ありがとうございます。
「解散を考えている暇はない」と発言してひと月後には衆議院解散を表明した高市首相。
しかし私たちの暮らしを直撃している物価高騰への対策、中国への問題発言、統一教会との癒着や裏金問題、維新の健康保険金不払い問題など、国民が納得できる説明や責任は、何一つ果たされていないように感じます。
そのような状況下、憲法で「戦争の放棄」を掲げている日本が、今なぜ所得税を増やしてまで軍事力を強化していく必要があるのか。国政を止めて解散選挙する必要があるのか。私にはどうしても理解できません。
また、こうした本質的な問題を大きく取り上げない日本のマスコミにも、強い違和感を覚えます。
世の中の空気は、どこか戦前を思わせるような不気味さを帯びてきているように感じます。
この物価高騰に終わりが見えない情勢で、多くの人が少しでも安い食材を求めるのは当然のことです。
けれども、モノの値段には必ず理由があります。安いものには安い理由があるのです。
人工的で“ニセモノ”に近いものほど原料が安価で安定しているので大量生産ができ、安くなります。
本来、食料とは自然の恵みからしか得られないものです。なので人工的につくられたものを口に入れると、身体は正直に反応します。まず舌が「おいしくない」と感じ、次に胃がもたれ、腸はうまく消化吸収できず負担がかかる。
結果として便秘になりやすくなり、全身で拒否反応を起こすこともあります。その代表例がアレルギーです。
日常的に人工物を摂り続けると、負担のかかり続けた部位の細胞が暴走し、がんやさまざまな病気につながることも。
しかし物価高の時代に、添加物や農薬、遺伝子組み換え(GM)を避ける食生活を続けるには、ちょっと工夫が必要です。 それは、買物時に「原材料が多いもの(加工品)」をなるべく避け、「原材料が少ないもの(基礎調味料)」を選び、加工品はできるだけ手作りすること。
具体的には、
避けられる&手作り可能な加工品→ドレッシング、焼肉のタレ、ポン酢、〇〇の素、漬物類、惣菜類等
こだわるべき調味料→塩、粗糖、酢、醤油、味噌、油類、料理酒類、その他各国の調味料類、スパイス類など
あると便利な常備品→にんにく、生姜、ごま、海苔、梅干し、季節ごとの香味野菜(ミョウガやゆず等)
ドレッシングや焼肉のタレなど実際に作ってみると、意外なほど簡単で、そして加工品がいかに高いかに気づきます。
加工品には、手間賃、容器代、パッケージデザイン料、送料、広告宣伝費まで含まれています。それを激安商品にするためには少しでも原料コストを下げ、少しでも売りやすくするために、人工物や薬まみれの原料や製造方法にならざるを得ません。
しかしできるだけ自分で手作りするようにすれば、安心できる材料で、しかも結果的に安く済むことも少なくありません。
こんな時代だからこそ、よりいっそう工夫して日々の食卓から、自分と家族の身体を守る選択をしていきたいものですね。

すい臓がんのため56歳で生涯を閉じたスティーブジョブズが、最期に残した五カ条の一つをここに紹介いたします。
「食事を薬と思って食べること。でないと薬を食事のように摂らなければならなくなる。」

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2026年1月前半号

Jan 9. 2026 かごしまんまだより

【今年もよろしくお願いします】
新年おめでとうございます。
いつも「かごしまんまだより」を読んでくださり、ありがとうございます。
かごしまんまは2011年から、放射能、食品添加物、農薬、遺伝子組み換え(GM)等をできるだけ避けるという視点で、食材の提案や情報発信を続けてきました。
一方で、長引く経済不況と異常な物価高で少し疲れを感じてきたところでした。
そんな新年を迎えたばかりの1月6日。スーパーハルタさんの社長から突然お電話をいただきました。
「在来種の小豆を扱っているなんて素晴らしい!在来種は絶対守らなきゃ。ぜひ鏡開きの1月11日に、うちの店頭でぜんざいの実演販売をしてみませんか?」
ええっ!?11日って、あと5日しかないじゃないですか、マジですか?と私はあまりに驚いて笑っちゃいましたが、社長さんのその熱意あふれるお誘いで、お受けすることにしました。
次の日。さっそく営業許可の手続きのためにテント一式を持って鹿児島市の保健所へ行き、その帰りに初めてスーパーハルタさんを訪れました。
実は社長からお電話をいただくまで、私はスーパーハルタさんのことを全く知りませんでした。
スーパーハルタさんは、鹿児島市天文館にある地域密着型の食品スーパーで、地元の食文化と生産者を大切にしていることで知られています。店内には無添加や無農薬、素材を大切にした商品が多く並んでおり、でも一般的な商品もたくさんあって、オーガニック専門スーパーとも違う、とても面白い雰囲気でした。
特に印象に残ったのは、商品ひとつひとつに添えられた説明書きです。
原材料のこと、作り手のこと、なぜこの商品を扱っているのか。その背景まで含めて丁寧に書かれていて、読み進めるうちに『かごしまんまの商品ページ』を見ているような感覚にさえなりました。
店内放送も振り切っていて、久しぶりに居場所を見つけたようなホッとするような感覚になりました。
「マーガリンや植物油脂、アミノ酸を一切使用せず、バターやミネラル豊富な粗糖を使っています。本物を使うと、本当においしいんです。安心して食べられるシチューはいかがでしょうか。」
こんな店内放送、初めて聞きました笑。まるでかごしまんまだよりを音読しているかのような内容でした笑。
足を止めて聞いているお客さんや、熱心に商品の説明書を読むお客さんも結構いて感動しました。
興味がグングン湧いてきて、帰宅後はスーパーハルタさんのInstagramをじっくり拝見しました。
そこには、添加物や農薬、遺伝子組み換えに対する考えを率直に語る動画や、ひとつひとつの商品を丁寧に紹介する投稿が並んでいました。驚いたのはフォロワー数でなんと10.5万人。この日本でまだ10万以上もの人々が添加物や農薬や遺伝子組み換え問題に関心を持っているのだ、と元気出ました。
身体に入るものは安全性を考えて丁寧に選ぶこと。本物を使えば美味しいという、あたりまえの価値観。
それが堂々と日常の価値観として店内に満ちていること、そこに大切な何かを思い出すことができました。
食を通して、日々の暮らしに寄り添っていきたいとあらためて決意した出来事でした。
2026年も皆さまの冷蔵庫と食卓、そしておうち時間が、安心と幸せで満たされますように。
今年も変わらず同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2025年12月後半号

Dec 19. 2025 かごしまんまだより

【今年も一年、本当にありがとうございました】
異常とも言えるほど物価が上がり続けた一年でした。
そんな中でも、変わらずかごしまんまの商品を選び続けてくださったことに、心から感謝しています。
正直に申し上げて、売上は落ち込み続け、厳しい時間が長く続きました。
それでも、商品と一緒に届く感謝や応援のメッセージに何度も救われ、力を頂きました。本当にありがとうございます。
今年は、社会の空気についても多く考えさせられました。
特に「中国人が嫌い」「中国人は出ていけ」といった言葉が、今や平然と使われていることに、強い違和感を覚えます。
確かに、マナーや価値観の違いに戸惑うことはあります。
日本の常識とは合わず、理解しづらいと感じる場面もあるでしょう。
ただ、それを理由に国や人をひとまとめにして否定することが、正しいとは思えません。

日本人も海外では『何を考えているのかわかりにくい』『自己主張が弱い』『議論ができない』といった特徴を、日本人全体のこととして語られることがあります。
どの国にも、さまざまな人がいて、良い面も、そうでない面もある。
違いを理解しようとする努力を手放したとき、分断は簡単に広がってしまいます。
日中関係についても、今の日本全体の空気感には強い危機感を覚えています。
「対話が重要」と言いながら、実際の行動は中国を遠ざけ、避け続けているように見える高市政権。
国際会議への対応や、特定の国を排除しようとする動きは、対話とは正反対です。
問題となった発言について、きちんと説明し、撤回や謝罪をすれば済むことなのではないか。
多くの国が、そう感じているのではないでしょうか。
国際社会からの信頼を失いつつあることは、円安の加速にも表れているように思います。
それでも現実を認めず、軍事力の拡大や「核保持が必要だ」といった発言まで出てくる。
そうした現政権の動きは、戦前の空気と重なって見え、強い不安を覚えます。
来年は、この閉塞した空気が少しずつ澄んでいきますように。
どうぞ、ゆっくりと優しい時間が流れるお正月になりますように。
今年一年、本当にありがとうございました。
皆さまの冷蔵庫と食卓、そしておうち時間が、安心と幸せで満たされますように。
変わらず同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2025年12月前半号

Dec 5. 2025 かごしまんまだより

【ついに出会いました!九州産無添加おせちセット販売します!!】
九州産無添加のおせちセットを10年以上探し続け、ほぼ諦めていました。
しかし先日参加した『FOOD STYLE 九州2025』という商談会で、ついに出会いました!
大分県豊後高田市のお母さんたちが、地元の素材を中心に無添加手作りした”安心のおせち”です。

■九州産✕無添加✕手作り
具材の約90%が大分県国東半島産、使用する調味料は無添加、きび糖使用(白糖不使用)、化学調味料不使用など、身体にやさしい素材だけを使って丁寧に仕上げています。
「こんなに安心できるおせち、今まであったでしょうか!!」と声を大にして言いたいほどのこだわりです。
※昆布や干など九州産では入手困難な国産素材が一部入ります。また調味料は九州産ではないものもあります(醤油はフンドーキン、味噌は大分県産です)。ご理解ください。

■ 個包装&長期常温保存がうれしい
それぞれの具材を真空・殺菌加工し、ひとつひとつ個包装しているので常温で長期保存が可能。
お正月のオードブルとしてはもちろん、食べたい分だけ開封しておかずにプラスして楽しめます。

■ 2つのセットをご用意
1~2人向けセットと3~4人向けセットの2つをご用意しました。
予算や人数に合わせて選べるのも嬉しいポイント。
産地直送のため他の商品の同梱不可ですが“九州産の安心おせち”をそのままお届けできます。
ご注文は12月19日13時の締切ですが、手作りのため注文数によっては受付終了が早まります。
お早めのご注文をお願いします。
先週の商談会で商品採用が決まったため、商品ページに画像や原材料表示が追い付いていません。
またおせちをつくっているお母さんたちがデジタルに疎いので、この先も素敵な画像をいただけそうにありません笑。同封のチラシもご参考にされてください。

今年の12月は『吉開のかまぼこ』も毎週楽しめます。
恒例『九州産小麦のかごしまんまシュトーレン』や『熊本県産ヒヨクモチの手づくり丸餅』もありますよ。
今年一年を締めくくる食卓に、九州の恵みが詰まったやさしい無添加食材をどうぞお楽しみください。

皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。
同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2025年11月後半号

Nov 13. 2025 かごしまんまだより

【里山の栄養カプセルむかご】
秋の里山では、自然薯(じねんじょ:山芋の原生種の一種)の枯れかけたツルから小さなまんまるい粒が顔を出しています。
自然薯の主役は地中の芋ですが、むかごは地上のツルの途中にできる“空にできる芋”。
やがて自然と地上に落ちて、タネとなって新たな命になります。
採れる期間はごくわずか。
小豆ほどの大きさで個性のない淡白な味ですが、その一粒に秋の生命力がぎゅっと詰まっています。
この時期、自然薯畑でだけ採れる“旬の贈りもの”を、野菜セットに少しだけお入れします。
(単品でも[旬の地場産野菜・果物]カテゴリで販売しております。ぜひぜひお試しください)

むかごが“栄養カプセル”と呼ばれる理由
小さな姿からは想像できないほど、むかごには豊富な栄養が含まれています。
中医学では「零余子(れいよし)」と呼ばれ、胃腸や腎をやさしく補い、体の内側から元気を整える“養生食”。
 ・たんぱく質……体力の土台づくりに
 ・カリウム……むくみの予防・巡りのサポート
 ・マグネシウム……神経や筋肉の調整役
 ・鉄分……貧血予防、女性にうれしい栄養
 ・ビタミンB群……代謝アップ・疲労回復
 ・ムチン……胃腸保護、免疫サポートがある“山芋のチカラ”
季節の変わり目にこそ嬉しい、まさに『里山の栄養カプセル』です。
食卓で感じる秋 ― むかごの簡単レシピ3選(クセもなく皮ごとそのまま食べられます)
塩ゆで 2,3分ゆでて塩をふるだけ。ほんのり甘く、ほくほく食感。きゅうりやレタスと和えても。
むかごご飯 お米に混ぜて炊くだけ。秋の香りが広がる素朴なご馳走に。
素揚げ・バター炒め 塩胡椒や乾燥バジルをかけて。おつまみやおかずに秋のアクセントを。
昔、里山の子どもたちはツルをたどってむかごを探し、ポケットいっぱいに集めて家へ持ち帰ったそうです。
そんな“山の時間”を、現代の食卓にそっとお届けします。
『旬のスイッチ』を身体に入れてくれる小さな秋の味。
里山の息吹を感じながら、元気な一週間をお過ごしください。
皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江