2026年1月前半号

Jan 9. 2026 かごしまんまだより

【今年もよろしくお願いします】
新年おめでとうございます。
いつも「かごしまんまだより」を読んでくださり、ありがとうございます。
かごしまんまは2011年から、放射能、食品添加物、農薬、遺伝子組み換え(GM)等をできるだけ避けるという視点で、食材の提案や情報発信を続けてきました。
一方で、長引く経済不況と異常な物価高で少し疲れを感じてきたところでした。
そんな新年を迎えたばかりの1月6日。スーパーハルタさんの社長から突然お電話をいただきました。
「在来種の小豆を扱っているなんて素晴らしい!在来種は絶対守らなきゃ。ぜひ鏡開きの1月11日に、うちの店頭でぜんざいの実演販売をしてみませんか?」
ええっ!?11日って、あと5日しかないじゃないですか、マジですか?と私はあまりに驚いて笑っちゃいましたが、社長さんのその熱意あふれるお誘いで、お受けすることにしました。
次の日。さっそく営業許可の手続きのためにテント一式を持って鹿児島市の保健所へ行き、その帰りに初めてスーパーハルタさんを訪れました。
実は社長からお電話をいただくまで、私はスーパーハルタさんのことを全く知りませんでした。
スーパーハルタさんは、鹿児島市天文館にある地域密着型の食品スーパーで、地元の食文化と生産者を大切にしていることで知られています。店内には無添加や無農薬、素材を大切にした商品が多く並んでおり、でも一般的な商品もたくさんあって、オーガニック専門スーパーとも違う、とても面白い雰囲気でした。
特に印象に残ったのは、商品ひとつひとつに添えられた説明書きです。
原材料のこと、作り手のこと、なぜこの商品を扱っているのか。その背景まで含めて丁寧に書かれていて、読み進めるうちに『かごしまんまの商品ページ』を見ているような感覚にさえなりました。
店内放送も振り切っていて、久しぶりに居場所を見つけたようなホッとするような感覚になりました。
「マーガリンや植物油脂、アミノ酸を一切使用せず、バターやミネラル豊富な粗糖を使っています。本物を使うと、本当においしいんです。安心して食べられるシチューはいかがでしょうか。」
こんな店内放送、初めて聞きました笑。まるでかごしまんまだよりを音読しているかのような内容でした笑。
足を止めて聞いているお客さんや、熱心に商品の説明書を読むお客さんも結構いて感動しました。
興味がグングン湧いてきて、帰宅後はスーパーハルタさんのInstagramをじっくり拝見しました。
そこには、添加物や農薬、遺伝子組み換えに対する考えを率直に語る動画や、ひとつひとつの商品を丁寧に紹介する投稿が並んでいました。驚いたのはフォロワー数でなんと10.5万人。この日本でまだ10万以上もの人々が添加物や農薬や遺伝子組み換え問題に関心を持っているのだ、と元気出ました。
身体に入るものは安全性を考えて丁寧に選ぶこと。本物を使えば美味しいという、あたりまえの価値観。
それが堂々と日常の価値観として店内に満ちていること、そこに大切な何かを思い出すことができました。
食を通して、日々の暮らしに寄り添っていきたいとあらためて決意した出来事でした。
2026年も皆さまの冷蔵庫と食卓、そしておうち時間が、安心と幸せで満たされますように。
今年も変わらず同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江