2026年1月後半号

Jan 15. 2026 かごしまんまだより

【食は薬である】
いつも「かごしまんまだより」を読んでくださり、ありがとうございます。
「解散を考えている暇はない」と発言してひと月後には衆議院解散を表明した高市首相。
しかし私たちの暮らしを直撃している物価高騰への対策、中国への問題発言、統一教会との癒着や裏金問題、維新の健康保険金不払い問題など、国民が納得できる説明や責任は、何一つ果たされていないように感じます。
そのような状況下、憲法で「戦争の放棄」を掲げている日本が、今なぜ所得税を増やしてまで軍事力を強化していく必要があるのか。国政を止めて解散選挙する必要があるのか。私にはどうしても理解できません。
また、こうした本質的な問題を大きく取り上げない日本のマスコミにも、強い違和感を覚えます。
世の中の空気は、どこか戦前を思わせるような不気味さを帯びてきているように感じます。
この物価高騰に終わりが見えない情勢で、多くの人が少しでも安い食材を求めるのは当然のことです。
けれども、モノの値段には必ず理由があります。安いものには安い理由があるのです。
人工的で“ニセモノ”に近いものほど原料が安価で安定しているので大量生産ができ、安くなります。
本来、食料とは自然の恵みからしか得られないものです。なので人工的につくられたものを口に入れると、身体は正直に反応します。まず舌が「おいしくない」と感じ、次に胃がもたれ、腸はうまく消化吸収できず負担がかかる。
結果として便秘になりやすくなり、全身で拒否反応を起こすこともあります。その代表例がアレルギーです。
日常的に人工物を摂り続けると、負担のかかり続けた部位の細胞が暴走し、がんやさまざまな病気につながることも。
しかし物価高の時代に、添加物や農薬、遺伝子組み換え(GM)を避ける食生活を続けるには、ちょっと工夫が必要です。 それは、買物時に「原材料が多いもの(加工品)」をなるべく避け、「原材料が少ないもの(基礎調味料)」を選び、加工品はできるだけ手作りすること。
具体的には、
避けられる&手作り可能な加工品→ドレッシング、焼肉のタレ、ポン酢、〇〇の素、漬物類、惣菜類等
こだわるべき調味料→塩、粗糖、酢、醤油、味噌、油類、料理酒類、その他各国の調味料類、スパイス類など
あると便利な常備品→にんにく、生姜、ごま、海苔、梅干し、季節ごとの香味野菜(ミョウガやゆず等)
ドレッシングや焼肉のタレなど実際に作ってみると、意外なほど簡単で、そして加工品がいかに高いかに気づきます。
加工品には、手間賃、容器代、パッケージデザイン料、送料、広告宣伝費まで含まれています。それを激安商品にするためには少しでも原料コストを下げ、少しでも売りやすくするために、人工物や薬まみれの原料や製造方法にならざるを得ません。
しかしできるだけ自分で手作りするようにすれば、安心できる材料で、しかも結果的に安く済むことも少なくありません。
こんな時代だからこそ、よりいっそう工夫して日々の食卓から、自分と家族の身体を守る選択をしていきたいものですね。

すい臓がんのため56歳で生涯を閉じたスティーブジョブズが、最期に残した五カ条の一つをここに紹介いたします。
「食事を薬と思って食べること。でないと薬を食事のように摂らなければならなくなる。」

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江