緊急告知【まるかじり金柑、復活!!】
惜しまれながら辞められた丸山果樹園さんの果樹園を、引き継ごうという生産者さんが現れ、まるかじり金柑が復活しました!
今季は今月末までの販売予定です。お早めにご注文ください。
【小豆が不作で、製餡ひと工夫】
ここ数年の異常気象や温暖化で、多くの雑穀で不作が続いています。
小豆も例外ではありません。2年連続で不作です。
雨不足や高温障害により、受粉率が低下したり、
成長しすぎて倒れてしまったり、未成熟のまま霜にあたって枯れてしまったり。
収穫量は例年の約3分の1。
そのため、原穀の販売もいよいよ休止せざるを得ない状況となりました。
全体的に色づきが薄く、粒あんを炊くと「石豆」と呼ばれる、吸水が遅く、煮ても柔らかくならない硬い豆が多くなりました。
石豆が目立つ粒あんができた日、正直「全部捨ててしまおう」と思いましたが、大海酒販の山下社長から
「捨てるのは、いつでもできる。でも大切な原料で作ったもの。
これを工夫して売っていくのが、我々経営者の仕事だよ。」
その一言が刺さりました。
まずは「訳あり粒あん」として取引先に値引販売することにしました。
そのとき発注を受けていたパン屋さん2件と小売業者さん1件に、理由を説明してサンプルをお渡ししご判断頂くことに。
パン屋さん2件は、こう言ってくださいました。
「多少硬い豆があっても大丈夫。
パンと一緒に食べるから気にならないし、むしろ手作り感があっていいと思う。」
一方、小売業者さんからは、
「味は理解できるが、お客様に説明が伝わるか不安」という理由で、今回は見送りに。
どちらも真摯なご判断。ありがたいご意見でした。
農作物は豊作の年もあれば、不作の年もあります。
小豆は不作の年ほど、石豆や色の薄い豆が増えます。
そして異常気象は今後も続くと言われています。
このままでは、「かのや姫小豆」の品質を安定して届けられない。
事業の存続そのものに関わる問題でした。
石豆を減らす方法を調べ、何度も実験しました。
一晩水に漬けておく
ことや、熱湯にくぐらせること。確かに石豆は減ります。
でも同時に、豆の風味が薄くなる。炊くと豆の皮が破れ、旨みが流れ出る。
「石豆を減らす」と「味を守る」は、両立しないのか・・・。不安を抱えつつ、繰り返し炊き直し。
そうしてたどり着いたのが、低温でじっくり前炊きし、ゆでこぼしをせず、そのまま本炊きへ進む方法。
石豆を大幅に減らしながら小豆本来の濃い味わいを引き出すことに成功しました。
小豆の炊き方は、こんなにも奥深い世界だったのか。
多くの学びを得ることができました。
あのとき、すぐに廃棄しなくてよかった。
背中を押してくれた山下社長にも、パン屋さんにも、
小売業者さんにも、
心から感謝しています。
現在、かごしまんまHPで販売中の「★訳あり商品★ かのや姫小豆の粒あん」は、まさにこの物語を持った商品です。
「それでもいいよ」と選んでくださる方がいることが、私たちの日々の励みとなっております。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。