かごしまんまだより

平成28年5月13日

May 12. 2016 かごしまんまだより

この度の熊本・大分を中心とした大地震により被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。
商品は無事に届きましたでしょうか。
食材・野菜の傷み、凍結等ございましたらできるだけご到着日にご連絡下さいますようお願い申し上げます。
また震災の影響で、引き続き商品の欠品やお届けの遅延があります事をご理解くださいますようお願い申し上げます。

【かごしまんま災害等支援活動基金・活動報告(4月23日24日編)】
初めて支援活動、しかもまだ鹿屋市や熊本市の社会福祉協議会(ボランティアセンター)もインターネットも情報が少なくて事前のニーズがつかめず、とにかく行ってみるしかなく水や食材をワゴン車のノア君に積めるだけ積んで出発しました。ノア君のサスペンションは心配なほど下がり、タイヤがとても重そうでした。鹿児島から熊本へ入り、八代市あたりから屋根にブルーシートが被せられた家がぽつぽつ見られ、熊本市内では被害がない(ように見える)家屋のすぐ隣に全壊した家屋がある、そんな状況がたくさんありました。新しい家は(外観から見て)比較的被害がないように見えました。これは阪神大震災や姉歯事件等による建築基準法の改正で耐震基準や構造計算が厳しくなった事が影響していると思われます。このように熊本市内では日常生活を送れる人もいれば避難生活を余儀なくされている方々もいて、街全体が混沌とした空気感で、でもなんとか活気を取り戻しつつあるようでした。
そんななか、朝の9時前に熊本市の熊本北高校に到着。避難所になっていた体育館で取り仕切っていたベテランボランティアのみゆきさんという方に必要な物資を聞いてそれらをノア君から下ろしました。子供達が多い避難所だったので、ぬりえや折り紙、マドレーヌやパンは大変喜ばれました。電池も需要がありました。そこで炊き出しなどボランティアをしていた高校生も荷下ろしを手伝ってくれました。しかし水やトイレットペーパーやおむつ・生理用品は市から配給され始めており、それよりも「水ではなくコーヒーやミルクティーや昆布茶やスープ類などのお湯を入れてすぐ飲める嗜好品が足りない」とのことでした。そしてそこですれ違った公的な方々の鋭い視線はなんだろうな、と思いながら熊本北高校を離れました。さてここからが大変でした。どこの避難所に行っても公的な方々がいてきっぱりと支援を断られ続けました。合志市へと移動しても同じでした。やっと支援物資を受け取ってもらえたところは熊本市の御幸小学校という避難所で、既に夕方になっていました。そこには熊本市の公的な方々はおらず、神戸市の公的な方々がきりもりしておられました。そして他の避難所とは違って驚くほどあっさり支援物資を受け取ってもらえました。推察するに、神戸市はあの大震災を経験してこられたので私共のような飛び込みボランティアをも受け入れる懐と余裕があったのだと思います。そして熊本市の公的な方々は、上からの指令で飛び込みの支援物資は断るよう指示されていたのだと思います。事実、熊本市役所などは支援物資があふれて飽和状態で受け入れ不可能な状態でした(4月23日24日の時点)。熊本北高校ですれ違った公的な方々の鋭い視線の意味が理解できました。
ようやくノア君のサスペンションが平常に戻りました。23日はへとへとに疲れたので知人宅に1泊し、24日の朝、みゆきさんにリクエストされていた『お湯でサッと溶かす嗜好飲料類』をたくさん買い込み熊本北高校へ向かいました。みゆきさんにはハグされ、避難所の皆さんも歓声を上げて喜んでくださいましたヨ。

【かごしまんま災害等支援活動基金・活動報告(5月3日4日編)】
5月3日はあらかじめ前回知り合ったベテランボランティアのみゆきさんと連絡を取り、益城町の木山サテライト(文化会館駐車場のこと)へ向かいました。熊本市内と違い、益城町は特にこの文化会館周辺が壊滅的な状況でした。古い新しい関係なく、360度どこを見渡しても無事な家が1軒もありませんでした。木山周辺は、耐震構造とかへったくれもなく大地ごとうねった感じでした。あまりの過酷なその状況に涙が出ました。木山サテライトはそこでテントを張って生活しながら倒壊した家屋から家人の大切なものを運び出したりブルーシートをかけたりする重労働をしているベテランボランティアさんたちの基地でした。日本財団が支援をしているので重機やテントや自転車等あらゆる道具がありましたが、食事は各々で皆さん毎日パンとかカップラーメンでしのいでいるとのことでした。
そこへ炊き出しの準備と不足しているブルーシートとロープを持って私共は向かったのでした。
到着してすぐノア君の後ろのドアを開けると「ブルーシートとロープ、来ました~っ!!」「イヤッホーッ!!」と歓声が上がりました。そして疲れを見せずに皆さんでブルーシートをバケツリレーで運んでくれて、炊き出しまで手伝ってくれる方もいました。
5月3日の夕ご飯は『やごろう豚とかごしまんま野菜の焼きそば』で、4日の朝に『やごろう豚汁と鉄鍋でつくるあったかい白飯』をつくりました。両食とも印象的だったのは「麺はいらない肉や野菜が欲しい」とか「ご飯はいらない、豚汁が欲しい」とかいう声が多かったことでした。いかに過酷な重労働をしていかに栄養不足の食事しかとれてないかがわかる言葉でした。でもさすが皆さんベテランボランティア、30人ほどの集団だったのですが皆お互いを常に気遣って、炊き出しも全員にいきわたるよう、少な目にとったりおかわりを遠慮したりしていました。在日の外国人ボランティアも多く、「ミソスープ、ホントオイシイデス」と笑顔で言ってくれました。
ボランティアの方々への支援も、被災地での大切な大切な支援活動であると実感しました。

2回支援活動をしてみて思った事は、「個人では決してこのような支援活動はできなかったな」という一言に尽きます。
まず金銭面。今回、現地のニーズであるブルーシートは家を覆うほどの大きなもの(5間×5間以上)なので1枚で約1万円。10枚買っただけで10万円が飛んでいきます。金銭面での負担が大きく、これは皆さんの支援がなければできませんでした。次に体力面。ものを運ぶ作業が多くかなり疲労します。当初は「日帰りで」と考えたりもしていましたが、体力を回復させるために宿泊しないと厳しいです。過酷な状況に精神面も強さを求められると思います。非常時なので荒々しい場面もあり、精神的なタフさが必要だと感じました。そして私のような子持ちが支援活動するには、小さな子供を預けられる人と場所が必要です。幸い私には母(おババ)がいるのでとても助かりました。おババがいるから安心して活動できました。たくさんの支援物資を運ぶ広い荷室の車両も必要です。これも父がノア君を形見として残してくれたので助かりました。また、帰宅すると今度は支援活動(炊き出し)に使った大きな鍋やカセットコンロ数台等の道具の保管場所も必要になりました。
支援活動にはこのように、金銭面・体力面・精神面・子供を預けられる人・荷室が広い車両・物資・資材の保管場所
があってこそ、できることなのだと痛感しました。
みゆきさんや木山サテライトで出逢ったベテランボランティアの方々はそれをナチュラルに自然体でこなしていてしかも笑顔を絶やしません。本当にすごいな、と思いました。でもきっとその笑顔の奥には、数々の修羅場を乗り越えてきた人間だけが持つ真の強さがあるのだろうと。
最初は「配送が止まっている熊本市内のお客さんに商品を直接届けよう」というところからはじまって、皆さんに背中を押されてあれよあれよという間に支援活動することになって。そして皆さんのおかげで貴重な体験をさせて頂きました。心から感謝するとともに、いっそう襟を正して会社の方も運営して、かつ、皆さんから預かった大切な支援金を胸に、引き続き継続して支援活動をしていきます。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

■■■支援金の送金先■■■(決して無理のないようお願いします。主旨詳細はHPをご覧ください)
『かごしまんま災害等支援活動基金』
ゆうちょ銀行口座  記号17840  番号30541631
ゆうちょ銀行以外の銀行から送金する場合は以下をご入力ください。
ゆうちょ銀行  店名 七八八  店番 788  預金種目 普通預金   口座番号 3054163

Edit by 山下 理江

平成28年4月26日27日

Apr 25. 2016 かごしまんまだより

この度の熊本・大分を中心とした大地震により被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。
【かごしまんま災害等支援活動設立基金設立・活動スタート】
地震直後は最初は数件のメールでした。
「かごしまんまさん・生産者の皆さんは今回の地震大丈夫でしたか。もし被災地への支援活動をされる場合は微力ながらご協力させてください」という文面。
直近で熊本市内のお客様のご注文があり「まずは一番必要なこのお客様にご注文の品を届けることが支援の一歩だ」と考えて配送麻痺している熊本市内へ自らすぐに行くことにしました。しかしあまりに続く余震にそのお客様は熊本県外へ避難することに。そこで熊本行き日程を土日の23・24日に変更し、ゆとりの日程で水や食材などの支援物資を直接被災地へ運ぶことにしました。その旨ツイートしたところ「ぜひ募金させてほしい」というお声の思わぬ大きな反響があり、急遽、株式会社かごしまんまとは別に収支を明確にするため【かごしまんま災害等支援活動基金】として団体を設立しました。設立といいましても『規約』を作成してゆうちょ銀行口座を開設しただけです。それをツイートしただけなのにたった3日間で80名強の方々から合計約50万円ほどの金額と応援のメッセージをお預かりしました。まだ増え続けています。かごしまんまへの、あまりのご信頼とご期待の大きさにスタッフ一同びっくりし、そして感動しております。多くの皆様にこんなにも支えられていたんだと改めて実感しました。
地震の影響の対応と処理が山積みで、個々にお礼やお返事できず、本当にすみません。そして心から感謝します。
活動報告はゴールデンウィーク明けに致します。ここに宣誓します。
【かごしまんま災害等支援活動基金】は、なるべく直接行動して直接被災者に届く支援をできるだけ目指す団体です。
送金して頂いた方々のお気持ちを裏切らぬよう、活動内容を随時ツイートし、年度末(3月)または支援終了時には収支報告書をブログにて掲載いたします。応援してくださる方全員が団員です。正しい目で監視していてください。
初めてこのような活動をしますので現地に迷惑をかけることなくかつ二次災害に遭わないよう、決して「無理せずできる範囲で」を心掛け継続して活動します。また、本業である株式会社かごしまんまの業務遂行を優先して行います。
これは311で日本全体が被災して以降、弊社には安全な食の供給を担う使命がまず第一にあると考えるからです。
設立の理念もそうであり揺らぐことはありません。
ゆえにこの活動は歯がゆく感じられることもあるかもしれません。どうぞご遠慮なくご指導・アドバイス・ご要望・情報等(できればメールにて)お寄せくださいますようよろしくお願いします。
なお、ご送金くださった方のメールアドレス等はこちらでは把握できませんので、個々にお礼やご報告ののご連絡等はできかねます。最新情報はかごしまんまのツイート(@kagoshimamma)をご覧くださいますようお願いします。
金額が集まればできることも違ってきます。これからも引き続き多くの皆様からの「少しづつ」の支援お待ちします。
■■■支援金の送金先■■■
『かごしまんま災害等支援活動基金』
ゆうちょ銀行口座  記号17840  番号30541631
ゆうちょ銀行以外の銀行から送金する場合は以下をご入力ください。
ゆうちょ銀行  店名 七八八  店番 788  預金種目 普通預金   口座番号 3054163

【ゴールデンウィーク前後の発送日と締切につきまして】
4月28日~5月9日迄、発送はありません。 5月10日11日発送のご注文締切は4月27日13時です。
震災の影響で、商品の欠品やお届けの遅延があります事をご理解くださいますようお願い申し上げます。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年4月19日

Apr 19. 2016 かごしまんまだより

この度の大地震により被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。
【かごしまんま災害等支援活動設立基金設立・活動スタートします】
地震直後は最初は数件のメールでした。
「かごしまんまさん・生産者の皆さんは今回の地震大丈夫でしたか。もし熊本など被災地への支援活動をされる場合は微力ながらご協力させてください」という文面。
直近で熊本市内のお客様のご注文があり「まずは一番必要なこのお客様にご注文の品を届けることが支援の一歩だ」と考えて配送麻痺している熊本市内へ自らすぐに行くことにしました。しかしあまりに続く余震にそのお客様は熊本県外へ避難することになりました。そこで熊本行き日程を土日の23・24日に変更し、ゆとりの日程にして水や食材などの支援物資を直接被災地へ運ぶことにしました。その旨をツイートしたところ「ぜひ募金させてほしい」というお声の思わぬ大きな反響があり、急遽、株式会社かごしまんまとは別に収支を明確にするため【かごしまんま災害等支援活動基金】として団体を設立しました。設立といいましても『規約』を作成してゆうちょ銀行口座を開設しただけです。それをツイートしただけなのにたった3日間で80名強の方々から合計約50万円ほどの金額と応援のメッセージをお預かりしました。まだ増え続けています。かごしまんまへの、あまりのご信頼とご期待の大きさにスタッフ一同びっくりし、そして感動しております。多くの皆様にこんなにも支えられていたんだと改めて実感しました。
地震の影響の対応と処理が山積みで、個々にお礼やお返事できず、本当にすみません。
ここに宣誓します。
【かごしまんま災害等支援活動基金】は、なるべく直接行動して直接被災者に届く支援をできるだけ目指す団体です。
送金して頂いた方々のお気持ちを裏切らぬよう、活動内容を随時ツイートし、年度末(3月)または支援終了時には収支報告書をブログにて掲載いたします。
初めてこのような活動をしますので現地に迷惑をかけることなくかつ二次災害に遭わないよう、決して「無理せずできる範囲で」心掛け、継続して活動します。また、本業である株式会社かごしまんまの業務遂行を優先して行います。
これは、311で日本全体が被災して以降、弊社には安全な食の供給を担う使命がまず第一にあると考えるからです。
設立の理念もそうであり揺らぐことはありません。
ゆえにこの活動は歯がゆく感じられることもあるかもしれません。どうぞご遠慮なくご指導・アドバイス・ご要望・情報等(できればメールにて)お寄せくださいますようよろしくお願いします。
なお、ご送金くださった方の個人情報(メールアドレス等)はこちらでは把握できませんのでお礼のご連絡等はできかねます。最新情報はかごしまんまのツイート(@kagoshimamma)をご覧くださいますようお願いします。
ご送金・メールくださった方の個人情報は守秘義務として固く保護することも併せてここに表明いたします。
■■■支援金の送金先■■■
『かごしまんま災害等支援活動基金』
ゆうちょ銀行口座  記号17840  番号30541631
ゆうちょ銀行以外の銀行から送金する場合は以下をご入力ください。
ゆうちょ銀行  店名 七八八  店番 788  預金種目 普通預金   口座番号 3054163

【ゴールデンウィーク前後の発送日と締切につきまして】
4月28日~5月8日迄、発送はありません。 5月10日11日発送のご注文締切は4月27日13時です。
震災の影響で、商品のお届けには通常よりも日数がかかります事をご理解くださいますようお願い申し上げます。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年4月8日

Apr 7. 2016 かごしまんまだより

【田んぼに水が張られました】
普通のお米は6月に田植えして10月に収穫しますが、早期米は4月に田植えして8月に収穫します。
温暖な気候の鹿児島では、早期米をつくる生産者さんが多くいます。今はちょうど早期米の田植えシーズン。どこから来るのかそれまでおとなしかったカエルさんたちも大喜びで大合唱です。
早期米は、まだ虫の少ない時期に田植えしますので農薬の量を抑えることができますが、時期をずらして不自然な分やはり味は普通米よりちょっと落ちます。
このように野菜というのは栽培方法が千差万別でそれぞれメリット・デメリットがあります。
例えば無農薬・自然栽培ですと自然で安心な野菜ができますが、旬が限定されて一気にできて一気になくなりますし病原菌や自然災害にも弱く一気に全滅します。ハウス栽培は旬が限定されなくなりますが、野菜本来の味が弱くて薄い味になりがち。農薬・化学肥料を使用する慣行栽培は、生産者さんの労力負担が少なくて野菜の見た目がきれいで形も大きさも揃った野菜ができますが、安心ではありません。やっぱり農業って奥が深いなあ、とカエルの大合唱を聴きながら感慨深く思ったりしていました。

【ゴールデンウィーク前後の発送日と締切につきまして】
GWは各生産者も休業になり連絡が取れなくなります。このため発送日や締切も通常とは異なります。
4月28日~5月8日迄、発送はありません。
5月10日11日発送のご注文締切は4月27日13時です。
連休前の4月26日27日発送と連休後の10日11日発送はご注文が大変多い為、通常よりも遅れて到着する可能性がございます。ご理解ご協力お願いします。
かごしまんまは実店舗がなく完全受注販売なので、締切後の追加変更やキャンセルはお受けできません。
ご注意くださいませ。

【6月から水曜発送の廃止、新ホームページ・新システムに変更になります】
注文しやすく、追加変更しやすく、わかりやすいシステムを作成中です。
6月から変更になる予定です。新システムに移行する際、パスワードの設定し直しなどお願いすると思います。
また業務効率化の見直しにより、誠に申し訳ございませんが6月から水曜日発送は基本的に廃止になります。
どうぞよろしくお願いします。
発送日や締切などが一目でわかるかごしまんまカレンダーをただいま作成中です。完成次第、納品書と同梱してお配りいたしますね。

今回の訴訟で川内原発の稼働停止はかなわず、とてもとても残念で悲しいです。川内原発で事故が起こったら日本の食はどうなってしまうのでしょう。311から何も変わらないこの国の現状がとても悲しく悔しいです。
だからせめて願います。1つ1つのかごしまんま段ボールに願いをこめます。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年4月1日

Mar 31. 2016 かごしまんまだより

【食材ジプシー】
先日、新ホームページシステムの打ち合わせのため福岡に行きました。せっかく福岡まで来たので道の駅などのお店に入り、いい商品がないかと物色しました。九州にいれば安心な食材が簡単に手に入る、と思っていたのですが、添加物や農薬やGM(遺伝子組み換え)のことまで考えるとなかなかOKなフードが見つかりません。
まず、醤油やつゆやソースなどの調味料。これらの原材料表記を見ますと、カンゾウ(甘草)やサッカリンやステビア等の人工甘味料が大概入っています。九州では甘い調味料が好まれる傾向にあり、天然の砂糖よりも人工甘味料の方が少量で安定した糖度が保てる上に安価だからです。でもこれらの人工甘味料は様々な健康障害や病気の原因となりうるので、食品への使用を禁止している国も多いです。なのに九州ではかなり多用されています。
次に、漬物、佃煮、煮物などの加工品。これらは昆布エキスやカツオエキスやわかめが入っていて、九州産ではなかったり産地が特定できなかったりします。さらに発色剤(亜硝酸ナトリウム等)や着色料(黄色4号、赤色2号等)や保存料(ソルビトール等)が入っています。
次に、さつま揚げやかまぼこやちくわ。これはタラ(スケトウダラ)が大概入っています。スケトウダラの生息域や過去の放射能検査を調べますとアウトです。また、これら練り製品には添加物が入っていることが多くてなかなかOKなものがありません。九州産や南の魚だけで、かつ添加物のない練り物で安定供給できるものはまだ見つかっていません。⇒買った当日に消費するような地魚のさつま揚げは九州各地にあるのですが、包装に問題があって(ビニール袋や透明容器にただ入っているだけ)かつ供給が不安定で商品化できません。
アミノ酸や果糖ぶどう糖液糖や植物油(一般的なサラダ油など)等もなるべくなら入っていない方がいいのですが、これらの完全排除はなかなか難しいです。アミノ酸というと聞こえはいいのですが『味の素』(人工的なグルタミン酸ナトリウム)であることが多いです。これはハラル認証でも色々事件や流れがあって、あきらかに添加物じゃないかな~って思うのですが、現在の日本やハラル制度の中ではOKとされてしまっていて残念です。
果糖ぶどう糖液糖や植物油は、その二次原料がGMであることが100%に限りなく近い為、なるべくなら摂取したくないのですが、子供達が大好きなお菓子やジュースの原料に多く使われていて完全排除はなかなか困難です(※国産の油や、GMでない菜種油等とうたってあれば大丈夫です)。
お菓子は最強に難しいです。上記のものに加えてマーガリンも入っていることがほとんど。マーガリンに多く含まれるトランス脂肪酸も多くの国や地域で規制され始めています。重曹もアルミフリーではありません。そのうえ九州産材料だけのお菓子はちょっとジジババっぽい・・・・。
野菜や果物も、特に表記がなく綺麗で安いものは農薬や化学肥料等が多く使われているため、虫も病原菌もつかずに収穫後もシャキーンとしていたりピカピカツルツル光っていたりします。
どんなものにもコストと利益があって、その中でまわっています。価格にはしっかりと理由が存在します。
九州産の無添加チーズや無添加トマトソース・マヨネーズを見つけても、日常的に買えない価格のものばかり。
こんなふうにモヤモヤしながらお店で物色していると、今日も買い物かごに何も入れられない自分がいます。
どこに住んでいても本当に安心して手に入る食材や野菜はごくわずか。ふーーーーーーーっ(大きなため息)。
それでも前向きに毎日食材をかき集め、できないことは受け入れて生きていくしかありません。
全国どこも同じように大きなため息を毎日つきながら、みんななんとか頑張ってふんばっているのですよね。
そのためにも、私は決してあきらめませんよ。これからも前向きに九州のOKフード・ジプシーし続けますよ。
そしていつも願っています。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年3月25日

Mar 24. 2016 かごしまんまだより

【やごろう豚シリーズ全ての商品を値下げしました】(再掲)
みんな大好き!やごろう豚をもっと多くの方々に知ってもらいたく、やごろう豚関連商品を全て値下げしました。
この機会にぜひレバーペーストやブロックベーコン、ウインナー、ブロック肉など試してみてください。
無添加でうす味で、肉のうまみがギュッとわかって「なにこれ、激ウマッ!」とおもわず言ってしまいますヨ♪

【ゴールデンウィーク明けにホームページを移転リニューアルする予定です】(再掲)
もっと注文しやすく。もっとわかりやすく。ただいま新しいホームページを作成中です(5月中旬を予定)。
移転の際にはパスワード等の設定のし直しのご協力を頂くことがございます。どうぞよろしくお願いします。

【ひとりぼっちを楽しむ】
家庭菜園と手作りと生活クラブ生協が大好きな母の影響を受け、ずっと添加物や農薬、遺伝子組み換え(GM)をなるべく避けた食生活を千葉でずっとしてきました。そして東日本大震災・福島原発事故が起きてしまいました。添加物と農薬とGMに加え、新たに放射能が『避けるリスト』に加わり、生活は激変しました。
食生活、というのは生活の根源なわけで、友達との何気ない会話にも常に出てきます。お茶会のお菓子や飲み物、どこかへ出かけて買ってきてくれたお土産、家庭菜園で作った野菜のおすそわけ、学校行事、飲み会、食事会での買い出し、おでかけ・・・。その一つ一つの温度差になんかもう自分は周囲と同じ世界を生きている気がしなくなっていきました。まるでパラレルワールド。まるでマトリックスの世界を生きているような感じです。
鹿児島へ来てからも、うっかり子供会の行事に参加してみたら、出てくるジュースやビールのメーカーや産地にクラクラし、食事やお菓子のジャンクフードさ加減にあらためて絶望しました。自分の子供からは「これ飲んでいいの?」「あれ食べていいの?」と聞かれ、それを聞いた周囲の大人や子供からは「あらどうして食べちゃいけないの?アレルギー?」と聞かれ、私がちょっと事情説明し始めると周囲の顔がみるみる曇りだす・・・。もう『あの人は変な人』の烙印確定ですよトホホ・・・。そして「ああ鹿児島でも気を抜いてこういう会合に出ちゃいけなかった」と後悔。311以降、周囲の人とどういうふうに距離感を持ったらいいのか本当にわからなくなりましたので、むしろ意識して学校行事やご近所や地域の行事には最低限の参加しかしないようになりました。「ひとりでもいいのだ。周囲を気にせずひとりを楽しもう」と自分自身にいつも話しかけ、周囲とは挨拶だけの交流にとどめるように心がけ始めると、心がぐっと解放されていきました。
そして最近、蛭子能収さんの『ひとりぼっちを笑うな』を読んで勇気がますますつきました。
小中学校を通して私達は「みんな一緒に。みんなと仲良く」と教育されてきましたが、実は違うのではないかと最近では思えるようになってきました。「みんなちがって一緒じゃなくたって仲良くしなくてもいいから、それぞれ認め合う」ということの方が重要なのでは、と確信しています。『みんな一緒にみんな仲良く』だからスマホやゲームが欲しくなるしラインもしなきゃいられなくなる。そうではなく『みんなちがって一緒じゃなくても仲良くなくてもいいから認め合う』教育だと、スマホやゲームがなくてもラインをやらなくても茶話会に参加しなくても平穏な心のままでいられるのではないでしょうか。
放射能防御で生きていく事を選択した親として、なによりもまずそれを子供達に全身で伝えることに挑戦中です。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年3月18日

Mar 17. 2016 かごしまんまだより

【やごろう豚シリーズ全ての商品を値下げしました】
みんな大好き!やごろう豚をもっと多くの方々に知ってもらいたく、やごろう豚関連商品を全て値下げしました。
この機会にぜひレバーペーストやブロックベーコン、ウインナー、ブロック肉など試してみてくださいネ。
無添加でうす味に仕上げてあり、肉のうまみがギュッとわかって「なにこれ、激ウマッ!」とおもわず言ってしまうと思います。

【ゴールデンウィーク明けにホームページを移転リニューアルする予定です】
もっと注文しやすく。もっとわかりやすく。ただいま新しいホームページを作成中です。
5月中旬を予定しております。移転の際にはパスワード等の設定のし直しのご協力を頂くことがございます。
どうぞよろしくお願いします。

【甲状腺検査】
皆様は甲状腺検査をしたことがありますか。
甲状腺検査はエコー検査と血液検査の2種類があります。福島原発事故を受けて、甲状腺検査で多くの方に嚢胞が見つかり、甲状腺がんも見つかっています。東日本からここ鹿児島に移住してきた人たちからも甲状腺検査の結果、嚢胞や甲状腺がんなどの異常が見つかっています。
検査してくださった医師によると検査で異常が見つかる確率は3割から4割だそうです。そして311前は甲状腺検査というのをあまりしてこなかったのでデータとして比較できないそうです。
私も子供二人と検査をしましたところ、たまたま息子(現在5歳)が先天性の甲状腺機能低下症であることがわかりました。治療薬を一生服用する見込みです。しかもその薬の製造所が日本で福島に一つしかないそうで、放射能の影響を気にする親としては実に悩ましいところですが、現在はそれを毎朝飲ませて定期的に医者に通って症状や数値のコントロールをしています。
自らすすんで検査したことで良かった点は、「早く発見できてよかったな」と前向きになれたことです。異常が発見されたときはショックでしたが、でも国や自治体にまかせて手遅れになるより自分の意志で家族の健康を見つめることができたことで、後悔はないように思えました。結果は怖いですが、甲状腺の検査に定期的に行かれることは放射能防御においてひとつの目安にもなると思います。
理解のある医師との出会いもとても大切だな、と感じます。鹿児島では『ますみクリニック』の青山先生がとても親身になって相談にのってくださいます。青山先生は移住者の方々の相談にもよく乗ってくださったり、放射能関連や予防接種の危険性についての勉強会もしてくださったりしました。鹿児島での無料甲状腺検査のお知らせを手紙で知らせて下さったりもしました。こういう素晴らしいお医者さんもまだまだ日本に存在します。
「原発事故さえなかったら」といつも思いますね。失ったもの・失った人間関係がたくさんありました。でもおかげで色々なことに気付けたり、西や九州や海外の美味しいものを発見できたり、将来を真剣に考えたり、多くの新しい人に出逢えたこともたしかですね。前向きにとらえて少しづつでも進んでいけたらいいですね。
そしておうちごはんは、どうぞ安心して美味しいかごしまんま食材を思いっきり召し上がって下さいませ。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年3月11日

Mar 10. 2016 かごしまんまだより

【東日本大震災から5年】
東日本大震災から5年ですね。当時私は千葉県の印西市に住んでいて、建築会社で勤務中に震度6の揺れに見舞われました。尋常ではない揺れに女性はすぐ帰宅していいことになり、車に乗るとところどころ信号機が動いていなかったり、電柱が倒れていたり、民家の屋根の瓦が落ちていたりしました。保育園に子供を迎えに行くと、保育園の子供達が全員防災頭巾を被って、天井や壁が落下する事故を避けるために、屋外のバスの中にいました。
千葉は東京へ通勤されている方も多いので、電車が止まってしまい、交通機関も麻痺してしまって、その日は保育園で一晩明かした子供達も大勢いました。徒歩で東京から何時間もかけて帰ってこられた方も多くいました。
その後、原発事故を受けて印西市から「水道水を乳幼児には与えない方がいい」というアナウンスがあり、乳幼児がいる家庭に2Lペットボトルの水が各2本づつ配布されました。
あっという間にホームセンターやスーパーから水がなくなり、ガソリンスタンドは1kmも並ぶような状況になりました。原発事故後は洗濯物を外に干さなくなり、子供を外で遊ばせることや、芋掘り大会や運動会、遠足、給食や牛乳・・・・全てにどんどん悩むようになりました。
余震も多く、そして余震なのに震度4とか大きいものも多くて、そのたびに携帯電話の警報音が鳴る、ということが2か月ほど続きました。携帯の警報音にビクビクし、いつもなんだか船に乗っているような、平衡感覚がいつもおかしいような感じでした。
鹿児島の両親から送られてきた水や野菜に涙が出ました。スーパーをはしごして何時間かけても手に入らなかったものが段ボールに詰まっていました。なんてありがたいのだろうと心がスーッと楽になるのを感じました。それが『かごしまんま』を立ち上げる原動力となりました。
あれから5年。色々なことが明るみに出るたびに、TVや新聞などが伝えることが必ずしも真実ではないし、日本は国民を第一優先にしているのではなく、世の中は利権や既得権益の維持を第一優先にまわっているのだということがまざまざとあぶりだされてきた5年間に思えました。多くの人が故郷を失う原発事故を受けて、ドイツはあっさりと脱原発できたのに当事国である日本では川内原発が無理矢理再稼働しました。国は、消費税を8%に上げて諸手当は減らしたので多くの国民の生活が苦しくなりました。アベノミクスは大企業にだけ恩恵を施し、国民のお金である年金を『運用』という名の賭け事で数十兆円という莫大な損失を出しました。改憲、TPP合意、オリンピックスタジアム案、辺野古問題・・・なにもかも無茶苦茶になってきているのに、気づいていない多くの国民は無関心で、おかしいと叫ぶ人を変人扱いし、TVやラジオでは「放射能」や「原発」そのものが暗黙のNGワードになってきていて、変な空気感に包まれているような、そんな日本になってきたような気がします。

せめて大切な人や家族の食材や食事だけは安心で幸せなものでありますように。
「これは思いっきり食べていいんだよ」と心から笑って言えるような食事やおやつの時間を過ごせるように。
かごしまんまの段ボールを開けて少しでもホッとして頂けたら。
東日本大震災から5年。あいかわらずそれしか言えない無力な自分がいます。
でも明るいニュースがひとつだけありますね。高浜原発が司法の手でとうとう停止になりました!周辺住民29人による訴えが認められました。まだまだ希望の火は消えていませんね。このちいさな火が大きな大きな炎となって原発が日本から無くなる日が来ることを心から願っています。
決して独りではありません。全国に仲間がいる事をかごしまんまは知っています。踏ん張っていきましょう!
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年3月8日9日

Mar 7. 2016 かごしまんまだより

【葉玉ねぎに季節の移り変わりを感じます】
先週から葉玉ねぎが野菜セットに入りましたね。待ちに待った玉ネギですね。九州ではニンジンとたまねぎとジャガイモが揃う旬は本当に短いので、玉ネギとニンジンがセットにあれば迷わずカレーライスを作る!そんな思い切りがないと九州産材料だけでカレーはできず、1年を悶々と過ごしてしまいます。
葉玉ねぎは3月の終わりには立派な普通の玉ねぎになります。玉が大きくなる頃には葉っぱは老いて固くなりゆっくり枯れていきますので食用には適さなくなります。大根もニンジンもそうですね。地下の主役が大きくなる頃には地上の葉や茎は大きく固くなって枯れていきます。葉っぱを食べられるうちは主役がまだベビーなことが多いです。そんな葉玉ねぎ。旬限定の味をどうぞ楽しんでくださいネ。
野菜にはそれぞれ旬があり、旬に食べることが栄養価も高く、無理をしないので安くて美味しいです。
また旬の野菜には理にかなった働きがあります。
冬野菜は身体を温める・・・大根、ニラ、ネギ、ニンニク、しょうが等
春野菜は身体に溜まった老廃物を排出させるデトックス効果・・・春菊等の苦い野菜や芽を食べるもの
夏野菜は身体を冷やす・・・ゴーヤ、トマト、キュウリ等
秋野菜は冬に向けての栄養を蓄えるため滋養強壮に富む・・・サツマイモ、柿、カボチャ等
春になりつつあるこの時期。ニラやネギで体を温めつつ春菊でデトックスして身体の調子を整えていきましょう。

【仮設孤独死188人】
東日本大震災の被災3県で、昨年末までの孤独死が188人に上り、増加傾向にあることが分かったという記事が3月1日の南日本新聞にありました。高齢の一人暮らしが多く、空き室が増えて近隣の目が届きにくくなっているということでした。
実は私、建築士でして、震災後にこちらに移住する前は千葉で建築会社に勤務していました。当時、東日本大震災を受けて、国や県から仮設住宅の公募がありました。復興のために仮設住宅をつくろうと当時の会社でも検討しましたが、公募に沿った図面や予算ではなかなか難しく断念したことを思い出しました。
その時に他社の実際の図面や仕様書を見たのですが、とても冬の東北に建てるような【住宅】ではないな、とびっくりした記憶があります。仮設住宅というとまず思い浮かぶのが「狭さ」だと思いますが、実際の一番の問題点は狭さよりも「住宅性能の悪さ」からもたらす居住性の劣悪さです。仮設住宅なのであくまで短期間のみ住居として使用する目的でかつ、非常にタイトな予算での施工が求められるため、東北の普通の家では当たり前のようにある「断熱材」や「ペアガラス(二重サッシ)」などがなかったり、部材も薄くて安価なものばかりが使われたりすることが多いのです。すると非常に寒くて非常に熱くてプライバシー性のない家になります。特に東北の冬は、非常に寒いのでストーブを炊きます。すると真夏のグラスに注いだ氷水と同じで温かい家の中にびっしり結露が発生します。結露はびっしょりと窓や壁を濡らし、床に流れてカビが発生し様々な健康被害を引き起こします。逆に夏は屋根からの断熱がないので非常に家の中が暑くなります。お年寄りなんかですと我慢してしまうので、冬はヒートショック死を招き、夏は熱中症になってしまうこともあります。
独りで誰にも頼らずに仮設住宅で高齢者が生きていくことは、どんなに過酷な事なのだろう。と胸がつまる思いで記事を読みました。また3月11日がやってきますね。日本はあの震災でいったい何を学んだのでしょうか・・・・。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年2月26日

Feb 26. 2016 かごしまんまだより

【移住のお知らせはなによりも嬉しいです】
先日、ポストに1通のお客さんからのお手紙が入っていました。お子さんの海外留学が決まったというお母さんからのご報告でした。最初はお母さんの放射能や添加物や農薬等を避ける食生活を理解してくれなかったのが、お子さん自身で調べるようになって気を付けるようになるとアトピーが改善されたり体調が良くなってきたりしたので、親子の信頼関係が修復され深まって、とうとうお子さんの意志で南方の海外へ留学することになったということです。お手紙の中の「今後、かごしまんまさんへの注文が減ってしまうとは思いますが調味料等は留学先へ送る予定なので今後ともよろしくお願いします」というくだりで、私は号泣です。
かごしまんまを立ち上げて4年経ちました。何度こういうメッセージを頂き号泣したことでしょう。ご注文がなくなることも含めて全部なんだか嬉しく感慨深いです。例えて言うならば、こんな例えをするのは失礼に値するかもしれませんが誤解を恐れずに申し上げますと『ずっと見守っていた生徒を卒業式で見送る先生のような気持ち』です。
多くの困難や立場、状況や事情がある中で、移住できる方やお子さんを海外留学させられる方は本当に本当に一握りです。また、私もそうですが皆さん決して楽な状況や余裕のある金銭状況で移住できたわけではありません。人のつながり、大好きだったもの、仕事、将来描いていた夢、時には家族。全てを捨てて歯を食いしばって移住される方を多く見てきました。今回頂いたお手紙の方も様々な事情と困難の中、ご自身はその地を離れず日本からお子さんのサポートに徹する決意をされています。
私自身は、鹿児島に住む父が2011年の夏に余命短い膵癌であることが発覚したことで、こちらに母子移住できました。そういうことがなければ決して移住はできず、今も千葉に住んで日々悩み迷って過ごしていたと思います。父の命とひきかえに移住し、かごしまんまを立ち上げることができたと思っています。だからいつも神様と父の存在を背中に感じながら感謝し日々生きています。
そして「もし私が千葉に住んでいたら」を考えてかごしまんまを運営しています。かごしまんまがあるから頑張っていける、皆さんのそんなお店でありたいです。
また、移住が最善だとも決して思いません。今それぞれの置かれた様々な状況・立場・場所の中でベストを尽くせば、と思いますし、そのお手伝いが出来れば幸いです。

今回のまんまだよりも一般の人が読んだら何のことかさっぱりわからず、大袈裟ですね(笑)。
でもこれが本音です。
311の大震災が起きて、奇跡的に移住できた私が日本のためにできること。ボランティアでは続かないけど、対価を頂く会社経営ならずっと「送って応援」が続けられる。かごしまんまからの段ボールが玄関に届いて開封したとき、「わあ♪」と感動して頂けたら。かごしまんまの野菜や食材を食べたとき、純粋に「美味しくて幸せだなあ、注文してよかったなあ」と思って頂けたら。満タンになった冷蔵庫を見たとき「これで今週も頑張れるな」と希望を持って頂けたら。それだけでこの小さな小さな会社の存在価値があるんじゃないかなと思っています。
今回も暑苦しい内容でスミマセンッ!!

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江