かごしまんまだより

平成28年9月16日

Sep 15. 2016 かごしまんまだより

【秋の訪れ】
ここ数日は朝晩の気温も下がって快晴がなく曇りが多かったせいか、きゅうりの色が薄めで細く、オクラのなりが悪く、生産者さんがいつもより1時間ほど遅れて焦りながらかごしまんまに持ってきました。
今日はいつもの生産者さんから生(なま)落花生が入荷せず、手当たり次第に直売所廻りをしましたが今日はさっぱり出ていなくて撃沈し、色々な生産者さんに声をかけてやっと見つかりました。野菜の旬は突然終わることもあるので、ホント焦ります。地元の方々はそれに慣れていて「落花生もう終わっちゃったね~」と笑っていますが、こちらはなんとか探そうと必死です。ホや産地のこととか添加物や農薬のこととかでかごしまんまでしか注文できない、というお客さんの事情を痛いほど知っているからです。今回はなんとか用意できてホッとしました。
直売所をたくさん廻ってみたら、さつま芋や里芋が少しずつ並んでいました。全体的にまだ端境期(野菜の旬と旬の間の収穫が少ない時期の事)で、夏の野菜も秋の野菜もどっちつかずで、量も種類も少なかったですね~。
野菜の様子からも秋の訪れをひしひしと感じる今日この頃です。

【冷凍食品企画中】(再掲です)
以前から「お弁当に使える冷凍食品を商品化して欲しい」という声を頂いておりましたが、この秋冬に冷凍設備をつくれることが決定しました。冷凍食品の商品化を大検討中の今日この頃です。
そこでなかなか悩ましい壁にぶち当たっております。それは、商品化するには主に以下の2通りがあります。
①【市販品】もともとある市販品の中から主原料が九州産である冷凍食品をピックアップし商品化する
長所・・・既に商品化して大量生産しているので安価である
短所・・・原材料全てが九州産ではなく、添加物や遺伝子組み換え由来材料も多く入りモヤモヤ感がある
②【PB商品】冷凍食品メーカーにかごしまんまオリジナル商品(PB商品)を企画製造してもらって商品化する
長所・・・原料のほとんどを安心材料で揃えられ、添加物等を極力避けることができる
短所・・・PB商品なので原価が高い・生産ロット数の定めがあるため在庫を多く抱えねばならない
このどちらを主力商品化していくべきものか非常に悩んでいます。
大きな悩みは、①の方が安くて簡単に商品化できるが原材料欄を見るとモヤッと感があること。②だと安心だが日常食材としては価格が高すぎるのではないか、ということ。
また、宅配便で配送する際には冷蔵品と冷凍品は保管温度帯が違うので、箱を分けて別々に送料がかかります。
ですから冷凍食材を販売スタートするには豊富な商品ラインナップを揃えておかないと、お客さんが送料かけて買えません。みんなのお弁当作りを楽にしたい、というモチベーションを掲げての冷凍食品プロジェクトですが、なかなか悩んでおります。
みなさんは①と②、どちらが欲しいですか?もしくは①と②両方を商品化した方がいいでしょうか?
よろしければご注文時のご要望欄等にメッセージを頂ければ幸いです。ご意見やアイデアをお待ちしております。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年9月9日

Sep 8. 2016 かごしまんまだより

【秋になる、ということ】
まだまだ暑いですが、ちょっとずつ秋の気配を感じてきましたね。朝晩がだいぶ涼しくなりました。
人間が感じるように、この朝晩の気温差を他の生物もみな感じ取ります。するとどうなるか。多くの植物に赤い色素(アントシアニン)が生成され、緑の色素(クロロフィル)の生成が抑制されるようになります。というと真っ先に思い浮かぶのが紅葉ですね。実は同じ仕組みで野菜の多くも赤くなっていきます。ピーマンや唐辛子パプリカ等も熟していくと赤くなりますし、ゴーヤも熟すと中の種が赤くなり外側も黄色く熟してきます。実はこのゴーヤの赤い種は知る人ぞ知るごちそうだそうで、生でそのまま食べるとトロッとしていてほのかな甘みがあります。赤い種になったゴーヤはそれ自体の苦さもだいぶ取れていますので子供でも食べられるほど。オクラにも赤い色素が含まれていますので、秋に近づいてくるとヘタや表面がほんのり赤くなります。
「え~!そんなの知らなかった。見たことないよ~」と多くの方が思うかもしれません。スーパーなどのお店ではそういうのは売ってないからです。
スーパーでそういうのを売っていると、説明書きがないので消費者は敬遠して買いません。『緑色で見た目が綺麗なもの』から売れていくので、野菜の規格がどんどん厳しくなって、均一で綺麗な野菜しか店頭に並ばなくなります。
でも人間にも色々な顔や体型や色の個性があるように、野菜にも本来は色々な大きさや色や形があります。均一で綺麗な野菜こそ不自然なのです。自然の中で作られているのに、葉に穴が開いていなくて菌類と戦った跡がなくて皆同じ大きさと色っておかしいと思いませんか?その多くは農薬や化学肥料まみれなのです。
人間が年齢を重ねると老化していくように、野菜も季節が進むにつれて老化していきます。ピーマンやオクラは赤みがかり、ゴーヤは種が赤くなり外皮が薄い色や黄色がかってくる。ナスは外皮が固くなってくる。(冬野菜のキャベツや大根ニンジン等も旬の最初は柔らかく小さいですが、収穫後期になってくると固く大きなものになっていきます。)でも『見た目が綺麗なものが良い野菜』であるという認識が主流の日本では、規格に従って大量生産される野菜の多くは若いうちにしか収穫されず、寿命をまっとうできずに殺されていくのです。ですから現代日本では、多くの方が『収穫前期と後期とでは見た目も味も違ってくる』という事を知らないままなのです。
鹿児島という田舎ではこの『野菜の規格』というのを知らない昔ながらの生産者さんが多く存在しています。普通に減農薬・無農薬で栽培しています。野菜の寿命をまっとうするギリギリまで収穫します。ですから色々な大きさですし虫に食われて穴が開いていますし菌類にやられて黒ずんだりしているものもあって、秋を感じて赤く黄色くなってくるものもあります。でも安心して美味しく食べられる野菜です。
かごしまんまはこういう昔ながらの生産者さんから多くの野菜を仕入れています。
赤みがかったオクラやゴーヤの種が赤くなっていたら、「ああ、初秋なのだな・・・」と季節を感じてくださいネ。
穴が開いていたり黒いシミを見つけたりしたら、「ああ、虫や菌類と戦った跡なのだな、減農薬の証だな」と安心して食べてくださいネ。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年9月2日

Sep 1. 2016 かごしまんまだより

【冷凍食品企画中】
夏休みがやっと終わりましたね~。うちは学童へ子供を預けておりましたので毎日毎日お弁当でした(涙)。
いやあ、毎日お弁当作るのは修行ですね(笑)。
以前から「お弁当に使える冷凍食品を商品化して欲しい」という声を頂いておりましたが、この秋冬に冷凍設備をつくれることが決定しました。冷凍食品の商品化を大検討中の今日この頃です。
そこでなかなか悩ましい壁にぶち当たっております。それは、商品化するには主に以下の2通りがあります。
①【市販品】もともとある市販品の中から主原料が九州産である冷凍食品をピックアップし商品化する
長所・・・既に商品化して大量生産しているので安価である
短所・・・原材料全てが九州産ではなく、添加物や遺伝子組み換え由来材料も多く入りモヤモヤ感がある
②【PB商品】冷凍食品メーカーにかごしまんまオリジナル商品(PB商品)を企画製造してもらって商品化する
長所・・・原料のほとんどを安心材料で揃えられ、添加物等を極力避けることができる
短所・・・PB商品なので原価が高い・生産ロット数の定めがあるため在庫を多く抱えねばならない
このどちらを主力商品化していくべきものか非常に悩んでいます。
大きな悩みは、①の方が安くて簡単に商品化できるが原材料欄を見るとモヤッと感があること。②だと安心だが日常食材としては価格が高すぎるのではないか、ということ。
また、宅配便で配送する際には冷蔵品と冷凍品は保管温度帯が違うので、箱を分けて別々に送料がかかります。
ですから冷凍食材を販売スタートするには豊富な商品ラインナップを揃えておかないと、お客さんが送料かけて買えません。みんなのお弁当作りを楽にしたい、というモチベーションを掲げての冷凍食品プロジェクトですが、なかなか悩んでおります。
みなさんは①と②、どちらが欲しいですか?もしくは①と②両方を商品化した方がいいでしょうか?
よろしければご注文時のご要望欄等にメッセージを頂ければ幸いです。ご意見やアイデアをお待ちしております。

【鹿児島の幻の万能料理酒の販売化に向けて、地味に必死です(笑)】
かごしまんまの美味しい干物類に必ず使用されている黒酒。これは天然アミノ酸(旨味成分)がたっぷり含まれている万能料理酒です。これを使うとなぜか肉や魚の旨味が引き出され、料理の腕がとっても上がった気になる魔法の料理酒です。皆さんにもこのワクワク楽しい感じをお料理作りの際に味わってほしくて、ただいま酒類販売許可申請の「前段階」でもがいているところです。酒類販売は税務署の管轄で申請の際にとーっても色々な決まりごとがあります。その一つが、販売する場所の土地・建物の謄本が必要ということ。これが大変で!
調べてみたらかごしまんま敷地は地目が畑で、かつまだ名義が他界した父のままでした!そこで、まず登記上の遺産相続・名義変更をおババに移して、地目を宅地にしようとしました。しかし宅地になると畑用灌漑用水が使えなくなることからオババが猛反発!ちょっとの土地を分筆して畑として残すことになりました(←イマココ)。
いやあ、7月から法務局や市役所へ何回通ったか数え切れません。でも色々法的に勉強になって楽しいです。皆さん、この黒酒の商品化も楽しみに待っていてくださいネ。諦めませんよ~。商品化の目標は年内です!(笑)
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年8月26日

Aug 25. 2016 かごしまんまだより

【汗と涙の青唐辛子】
先日は吉田自然農園さん提供の青唐辛子の商品ページ作成をしました。その中で唐辛子醤油(青唐辛子の醤油漬)を作ってみました。作りながら「かごしまんまの野菜・食材を食べるようになってホント色々なものを手作りするようになったなあ」としみじみ思いました。青唐辛子なんて、千葉にいた頃は自分で調理しようなんて発想は皆無。大好きな生活クラブ(添加物や農薬をなるべく使わない宅配生協)で加工品を買えばいい、と思っていました。
ところが311を境に、私の中で添加物や農薬以上に『産地』が非常に重要な基準になってしまいました。チェルノブイリ関係の本を読んだりインターネットで情報収集したりすればするほど、これからとんでもないことになっていくのではないかと感じました。スーパーをはしごし、生活クラブだけでなくいくつもの宅配のカタログを時間かけて読んで食材をかき集める生活。でも周囲はなんにも気にしていない・・・。気が狂いそうでした。絶望を感じていきました。
移住してかごしまんまを立ち上げ、添加物や農薬の少ない九州食材だけを食べるようになってからは、いつのまにか手作りをたくさんするようになっていました。最初は納得のいく市販品がなく必要にかられての手作りでした。でも作ってみると案外簡単で、しかも自分で手作りした方が断然美味しくて安くできることがわかりました。例えば『なめ茸』や『海苔佃煮』。これらは千葉にいた頃は市販の瓶詰を買っていたものです。自分で作る、という発想自体がありませんでした。でも311以降は、えのきも海苔も産地が怖くてお店で探し回っても添加物まで考えると安心できるものが全然ありません。そんなとき、お客さんからツイッターで「かごしまんまの歯ごたえシャキシャキえのきでなめ茸作ってみたらメチャクチャ美味しかったです~♪」という報告を頂きました。「えっ?!作れるの?すごい!」びっくりして自分でも作ってみました。初めて作ったなめ茸や海苔佃煮は驚くほど簡単で美味しく、感動すら覚えました(鍋になめ茸(または乾き海苔)と醤油とみりんと砂糖とかつお粉末を入れてかき混ぜながら煮込むだけ)。
その瞬間から、311に対する食の絶望は、私の中で『食への喜び』へと変わっていきました。
昔は料理といいますと母から習ったりレシピ本を買ったりしたものでしたが、今はインターネットで検索すれば簡単なレシピもすぐにたくさん出てくるいい時代です。旬の野菜を活かし、基本の食材や調味料を豊富に揃え、難しい手作りではなく忙しい日々の中で無理せずできる手作りを続ける、そういう食が中心になりました。するとおうちでのごはんが一番美味しくなり、スーパーや外食には行かなくなって余計な絶望感を味わうこともなくなりました。
同じ思いで食材の買物に苦しんでいる人達の役に立ちたくて立ち上げたかごしまんまでしたが、私もまたかごしまんまとお客さんに救われてきました。本当に、本当に、本当にありがとうございます!
南国九州の野菜や食材は、都会ではなかなか目にしないものもあって慣れが必要ですが、少しでもお役にたてるように願いと感謝の意を込めて、これからも簡単な手作りごはんをツイートにUPしていきますね。
青唐辛子の撮影をしながらそんなことを思い、汗と涙が出てきました。きっと青唐辛子のカプサイシンのせいでしょう。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年8月19日

Aug 18. 2016 かごしまんまだより

【素敵な吉田自然農園さん】
みなさん、お盆はいかがお過ごしでしたでしょうか。
我が家は恒例のキャンプをしました。食材のほぼ全てをかごしまんまでまかなえる、というのは本当にストレスフリーでした。特に肉類はトレーがないのでゴミも少なくて便利でしたね~。餅も焼き肉と一緒に焼けて便利でした。しかし真夏の南国鹿児島でやごろう豚の焼き肉セット1kgを焚き火台で炭火を満載にしてやる焼き肉は、なかなか過酷で苦行でした(笑)。あまりの暑さと熱さに半分しか食べられませんでした。暑すぎて寝袋もとうとう1回も使わずじまいでした。
また、久しぶりに行った歯医者さんに入った途端、パンドォルさん(かごしまんまパンを作ってくださる)と吉田自然農園さんに立て続けにお会いして「なんなんだ今日は・・・?」とびっくりさせられるお盆最終日を過ごしたりえしです。いくら田舎の鹿屋市にだって歯医者くらいはたくさんあるんですよ。世の中は狭すぎます!

うだるような暑さの鹿児島ですが、今年は吉田自然農園さんの野菜が元気です。今週と来週の2週連続でなんと3品種づつ野菜セットに入る(予定)です。今週はツルムラサキ、バジル、モロヘイヤ。来週はツルムラサキ、モロヘイヤ、エンサイ(空芯菜のこと)が入れられるとのこと。頼もしいですね~嬉しいですね~。
えっ?そんな珍しい名前のお野菜は知らない?大丈夫です。野菜セット内容イラストにレシピをお付けします。また、かごしまんまの野菜は新鮮で農薬をあまり使っていないので野菜自体に力があるので、大概はゆでるか炒めるか味噌汁か天ぷらにするだけで超美味しい1品が出来上がりますヨ。
無・減農薬栽培を頑張る生産者さんにもパターンがありまして、大きくわけて
①絶対ムシをいれないぞ!
②ムシと共存するぞ!
③ムシがつかない野菜をつくるぞ!
の3パターンなのですが、吉田自然農園さんは③の『ムシがつかない野菜を作るぞ』派なので、おのずと珍しい野菜が多くなってきます。でもとっても美味しいんですよ。どうぞその味の濃さと美味しさにびっくりしてください。しかしその吉田自然農園さんをもっと悩ませるのは、猿やイノシシやタヌキです。羽を痛めたカラスを、羽を吊って大切に保護・飼育している吉田さん。吉田さんにとっては畑を荒らす憎き害獣も大切な命ある生き物です。罠や銃で殺すことは絶対にしたくありません。畑ごとに犬をつないで飼って、動物が来ないように工夫をしていますがなかなか根本策はありません・・・。農薬をなるべく使わずに農業をやりつつ自然と共存することは、実際にやってみるととんでもなく大変な事なのです。吉田さんに心から感謝ですね。
余談ですが、吉田自然農園さんはお母さんと息子さんのお二人でやってらっしゃるのですが、息子さんは仙人みたいな髪型で、なんと昭和47年製のトラックに野菜を載せてやってきます。車も、ある一定レベルをも超えた古さで現役ですとむしろ味が出てかっこよく見えるんです。歯医者さんでもしっかり目立っていました。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年8月9日

Aug 17. 2016 かごしまんまだより

【いつのまにか高級野菜になってしまったトウモロコシやトマト】
1つの野菜を作るには、収穫するまでに2ヵ月から半年くらいかかります。この間に病気や虫や梅雨や台風や霜などの様々な試練を乗り越えて収穫にこぎつけるわけです。生産者さんの収入は収穫の時にしかありませんので、一般的な生産者さんはなんとか収穫できるように農薬を使って病気や虫を防いだり、ハウスやマルチなどの設備を作ったりします。農薬をなるべく使わない生産者さんは、あまり農薬を使わないでもいい品種を栽培したり、病害虫の天敵を畑に投入したり酢等を使用します。それでも、梅雨の長雨や台風や霜などで一気に畑ごと全滅して収入が0になってしまうこともしばしばあります。ですから収穫できないリスクが高い品種は、どの生産者さんも作らなくなっていきます。
夏野菜の代表格であるトマトは意外にも高温・多湿に弱くて、栽培中に支柱を立てたり水分量を調整するためにシートを張ったりと作業量も多いので大変な上に、病原菌にもやられやすいので無農薬・減農薬で大量生産するのは本当に大変で、真夏の鹿児島ではなかなか生産されません。
トウモロコシは甘くておいしいので、細菌や虫や野生動物(タヌキ等)も大好き。大量生産するには農薬を使わないのは困難です。そして動物対策はネットや柵や電流柵など大がかりな仕掛けが必要です。このネットや柵を作るも大変ですし、人間もネットが邪魔で管理や収穫が大変。またせっかく苦労してそれらを作っても、トウモロコシは背が高いので台風や豪雨で倒れてしまいます。苦労して収入0では作りたくなくなりますね。
そうして生産者はだんだんと、つくりやすく、売れやすく、収益が出やすい品種にシフトしていきます。
ニラはあまり虫が付かないので比較的農薬を使わない栽培が可能ですが、葉先が黄色く変色しやすく、綺麗な緑色で折り目やキズがないまっすぐな葉とそうでない葉を選別して束ねていく作業が非常に大変な割にはあまり高い値がつかないので、鹿児島ではニラ農家さんはめったにいません。ズッキーニも雨に弱いので生産者さんがあまりいません。
また、受粉作業が必要な野菜は敬遠されます。農業は若い人がやりたがらないのでどんどん高齢化が進んでいるからです。(ミツバチが昔のようにたくさんいたら腰に負担のかかる受粉作業は必要ないかもしれません。)
昔は、家に帰ればゆでトウモロコシがテーブル上のお皿に山になっていたものです。トマトもたくさん食べた記憶があります。今では全国的にトウモロコシは高く珍しいものになりつつあります。トマトも果物並みのお値段になっていますね。これら作りにくい野菜の生産者さんが年々減少している証のような気がします。
TPPの波が迫る今、海外産の安くてきれいで遺伝子組み換えのトマトやトウモロコシがスーパーを席巻する日は遠くないと思います。もちろん現在でもスーパーにある安くてきれいな大量生産のトウモロコシやトマトは農薬を多量使用していると容易に想像できます。そうでないと収穫できないし売れないし収益が出ないから。
どんどん、日本の農業が衰退していくのを肌で感じます。「きれいで安い野菜を買う」人が圧倒的多数の日本では、虫がいたり穴が開いていたり曲がっていたりキズがあったりシミがあったりする本当に安心で美味しい野菜を作る生産者さんはどんどんいなくなってしまうことでしょう。自然の中で育つ野菜は、きれいには育たず、気候や環境・状況によって変化するのが当たり前なのに・・・。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年8月2日

Aug 1. 2016 かごしまんまだより

【かごしまんま災害等支援活動基金の中間収支報告】
みなさんからの寄付金の総額は7月26日時点で104万円にも達しました。
神様からお預かりした大切なお金と思い、今日まで活動してきています。
7月26日時点での収支報告を全てできるだけ詳細に記述し、かごしまんまのHPに掲載しました。
(かごしまんまHP⇒ブログ⇒かごしまんまのつれづれ⇒かごしまんま災害等支援活動基金 収支報告 参照)
直接行動して被災地の皆さんに直接届く支援を目指して、手探りでスタートしました。
被災地を廻るうち、公的な避難所では支援物資の差し入れ等を公的な方々から沢山おことわりされたので(当時は公的機関に全国からの支援物資が溢れている状況)、避難所に物資を運ぶことはやめました。震災直後は公的なボランティア団体は形ばかりであまり機能していませんでした。公的な方々や機関とは距離を置いて活動することに決めました。しかし初めての支援活動でどうしたらいいのかわかりません。現地にご迷惑をかけたら元も子もありません。そこで、支援活動に慣れている民間のボランティア団体のサポートにまわることに決めました。
民間ボランティア団体はこれまで多くの災害地で活動してきているので動きが迅速で本当に感動しました。
かごしまんま基金では、震災直後の物不足・食糧不足の頃はボランティアさんたちの為の炊き出しをし、落ち着いてからは民間ボランティア団体ではすぐに買うことができないものを鹿児島で購入したりやインターネットで注文したりして届けました。民間ボランティア団体をこのように支援することで、無理をすることなく、被災地の方々への直接的で必要な支援が迅速にできたと感じます。
かごしまんまのある鹿屋市から熊本市・益城町へは往復400kmで、高速道路を使用しても移動だけで8時間かかります。支援活動は無理なく継続することが大切だと考え、現地入りする日の交通費・食事等の諸経費は全て基金から支出することにしました。そうすることで金銭的にも精神的にも身体的にも負担がかからず、毎回積極的な気持ちで行くことができます。震災直後は道路状況が混乱していて夜遅くまで帰れずに近隣のホテルに宿泊しました。夜明け前に出発して帰宅が夜遅くなる日にご飯を作らないで済むのは本当に助かりました。
もう熊本震災に関する報道はほとんどなくなりましたが、益城町をはじめまだまだ現地は震災直後とあまり変わらぬ風景です。避難生活を余儀なくされている方も多く、各民間ボランティア団体も作業を続ける日々です。
これからも無理なく意欲的に継続的な活動を続けていきます。ご支援くださる方もどうぞ無理なくお願いします。
『かごしまんま災害等支援活動基金』
ゆうちょ銀行口座  記号17840  番号30541631
ゆうちょ銀行  店名 七八八  店番 788  預金種目 普通預金   口座番号 3054163

【お盆休み】
8月11日~8月16日は弊社お盆休みとなります。
お盆前最終発送日は8月9日(火)、お盆明け初回発送日は8月19日(金)です。8月19日発送分の締切は8月9日13時となります。定期便ご利用の方で、ダブル野菜セットへの変更や休止・発送日変更・発送先変更等のご希望も承ります。各発送日の締切前までにご連絡下さいますようお願いします。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年7月26日

Jul 25. 2016 かごしまんまだより

【熊本地震被災地支援活動報告】
先週末(7/23)は、木山サテライトに冷凍庫を届けに行きました。
木山サテライトは益城町文化会館駐車場に臨時にできた民間ボランティアのベースです。重機を扱える人や屋根工事ができる人などけっこうプロな方々が多く、倒壊家屋の片付けや屋根の補修や大切なものの運びだし等、住民さんの依頼に合わせて動いているボランティア集団で、め組JAPANをはじめ複数の団体が集まっています。現地で必要な重機や機材等の貸出しをしたり金銭面で活動を大きく支えたりしているのは日本財団です。
しかしながら全国からの支援物資は木山サテライトへは届きません。支援物資はあくまで被災地と被災地の住民さんに向けられたものだからです。
日本財団等から金銭面でのバックアップを受けているとはいえ、『自分たちのためのもの』や『高価で高品質な品物』はなかなか要請を出しにくくそして予算がおりにくいものです。
例えば『UVブラック土嚢袋』。熊本では多くの家の屋根が損壊しました。雨漏れを防ぐためブルーシートで屋根を覆い、ブルーシートが飛ばないように土嚢袋にガラや砂を入れてとロープで止めます。支給される土嚢袋やロープは白色の普通のものなので、梅雨の雨や夏の日差しにやられてどんどん破れていき、また屋根の上で大変な作業をやり直ししなければならなくなりました。雨や紫外線に強くて高価な『UVブラック土嚢袋』はなかなか支給されません。
また、熊本の中でも益城町は盆地で、夏はかなりの暑さ(というか痛いほどの熱い日差しです)になります。屋根の上は目玉焼きが焼けるほどの熱を持ち、屋外作業は熱さとの戦いになります。木山サテライトにも水やお茶の差し入れはたくさんあります。でも炎天下での重労働を支えるキーンと冷えた氷や炭酸飲料がありません。
こういう『自分たちのためのもの』や『高価で高品質な品物』こそ、つらい作業を支えるモチベーションです。
休憩のときに飲むキーンと冷たいサイダーが、次の作業への意欲を支えるのです。
かごしまんま災害等支援基金ではこういうものを購入して届けています。
「益城町の屋根にある黒い土嚢袋は、かごしまんまさんから頂いたUVブラック土嚢袋なんですよ」と感謝されました。冷凍庫も氷もサイダーも、真っ黒に日焼けしたボランティアの方々からとても喜ばれました。嬉しいですね!心があったかくなりますね!
被災地のために頑張る木山サテライトを、これからも継続できる「無理のない」応援をしていきたいと思います(無理なく継続するために交通費・食費等の支援活動の日の諸経費は基金から使わせて頂いています)。
どうか皆さん、これからも継続してかごしまんま災害支援等基金への「無理のない」ご支援をお願いします。

【お盆休み】
8月11日~8月16日は弊社お盆休みとなります。
お盆前最終発送日は8月9日(火)、お盆明け初回発送日は8月19日(金)です。8月19日発送分の締切は8月9日13時となります。定期便ご利用の方で、ダブル野菜セットへの変更や休止・発送日変更・発送先変更等のご希望も承ります。各発送日の締切前までにご連絡下さいますようお願いします。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成28年7月20日

Jul 19. 2016 かごしまんまだより

【梅の木】
先週末は、熊本地震で大きな被害を受けた益城町にあるボランティアベース『木山サテライト』へ物資を届けに行きました。そこで手配やスケジュール管理等をしているみゆきさんに聴いた実話をご紹介します。
益城町住民さんがボランティア依頼する内容は、瓦が落ちて雨漏れの恐れがある屋根にブルーシートを被せる、倒壊家屋の中からお位牌や写真や大切なものを取出す、めちゃめちゃの家の中を片づけるなど様々です。しかし時には「切れた電灯を交換して欲しい」というようなことを依頼してこられる方もいます。そういう依頼の数々の優先順位を決めて手配したりやんわりとおことわりしたりしながら日々激務に追われるみゆきさん。
ある日、1人の男性が受付に訪れて「姉の家の梅の木を助けて欲しい」と依頼されました。みゆきさんは心の中で「うーむ梅の木か・・・」と思いながら話を聴きました。
その男性の姉夫婦の家は全壊でした。年老いたご夫婦で、4月14日の夜の前震が起きて避難所に向かいましたが人が多くてやむなく自分の家に戻り、比較的安全そうな玄関に布団を敷いて寝ることにしました。そして16日の夜中に起きた本震で、寝ていたご夫婦の上に柱が落ちてきてご主人に直撃しました。奥さんが声をかけても動かず返事もありません。奥さんにも柱が当たり負傷していましたが翌日にレスキューが来るまで一晩中ご主人に声をかけ続け、そのまま病院へ搬送、入院。搬送先の病院でご主人の死を知らされ、40日間の入院生活を終えて退院されたのでした。辛い現実を受け止め、弟さんに連れて行ってもらって倒壊した自分の家を見たお姉さんが口にしたのは「かわいそう!お父さんと一緒に植えた梅の木が弱っている!」でした。それは55年前、結婚記念として植えた梅でした。大木に育った梅の木に、倒壊家屋の軒が重くのしかかり枝が折れていたのでした。
7月22日に合同のお葬式があるので、それまでにどうしてもなんとかしてあげたい。そう思った弟さんが、梅の木をどうか助けて欲しいと木山サテライトを訪ねてきたのでした。みゆきさんは話を聴きながら涙がこぼれます。ちょうど1軒目の現場を終えたボランティア仲間たちも休憩に入るところで話を聴いていました。机には未処理の依頼票が積み上げられています。ホワイトボードにはこれからの作業予定も書かれています。みゆきさんは困って仲間を見ました。するとみんな無言で頷いたり親指を立てたりOKのサイン。休憩を返上ですぐに現場に行き、「重機は入らないから人力だね!今からやろう」とチェーンソーや丸鋸、バールなどを持ってすぐに動いてくれました。「まかせといて!」「何とか助けてあげたいね」「弟さんの想いもお姉さんの願いも叶えてあげたいね」と。それから「無事救出~!」とドロドロになった仲間たちが作業を終えて帰ってきました。軒を切り取って梅の木に負荷がかからないようにしたこと。倒れていた電柱を取り除いて家の土壁を切りとったのでみんなでドロドロになったこと。折れた枝の部分は切り口を揃えてきたこと。嬉しそうにみゆきさんに報告する仲間の顔はみんな輝いていました。「なんて素敵な仲間なのだろう・・・」みゆきさんは心からそう思ったそうです。
梅の木の救出作戦は、私が木山サテライトへ行った日も続いていました。ボランティアの女性がチューブタイプの薬を持って「梅の枝の切り口にこれを塗ってきます。梅の木は夏に切るのは良くないらしいから!」とみゆきさんに報告し、そして作業に走っていきました。
『梅の木』はもし公的機関に依頼したら受付順になって、お葬式に間に合わなかったかもしれません。もしかしたらやってくれないかもしれません。民間だからこそ迅速に臨機応変に動けるのです。こうした民間ボランティアベースに必要物資や差し入れを随時提供し支えることはとても意味があり重要な事だと思います。今後も微力ながら続けていきたいなーと思っています。

Edit by 山下 理江

平成28年7月15日

Jul 14. 2016 かごしまんまだより

【原発の一時停止と点検を訴える鹿児島県知事誕生】
今回の参院選については色々と悲しく悔しく思うところはありますが、同日に行われた鹿児島県知事選では原発の一時停止と点検を訴えた三反園氏が現職の伊藤知事を破り初当選しました。これは大きな一歩ですね。
ここで伊藤知事についておさらいしましょう。伊藤知事は東日本大震災後、全国で一番最初に原発の再稼働に合意したり、熊本地震があっても「原発は大丈夫♡」と豪語したり、「女子高生にサイン・コサイン・タンジェントを教えて意味があるのか」と発言したり、利用者が少ない鹿児島-上海線の飛行機を廃止させないように県職員を1000人規模で引き連れて上海へ視察(という名の無駄使い)をしたり、商業施設ドルフィンポートを潰して豪華な体育館を立てようとして多くの県民から反感を買いました。
しかし鹿児島は風土的に保守基盤が固い土地ですから今回も伊藤陣営の圧勝かと思われていました。さすがに女性蔑視発言や公費の無駄遣いばかりしていては離れていく人が多かったようです。
三反園氏の当選は涙が出るほど嬉しかったです。川内原発に万が一のことがあれば、かごしまんまはおろか九州の農業・漁業の終了を意味することでしょう。九州の食は日本の生命線です。本当は一時停止ではなく即廃炉を切に望むところではありますが、まずは三反園氏が「新しい解釈」などというとんでもない事を平気で言って公約を破ったりしないように、一県民として目を光らせながら川内原発が停止する日を待ちたいと思います。

【先週末は鹿屋周辺は豪雨でした】
関東では水不足が深刻なのに、こちら鹿屋市では雨が降り過ぎで避難警報が出されたほどのひどい雨の週末でした。市街地の道路はウユニ塩湖のようになり、あちこちの下水道から水が噴水のようにゴボゴボしていました。この大雨と気温と湿度の高さで多くの野菜が傷みました。雨に打たれ過ぎてゴーヤは収穫前に多くの先端が溶けてしまいました。乾燥した土地を好むトマトやミニトマトは、梅雨時期に多くが水分を含み過ぎてパンパンになって皮が裂けてしまい売り物にならなくなります。春に収穫して貯蔵していた玉ねぎや人参は品質も低下し量も少なくなりますので今週か来週で終わりです。しかしこの暑さに導かれてオクラやナスやキュウリが出始めました。これからの野菜セットは真夏の野菜へとシフトしていきます。灼熱の鹿児島ではなかなか11品種揃わないので、屋内栽培のモヤシが入る時期もあります。無・減農薬栽培では化学肥料や農薬を極力使用しないので旬の野菜以外はなかなか育ちません。キャベツや玉ねぎ・ニンジンなどのレギュラー選手は姿を消し、葉物も少なくなっていきますが、どうぞご理解よろしくお願いします。

【新システム移行が遅れに遅れています、すみません】
5月から「近いうち新ホームページシステムに移行します」と発表していますが、ちょこちょこ手直しを繰り返していてなかなかシステムが完成しません。もう少し先になりそうです。すみません。
新システムでは、ご注文締切前であれば注文内容の追加変更やキャンセルをマイページからできるようにしたり、アレルギーなどご要望を一度登録すればご注文ごとに書かなくてすむようにしたり、色々便利になるように工夫中です。新システムに移行する際は2週間前にはメールやかごしまんまだよりでお知らせします。その際は、誠にお手数ではございますがマイページログインのパスワードが一度リセットされますので、新たに設定をお願いします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

Edit by 山下 理江