かごしまんまだより

平成27年6月12日

Jun 11. 2015 かごしまんまだより

【かごしまんま無塩せきハム・ウインナー・ベーコン物語】
かごしまんまの主力人気商品のひとつに、無塩せきハム・ウインナー・ベーコンがあります。
今回はこれらが商品化するまでの物語をご紹介します。
まず、一般的なハムやウインナーとベーコンは亜硝酸ナトリウムや保存料や増粘剤などの添加物が入っています。
特に亜硝酸ナトリウムは非常に微量でも発がん性などの毒性が高い添加物です。でも日本ではほとんどのハム・ウインナー・ベーコンにこれが入っております。これが入ってないものを「無塩せき」といいますが、全国でも数えるほどの業者しか「無塩せき」のものをつくっていません。しかも「九州産」で「冷蔵」の「比較的安価」な無塩せきハム・ウインナー・ベーコンをつくっているところは1社しかありませんでした。
冷蔵にこだわるのは、お客さんに送料の負担をなるべくかけないようにするためです。
そこでかごしまんまが出来て間もない2012年、このメーカーさんに無塩せきハム・ウインナー・ベーコンのお取引をお願いしましたところ、最初は製造ロット(1回につき製造する最小単位)がかごしまんまには多すぎて合わず、取引が叶いませんでした。お客様の注文分の数だけを各回製造するのではメーカーが赤字になってしまうので、メーカーが工場で1回に作る数量をすべて買い取らねば取引ができないからです。
でも賞味期限が短い商品を大量に仕入れることは、小さな会社のかごしまんまにはできません。
そこでツイッターやかごしまんまだよりで、「なんとか無塩せきの鹿児島産肉のハム・ウインナー・ベーコンを商品化したいが、製造ロットと賞味期限の壁をどう越えればいいのか?」ということをお客様に正直に聞き、みなさんに色々な意見やアイデアを出していただきました。
沢山の方が真剣に考えて意見をくださり、とてもありがたくて涙が出るほど嬉しかったことを昨日のように覚えています。なかでも「1パックづつ売ると製造ロットの壁が破れないので3パック売りにしたらどうか」という意見や「製造ロットをクリアするには一度仕入れたものを何回かの発送日にわけて送らないと数がこなせないだろうから、ときには賞味期限が短くなるということを商品説明にちゃんとうたって、消費者が家で冷凍保存などすればいい」という意見を取り入れることで、やっと商品化ができる見込みとなりました。
私が初めてメーカーさんに営業してから既に1年以上もたっていました。
もともと無塩せきの加工品は賞味期限が短いのに、『発送日から4日以内の賞味期限』はお客様には本当に申し訳なく思います。しかしまず弊社がやるべきことは、「九州産の無塩せき肉加工品を同じ気持ちのママさんのために商品化する」こと。思い切って商品化してよかったと思っています。
現在もハムやベーコンはまだ大量に余る日があります。先日もベーコンが12パック、ハムが8パック余りました。会社に赤字を出さないようにしているので、余ったものは私が全部買い取っているのが現状です。
「無塩せき」かつ「九州産」かつ「冷蔵」を通販で商品化するということは、本当に困難です。おそらくかごしまんまが唯一だと思います(冷凍であったり、高価なものはありますが)。
これらが商品化できたのは、当時のかごしまんまのお客さんの情熱とアイデアとご理解ご協力があってこそ。そして今でも皆さんがご理解ご協力くださっているから、商品として続いています。特殊な商品ではございますが、どうぞどうぞ、ご理解いただければ幸いです。
そしてこれからも、できるだけ放射能を避け、できるだけ九州産で、できるだけ添加物や農薬や遺伝子組み換えを避け、できるだけ安価で、できるだけ冷蔵のみで送料負担がかからない商品化をがんばっていきますね。
皆さんの周囲には理解者があまりいないかもしれません。でも全国にはたくさんの仲間がいます。かごしまんまはそれを誰よりも知っています。同じ空の下、悲観せず、がんばっていきましょう。

Edit by 山下 理江

平成27年6月2日

Jun 2. 2015 かごしまんまだより

口永良部島の大噴火や桜島による影響を心配された多くの方々から励ましのメールやメッセージを頂きました。幸い、かごしまんまのある大隅半島には特に目立った影響はありませんでしたが、噴火で被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
国は口永良部島の避難が長期化する恐れもあるとして仮設住宅の検討を進めているようです。
建築士としては、仮設住宅というものは建築確認もいらないまさに「仮設」で、住むにふさわしいとは到底言えない最低なものだと考えています。千葉に住んでいた時に仕事柄、311の仮設住宅の設計図を見たことがあります。外見は一見すると普通の長屋に見えますが、実はただ屋根と柱と床材と壁材があるだけで、断熱材もなく窓も単板ガラス、資材も設備も広さも最低です。もちろん防音もされていませんから隣人のくしゃみや話し声は丸聞こえです。断熱材がないので、夏は屋根からの輻射熱で家の中にいても熱中症になる危険があり、冬は凍死の危険性があるほどです。断熱材がない家で冬にストーブを炊くと結露がものすごく発生します。しかも単板ガラスなので、窓の結露とカビは床を腐敗させるほどです。「長期化する」とわかっていながら、どうして国はそんな住宅を国民に提供するのでしょうか。そんな過酷な住環境に、311の東日本大震災以降ずっと住み続けざるを得ない方々が今も大勢いるという現実に憤りさえ感じます。
たしかに仮設住宅は緊急性が高いので建築確認などの諸手続きを省略しなければならない事情はあると思います。でも、長期化するとわかっていて建てる「家」なのですから、せめて断熱だけは義務化を望みます。国民の仮設住宅は劣悪なのに、外国の人が1か月ほどしか滞在しないようなオリンピック村は豪華な建築計画があるなんてなんだかおかしな話です。
食材になんにも関係ないお話になってしまいましたね、すみません。

さて、鹿児島の桜島が昭和噴火や大正噴火のような大噴火が起きた場合、現実問題としてかごしまんまからの野菜や食材はどうなるでしょうか。シュミレーションしてみましょう。大正・昭和噴火規模ですと、風向きやタイミングにもよるかとは思いますが、緊急に鹿児島市や霧島市などの桜島に近い生産者からの商品はキャンセルになる可能性があります。これらの地域は降灰が凄すぎて視界不良となって輸送が止まる可能性が高いからです。
かごしまんまからの九州自動車道や一般道のルートは桜島付近を通らないですむう回路が幾つもあるので、その他の地域の生産者からの輸送も止まらないと思われます。よって、商品のお届け自体はおそらく止まることはないかと思われます。
しかし風向きが悪い時期(具体的には秋冬)ですと大隅半島の野菜全体が降灰の影響を受け、最悪の場合はご注文をストップさせて頂くかもしれません。返金等の諸対応はできると思います。しかし・・・
もしもそれ以上の、カルデラが形成されるような破局的な大噴火が九州のどこかで起こった場合は、おそらく1,2週間以内に九州が壊滅してしまうことでしょう。そして1か月以内に日本中は灰雲で覆われ、そのまた数か月以内に北半球全体が灰の雲で覆われ、最悪な場合は3年くらい太陽の光が遮られて冬の世界になるであろうといわれています。
そうなった場合は飛行機も飛べず、原発はおろか日本中のあらゆる機能が麻痺していますので、かごしまんまからのお届けはもちろん返金も困難であると思われます(その時点で私もスタッフもあの世の人になっている可能性が非常に高いです)。そして、太陽光が届かない世界は植物が育たないので北半球を食糧難が襲います。そうなりますと食料自給率が低い日本はまさに破局です。
そしてそういう破局的な噴火は地球の歴史上、数千年~1万年に1度くらいの頻度で必ず起こっている事象であります。皆さんが中学の社会で習った、この大隅半島を覆う「シラス台地」も破局噴火でできた賜物です。破局噴火は、北半球のどこで起こっても、私達全員が破局する危険性をはらんでいます。

Edit by 山下 理江

平成27年5月26日

May 25. 2015 かごしまんまだより

かごしまんまには毎日のように皆さんからツイッターやメールやご注文時のメッセージ欄に、お礼や応援のメッセージが届くのですが、4月以降は特に「久しぶりに〇〇を料理して食べられました」というお声を多く頂くようになりました。
「初めての焼きそば、早速、注文したモヤシや豚肉、野菜と炒めて、おいしくいただきました。焼きそばを家庭でつくったのは久しぶりです。めんがもちっとして、美味しいですね!」
「311以降、大丈夫かな?と思いながらも恐る恐るブラジルの鶏肉しか食べていませんでした。久しぶりに安心で美味しい鶏モモ肉を食べられて幸せです。」
「中揚げ、あっさりしていて美味しいですね。久しぶりに家族で頂きました。」
「パクチー、こちらでは関東産のものしか手に入らなくて食べられませんでした。かごしまんまさんのパクチーはスーパーのものよりずっと生命力があって力強くて香りがいいです」
「新しいもやしになって本当においしいです。しかも種類が増えて嬉しい。地元で手に入るのは栃木産のですし他の通販では売ってないので助かります」
「黒豚肉、故郷の鹿児島で良く食べた味でした。こちらで同じ味が食べられるとは、感激です」
「お肉と焼きそば、初注文です。楽しみにしています♪
「普通の主婦目線も忘れない新商品開拓、ありがとうございます。かごしまんまさんのお仕事には、いつも『心』や『あたたかさ』を感じて、時に厳しい、時に孤独な被ばく防御の日々に、癒しをもらっています。」
「九州産の強力粉、待っていました!パン作りに外国産のを使っていますが、ポストハーベストが気になり九州産を探していました」
まだまだたくさんの嬉しいメッセージを頂いているのですが、ここに載せきれません。

皆さん・・・・。311以降ここまで本当にがんばって我慢してこられたのですね。
ふと思い出します。311後に鹿児島のこの地に保養に来た時、スーパーや生協にデーリィの牛乳、「九州産小麦の焼きそば」、「九州産大豆の納豆」や豆腐、「鹿児島県産安心咲鶏モモ肉」や「鹿児島黒豚の無塩せきウインナー」や油揚げがたくさん売られていて安心したこと。それと同時に、私と同じように悩み苦しんでこういう食材を探し求めているママたちのためになんとか届けてあげたい、と決意した日のこと。最初の1~2年の、赤字となかなか商品化できない挫折と原発再稼働を止められない無力感に苦しんだこと。でも多くの応援メッセージに支えられ続けて頑張れていたこと。少しづつ商品もお客さんも増えてきたこと。少しづつ、お客さんが西へ住所変更していっていること。
移住した方も移住できないで苦しんでいる方も移住しない選択をした方(選択せざるを得ない方)も、立場や状況は本当に十人十色。どういう生き方の選択が正しいかなんて答えは出てきません。でもどの方も日本にいる以上、家族を守るべく本当に頑張っていることがメッセージだけでなくご注文内容からも伝わってきます。
これからは焼きそば、たくさん家族に作ってあげられますね、311前と同じように。
みなさんの喜びのメッセージを頂くたびに、私の心にも虹がかかります。
かごしまんまをやってきて本当によかったです。ありがとうございます。皆さんとのご縁に感謝です。
少しづつではありますが、これからも皆さんの「我慢してきた食材」を商品化できるよう、頑張ってまいりますね。ですから、たとえ自分の周囲には同じ思いや考えの方がいなくても自分を信じて、TVや新聞からだけでなく自分から情報をとりにいって、淡々と『できる範囲で』自衛してください。チェルノブイリの現在を鑑みても、日本もおそらく長期戦です。決して無理せず、時には自分を許しながら『できる範囲で』やっていきましょう。

Edit by 山下 理江

平成27年5月19日

May 19. 2015 かごしまんまだより

かごしまんまでは仕事中にラジオがかかっているのですが、今日はラジオのパーソナリティが「青梅は金属の棒で落とすのではなくできれば竹などで落とすのがいいと言われています」と話していました。鹿児島ではこの時期は梅の収穫方法がラジオで普通に流れてくるほど梅ジュース(梅シロップとも言います)・梅酒・梅干しづくりが盛んです。
【商品へ込められた願い(青梅・金柑・本葛・馬油編)】
かごしまんまでは主に日常的な食材や野菜を商品化するように心がけておりますが、たまに異色な食材も商品ラインナップしています。青梅、きんかん(現在は収穫期でない為販売していません)、本葛、馬油がそうです。これらは決して日常的に必要なものではありません。今回はその青梅、きんかん、本葛、馬油に込めた願いをご紹介します。
私達は311以降、被曝に気を付けて生活しています。
疲れた時や体調不良または風邪をひきそうな時にドリンク剤や漢方薬などを薬局で探すと、やっぱり何も買えないでいることが多いのではないでしょうか。「このドリンク剤はどこの水で作られているのだろう?」「この漢方薬の薬草はどこで栽培されたものだろう?」「この保湿クリームはどういう原料でどこの工場で製造されているのだろう?」そういうことを考え始めるとスーパーで食材を選ぶ時と同じように悲しくつらく孤独になります。私もそうです。でも九州・鹿児島県産のもので昔ながらの梅ジュースや金柑の甘露煮、本葛、馬油を家に常備するようになってからは本当に安心できるようになりました。
東日本に住まわれている方から「疲れやすくなった」「電車内アナウンスで急病人が出たという放送を聞いた」「風邪などひきやすくなった」という声をしばしばお聴きすることが多くなってきました。
放射能汚染地となってしまった現在の日本で生きるなかで、良好な体調でいるために、または少しでも体調不良になりそうな時の手助けになればいいな、と願いを込めて商品化しているのがこれら青梅、きんかん、本葛、馬油なのです。
梅ジュースは風邪や肉体疲労に効くと言われています。
金柑も喉や風邪にいいそうです。
本葛は有名な漢方薬の葛根湯の主原料と同じ葛根のでんぷんなので、日本では昔から薬代わりとして重宝されているものです。
馬油は天然の保湿クリームです。
これらが納得できる原料と産地なので安心感がまるで違います。
そして自分で頑張ってつくった梅ジュースや金柑の甘露煮の愛おしさは格別です。
意外にも簡単にできてしまうものです。つくる過程も面白さがあります。そして子供たちには母の味の記憶のひとつとなることでしょう。
本葛でつくる葛湯も、漢方薬の葛根湯よりはるかに安くて飲みやすくて美味しくて体が温まります。
『心から安心できてしかも身体の不調に効く』、そういう思い込みがまた精神的にもとても良いのかもしれません。
最近では体調がおかしいなと思ったらこれらを頑張って飲んだり食べたりして体調を整えるようにしているので、風邪をあまりひかなくなりました。
梅ジュースや金柑の甘露煮は母が作っていたので早くから商品化していましたが、本葛や馬油はかごしまんまのお客様から教えて頂き商品化したものです。心から感謝いたします。皆さんこれからもどうぞご指導ください。
さあ、今は青梅が旬(6月初旬位まで)です。この時期を逃すと梅ジュースは作れません。今まで手作りしたことがなくても大丈夫。簡単なレシピをお付けします。今年は頑張って梅ジュースを手作りしてみませんか。

Edit by 山下 理江

平成27年5月15日

May 14. 2015 かごしまんまだより

今年の大隅半島は気温の乱高下が激しく記録的な大雨にも見舞われて、多くの畑の野菜がダメになりました。特にキャベツや大根が姿を消してしまっていましたが、連休が開けて今回は久しぶりに野菜セットへキャベツを入れることができました。しかしなんだか天気図を見ると大きな丸い台風がまた近づいてきているような・・・・。一難去ってまた一難です。
【生産者さんそれぞれで違う農薬の避け方】
今回の野菜セットにはワイルドな無農薬野菜作りでおなじみの新馬場さんの山東菜とチンゲン菜が入っています。初めて新馬場さんの野菜を見る方にはその虫の穴の多さにびっくりさせてしまうと思います。すみません。でも丁寧に洗って虫の穴が開いている葉も気にせず調理して食べてみてください。露地で太陽をたくさん浴びて無農薬で育った野菜の美味しさったら!!力強い大地の味にもびっくりされると思います。
これはかごしまんま専用に新馬場さん(推定70歳・女性)が無農薬で育てている野菜で、「虫食いだらけなので、かごしまんまで買ってもらえないと直売所に出しても売れ残ってしまうのよ」だそうです。
人間にとって美味しいと感じる野菜は、もちろん他の生物にとってもごちそうです。ですから本来野菜は虫が食べて当たり前。でも虫が食べた野菜は見た目がとても悪くなってお店では売れ残っていきます。自然界にいる大量の虫を1匹づつ手で殺していくには無理がありますし人件費がかさみます。そこで一般の農家さんは虫を殺すために畑に一斉に農薬をかけます。すると虫食い穴や病原菌と戦った跡(シミ・キズ)のない綺麗な野菜が安くお店に並びます。見た目がきれいで安い方がお店では売れていきます。
でも虫が食べられない野菜が本当に美味しい野菜でしょうか?本当に安全な野菜でしょうか?私は違うと思いますので、農薬をなるべく使わない生産者さんがつくる野菜を食べたいですし皆さんにもご提供したいと思います。
実は「農薬が嫌いな生産者さん」にも色々個性があります。新馬場さんや井之上養豚さんのように『自然界と共存する畑(いわゆる草ボウボウ畑)』で野菜づくりをされる生産者さんもいれば、ぐるめ畑さんや旭信興産さん(ヘルシーリーフとフリフリリーフの生産者)のように『野菜には虫1匹近寄らせるもんか』で野菜作りをされる生産者さんもいます。ぐるめ畑さんは防虫網戸付の最新型ビニールハウスで完全防御、旭信興産さんはエアーカーテン付の出入り口がある衛生的な植物工場にして虫から完全防御しています(ここだけのヒミツですが旭信興産の社長さんは虫が大っ嫌いw)。また吉田自然農園さんは『虫があんまり来ない品種』での野菜作りをされているので、カラーふだん草とかアシタバとか珍しい野菜が出てくるのです。
同じ「農薬嫌い」でも生産者さんによって色々個性が出る野菜作りで、本当に面白いですね。
余談ですが、農薬を普通に使用する生産者Aさんと減農薬栽培する生産者Bさんとの畑がお隣り同士になってしまうとお互いに悲惨です。なぜならAさんの噴霧する農薬は、風に吹かれて農薬嫌いなBさんの畑に降り注いでしまいますし、逆にBさんの畑で元気に生活する虫さんたちもAさんの畑にどんどん飛来してしまうからです。
そのため生産者さんは、お隣りさんがどのような農法でどのような農薬を使用しているかも重要な関心事です。
ちなみに井之上養豚さんとぐるめ畑さんはお隣り同士でとても仲がいいのですが、かたや虫と共存する畑と、かたや虫1匹入れない完全防御ハウスが隣り同士に存在しているのをこの目で見た時には言葉が出ませんでした(笑)。この時の写真はかごしまんまHPの生産者紹介【井之上養豚】さんの記事に掲載してあります。

安全な食をお届けするため、生産者の皆さんもこのように頑張っています。どうぞみなさんも今の状況や現実を悲観せず、でも思考を閉ざさず、前向きに、自分にできることを一歩づつ、同じ空の下、共に頑張っていきましょう。決して一人ではありません。たしかに私達は少数派ではありますが、全国に仲間がたくさんいます。
無理せず・あせらずに、でも一歩一歩です。

Edit by 山下 理江

平成27年5月8日

May 7. 2015 かごしまんまだより

GWはお休みを頂きまして誠にありがとうございました。
私の連休は雨のキャンプ3連泊という修行のような毎日でしたが、皆さんより一足早く【九州産小粉100%使用の焼きそば】や【九州産小麦粉100%使用のゆでうどん】を調理したり、子供達と【佐賀県産特別栽培米の白玉粉】でおやつをつくったりと、食材はオールかごしまんまで調達できた喜びと安心感に満ちたキャンプを過ごせました。食に安心できる、って本当に心が落ち着きますね。なぜ私達はこんなに苦労しているのでしょう・・・。
この【九州産小麦粉100%の生麺シリーズ】はただ手軽で便利なだけではなく、一般的な同等商品よりもかなり添加物が少なく抑えられていてしかも小麦粉が九州産なのに安くて美味しいんです。すごい。メーカーさんに敬服します。(※焼きそばに付属の粉ソースは原料詳細を追えず、茨城県産となります。)

【1つの食材が商品化されるまで(修正・加筆)】
例えば、A会社さんのお豆腐。これを商品化させるにはまずお問い合わせです。皆さんと同じようにドキドキしながら電話で原材料の産地を問い合わせます。それからA会社さんの営業さんにお話を伺います。賞味期限の短い豆腐をどうやって配送するかが一番の問題です。A会社さんが自社のルート配送を持ち、その配送ラインにのることができればコスト的にも鮮度的にもベストです。近くなら私が取りに行けばいいのですが、遠いと宅配業者に依頼するしかなくなりコスト面と鮮度(賞味期限)の問題が出てきます。極端な話、1個しか豆腐のご注文がなくても送料をかけてかごしまんままで豆腐を運ばねばなりません。特に豆腐やもやし等の日配品は賞味期限が短く、野菜のように発送日ごとに新鮮なものを仕入れなくてはいけません。「遠方の日配品をいかにロスなく安く新鮮に仕入れるか」これが小さな会社のかごしまんまには一番の課題でした。
具体例であげますと、以前のメーカーさんのもやしは宅配便で配送してもらっていましたので、例えばお客様からのご注文が10個しかない発送日でも常に箱いっぱいの量である30個を発注していました。そうして余った分は「おまけ」として使いました。つまり、もやしは赤字の日が多くて本当に苦しかった商品でした。しかも傷みやすいので企業としてはもやしを販売中止にした方がいいくらいでした。しかし千葉にいた身として「九州の安全なもやしが食べたい」という皆さんのお気持ちは痛いほどわかっていたのでなんとか続けてきました。このメーカーさんにも大変お世話になっていましたので、今のもやしに切り替えるのはとても心苦しかったです。しかし新しいもやしは、メーカーさん独自の物流網にのって注文した分だけ新鮮な状態で発送日の早朝にかごしまんまに納入されるので、本当に安心でかつロスがなくなりました。
また、せっかくいい商品があっても問屋さんを通してしか仕入れられないメーカーさんもたくさんあります。今までは、できたばかりの小さな通販会社であるかごしまんまと少量の取引をしてくださるような問屋さんはなかなかありませんでした。しかし少しづつ実績を作りお客さんも増えて地元の信頼を得るようになってからは、物流網を持つメーカーさんとも取引できるようになり、様々な食材の商品化が実現できるようになったのです。

これは、ひとえに応援し続けてくださっている皆さんのおかげです。スタッフ一同、心より感謝いたします。
これからも何度断られても壁や問題があっても諦めずに商品化できるよう頑張っていきますので、どうぞみなさんも今の状況や現実を悲観せず、でも思考を閉ざさず、前向きに、自分にできることを一歩づつ、同じ空の下、共に頑張っていきましょう。決して一人ではありません。たしかに私達は少数派ではありますが、全国に仲間がたくさんいます。無理せず・あせらずに、でも一歩一歩です。

Edit by 山下 理江

平成27年4月28日

Apr 27. 2015 かごしまんまだより

昨晩かごしまんま近くの泉に行きましたところ、もう蛍が数匹舞っていました。蛍は幼虫の時にカワニナやタニシなどの巻貝を主に食べるのですが、このカワニナが非常に綺麗な小川や泉にしか生息しません。よって蛍の生息地も限られています。
実はお米の味も水によって左右されます。川やダムから灌漑用水を引いている田よりも、山の湧水を直接引いている田んぼのお米の方が断然美味しいです。よって蛍が舞う場所のお米はとても美味しいと推測されます。
全国的に蛍は絶滅傾向にあり、各地でホタルが澄める自然環境の保全や再生への取り組みがされています。

【5月からの新商品予定】
熊本製粉さんの【九州産小麦の強力粉】が取り扱えるようになります。
また、めん食さんの生麺シリーズ【九州産小麦のうどん】【九州産小麦のちゃんぽん】【九州産小麦の焼きそば】
が取り扱えます。嬉しいですね。(※焼きそばに付属の粉ソースは原料詳細を追えず、茨城県産となります。)
これらの商品はかごしまんま創業からずっと商品化したいな~、と切望していました。しかし今までは流通面、賞味期限、数量など色々な問題があって商品化できませんでした。やっと商品化ができます。安心で便利な食材がまた皆さんの冷蔵庫に届けられるようになります。楽しみにしていてくださいネ。

【1つの食材が商品化されるまで】
例えば、A会社さんのお豆腐。これを商品化させるにはまずお問い合わせです。皆さんと同じようにドキドキしながら電話で原材料の産地を問い合わせます。それからA会社さんの営業さんにお話を伺います。賞味期限の短い豆腐をどうやって配送するかが一番の問題です。A会社さんが自社のルート配送を持ち、その配送ラインにのれるようならコスト的にも鮮度的にもベストです。もしくは近くなら取りに行けばいいのですが、遠いと宅配業者に依頼するしかなくなりコスト面と鮮度(賞味期限)の問題が出てきます。
また、問屋さんを通してしか仕入れられない会社の商品もたくさんあります。今までは、できたばかりの小さな通販会社であるかごしまんまと少量の取引をしてくださるような問屋さんはなかなかありませんでした。
しかし少しづつ実績を作りお客さんも増えて地元の信頼を得るようになってからは、今まではできなかった食材の商品化ができるようになって参りました。
ひとえに応援し続けてくださっている皆さんのおかげです。スタッフ一同、心より感謝いたします。
これからも何度断られても壁や問題があっても諦めずに商品化できるよう頑張っていきますので、どうぞみなさんも今の状況や現実を悲観せず、でも思考を閉ざさず、前向きに、自分にできることを一歩づつ、同じ空の下、共に頑張っていきましょう。決して一人ではありません。たしかに私達は少数派ではありますが、全国に仲間がたくさんいます。無理せず・あせらずに、でも一歩一歩です。

【5月8日12日13日発送分のご注文の締切りは5月1日13時です】
上記の発送日の分は、なるべく4月中にご注文ください。
多くの生産者が連休のため連絡が取れないので締切り後の商品追加はできません。
4/29~5/6迄、弊社お休みとさせていただきます。その間の発送はお休みになります。
ご注文とメールはお受けできますが、お返事は連休明けになります。ご了承ください。

Edit by 山下 理江

平成27年4月21日

Apr 23. 2015 かごしまんまだより

かごしまんまがある大隅半島は3月から引き続き気温の乱高下が激しく、多くのキャベツに黒いシミや「溶け」が入っていたので今回は段ボールに入れる時の最終チェックで苦戦しました。また、野菜は春に気温上昇に伴って急激に成長するため、キャベツの芯が大きく固くなってしまいました。これはキャベツが子孫を残すために花を咲かせようとする前段階の状態です。全国から良い状態のキャベツが届くスーパーなどでは決して売り物にはならないようなものですが、産地を鹿児島や宮崎に絞ると今の時期のキャベツはこの状態がせいいっぱいです。野菜セットをご注文されたお客様、大変申し訳ございませんが、固い芯の部分を取り除いてお料理してくださいますようご理解ご協力お願い申し上げます。

【かごしまんまの野菜セット】
現在は野菜セットには全11種類の品目の野菜をいれるようにしています。
理想としては、全ての野菜の品目を契約栽培農家さんだけから直接仕入れられたらいいな、と考えています。
しかしながらかごしまんまがある鹿屋市は、戦時中は鹿屋航空基地(現在は海上自衛隊鹿屋航空基地)があったほど、鹿児島では珍しく平野が多い土地柄です。そこへ南国特有の強い太陽光が遮られずに降り注ぐので、夏場の鹿屋の野菜の生育状況は非常に悪くなります。よって夏期は鹿屋市近隣だけでは10種類以上の野菜を揃えることが非常に難しくなってきます。遠方の有機栽培農家さんと契約すると、かごしまんまに届けられるまでに時間と輸送コストがかかる上に鮮度が落ちます。さらに何か問題があった時にすぐに対応できません。
そこで契約栽培農家さんだけでなく市場へ仕入れに行ける生産者さんとも契約しています。そうすることによって、今の時期や夏の厳しい時期に安定した品数の九州野菜を市場で仕入れることができますし、冬場も佐賀県のレンコンなど遠方の九州野菜を配送費無しで安く新鮮に仕入れることができます。
また、かごしまんまの契約農家さんは無農薬栽培や減農薬栽培なので、季節や気候に合った野菜しか作れないことが多く、さらに収穫の直前に病気や天候で全滅することもしばしば。
そういう時もやはり市場へ仕入れに行ける生産者さんが頑張って急遽代わりの品目を用意してくださいます。今回も鹿屋市近郊のキャベツは軒並みダメになっていて、市場の仕入担当の方はかなり苦労してキャベツを手に入れてくださいました。
野菜が良く育つ高原や高冷地がある土地を羨ましくなることも多いかごしまんまではありますが、野菜セットの品種を全て減農薬・無農薬栽培にできないぶん、その他の食材を豊富にラインナップして全国の皆様の買物における心の負担を少しでも和らげたいな、と願っています。
今は九州産の強力粉や生麺類の商品化を実現させるべく日々取り組んでいます。
納得できるものを探し続け、断られても諦めずに頑張っていきますから、どうぞみなさんも今の現実を悲観せず、でも思考を閉ざさず、前向きに、自分にできることを一歩づつ、同じ空の下、共に頑張っていきましょう。

【5月8日12日13日発送分のご注文の締切りは5月1日13時です】
多くの生産者が連休のため連絡が取れないので締切り後の商品追加はできません。
4/29~5/6迄、弊社お休みとさせていただきます。その間の発送はお休みになります。
ご注文とメールはお受けできますが、お返事は連休明けになります。ご了承ください。

Edit by 山下 理江

平成27年4月17日

Apr 16. 2015 かごしまんまだより

かごしまんまがある大隅半島は3月から引き続き気温の乱高下が激しく、多くのキャベツに黒いシミや「溶け」が入って価格が高騰し、仕入れることができませんでした。大根も土壌細菌の活発化により肌が汚くなってきましたが、これは農薬を極力使用していない証です。どうぞ安心して召し上がってください。

【精肉類の取り扱いが始まりました】
いよいよ精肉類も取り扱いスタートしました。精肉類はかごしまんまが始まってからずっと商品化したかったのですが、多くの精肉店が冷凍発送のみの取り扱いか、冷蔵可でもトレーに入れてラップで包むだけの包装なので配送中に肉汁が出てしまう恐れがあり、商品化できませんでした。
冷凍ですと野菜と同梱できないので送料負担が発生してしまいますし、なによりせっかく美味しいお肉であっても味が落ちてしまいます。
美味しくて安心なお肉をどうしても冷蔵でお届けしたい。それを叶えるには真空パックする設備が必要でした。しかしこの真空包装機を備えている精肉店さんがなかなかいません。おそらく真空すると見栄えが悪くなるのでお客さんが目で見て選ぶような店頭販売には向かないため必要性がないのでしょう。なかなかかごしまんまで精肉類を取り扱うことができないままでした。
しかし最近、ご近所の新村畜産さんが真空包装機を導入したとのこと、さっそくお取引をお願いしました。
新村畜産さんは新鮮で質が良くて美味しいお肉を生(冷蔵)のまま豊富に揃えられている精肉店で、しかも安いので地元に大変人気があるお店です。焼き肉店も2店舗経営していらっしゃり、こちらも人気店なので常に新鮮なお肉が回転し仕入れられているのです。新村畜産さんはもともと昔から黒毛和牛を生産されていて品評会でも数多くの受賞歴があり、肉類を見る目は確かです。しかも田畑(有機栽培)もたくさん持っていらっしゃるので、田から出た稲わら等は牛舎へ、牛舎から出た糞尿は田畑の堆肥へと、自社内で循環型農業が成立しているのです。牧場も田畑も精肉店も焼き肉店も持っていらっしゃるので、社長さんは超ご多忙なのですが、とても気さくな方でかごしまんまの理念を理解してくださり、時間をじっくりかけて牧場などを見学させて頂きました。それは同じ経営者としてとても刺激を受け、勉強させられた貴重なひとときでした。
せっかく通販でお肉をお取り寄せするのですから、なるべく安全でなるべく安価で、そして「感動するほどの美味しさ」を日常的に味わっていただきたい。それを新村畜産さんは提供してくださいます。
鹿児島の黒毛和牛や黒豚は、肉質が本当に良くて脂身が甘いです。鶏は遺伝子組み換えでない飼料のみを与え、飼育期間中に抗生物質・抗菌剤を極力投与しないものを商品化しました。
※(豚や牛の飼料はとても大量に必要なため、全てを遺伝子組み換えでない飼料に絞ることは飼料高騰の現況では生産者にとって大変厳しいのでできません。ご理解くださいますようお願いします)
それらを新鮮な生肉のまま、冷蔵でお届けします。
(冷凍保存可能ですが、とっても美味しいのでできれば冷凍せずにその美味しさを味わってくださいね。)
最初は皆さんからたくさん頂きましたご意見の中から最も多かった10種類の品目でスタートしますが、少しづつ品目も増やしていきますね。「豚の角煮用ブロック肉が欲しい♪」というようなリクエストもこれからも遠慮なくお寄せくださいませ。

放射能も農薬も添加物も遺伝子組み換えもみんな日々、勉強ですね。
悲観せず、でも思考を閉ざさず、前向きにできることを一歩づつ、同じ空の下、共に頑張っていきましょう。

Edit by 山下 理江

平成27年4月7日

Apr 6. 2015 かごしまんまだより

かごしまんまがある大隅半島は3月から気温の乱高下が激しく、ここ数日は桜の花びらが舞い散る中を半袖で過ごし、南国独特の天気雨が降る中でカエルも大合唱する、そんな状況です。季節の急激な変化は私達も体調を崩したり風邪をひいたりしますが、野菜さんたちにとってもそれは過酷な状況で、レタスやキャベツに「溶け」が入ったり、大根の表面が大荒れ模様になっております。
特にこの時期の無農薬栽培の大根は、自分の力で土の中の細菌や生物と戦うので、穴様の模様や黒いシミやあざができていますが、これは『かさぶた』や『傷跡』のようなもので、無農薬の証ともいえます。スーパーなどで売られている大根の肌は真っ白なのでびっくりされた方もいらっしゃると思いますが、どうぞ「無農薬でよく戦ってきたね」と撫でてあげながら、皮をむいて食べてやってください。

【都道府県によって違う減農薬の基準】
『減農薬』という言葉がついている農産物ならとても安心な気がしてきますが、使用回数が少なくても「毒性や環境負荷の高いものであったり」「噴霧面積あたりの農薬の濃度が濃かったり」「収穫期の直前に撒いていたり」調べてみると内容が一概には「安心」とは言えない場合があります。
『減農薬』というのは、正式には農林水産省が『特別栽培農産物』という名称で正式にその定義と表示ガイドラインを定めています。
それによりますと、
『特別栽培農産物』・・・その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物です。
とあり、それに基づき各都道府県がそれぞれを定めて各都道府県のHP上に公開しています。
しかし、よく調べるとその慣行レベルの基準が各都道府県によって全然違うことがわかります。
一般に生物は気温が高いと活動が活発化するので、農薬は九州が一番使われているのかなと予想していたのですが、意外とそうではなくてむしろ九州は全般的に農薬使用が低い傾向にあります。
野菜の品種別に各都道府県の慣行レベルがどのように違ってきているのか、これは面白そうな研究テーマですね。
例えば「大規模農業が盛んな地域」と「人手を多く使う小規模農業の地域」とでは大きく違いますでしょうし、また「臭いや騒音等の公害にうるさい都市型農業の地域」とそれらを全く気にしなくていい「郊外型農業の地域」とでも全然違ってきますよね。
都道府県別によって違う慣行レベルを調べることで、農薬や化学肥料についてなにか見えてくるものがありそうです。
かごしまんまでもこのテーマについて少しづつ研究してみなさんに報告していこうと思います。
放射能も農薬も添加物も遺伝子組み換えもみんな日々、勉強ですね。
悲観せず、でも思考を閉ざさず、前向きにできることを一歩づつ、同じ空の下、共に頑張っていきましょう。

Edit by 山下 理江