2020年10月後半版

Oct 15. 2020 かごしまんまだより

【お茶はすごいぞ】
またお茶を商品に追加しました。びわの葉のお茶『ねじめびわ茶』です。
はとむぎ茶、べにふうき緑茶、ほうじ茶、、、、かごしまんまには身体に良いお茶がたくさんあります。身体に色々めちゃくちゃいいんですが、薬事法などの関係で、商品説明に効能や効果がうたえないのが悩ましいッス!!!
しかし「○○に直接アプローチします」という言い方はかろうじてOKみたいなので、ここで言っちゃいます。
はとむぎ茶は、イボや皮膚トラブルや新陳代謝や便秘にアプローチします。
べにふうき茶は、花粉症やアレルギー性鼻炎にアプローチします。ほうじ茶は、血液や気分や脂肪にアプローチ。(※各お茶の詳しい効能はぜひ『○○茶 効能』でネット検索してみてください。すごいです)
新しく取り扱う『ねじめびわ茶』も本当にすごい。利尿作用・便秘・血糖値や血圧・がんや生活習慣病予防などにアプローチするそうで、鹿児島大学とびわ茶メーカーが長年にわたり色々共同研究をしているほどです。
我が家も便秘がちだった娘がびわ茶を飲み始めてから毎日トイレや体重計にアプローチするようになり、気に入って飲んでます(もはや日本語へのアプローチがおかしくなっています)。
実は鹿児島は、千葉県とならんでびわの生産が盛んです。中医学を少しかじり始めた頃、びわの葉が中医学や漢方で昔から重宝されてきたことを知って、はじめは自分でびわの葉を干して煎じて飲んでいました。そのうち娘もがぶ飲みするようになり、自分で作るだけではとても追いつかなくなって『ねじめびわ茶』を飲むようになったのでした。
利尿作用に非常にアプローチするので映画『ドラえもん のび太の新恐竜』を観に行く日はびわ茶を控えました。それほど利尿作用がすご・・・いや、アプローチしてくるんです(映画も涙腺にアプローチしてきました)。
かごしまんまユーザーの皆さんも、びわ茶?なんだそりゃ?の方が多いと思います。
そこでメーカーのご厚意でびわ茶サンプルをお配りできることになりました。嬉しいですね!!
簡単な飲み方は、1Lの保温ポットにこれを入れて熱いお湯を注いでおくだけ。10分後位からおいしく飲めます。
ぜひ楽しんでくださいネ。

【かごしまんまの年末年始商品】
世の中は既におせちの予約合戦がさかんですね。
すみません、かごしまんまではおせちセットの予約はないんです・・・。
なにせおせちの具材って、産地とか添加物とか色々ホント普通の食品よりもNGがあり過ぎて・・・・。
かまぼこ類も『吉開の蒲鉾』さんに代わるものが見つかりません。ホントすみません。
かごしまんまでは例年同様11月後半から『シュトーレン』『クリスマスケーキ手作りセット』『若鶏骨付もも肉』『おせちの煮しめ手作りセット』『手作り丸餅』『お屠蘇用のお酒』はじめ、おせちの具材などを販売開始します。
パーティシーズンに向けて、フランスパンとロールパンの商品化も進めています。テーブルが華やかになりますよ。

放射能に添加物に農薬にGM、そのうえ今年はコロナ禍で、私達は神経をたくさんつかってきましたね・・・。
おうちごはんだけは安心して思いっきり美味しく楽しく食べられますように。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年10月前半版

Sep 29. 2020 かごしまんまだより

【旬スイッチを感じましょう】
記録的な猛暑だった夏も、もうすっかりどこかへ行ってしまいましたね。
どこも行けずひたすら悶々と家で耐えるという前代未聞な夏を、子供も大人もよく頑張りましたハナマルです!

季節の変わり目は野菜も変わり目です。ゴーヤや空心菜やヘチマは消え、ナスも高騰、通年あるピーマンも今はちょうど小さいのしかありません。秋野菜もまだまだ小さく値段も高め。野菜好きには一番つらい端境期です。

この時期に台頭してくるのが根菜類。ごぼう、さつま芋、里芋、生姜、ビーツ、レンコン・・・です。
ちょっと調理が面倒なイメージの根菜類ですが、自然の理にかなう栄養が豊富な重要野菜でもあります。
これら根菜類には主に身体を温める成分が含まれ、胃腸を整える繊維質も豊富です。
朝晩の急な冷え込みに対応できない身体の調子をサポートしてくれます。ぜひ積極的に摂りましょう。

ごぼうはサッと皮をピーラーで剥いて適当にカットして茹で、ドレッシングやマヨネーズで和えてごぼうサラダに。
さつま芋はトースターで40分ほど焼いてそのままおやつにしたり、細い場合は皮ごと輪切りにしてお米と黒酒半カップと塩少々とともに炊いてさつま芋ご飯にしたり。
里芋は皮を剥いて茹でて潰してお焼きやハンバーグにすると、子供たちも喜びます。
生姜はすりおろして醤油と混ぜ『生姜醤油』をつくって、豆腐やハンバーグにかけて楽しみます。もみ紫蘇に漬け込んで紅生姜づくりを楽しんだり、生姜焼きや生姜紅茶にしたりと万能選手です。
特に紅生姜づくりはこの時期のおすすめです。1年分くらいつくって保存瓶に入れて冷蔵庫にストックしておけば、焼きそばやお好み焼きや冷やし中華を食べるときに重宝しますヨ。意外なほど簡単に作れるんです。
かごしまんまには『もみ紫蘇』もありますのでぜひお役立てください。
ビーツはすごい赤色が気にならなければ鶏肉と炒めて塩コショウで食べるのがおすすめ。見た目はすごいですが、ビーツの甘さと鶏肉のうまみと塩コショウがマッチして後を引く美味しさです。ビーツのピクルスは王道ですね。
旬のはじめのレンコンは、ぜひシンプルに炒め、醤油・黒酒(またはみりん)・粗糖を絡めてきんぴらにして食べてみてください。エノキやカツオ粉末をトッピングするとさらに美味しさUPです。

旬の野菜を食べると、身体が喜ぶような美味しさを感じます。これを私は『旬スイッチ』と呼んでいます。
人間も自然界の一部。動物も人も、自然のサイクルに合った旬のものを食べると身体が喜ぶ仕組みになっているのだと思います。秋は食欲が増して身体に脂肪や栄養を蓄えようとする動物が多いです。牛もそうなので、私たちが飲む牛乳の脂肪分も秋冬は増えていきます。栗や木の実や芋類などを食べまくって冬に備える動物も多いですね。
旬野菜を食べることで身体の内側からも秋を感じとり、身体全体が秋冬仕様へチェンジしていくので免疫力も高まります。さあ根菜類をモリモリ食べて『旬スイッチ』を感じてくださいネ。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年9月後半版

Sep 17. 2020 かごしまんまだより

【台風通過後は野菜の端境期】
特別警戒級といわれた台風10号は、九州接近前になんとか勢力を弱めてくれたので被害もそれほど大きくなくてホッとしました。かごしまんまも数時間ほど停電したくらいですみましたので、台風直後の8日の出荷も無事にできました。しかし舞台裏では大変なことが起こっていました。なんと最寄りのヤマト運輸さんが出荷日もずっと停電していたのです。急遽同じ市内の別営業所のヤマト運輸さんに集荷となり、ドライバーさんたちが本当に頑張っていつも通りの出荷を支えてくださいました。
大きな被害がなかったとはいえ、野菜にとっては大きな打撃となりました。
数年前の台風時にビニールハウスのビニールをはがさずに耐えようとしたところ、骨組みごと大きく曲がって大損害を負ってしまったぐるめ畑さんは、今回の台風では早々にビニールをすべてはがすことを決定しました。
ビニールをはがして骨組みだけにすれば、骨組みが損傷せずに済み、台風通過後に再びビニールを張りなおしてハウスを復活させられるからです。しかしビニールで守られていた水菜や小松菜は、それがはがされたためむき出しの状態になって暴風雨にさらされて壊滅状態になりました。水菜や小松菜の栽培期間は苗から最低でも2週間はかかります。ぐるめ畑さんの葉物野菜の再開は23日出荷分からの予定です
サンフィールズさんもビニールをはがしたので、きゅうりがしばらくお休みです。オクラは台風による強風で擦れ傷が多くできてところどころ黒ずんでしまい、育たずいつもより小さめです、すみません。
上村農園さんはギリギリまで考えてビニールをはがさない決断をしました。強風でビニールの一部が破れ、小松菜や山東菜が泥だらけになってしまいましたが、台風後もなんとか無事に出荷し続けてます。
井之上ファームさんのかぼちゃは豪雨により水没して全滅しました。
市場仕入れのナスやピーマンも、台風後はかなり傷や黒ずみが目立ちます。雨により水を多く含んで傷みやすくなっています。もしくは強風から守られたラッキーでキレイなものが倍の価格となって出荷されています。ゴーヤやヘチマなどのつる性植物の野菜の多くは木ごと倒れたり落ちたりしてダメになってしまい、市場から消えてしまいました。
ニュースでは九州各地の野菜や果物が雨や強風でダメになったと報道されており、だいぶ色々なものが高騰していたり、店頭が品薄になっていたりします。
季節も夏の終わりなのでこうして夏野菜は消えていき、9月いっぱいは野菜の種類が少ない端境期(はざかいき)で、苦しい数週間です。鹿児島ではない九州野菜や冬瓜・生姜やビーツなど補欠選手もセットに入ります。すみません。しかし今年は特にコロナ禍なので栄養や免疫力が欲しいところ。冬瓜君・生姜君やビーツ君は私たちの身体にいい働きをしてくれますヨ♪
10月からは気温が下がってきますので、徐々に秋野菜が出てきて秋色にシフトしていきます。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年9月前半版

Sep 3. 2020 かごしまんまだより

【夏の終わりと秋の始まり】
猛暑にコロナに息苦しかった夏でしたが、秋の気配も感じてきました(とはいえ鹿児島は10月末まで暑い)。
収穫しても収穫しても毎日ものすごい勢いで伸び続けていた空心菜やゴーヤやモロヘイヤがいよいよ終わりです。
ゴーヤは大きくならず数も増えなくなってきたら収穫終了のサイン。空心菜の場合は花芽がつくと葉や茎が固くなって終了。モロヘイヤの種子やサヤにはストロファンチジンという毒が含まれるので、つぼみや花を見つけたら強制的に収穫終了です(つぼみや葉や茎には毒は含まれません。1996年長崎で、牛に花が咲いた後のモロヘイヤを食べさせて3頭死亡した事故があります)。
オクラは10月位まで収穫できる品種ですが、これからはアントシアニンの影響で赤く色づくものが多くなり、繊維が固く食べられないものが混じり始めます。また台風が来れば擦り傷が増えてきます。
にんにくも玉ねぎもまだあるにはあるのですが、3月に収穫した貯蔵ものなので夏の暑さで多くに傷みが出て皮をむかないと中身がどうなっているのかわかりません。しかし皮をむくと貧相になるし傷んだ部分を取り除く手間も大変だし・・・で販売終了です。生産者さん自身は、これらを屋根の下の涼しく風通しのいい場所に吊るしておき、傷んだ部分を取り除きながらまだまだ長く食べつないでいきます。
冷蔵庫に入れておけばもつのではないか?と思ってしまいますが、難しいもので、玉ねぎやニンニクや芋類や米類というのは冷蔵庫の野菜室保存にはむきません。多湿により芽や根が出たり、変色したりカビてしまったり、コメはヒビが入って研ぐとボロボロ細かくなってしまったりします。16~20度(つまり春や秋の収穫期の自然環境そのもの)が貯蔵に最適な温度で、しかも多湿だとカビてしまいます。難しいですね~。

秋は台風が心配ですが、もう少し気温が下がってくれば色々な野菜が出てくるので楽しみですね。

さて夏の終わりと秋の始まりのこの時期のお楽しみといえば、日本最南端の多田りんご園さんのりんごです。
9月いっぱいくらいまで、土日を利用して車で往復2時間半かけて私と子供達で収穫しに行ってます(多田ご夫妻はご高齢のため、もっぱら収穫も運搬も私達母子ですwww)。
九州では栽培が大変で生産者さんも高齢化が進みどんどん激減しています。多田さんご夫妻も杖をつきながら歩いています。小さめでキズやヒビもあり値段もやや高めですが、九州最南端のりんごの味は意外なほど格別です。
特にヒビ割れが表面にあるものは「はじけるように熟して甘いですよ~」というサイン。シャクシャク爽やかな甘さを楽しんでください。そして農薬をほぼ使っていない(特に実には全くかけておりませんしワックスがけもしておりません)ので、ぜひ皮ごとシャクリと味わってください。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年8月後半版

Aug 18. 2020 かごしまんまだより

【過去のパンデミックに学ぶ】
夏休みはいかがお過ごしですか。私は父のお墓参り(徒歩圏)に行ったり、近所のカフェで何回かコーヒーを飲んだりしたくらいです。連日35~38℃の猛暑日も重なり、なんだか息苦しいお盆でした。
おババ(私の母です)はもう何か月も温泉や老人会に行かず、娘(中2)の修学旅行もとうとう中止になり、息子(小4)はずっと家でマインクラフトというゲームに没頭して暇をやり過ごしています。皆悶々としています。
せっかくなので『感染爆発(見えざる敵=ウイルスに挑む)』(デイビット・ゲッツ著 金の星社)という児童書を親子で読んでみました。1918年のスペインインフルエンザについて当時の様子や現代までの流れが書かれ、コロナ禍に生きる私達にとって大変参考になる本です。まだ夏休みの読書感想文を書いてない皆さん、これは良書です。
ふりがながありやさしい文章で、小学校高学年くらいから読めて大人にも面白いです。
第一次世界大戦のさなか1918年3月4日に、アメリカの軍キャンプ地で最初のインフルエンザ患者が報告され、あっという間に世界中に広まり、感染爆発しました。さらにその夏には危険度が上がり、健康な若者が次々と亡くなりました。たった半年ほどで当時の地球上に住むほぼ全員がかかり、亡くなった数も2000万~4000万人と推測されています。日本でも公式に記録されているだけで国民の半数以上がかかり、38万人以上が亡くなりました。
当時も映画館や商店や学校や教会などが閉鎖され、医療従事者の多くも感染し、警察も消防もごみ収集も葬儀屋も人手不足になり、社会機能が麻痺しました。ところがその翌年1919年の夏前にはこのウイルスは忽然と消え去り終息します。多くの人が命を落とすほどの悪性になった原因やメカニズムの全容は、いまだ解明されておりません。
当時に比べ現代医療は1918年より格段に進歩しましたが、ひとりのひとを徹底的に治療することが主になり、極めて大勢の人々を同時に治療する方向へは進歩しておりません。様々な治療器具や薬があっても、一度に多くの患者が出れば、人材も物も不足します。ワクチンの開発もすぐにはできません。なのでパンデミックの兆候をできるだけ早く見つけて、世界中が全力で対策する努力をしています。そんななかで新型コロナウイルスが出現したのでした。
今、世界中がワクチン開発に全力をあげています。
しかしどんなに急いでワクチンを作っても、全ての国民がワクチンを打ち終えるには数か月かかります。
そこで最初に出荷される数千万人分のワクチンは、優先的に打つべき人に使われる必要があります。
ワクチンを優先的に打つべき人とはどんな人を指すでしょうか?
小4の息子に聞いてみると「子供やお年寄りや体の弱い人や病気の人」と答えました。
正解は「消防士や警察官、そして特に医療従事者など、社会の機能を維持するのに必要な人達です。彼らが感染して倒れていったら病人の保護ができなくなってしまいます。1918年のパンデミックではそれが大きな問題だったのです。」(アメリカ疾病対策センターのコックス博士談 本書118ページより引用)
このグループへの接種が終わったら、つぎはハイリスクグループです。感染したら特に命の危険がある人達のことで、持病のある人や高齢者です。新しく出現したインフルエンザウイルスが特定の人にかかりやすい傾向を見せた場合には、そういったひとたちも優先されます。この本にはそんな内容が書かれています。
つまりウイルスが消え去るか特効薬やワクチンが普及されるようになるまで、とにかく私達は感染予防に努めるしかなさそうです。マスクと手洗い、旬の野菜や良い食材をできるだけとり、十分な睡眠をとることが重要ですね。
明けない夜も降りやまない雨もありません。大丈夫。同じ空の下、今日も頑張ってまいりましょう。

Edit by 山下 理江

2020年8月前半版

Aug 17. 2020 かごしまんまだより

【中医学のすすめ】
今、中医学に興味があって藤田康介さんの『中医養生のすすめ』を読んでいます。とても良い本でおススメです。
藤田さんは1996年に上海に渡り、何年も中医学を勉強して医学博士を取得され、現在は上海でお医者さんをされている中医学のスペシャリストです。
中医学とは、中国伝統医学のことです。中医学では、自然界の変化やサイクルは人体の生理・病理の変化と呼応しているという『天人相応』の思想があります。そして老若男女問わず、まず日常の食生活などでセルフ養生して病気にかからないよう予防していく『未病を治す』が基本的な姿勢です。
中医学に興味を抱いたのは、かごしまんまを始めてから体調がどんどん良くなって、いったいどうしてなんだろう?と考え続け「もしかして旬のものだけを食べ続ける食生活に健康の鍵があるのではないか」と思い始めたのがきっかけです。色々調べていくうちに、この中国伝統医学にその答えがたくさんありました。
日本では「○○が体に良い」と言われると、季節を問わずブームになる傾向があります。例えばヨモギが良いとあれば夏なのにヨモギのサプリをとったりしますね。しかし中医学では養生は四季に合わせて変化します。
たとえば春にはナズナやタケノコ・ソラマメ・ヨモギが重宝されます。
中国の端午の節句は旧暦なので6月に行われます。ちょうど梅雨でジメジメとしてカビや虫も出てきて伝染病が発生しやすい時期です。なので独特の香りと味があって虫がつきにくい菖蒲(ショウブ)が重宝されます。菖蒲湯に入って皮膚病を予防し、玄関に菖蒲を飾って邪気を追い払い、ヨモギ餅を作って食べます。
日本でも1月7日の七草がゆや、節句の菖蒲湯の習慣がありますが、年中行事は中医学的にも重要なことなのです。
中国では、夏はトウガン・ハトムギ・緑豆・ヘチマ・ゴーヤ・スイカをよく食べます。
トウガンは炒めたりスープにしたりと、夏の上海の食材の定番で、皮も種も生薬として使われます。ハトムギはイボに効果があります。緑豆は日本ではモヤシが有名ですが、中国では夏バテや熱中症対策などに使われます。ヘチマは発熱や皮膚の化膿性疾患に効果があり、スイカは『天然の白虎湯』とされ、熱さましや口の渇きに使われます。
逆に、旬ではないものは、その季節の人間に必要なものとは反対の作用や効果をもたらすことが多いです。
このように中国では季節に合わせて身体に良いものを摂取して病気を予防するという考え方が根付いています。
中国では医者でなくても生きていくための必要不可欠な知識として中医学があります。なぜなら山奥の農村のように、病気になっても簡単には病院に行けなかったり、病院があっても必要な処置が十分にできなかったりするから。身近にある薬草や材料で治療・処置する中医学が発展し、人々の生活に浸透しました。
これは現代のコロナ禍を生きる私達にも共通することではないでしょうか。病院に簡単に行けない時代だからこそ、病気になる前に季節に合わせて旬のものを食べ、セルフ養生をしていく。
何千年と受け継がれてきた膨大なデータと経験の結晶である中医学の知識を活かすこと、それは季節や行事を忘れつつある日本の私達にも、非常に重要なことだと思うのです。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。
全国的にコロナ感染者数が増えてきています。どうぞ体調第一にお過ごしください!

Edit by 山下 理江

2020年7月前半版

Jun 30. 2020 かごしまんまだより

【なぜ『国産』表示なのか】
『九州産納豆 減塩のタレ付』が販売終了となりました。
突然過ぎるメーカーの営業担当Aさんからの電話。「明後日から北海道産の大豆で仕込むことになりました」
いきなりそりゃないっしょ!
年々減る作付け面積と、去年の夏の台風大雨被害でムラユタカという大豆が高騰したのが原因とのこと。
九州の大豆の生産高は、農業就労者の高齢化や台風大雨被害で年々減りつつあります。おそらくこの納豆の原材料が九州産に戻ることはないでしょう。残念ですね・・・。
じつはこういうことは、かごしまんまではしょっちゅうあります。
たとえば『たまねぎ黒酢ドレッシング』。主役の玉ねぎが突然北海道産に切り替わっていたりします。佐賀県産玉ねぎに切り替わるときもメーカーからの連絡はありません。
「そろそろ佐賀県産になったかな・・・?」という時期に、かごしまんまからメーカーに何回か電話で連絡して聞きながら切り替わり時期を知ります。
決してメーカーがいいかげんな体質というわけではありません。
そもそも大半の人は、原料の産地など気にしてないのが現状です。
気にしているとしても、国産かそうでないかだけ。
『国産』とは都道府県でいうとどこを指すのか?と気にしているのは、小さな会社のかごしまんまのみ。
Aさんが産地の切り替わりをかごしまんまに伝えるのをうっかり忘れてしまったのも無理がありません。
つい先日も野菜の市場仕入れ担当業者のBさんが、キレイで美しい大根を納入してくれました。
「うわー、この時期に珍しいほどキレイな大根ですね、産地どこですか?」と聞くと、
Bさんは青ざめた顔で「あ・・・・そういえば青森県産でした。すみませんうっかりしました!」と大根を持ち帰って行きました。かごしまんまの他に納入先がたくさんあるので、つい間違えてしまったのでした。
これからの季節は、大根やニンジンやキャベツがどんどん小さく貧弱になって肌も汚く甘みもなくなります。
これは、大根やニンジンやキャベツが夏の旬の野菜ではないから。
冬には闘わなくていい細菌や虫たちや暑さとの戦いでエネルギーを使うので、細く小さくなって甘みがなくなるのです。夏にチューリップを咲かせられないように、それぞれの野菜にも最適な季節があります。
鹿児島県産玉ねぎもそろそろ様子がおかしくなってきました。中身が大丈夫かどうか確かめるために一部の皮が剥いてあったり、やたら大きくなっていたり変な形だったり。在庫がなくなってきた兆候です。
これらの冬野菜は、これからは九州の中でも高冷地限定で出荷され品薄で高値になっていき、真夏は九州から完全に消えます。そして長野、群馬、青森、北海道産に産地を北上リレーして切り替わっていきます。
原料の産地が切り替わるたびに、食品メーカーが商品パッケージの印刷を変えていけばコストがかかります。
またこれら全ての産地を商品の原材料欄に記入していたらきりがなく、表示スペースがなくなります。
商品の原材料の産地が『国産』としか表示しないのはそういう理由があります。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。
梅雨でジメジメしているうえに今年も猛暑です。どうぞ体調第一にお過ごしください!

Edit by 山下 理江

2020年6月後半版

Jun 22. 2020 かごしまんまだより

【6月の出荷予定変更のお知らせ】
お配りした2020カレンダーの6月について訂正です。
第4週は24日(水)発送予定でしたが、コロナの影響で行事中止となり、通常通りの23日(火)出荷です。

【免疫力を高めるとは】
6月18日号の週刊文春の記事で鎌田實医師がこう仰っていました。
「免疫には『獲得免疫』と『自然免疫』がある。獲得免疫はすごくパワーのある免疫で、感染して抗体ができたり、ワクチンを打ったりして獲得できる免疫。対して自然免疫は、ウイルスが入ってくるとパクっと食べる貪食細胞のパトロールの働きを強化する免疫。獲得免疫ほどのパワーはないものの自然免疫を上げると、実は獲得免疫にも影響を与えて抗体をできやすくします。感染したとしても、重症化するリスクを下げられる。
この自然免疫を高めるにはどうしたらいいかというと、1日のリズム、毎日体内時計をリセットすることが大事。体内時計は1日に25時間でできているので、リセットしないで7日も経つと時間感覚がずれていく。それを避けるためには、朝、太陽の光を浴びることが効果的である。朝、太陽の光を浴びることで、セロトニンというホルモンが出る。これは鬱になりにくくなると同時に、夕方から夜にかけては睡眠ホルモンになってくれる。あとは体を温めることも大切。シャワーじゃなくお風呂に入り、体を温めることでリンパ管の流れをよくして貪食細胞のパトロールを強化する。そのために自然免疫を高めることは重要である」
朝日を浴びるって、生物にとって大切なんですね。自然免疫を高めるポイントとしてよく言われていることは、
① 旬の野菜や果物を食べる
② キノコ類を食べる
③ 鍋料理を食べる
④ 発酵食品を食べる
⑤ お茶を飲む
です。旬の野菜や果物は、その季節に必要な栄養やミネラルを多く含みます。
これからの季節はゴーヤやオクラ。夏バテ防止成分が多く含まれます。「バテない」は一番の免疫力です。
7月に出てくるパッションフルーツにはビタミンCやクエン酸が含まれ、これも夏バテ防止になります。
キノコ類には免疫力を高めるβグルカンやビタミンDが含まれ、食物繊維も多いので腸内環境を良くします。
鍋料理!夏なので暑くてかないませんが、肉魚も野菜も栄養を逃がさず汁ごと全部食べる鍋料理は栄養満点です。
発酵食品は、なんといっても日本人に合うのはまず味噌と納豆です。甘麹(甘酒)や塩麹、醤油麹、漬物も発酵食品です。腸内の善玉菌を増やし環境を整えます。
緑茶に含まれるカテキンには抗ウイルス効果があるといいます。はと麦茶やべにふうき茶、びわ茶、ごぼう茶などもそれぞれ良い成分が入っています。茶葉を入れた急須にお湯を注ぎ、お気に入りの湯呑みやマグカップでホットで飲めば体を温め、リラックス効果を高めます。リラックスできるかどうかも免疫力UPに大切な要素なんですヨ♪

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。
梅雨でジメジメしているうえに今年も猛暑です。どうぞ体調第一にお過ごしください!

Edit by 山下 理江

2020年6月前半版

Jun 2. 2020 かごしまんまだより

【6月の出荷予定変更のお知らせ】
お配りした2020カレンダーの6月について訂正がございます。
第4週は24日(水)発送予定でしたが、コロナの影響で行事中止となり、通常通りの23日(火)出荷となりました。
よろしくお願いします。

【見た目が悪いのは安心な証】
スーパーなどのお店に並んでいる野菜は、市場で競り落とされたものがほとんどです。
市場では、見た目が良くて、大きさや形の規格に合っていて、安いものが王者です。
なぜなら多くの消費者の野菜を選ぶ基準が『安くてキレイであること』だからです。市場は多数決で動きます。
減農薬や化学肥料を使っていないとか、有機JASであるとか、F1種子ではなく在来種の種から栽培しているとか、市場では全く価値がありません。まっすぐで、虫の穴やシミ等がなくて、安い。それが市場で最重要視される価値。
そういう価値観に基づいて作られる野菜は、均一な大きさや形になるようにF1種子で、虫や菌がつかないように様々な農薬を複数回かけ、手間やコストを下げて大量生産されています。
(F1種子・・・種苗会社が人為的に操作した種子で、均一な野菜ができるが1代限りで種を取ることができない)
ところがかごしまんまの野菜は、やたら巨大だったり、逆に小さかったり。曲がりくねっていたり、虫の穴やシミだらけだったり。初めて見たときはびっくりされたことと思います。
特にこれからの季節。野菜セットに入るインゲンやオクラやピーマンやゴーヤは自由に曲がりくねっています。
これらが曲がる原因は主に、虫が実にかみついて汁を吸ったり、細菌が実の表面を攻撃することで野菜自身がキズを治そうとしたりして変形するためです。表面のシミや傷跡やボコボコも同じです。私たち人間の傷跡や火傷の跡と同じように、キズを自分自身の力で治した跡です。もちろん食べても問題ありません。
小松菜やほうれん草や水菜の葉っぱの穴は虫が食べた跡です。たまに虫やカタツムリが隠れていたりします。
そういう見た目の悪い野菜は、原因や理由を知らない消費者には「汚くて悪い野菜」に見えます。
しかし実はそれが自然に近い野菜の姿で、農薬があまりかかってないという目印なんです。
鹿児島は南国なので、虫や菌も元気です。畑にはそれぞれ土の性質や環境があり、その年その年の病害菌や虫の発生に作物や農薬や肥料などを合わせねばなりません。生産者さん自身の年齢や規模・人材面や金銭面の問題など様々な事情があります。なのでかごしまんまからは無農薬や無化学肥料や固定種だけに絞るとか農薬や肥料の指定などのお願いはしていません。生産者さんが無理せずできる範囲での減農薬・無農薬です。
なるべく化学的なものを使わない農業って、想像以上に大変な労力がかかり、失敗だらけ。しかも見た目が悪くて市場では値が付きません。良心的な生産者さんはどんどん廃業していきます。
私たち消費者はそういう事実を知って、私たち自身の健康を守るためにも、生産者さんの事情を思い遣り、生産者と消費者が協力し助け合いながら安全な農業を守っていけたらいいですね。
そうしてお届けする野菜にはいいこともいっぱい。曲がっていたり傷ついていたりするけどたくさん入っていたり。
なにより季節に合わせて自然のままに育つ野菜の美味しさったら!!味が濃くて栄養も免疫力効果も抜群ですヨ♪
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。
どうぞ体調第一にお過ごしください!

Edit by 山下 理江

2020年5月後半版

May 25. 2020 かごしまんまだより

【6月の出荷予定変更のお知らせ】
さあ今回も笑っちゃうほど頑丈で撥水加工した段ボールとガッチガチに止めたテープで安心をお届けしましたよ♪
全国的に感染者数が減少傾向にあり、ホッと一息ですね。第2波、第3波への警戒はまだ必要ですが、トンネルの出口はなんとか見えそうですね。あとひとふんばり。頑張ってまいりましょう。
さてお配りした2020カレンダーの6月について訂正がございます。
第4週は24日(水)発送予定でしたが、コロナの影響で行事中止となり、通常通りの23日(火)出荷となりました。
よろしくお願いします。

【鹿児島の繁華街や飲食店の様子】
緊急事態宣言が解除になり、5月9日(土)から鹿児島は飲食店やショッピングモールのほとんどが再開しました。
しかし鹿児島で一番の繁華街『天文館』ですら、歩く人の姿はまばら。
ランチに寄った『ビストロメイクマ』さんは、お客さんが私達親子のみ。本場フランスで修業してきたオーナーシェフの、おいしいオムライスを貸し切り状態で堪能しました。いつもなら天文館の中でも超人気店なのに・・・。
真空管アンプやこだわりのスピーカー専門の『ババデンキ』さんは、私を見ると顔をパアッと明るくして嬉しそうに商品説明してくれながらハイレゾのノラジョーンズを聴かせて私を痺れさせました。お店の中のお客さんはやはり私のみ。どう見てもオーディオ初心者で、数十万円のスピーカーやアンプなんて買うようには見えない私に対して、店員さんはまるで水を得た魚のようにイキイキと私に熱くオーディオについて語ってくれたのでした。
あの活気づいていた天文館がこんなふうになってしまったなんて。胸がとても痛みます。
知人の飲食店オーナーさんは「テイクアウトでは利益が出ないけど、スタッフの仕事を確保するためにやるしかなかった。再開するのも迷ったけど自分やスタッフたちの所得を守るためにも再開したよ」と疲れ切った表情で話してました。
畜産王国である鹿児島や宮崎は、これまでに狂牛病や口蹄疫や鳥インフルエンザや豚コロナといった家畜伝染病と戦ってきた背景があるからでしょうか。ふだんはのんびりとした土地柄なのに、3月からずっと街中にどことなく緊張感が漂っています。観光王国でもある鹿児島は、すっかり元気をなくしています。
マスクと眼鏡をして、アルコールスプレーとウェットティッシュを持ち感染予防対策をしっかり意識して、できるかぎりお店に行って買って食べて応援しようと思います。
特定警戒都道府県の皆さんも緊急事態宣言解除になりましたね。新しい生活様式、コロナ後の世界、と簡単に国やマスコミは喧伝しますが、お店や会社はそう簡単には新しく変わることはできません。音楽界も演劇界も観光業界も出口が見えません。自粛や新しい生活様式を国民に要請・提案するなら、迅速な補償や給付金を実現させてほしいです。
かごしまんまもこれまで何度も資金繰りの危機があったので、他人事には思えません。コロナ後の経済対策や検察庁法改正や国民投票法改正案なんてやってないで、政府はまず今すぐに国民ひとりひとりを救済すべきです。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。
どうぞ体調第一にお過ごしください!

Edit by 山下 理江