かごしまんまだより

2021年1月後半版

Jan 19. 2021 かごしまんまだより

【寒すぎて葉物が成長できず】
おババ農園のパセリ、おババが張り切ってたくさん植えこんだのにもう販売終了になってしまいました。
(おババ農園・・・私の母がかごしまんま敷地内でやっている畑のこと。かごしまんまから出る野菜屑でたい肥を作り、無農薬・無化学肥料でやっています。)
パセリがぜんぜん大きく伸びてくれないんです。まるでヨモギやたんぽぽの葉のように地面に添って伸びるだけ。
本当にこれはパセリなんだろうか・・・と思うほどです。本来は1株からたくさん葉っぱが収穫できるのに、全然成長してくれないので根っこごと何株も収穫せねばならず、あっという間に終了となってしまったのでした。パセリを根っこごと収穫するなんて私も初めてです。
今年はほうれん草も小松菜も深ネギも大根もみんな小さいままです。例年の今頃ならいつもお化けサイズなのに、どうしてなのでしょう。
平岡農園さんによると、これは今年の冬が寒すぎるからだそうです。気温が低すぎると冬野菜もあまり成長しないのだそう。いやあ、それほど今年の冬は寒いのですね。お正月は鹿児島でも霧島などの山の方では降雪がありました。ここ鹿屋市は雪こそ降っていませんが連日かなり寒かったです。
鹿屋といえば特産の落花生も今季は不作でした。
原因は災害級だった7月の豪雨。鹿屋の市街地が水没したというニュースが全国に流れましたね。
落花生は土の中の作物なので雨にとても弱く、あの豪雨で多くが腐ってしまったとのことでした。
去年は梅も『裏作』と呼ばれる年に当たり、不作でした。『裏作』とは豊作の次の年に起こることが多い『なぜか不作』のことで、全国的に同じようなリズムで起こる現象で収穫量が極端に少ない年のことです。
なので落花生商品や梅干しは今年の夏か秋位まで品薄が続きます。すみません。
不作と言えば、近年ずっと九州の大豆が不作です。それで2倍の値がついてしまい、多くの豆腐・納豆メーカーが九州産大豆から「国産大豆」に切りかえていってます。その多くは北海道産だそうです。
不作が続くとメーカーはじわりじわりと原料調達を切り替えていきます。一度切り替えた原料はなかなか元に戻りません。新たな取引先をまたスパッと無情に切ったりできないからです。すると旧原料の生産者さんたちは売り先を失い、高齢化の波もあってポツリポツリと農業をやめていきます。そして大きな資本と広大な土地があって機械化できる大規模な生産者さんだけが残っていきます。大規模な生産者さんは均一な品質とコストを優先します。タネや農薬や化学肥料の危険性はあまり考えません。また多くの消費者も安さ重視の食料選びなので、日本各地から小さな生産者さんがどんどん消えていっていることに気がつきません。今の日本は野菜や食材だけでなく多くの分野で同じ現象が起こっています。良いものがひっそりひっそりと消えていってしまうのは非常に悲しいですね。
寒過ぎて葉物野菜が育たないというお話から、ずいぶん話題が飛んでしまいました。
小さな生産者さんを守るために、市場では値がつかない規格外野菜も、品質に問題がなければかごしまんまでは積極的に通常価格で買い取っています。今回の葉物野菜も、市場では規格外サイズですが、品質には全く問題ございません。むしろ自然の寒さに耐えるために糖分などのミネラルをたくさんつくり出していたりして美味しかったりもします(寒さに耐えて固くなることもありますが)。どうぞ自然のままのワイルドな野菜を楽しんでくださいネ。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2021年1月前半版

Jan 8. 2021 かごしまんまだより

【新年おめでとうございます 今年もよろしくお願い申し上げます】
これを書こうとしたところ、新規感染者数がついに2000人を超えたというニュースを目にしました。
全国各地で自宅で亡くなる感染者が増え続けているという現実もあわせて、いよいよ来てしまった・・・と暗い気持ちになりました。
Withコロナで経済を回しGoToで旅行業界や飲食店を支えよう、という考えは幻想でした。今、旅行・飲食業界を救えるのは経済ではありません。国民のお財布という不安定でアテにならないもので支えるのではなく、自粛要請をした国や地方自治体がきっちり補償すべきです。『主に社会保障のために』上げられた私達国民からの消費税をまともに使って活躍させるときです。既にコロナ禍の影響で消費税(付加価値税)減税に踏み切った国・地域は50にのぼっています。まだ終息せず多くの国民が困窮しているのに、GoToでお金持ちに何度も得をさせる形で経済をまわす発想をしていた日本。経済が回復する前に社会基盤(特に医療や雇用)が危険水域になってしまいました。
ワクチンや特効薬ができてからwithコロナという言葉が出るならわかりますが、感染症の歴史の中で『withウイルス』なんて発想は聞いたことがありません(戦った結果としてwithウイルスになった例は多数あります)。
基本は汚染区域と清潔区域を分ける、汚染集団全てを隔離する、流行地域への立ち入り禁止、動物であれば1個体でも感染した集団は全て殺処分する(例:鳥インフルエンザ等)、そういう対策をとるのが感染症です。WithコロナでGoToすれば感染爆発することは容易に予想できたはずなのに、どうして政権の暴走を止められなかったのでしょう。
医療や介護は崩壊してもいいのでしょうか。どこぞの大臣は「日本人は民度が高いから感染が抑えられている」と仰いましたが本当に低い民度です(そもそもこの民度という言葉で人間に優劣をつける発想自体どうかしています)。
そういう背景が、今回の緊急事態宣言を非常に弱々しい内容にしてしまったのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、感染症対策の基本は感染者の洗い出しと隔離とゾーニングです。時短営業ではありません。人数を少なくすれば会食をしていいというルールもありえません。人の移動や接触を極力させないのが基本です。
症状のあるなしに関わらずその地域のできるだけ全員の頻繁な検査による徹底的な感染者発見と、昼も夜も関係なく極力移動しないことが最大の予防と制圧作戦になるのです。
多くの医療関係者が予測するように、こんな緊急事態宣言では効果はあまり期待できないでしょう。
・・・て新年早々、怒り心頭になってしまいました。
こんな状況ですが、2021年。新しい年がはじまりました。今年もよろしくお願い申し上げます。
新たな気持ちで、また立ち上がってまいりましょう。特効薬もワクチンもない状況ではまず免疫力を上げること。
免疫力を上げるには、一番に睡眠、そして旬の野菜や食材中心の食事を心がけること。
どんなに近代化が進んでも私達人間は自然界の一部であり、季節と共に身体が変化していきます。
季節をなくした野菜や食材やサプリよりもずっと、四季折々の恵みは全ての生命にとってその時期に必要なもの欠かせないものを与えてくれます。『旬』は、免疫力において最も重要なファクターです。
そしてこれも何度でも言います。明けない夜はありません。止まない雨もありません。
世界中のすべての人々が、コロナ禍からの夜明けを信じて頑張っています。
さあ、とびっきり美味しいおうちごはんを楽しんで、あとひと踏ん張りふた踏ん張りとやってまいりましょう♪
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年12月後半版

Dec 15. 2020 かごしまんまだより

【もやし販売終了の舞台裏】
皆さんから悲鳴が上がっている『もやし終了のお知らせ』ですが、本当に申し訳なく思います、すみません。
「やはり傷みやすく日持ちがしないからね~」というお声が多いのですが、そうではないんです涙。
呪われているのか、もやしに関してここ数年間ずーっと色々なトラブルが起きていたんです。
さあ、その数々ご紹介しましょう!・・・おっと、その前にもやしについてアウトラインを。
もやしは傷みやすく鮮度が勝負なので、出荷日の朝にメーカーのもやし工場から直送されてきます。その距離は軽く100km。トラブルが起こって再納品は間にあいません。幸いこのメーカーは地元スーパーの関連会社なので、ここ鹿屋市にもそのスーパーがあり、もやしも店頭にあります。なのでトラブルが発生すると、山下がこのスーパーに駆け込んで大量のもやしを買っていました。
改めて実際に起こったトラブルをご紹介しましょう。
・メーカーが納品数を間違える
・発注内容とモノが違う
・メーカーが納品をすっかり忘れている
・配送業者が納入を忘れる
・配送業者が配送中に荷物を全てひっくり返してしまい、さあ大変!なことになっている
・配送中の冷気があたり過ぎて一部凍結している
・・・枚挙にいとまがありません。しかもこのメーカー・スーパー共に笑っちゃうほど非協力的。スーパー店頭にあるとはいえ、メーカーがスーパーに事情を話してもやしを確保してくれることはありません。こちらが直接スーパーに事情を話しても「そんなに買い占められたら困る!」と逆に怒られることもあります。
11月に入り凍結事故が続き、困ってメーカーに「凍結防止にエアパッキンを箱の下部に敷くとか工夫できませんかね?」と聞くと「いやうちは送るだけなんで。そういうことはしません」と仰いまして、とうとう心が折れました。
加えてここ最近はコロナ禍による物流激増で、特に年末は荷物が集中するので遅延の恐れもあります。
おもいきってもやし類をやめることにしました。物流が落ち着いた頃にまたもやし類の取り扱いを検討しますね。

【今年もありがとうございました】
今年は本当に色々あって色々なくなっていった1年でしたね。世界中をあっという間に覆ってしまったコロナ禍は、あらゆる国の政府のリーダーシップや制度や補償の違いを露呈させました。各国が猛烈なコロナ禍という平等な条件下で、日本の政治的体質や民族性の欠点がむき出しになってよくわかった年でもありました。
「ウイルスは人を介してしか移動しない」のがわかっているから各国が再ロックダウンに踏み切る中、withコロナでGoToしてしまった日本。海外から見たらクレイジーでしかありません。結局、我慢の年末年始になりました。
でも明けない夜はありません。止まない雨もありません。大丈夫。世界中のすべての人々が、コロナ禍からの夜明けを信じて頑張っています。
さあ、とびっきり美味しいおうちごはんを楽しんで、あとひと踏ん張りやってまいりましょう♪
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。
今年も本当に、本当にありがとうございました。                   

Edit by 山下 理江

2020年12月前半版

Nov 30. 2020 かごしまんまだより

【蕎麦の麺が短いワケ】
今年ももう師走ですね。年越し蕎麦に絡み【そば】のご注文が増える時期です。
同時に『かごしまんまはそばの麺が短い!』という声も多く頂く時期でもあります。
九州の蕎麦の麺、短くてびっくりしますよね~。手打ちそばの短さはもう皆さんに浸透しましたが、乾麺タイプもブツブツ切れちゃう時があります。
私も2011年まで千葉で生まれ育ったので、初めて鹿児島の蕎麦を食べたときは驚愕でした。乾麺メーカーさんに原因を聞いたところ、九州で収穫される蕎麦は、麺のコシや長さを保つタンパク質が少ないこと、つなぎは添加物を使わないこと、乾燥させるときの乾燥率や天候にも影響を受けるのだとか。
関東の人間からしたら、あの麺の短さはホントにびっくりしますよね。商品説明にまだ詳しく書いていない頃は、『年越し蕎麦なのに縁起が悪い!』とお怒りの声を頂いたこともあります。
でも仕方ないんです。そもそもかごしまんま創業のきっかけが原発事故。放射能を避ける食材や野菜が欲しい、という原点から出発して、一緒に農薬や添加物なんかも避けたいし、できればGM(遺伝子組み換え由来の食材)なんかも避けたいよね、でもそうすると一般的な食材よりも色々な欠点も出てくるよね~、が根っこにありますから。
もし一般的な大量生産のメーカーなら、関東の好みやニーズに合わせて麺を長くする添加物を入れ、見た目を良くしたり長持ちさせたりするため発色剤や保存料を入れることでしょう。
もし一般的な大量生産の野菜生産者なら、野菜に虫がついたり穴が開いたり曲がったりシミができたりしないように農薬を何回も使うことでしょう。手間がかからないように除草剤も多用するでしょう。
九州蕎麦の麺が切れやすいのは、産地を限定していることと添加物を使わないことに起因するように思います。
放射能を避け、産地を限定して添加物や農薬やGMを避ける食生活を続けると、不自由な点も多いですが、原因がわかるとさらにこの生活が愛おしくなりますね。ですから疑問点はどんどんかごしまんまにぶつけてくださいネ!
いかに便利で手軽な食生活が、不自然で不健康かということが見えてきます。
ところで「じゃあなぜ北米産そば粉にした手打ちそばも超短いのだろうか?」という疑問が生まれます。
生産者さんにぶつけたところ、『うちは完全に手打ちだから。切れるに決まってる』とよくわからない回答でした。
おそらく長年培われてきたそば粉の目利きとその土地独特の伝統の作り方が、北米産の蕎麦粉でもあの短さを生み出すのではないかと推測されます。地元にとても愛されている蕎麦なんです。
九州の恵みを頂いている私達は『九州のものはこうなんだ、へえ~』と楽しむこともまた必要なのかもしれません。
かくいう私も九州の甘い醤油だけは全然楽しめません。鹿児島では寿司や刺身も甘醤油で食べるんですよ(涙)。
しかもその甘さの元は天然の砂糖ではなく、サッカリンや甘草といった人工甘味料なんです。
この甘醤油が鹿児島人のソウルフードならぬソウル調味料なので、当初は食材探しが難航を極めました。なにせこの醤油が使用されているだけで人工甘味料という添加物が自動的に入るものですから。またその話は別の機会に。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年11月後半版

Nov 17. 2020 かごしまんまだより

【10周年記念・原画付き2021カレンダー】
今年も恒例カレンダーができました。とは言ってもたった1枚の厚紙なんすけどね。
カレンダーを作り始めた理由は、スタッフや私の子供達がまだ保育園生だったから。保育園は、祝日やGWや盆暮れ正月は預かってもらえないんです。やむなく祝日は休みに。月曜日が祝日の週は、火曜出荷を1日ずらして水曜出荷にしておりました。そこでお客さんにも出荷日がひと目でわかるようにしよう!と思い立ったのがきっかけです。
冷蔵庫などに貼っていつでも見れるようなイメージで、A4サイズにしました。
かごしまんまが生まれた2011年は、東日本大震災があって、本当に苦しく悩み続けた日々でしたね・・・。
当時私は千葉県在住で、半日がかりでスーパーを何軒もはしごして野菜や食材を探しました。ガイガーカウンター片手に、色々なところに行っては驚愕して落胆する日々・・・。
鹿児島の両親から送られてくる段ボールには牛乳や野菜やお肉お魚がいっぱい詰まっていて、それはまるで宝物のようで、千葉にいる自分の力ではどうにも手に入らなくて、独りでワンワン泣いたことを思い出します。まもなく父が末期がんであることを知り、鹿児島移住を決意すると同時に『段ボールいっぱいの安心な野菜や食材を、自分と同じ気持ちの人に送る仕事をしよう!』と決めました。
そしてかごしまんまのロゴやマークを、当時同じ串良町内に住んでいた画家の大窪顕子さんに依頼しました。
おなじみのイラストは、『鹿児島の豊富で宝石のような野菜や食材を、ママと子供が安心して食べられますように』という想いを、鹿児島の地形とともにいきいきと表現してくださったものです。
このイラストは大変人気で、よく『どなたが描いたものですか?いいですね~』と言われます。
そこで来年の12月で10周年を迎える記念に、カレンダー裏面に原画を原寸大で載せることにしました。
印刷屋さんのプロ仕様の特殊スキャナで原画の色彩を忠実に表現するようにして印刷しました。
大窪顕子さんの世界観をどうぞ楽しんでくださいネ。
原画の世界観を楽しんで頂けるよう、あえてキャッチフレーズや会社名なども加えず、原画そのものにしました。
原画カレンダーをもっと欲しい!!という方は、ご注文時のメッセージ欄等で枚数をお知らせください。
次回の出荷時に喜んで同梱しますヨ♪
現在、大窪顕子さんは欧州在住です。欧州人のご主人と可愛い赤ちゃんと暮らしております。
インスタなどでぜひ彼女のアートをチェックしてみて下さいネ。
あっという間に月日は流れ、子供達もお留守番できる年齢に。おもいきって来年は出荷日を火・金曜に固定します。
山あり谷あり色々ありましたが、これまでかごしまんまを続けられてきたことに、心から感謝です。
まだまだコロナ禍がどうなるのか全く分からない状況です。
もしかしたらまたおうちごはん中心の生活になるかもしれません。
そこで来年の1月は冬季休業を短くして、1月8日も出荷日にしました。
(※旧カレンダーでは、最初の出荷日が13日(水)でしたがこれも12日(火)出荷に変更になります)
年明けも皆様がなるべく早く安心していつものかごしまんまごはんを食べられますように、頑張りまっせ!!

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年10月後半版

Oct 15. 2020 かごしまんまだより

【お茶はすごいぞ】
またお茶を商品に追加しました。びわの葉のお茶『ねじめびわ茶』です。
はとむぎ茶、べにふうき緑茶、ほうじ茶、、、、かごしまんまには身体に良いお茶がたくさんあります。身体に色々めちゃくちゃいいんですが、薬事法などの関係で、商品説明に効能や効果がうたえないのが悩ましいッス!!!
しかし「○○に直接アプローチします」という言い方はかろうじてOKみたいなので、ここで言っちゃいます。
はとむぎ茶は、イボや皮膚トラブルや新陳代謝や便秘にアプローチします。
べにふうき茶は、花粉症やアレルギー性鼻炎にアプローチします。ほうじ茶は、血液や気分や脂肪にアプローチ。(※各お茶の詳しい効能はぜひ『○○茶 効能』でネット検索してみてください。すごいです)
新しく取り扱う『ねじめびわ茶』も本当にすごい。利尿作用・便秘・血糖値や血圧・がんや生活習慣病予防などにアプローチするそうで、鹿児島大学とびわ茶メーカーが長年にわたり色々共同研究をしているほどです。
我が家も便秘がちだった娘がびわ茶を飲み始めてから毎日トイレや体重計にアプローチするようになり、気に入って飲んでます(もはや日本語へのアプローチがおかしくなっています)。
実は鹿児島は、千葉県とならんでびわの生産が盛んです。中医学を少しかじり始めた頃、びわの葉が中医学や漢方で昔から重宝されてきたことを知って、はじめは自分でびわの葉を干して煎じて飲んでいました。そのうち娘もがぶ飲みするようになり、自分で作るだけではとても追いつかなくなって『ねじめびわ茶』を飲むようになったのでした。
利尿作用に非常にアプローチするので映画『ドラえもん のび太の新恐竜』を観に行く日はびわ茶を控えました。それほど利尿作用がすご・・・いや、アプローチしてくるんです(映画も涙腺にアプローチしてきました)。
かごしまんまユーザーの皆さんも、びわ茶?なんだそりゃ?の方が多いと思います。
そこでメーカーのご厚意でびわ茶サンプルをお配りできることになりました。嬉しいですね!!
簡単な飲み方は、1Lの保温ポットにこれを入れて熱いお湯を注いでおくだけ。10分後位からおいしく飲めます。
ぜひ楽しんでくださいネ。

【かごしまんまの年末年始商品】
世の中は既におせちの予約合戦がさかんですね。
すみません、かごしまんまではおせちセットの予約はないんです・・・。
なにせおせちの具材って、産地とか添加物とか色々ホント普通の食品よりもNGがあり過ぎて・・・・。
かまぼこ類も『吉開の蒲鉾』さんに代わるものが見つかりません。ホントすみません。
かごしまんまでは例年同様11月後半から『シュトーレン』『クリスマスケーキ手作りセット』『若鶏骨付もも肉』『おせちの煮しめ手作りセット』『手作り丸餅』『お屠蘇用のお酒』はじめ、おせちの具材などを販売開始します。
パーティシーズンに向けて、フランスパンとロールパンの商品化も進めています。テーブルが華やかになりますよ。

放射能に添加物に農薬にGM、そのうえ今年はコロナ禍で、私達は神経をたくさんつかってきましたね・・・。
おうちごはんだけは安心して思いっきり美味しく楽しく食べられますように。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年10月前半版

Sep 29. 2020 かごしまんまだより

【旬スイッチを感じましょう】
記録的な猛暑だった夏も、もうすっかりどこかへ行ってしまいましたね。
どこも行けずひたすら悶々と家で耐えるという前代未聞な夏を、子供も大人もよく頑張りましたハナマルです!

季節の変わり目は野菜も変わり目です。ゴーヤや空心菜やヘチマは消え、ナスも高騰、通年あるピーマンも今はちょうど小さいのしかありません。秋野菜もまだまだ小さく値段も高め。野菜好きには一番つらい端境期です。

この時期に台頭してくるのが根菜類。ごぼう、さつま芋、里芋、生姜、ビーツ、レンコン・・・です。
ちょっと調理が面倒なイメージの根菜類ですが、自然の理にかなう栄養が豊富な重要野菜でもあります。
これら根菜類には主に身体を温める成分が含まれ、胃腸を整える繊維質も豊富です。
朝晩の急な冷え込みに対応できない身体の調子をサポートしてくれます。ぜひ積極的に摂りましょう。

ごぼうはサッと皮をピーラーで剥いて適当にカットして茹で、ドレッシングやマヨネーズで和えてごぼうサラダに。
さつま芋はトースターで40分ほど焼いてそのままおやつにしたり、細い場合は皮ごと輪切りにしてお米と黒酒半カップと塩少々とともに炊いてさつま芋ご飯にしたり。
里芋は皮を剥いて茹でて潰してお焼きやハンバーグにすると、子供たちも喜びます。
生姜はすりおろして醤油と混ぜ『生姜醤油』をつくって、豆腐やハンバーグにかけて楽しみます。もみ紫蘇に漬け込んで紅生姜づくりを楽しんだり、生姜焼きや生姜紅茶にしたりと万能選手です。
特に紅生姜づくりはこの時期のおすすめです。1年分くらいつくって保存瓶に入れて冷蔵庫にストックしておけば、焼きそばやお好み焼きや冷やし中華を食べるときに重宝しますヨ。意外なほど簡単に作れるんです。
かごしまんまには『もみ紫蘇』もありますのでぜひお役立てください。
ビーツはすごい赤色が気にならなければ鶏肉と炒めて塩コショウで食べるのがおすすめ。見た目はすごいですが、ビーツの甘さと鶏肉のうまみと塩コショウがマッチして後を引く美味しさです。ビーツのピクルスは王道ですね。
旬のはじめのレンコンは、ぜひシンプルに炒め、醤油・黒酒(またはみりん)・粗糖を絡めてきんぴらにして食べてみてください。エノキやカツオ粉末をトッピングするとさらに美味しさUPです。

旬の野菜を食べると、身体が喜ぶような美味しさを感じます。これを私は『旬スイッチ』と呼んでいます。
人間も自然界の一部。動物も人も、自然のサイクルに合った旬のものを食べると身体が喜ぶ仕組みになっているのだと思います。秋は食欲が増して身体に脂肪や栄養を蓄えようとする動物が多いです。牛もそうなので、私たちが飲む牛乳の脂肪分も秋冬は増えていきます。栗や木の実や芋類などを食べまくって冬に備える動物も多いですね。
旬野菜を食べることで身体の内側からも秋を感じとり、身体全体が秋冬仕様へチェンジしていくので免疫力も高まります。さあ根菜類をモリモリ食べて『旬スイッチ』を感じてくださいネ。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年9月後半版

Sep 17. 2020 かごしまんまだより

【台風通過後は野菜の端境期】
特別警戒級といわれた台風10号は、九州接近前になんとか勢力を弱めてくれたので被害もそれほど大きくなくてホッとしました。かごしまんまも数時間ほど停電したくらいですみましたので、台風直後の8日の出荷も無事にできました。しかし舞台裏では大変なことが起こっていました。なんと最寄りのヤマト運輸さんが出荷日もずっと停電していたのです。急遽同じ市内の別営業所のヤマト運輸さんに集荷となり、ドライバーさんたちが本当に頑張っていつも通りの出荷を支えてくださいました。
大きな被害がなかったとはいえ、野菜にとっては大きな打撃となりました。
数年前の台風時にビニールハウスのビニールをはがさずに耐えようとしたところ、骨組みごと大きく曲がって大損害を負ってしまったぐるめ畑さんは、今回の台風では早々にビニールをすべてはがすことを決定しました。
ビニールをはがして骨組みだけにすれば、骨組みが損傷せずに済み、台風通過後に再びビニールを張りなおしてハウスを復活させられるからです。しかしビニールで守られていた水菜や小松菜は、それがはがされたためむき出しの状態になって暴風雨にさらされて壊滅状態になりました。水菜や小松菜の栽培期間は苗から最低でも2週間はかかります。ぐるめ畑さんの葉物野菜の再開は23日出荷分からの予定です
サンフィールズさんもビニールをはがしたので、きゅうりがしばらくお休みです。オクラは台風による強風で擦れ傷が多くできてところどころ黒ずんでしまい、育たずいつもより小さめです、すみません。
上村農園さんはギリギリまで考えてビニールをはがさない決断をしました。強風でビニールの一部が破れ、小松菜や山東菜が泥だらけになってしまいましたが、台風後もなんとか無事に出荷し続けてます。
井之上ファームさんのかぼちゃは豪雨により水没して全滅しました。
市場仕入れのナスやピーマンも、台風後はかなり傷や黒ずみが目立ちます。雨により水を多く含んで傷みやすくなっています。もしくは強風から守られたラッキーでキレイなものが倍の価格となって出荷されています。ゴーヤやヘチマなどのつる性植物の野菜の多くは木ごと倒れたり落ちたりしてダメになってしまい、市場から消えてしまいました。
ニュースでは九州各地の野菜や果物が雨や強風でダメになったと報道されており、だいぶ色々なものが高騰していたり、店頭が品薄になっていたりします。
季節も夏の終わりなのでこうして夏野菜は消えていき、9月いっぱいは野菜の種類が少ない端境期(はざかいき)で、苦しい数週間です。鹿児島ではない九州野菜や冬瓜・生姜やビーツなど補欠選手もセットに入ります。すみません。しかし今年は特にコロナ禍なので栄養や免疫力が欲しいところ。冬瓜君・生姜君やビーツ君は私たちの身体にいい働きをしてくれますヨ♪
10月からは気温が下がってきますので、徐々に秋野菜が出てきて秋色にシフトしていきます。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年9月前半版

Sep 3. 2020 かごしまんまだより

【夏の終わりと秋の始まり】
猛暑にコロナに息苦しかった夏でしたが、秋の気配も感じてきました(とはいえ鹿児島は10月末まで暑い)。
収穫しても収穫しても毎日ものすごい勢いで伸び続けていた空心菜やゴーヤやモロヘイヤがいよいよ終わりです。
ゴーヤは大きくならず数も増えなくなってきたら収穫終了のサイン。空心菜の場合は花芽がつくと葉や茎が固くなって終了。モロヘイヤの種子やサヤにはストロファンチジンという毒が含まれるので、つぼみや花を見つけたら強制的に収穫終了です(つぼみや葉や茎には毒は含まれません。1996年長崎で、牛に花が咲いた後のモロヘイヤを食べさせて3頭死亡した事故があります)。
オクラは10月位まで収穫できる品種ですが、これからはアントシアニンの影響で赤く色づくものが多くなり、繊維が固く食べられないものが混じり始めます。また台風が来れば擦り傷が増えてきます。
にんにくも玉ねぎもまだあるにはあるのですが、3月に収穫した貯蔵ものなので夏の暑さで多くに傷みが出て皮をむかないと中身がどうなっているのかわかりません。しかし皮をむくと貧相になるし傷んだ部分を取り除く手間も大変だし・・・で販売終了です。生産者さん自身は、これらを屋根の下の涼しく風通しのいい場所に吊るしておき、傷んだ部分を取り除きながらまだまだ長く食べつないでいきます。
冷蔵庫に入れておけばもつのではないか?と思ってしまいますが、難しいもので、玉ねぎやニンニクや芋類や米類というのは冷蔵庫の野菜室保存にはむきません。多湿により芽や根が出たり、変色したりカビてしまったり、コメはヒビが入って研ぐとボロボロ細かくなってしまったりします。16~20度(つまり春や秋の収穫期の自然環境そのもの)が貯蔵に最適な温度で、しかも多湿だとカビてしまいます。難しいですね~。

秋は台風が心配ですが、もう少し気温が下がってくれば色々な野菜が出てくるので楽しみですね。

さて夏の終わりと秋の始まりのこの時期のお楽しみといえば、日本最南端の多田りんご園さんのりんごです。
9月いっぱいくらいまで、土日を利用して車で往復2時間半かけて私と子供達で収穫しに行ってます(多田ご夫妻はご高齢のため、もっぱら収穫も運搬も私達母子ですwww)。
九州では栽培が大変で生産者さんも高齢化が進みどんどん激減しています。多田さんご夫妻も杖をつきながら歩いています。小さめでキズやヒビもあり値段もやや高めですが、九州最南端のりんごの味は意外なほど格別です。
特にヒビ割れが表面にあるものは「はじけるように熟して甘いですよ~」というサイン。シャクシャク爽やかな甘さを楽しんでください。そして農薬をほぼ使っていない(特に実には全くかけておりませんしワックスがけもしておりません)ので、ぜひ皮ごとシャクリと味わってください。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年8月後半版

Aug 18. 2020 かごしまんまだより

【過去のパンデミックに学ぶ】
夏休みはいかがお過ごしですか。私は父のお墓参り(徒歩圏)に行ったり、近所のカフェで何回かコーヒーを飲んだりしたくらいです。連日35~38℃の猛暑日も重なり、なんだか息苦しいお盆でした。
おババ(私の母です)はもう何か月も温泉や老人会に行かず、娘(中2)の修学旅行もとうとう中止になり、息子(小4)はずっと家でマインクラフトというゲームに没頭して暇をやり過ごしています。皆悶々としています。
せっかくなので『感染爆発(見えざる敵=ウイルスに挑む)』(デイビット・ゲッツ著 金の星社)という児童書を親子で読んでみました。1918年のスペインインフルエンザについて当時の様子や現代までの流れが書かれ、コロナ禍に生きる私達にとって大変参考になる本です。まだ夏休みの読書感想文を書いてない皆さん、これは良書です。
ふりがながありやさしい文章で、小学校高学年くらいから読めて大人にも面白いです。
第一次世界大戦のさなか1918年3月4日に、アメリカの軍キャンプ地で最初のインフルエンザ患者が報告され、あっという間に世界中に広まり、感染爆発しました。さらにその夏には危険度が上がり、健康な若者が次々と亡くなりました。たった半年ほどで当時の地球上に住むほぼ全員がかかり、亡くなった数も2000万~4000万人と推測されています。日本でも公式に記録されているだけで国民の半数以上がかかり、38万人以上が亡くなりました。
当時も映画館や商店や学校や教会などが閉鎖され、医療従事者の多くも感染し、警察も消防もごみ収集も葬儀屋も人手不足になり、社会機能が麻痺しました。ところがその翌年1919年の夏前にはこのウイルスは忽然と消え去り終息します。多くの人が命を落とすほどの悪性になった原因やメカニズムの全容は、いまだ解明されておりません。
当時に比べ現代医療は1918年より格段に進歩しましたが、ひとりのひとを徹底的に治療することが主になり、極めて大勢の人々を同時に治療する方向へは進歩しておりません。様々な治療器具や薬があっても、一度に多くの患者が出れば、人材も物も不足します。ワクチンの開発もすぐにはできません。なのでパンデミックの兆候をできるだけ早く見つけて、世界中が全力で対策する努力をしています。そんななかで新型コロナウイルスが出現したのでした。
今、世界中がワクチン開発に全力をあげています。
しかしどんなに急いでワクチンを作っても、全ての国民がワクチンを打ち終えるには数か月かかります。
そこで最初に出荷される数千万人分のワクチンは、優先的に打つべき人に使われる必要があります。
ワクチンを優先的に打つべき人とはどんな人を指すでしょうか?
小4の息子に聞いてみると「子供やお年寄りや体の弱い人や病気の人」と答えました。
正解は「消防士や警察官、そして特に医療従事者など、社会の機能を維持するのに必要な人達です。彼らが感染して倒れていったら病人の保護ができなくなってしまいます。1918年のパンデミックではそれが大きな問題だったのです。」(アメリカ疾病対策センターのコックス博士談 本書118ページより引用)
このグループへの接種が終わったら、つぎはハイリスクグループです。感染したら特に命の危険がある人達のことで、持病のある人や高齢者です。新しく出現したインフルエンザウイルスが特定の人にかかりやすい傾向を見せた場合には、そういったひとたちも優先されます。この本にはそんな内容が書かれています。
つまりウイルスが消え去るか特効薬やワクチンが普及されるようになるまで、とにかく私達は感染予防に努めるしかなさそうです。マスクと手洗い、旬の野菜や良い食材をできるだけとり、十分な睡眠をとることが重要ですね。
明けない夜も降りやまない雨もありません。大丈夫。同じ空の下、今日も頑張ってまいりましょう。

Edit by 山下 理江