かごしまんまだより

平成30年11月27日

Nov 26. 2018 かごしまんまだより

【年末年始商品につきまして】
今年は夏が異常な猛暑だったせいか、例年よりも野菜をはじめとした農産物の不作が多くて苦戦中です。
先日、手打ちそばの生産者さんから連絡がありました。
「原料のそばの実が不作で、次の収穫までアメリカ産に切り替わります。産地偽装の事件があったばかりなので、かごしまんまさんには早めに報告しようと思って・・・。」
産地偽装は非常に残念な事件でしたが、各生産者さんがいっそう意識するようになったのはいいことですね。
年越しに手打ちそばが食べられない可能性が高いですが、鹿児島県産原料になるまで「品切れ」とさせていただきます。
えびの佃煮やいわしの田作りは、原料のえびやいわしが日向灘で不漁が続いているとのことで、入荷数が少ないか欠品になる可能性があります。
島原の海苔も不漁で欠品中です。新物が年末に間に合わないかもしれません。
かまぼこは・・・吉開の蒲鉾さんが6月で廃業されたので、OKな練り物を探していますが見つかりません。
スケソウダラを使用しないこと、九州もしくは西日本製造であること、無添加であることの3基準を満たす蒲鉾類はなかなかないですね・・・。スケソウダラは日本産もアメリカ産(ほぼアラスカ産です)も福島原発事故による汚染の可能性があるので原料に入れないようにしたいですし、水が気になりますので製造地は西日本にしたいですし、化学調味料や化学的な添加物もなるべくなら入れないようにしたいです。エソや南ダラ中心で、かつ無リンのすり身を使用している業者さんはほとんどいません。たいていの業者さんがスケソウダラやリン酸塩入りのすり身を使って練り物を作っています。それほど練り物というのは難しい食材なのだと実感しています。
あしらいセットは、生産者の吉田自然農園さんの都合がつかず廃盤になりました。
今年の年末年始商品はないものばかりで本当にすみません・・・。

シュトーレンは乞うご期待!な美味しさに生まれ変わって商品UPできそうです。
パン工房マロンさんがかごしまんまの考え方に共感してくださって、材料をどんどん変更中です。例えばドライフルーツは鹿児島県産の柑橘類と栗中心に変更になります。もう何度も試作してくださっていて、そのたびに安心で美味しいシュトーレンに生まれ変わっていってます。
毎年大好評の、手作り丸餅(5個入り)もあります。新商品としては鏡餅(飾り餅)が出ました。どちらも手作りなので発送日が年末の最終週に限定されますが、お正月が楽しみになりますネ。
小豆や金柑の甘露煮・芋きんとん・黒豆は今年もあります。
野菜が不作なので有機野菜限定ではないですが、煮しめセットも予定しています。
順々に商品UPしてまいります。産地限定で手作りのものが多いので商品UPが遅くなってしまい、すみません。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年11月20日

Nov 19. 2018 かごしまんまだより

【賞味期限切れ?】
11月13日発送の黒豚ハンバーグ(子供のお弁当用)についてお客さんから連絡がありました。
「消費期限が10月29日、加工年月日10月22日というシールが貼ってある」とのことでした。
精肉類や精肉加工品類は発送日毎に発注して、発送日前日に生産者さんに作ってもらってかごしまんまに納品されます。いったいどういうことなのだろう?と思いながら新村畜産さんに問合わせたところ、「ハンバーグ類はまとまった数量を作っておいて急速冷凍をかけて冷凍保存して、発送日毎に必要な分だけ出してシールを貼っている。おそらく10月23日発送分のシールを多く作って商品に貼ってしまい、そのままはがさずに冷凍庫保存しておいたものをシールの貼り替えをせずに出して納品してしまったと推測されます。」ということでした。
賞味期限切れや賞味期限の偽造ではございませんが、商品を受け取ったお客さんとしては気持ちのいいことではございません。
本当に申し訳ございませんでした。
今後のミス防止策としては、新村畜産さんでは納品直前に冷凍庫から出してシール貼りをすること・多く貼ってしまったものについては必ずはがすこと・事前に賞味期限をすべてチェックしてから納品することを徹底して頂くことになりました。納品後もかごしまんまスタッフで再度チェックするようにいたします。
ミスや事故が起こらないように何重ものチェック体制を設けていても、慢心が少し出てくるとチェック体制を潜り抜けて起きてしまうのが事故やミスです。反省し、今後の業務改善に努めます。
これまでも精肉類のシールのミスはちょくちょくあって、『黒豚ローススライス』が『黒豚ロースしゃぶしゃぶ』シールになっていたり、『やごろう豚の小間切れ』はよく『やごろう豚ウデ切り落とし』シールになっていたりしたことも。
中身は全く同じ商品なのですが、名前が違うと混乱するので訂正が間に合う場合は訂正して貼り直して頂いています。

【香害】
数週間に一度子供たちが持って帰ってくる給食当番の服袋。とても苦手です。
柔軟剤の香料の匂いがとてもきついのです。我が家で洗濯しても柔軟剤臭が取れず、アイロン時には閉口するほど。
TVでは素敵なパッケージの柔軟剤が「1日中良い香りが持続する」なんてCMが大量に流れていますからね・・・。
かごしまんまのお客さんも香害に悩まされている方は少なくないです。
ですのでかごしまんまスタッフは柔軟剤を使用していません。商品を包むビニール袋は、無香料の宮崎県製造のポリ袋です。完璧ではございませんが、柔軟剤臭が段ボールの中に入らないよう工夫しています。
(宅配便のドライバーさんは香ってますが、これはもう世の中自体の意識が変わらないと無理でしょう・・・)
ホント生きづらいご時世ですね~
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年11月13日

Nov 13. 2018 かごしまんまだより

【今年の平岡さんの大根】
毎年大好評の平岡さんの大根ですが、今年は無農薬栽培することができずやむなく1回農薬を使用しています。
それでも今年の異常な猛暑や台風の大雨、それと前作の野菜との相性が悪かったのか土壌にセンチュウやキスジノハムシが発生して大根を攻撃しています。
表面の見た目の悪さはセンチュウ、中に見られる黒いスジ状のものはキスジノハムシの被害です。
傷んでいるわけではないので食べても問題ございませんが、食味が落ちます。
あまりにひどいキスジノハムシ被害が中にある場合はご連絡くださいませ。
この表面の見た目の悪さや中の黒い部分があると市場では買い取ってくれないところがほとんどなので、多くの大根生産者はこの被害に遭うと出荷できず廃棄処分せざるを得ません。
これを防ぐには薬剤による土壌殺菌が有効です。また、同じ品種や科(今回の場合はアブラナ科)の連作を避けるなどの対策を試みます。
しかしながら土壌殺菌・殺虫剤を使用すると、悪い虫や菌がなくなり大根は白くきれいになりますが、土壌中の善玉菌や益虫も死滅してしまうので、化学肥料の投与やさらなる農薬使用に繋がってしまいます。1度農薬や化学肥料を使った土地は、簡単には元の健全な生態系や栄養状態には戻りません。
ここらあたりが平岡さんはじめ、減農薬無農薬栽培生産者さんの悩みどころでもあります。
なるべく農薬や殺虫剤を使わずに栽培し、なるべく被害のひどい野菜を検品ではじくようにはしていますが、
外見からは分かりづらいこともあり、お届けしてご迷惑をおかけすることもございます。すみません。

かごしまんまでは減農薬無農薬生産者さんの野菜作りを応援するため、ある程度のキズやワレ・害虫被害はお客さんのご協力とご理解を頂きながら許容して生産者さんから野菜を仕入れています。
他のお店や通販よりも、びっくりするようなワイルドな大きさや形の野菜をお届けすることがあるかと思いますが、「これはどうかな?食べられるのかな?あまりにひどいな」という野菜にあたりましたらどうぞ遠慮なくご相談くださいませ(お手数ですが写真を添付してメールをお送りください)。

生産者・かごしまんま・消費者の三者で情報や知恵を出し合って、お互いを理解し合って、安心安全な野菜や食材を守っていけたら幸いです。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年11月6日

Oct 29. 2018 かごしまんまだより

【鹿北製油さんの産地偽装につきまして】(メルマガと同じ内容ですみません!!)
鹿北製油さんが国産商品の産地を偽装していたことが、10月29日の夜、鹿児島のTVニュースで流れました。
血が逆流したようなショックでした。安心安全を志す鹿児島の企業として、とても尊敬していたからです。
かごしまんま商品でも『いりごま(白・黒)』が該当しますので、鹿北製油さんに電話で問い合わせましたところ、やはり鹿児島県産原料 50% 外国産原料 50%(エチオピア・パラグアイ・ボリビア)とのことでした。
国産も外国産も栽培期間中農薬不使用とのことでした。商品在庫を0にし売り止めにしました。
かごしまんまで購入されたもので返品希望の場合は、お手数ですが、弊社までメールでお知らせくださいませ。
「誠実な再出発を心から応援しております。大変だと思いますが、どうぞ頑張ってください」とお伝えしたら、鹿北製油さんの電話口の女性はむせび泣いていました。

会社や従業員の生活を守るため、追い詰められてやってしまったことかもしれません。
しかしながら偽装期間が長すぎる点と、なぜここで急に「自主的に消費者庁などに偽装の事実を申し上げた」のかという疑問点も払しょくできません。
鹿北製油さんから弊社に今まで頂いた業務連絡を時系列で追いますと、
2015年12月23日のFAX→「国産釜いりごま50gを2016年2月1日受注分より40gにします」
2017年2月18日のFAX→「国産釜いりごま40gを2017年6月頃から30gにします」
となり、偽装時期(2015年11月)が先で、商品値上げやパッケージ変更はその後です。
商品値上げやパッケージ変更のタイミングで偽装をやめられたはずなのに、偽装をやめずにさらに利益を得ようとしている点もモヤッとしています。
また、鹿北製油さんのHPには「表示の異なる産地の原材料を使用していたことが判明いたしました」とあり、まるで他人事のような表現には違和感を持ちました。(現在、この文言はHPからは削除されています)
忙しい対応に追われているのかもしれませんが、偽装発覚から1度も鹿北製油さんからの連絡はありません。
多くの小売業者が店頭から鹿北製油さんの全商品撤廃をしています。

モヤッとした点がいくつもあるなかで非常に甘い判断かもしれませんが、かごしまんまとしては偽装商品以外は撤廃せず、従来通り販売し続けることにいたしました。
ここで鹿北製油さんがつぶれてなくなってしまったら、今の日本では二度とこのような企業は生まれてこないであろうからです。それほど、困難なことを鹿北製油さんはされていました。薬品に頼らない昔ながらの製法を守る油づくり、鹿児島の無農薬栽培農家を守る商品づくり、日本では初めてのアーモンドづくりにも挑戦中でした。
鹿北製油さんがされた偽装は、本当に本当に残念なことで許されることではございません。
しかし、ここからどうか襟をただして誠実な企業に戻ってほしいと切に願います。
そんな願いを込めて、かごしまんまは鹿北製油さんの再出発を応援すべくこれからも販売し続けます。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年10月30日

Oct 29. 2018 かごしまんまだより

【野菜状況】
台風24号通過時に収穫期を迎えていたかごしまんま周辺の野菜は、ほぼ全て暴風雨によってめちゃめちゃになってしまいました。
しかし小さかったり芽が出たばかりだったりでなんとか暴風雨に耐えて生き延びた地場産野菜たちが、ようやく収穫期を迎え始めました。
今週もキャベツや大根や小松菜が入りましたね♪ホッとしています。
平岡農園さんの大根やニンジン、上村農園さんの小松菜や山東菜がこれから順次収穫できそうです。
来週か再来週あたりには葉っぱ付きニンジンがセットに入ります。
大根もニンジンも、市場規格サイズになる頃には葉や茎は固くてイガイガして美味しくなくなってしまいます。
『葉っぱ付き』は本体が小さいとき限定のごちそうです。葉っぱのふりかけや菜めしがおススメです。
栄養もたくさんで柔らかくて美味しいのに、市場にはあまり流通しない、いわゆる農家めしです。
この時期ならではの農家めしをどうぞ楽しんでくださいネ。
平岡農園さんのパパイヤの木は、実は落ちなかったのですが葉っぱが全て落ちてしまい、光合成ができないためか実が大きくなってくれないそうです。
先日、鹿屋体育大学そばの『鹿屋アスリート食堂』でランチしました。平岡さんのパパイヤを使った筑前煮が美味しかったです。
パパイヤは酵素があるので肉類と炒めたり煮込んだりするととても肉類が柔らかく美味しくなるんですよ~。
井之上ファームさんは、レタスとかぼちゃを育てていましたが全滅しました。
レタスは風に弱くて全滅し、かぼちゃは豪雨で水没して腐ってしまったそうです。今は来年に向けてタマネギを植付けしています。
吉田自然農園さんでは菊芋が取れ始めました。まだ量が少なく、セットに入れられるかどうか微妙なところです。
小豆農家の柿本さんところの小豆も無事だったようです。収穫はこれから、とのこと。
小豆を商品UPできるのは11月末か12月になりそうです。毎年大人気で、すぐ売り切れになってしまう小豆。今年もどうぞ楽しみにしていてくださいネ。
あっという間に今年もなんだか年末に向かってのカウントダウンが始まる時期に入りましたね。
冬に向かって急激に気温が下がりがちなこの時期。私はひどい咳喘息になってしまいました(涙)。
お電話をおかけしたお客さんには申し訳ないほど咳しています。すみません!
毎日、レンコンをおろしてみぞれ状にして味噌汁に入れて飲むように食べています。レンコンは昔から喉にいいと言われ、漢方薬としても使われるとか。
皆さん体調は大丈夫ですか。どうぞかごしまんま食材と旬の野菜をたくさん食べて元気にお過ごしください。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年10月23日

Oct 22. 2018 かごしまんまだより

【個性が消えつつある地方都市】
今年の6月末に吉開のかまぼこさんが廃業されました。スケトウダラやリン酸塩・合成添加物・化学調味料を一切使わず、昔ながらの製法でかまぼこやちくわを手作りされていました。128年も歴史を持つ老舗のかまぼこ屋さんでしたが、技術者(社長)の高齢化と後継者不足が原因でした。
その後、おせちに入れるOKかまぼこをずーっと探していましたがなかなかうまくいきません。
探しているのは、九州産(高知、土佐)、スケトウダラ不使用、無リン、無添加、無化学調味料のもの。
高知・土佐あたりまで広げましたが、なかなか全ての条件を満たすかまぼこがありません。無添加でもスケトウダラを使っていることがほとんどだったり。地魚や南ダラを使っていても無添加ではなかったり。
年末までのかまぼこの商品化はかなり難しいと思われます。すみません・・・。
ここ10年くらいの間に急速に昔ながらの製造方法や技術でモノ作りする生産者さんや個人経営・中小企業が急速に消えていくのを感じます。コロッケを揚げてくれるような精肉店、料理方法や味を教えてくれるような鮮魚店、旬や良し悪しを教えてくれる八百屋さん、襖や障子も張り替える畳屋さん、洋品店、本屋、文房具屋、駄菓子屋・・・。みんなシャッター商店街となって消えつつあります。
代わりに駐車場がたくさんある大型ショッピングモールや商業施設ができて、中に入っているのは全国展開のテナントばかり。どの地方に行っても、幹線道路沿いは全国展開の大手電器店や紳士服店・大型書店・ショッピングモール・ファミレス・回転ずし・・・こういうお店ばかり並んで同じ風景になっていっています。
わずかながら残る地元の個人商店をのぞいてみると、店内にぽつりぽつりといるのは高齢者ばかり。若者や若い家族はいません。若者がいるのは前述の全国展開大型店やショッピングモールです。
今年の初め、台湾の台北に行ってきました。若いときから何回か行っている都市ですが風景があまり変わりません。たしかに時代は進んで、携帯よりもスマホが主流になり、ファーストフードやチェーン店やコンビニは増えました。しかし老舗や個人商店も変わらずピチピチ活気があります。ファーストフードに入る若者もいれば、古くて小さい飲食店にも若者がたくさん入っていたり長時間並んでいたり働いていたりして活気があるのです。
台湾の人々は「新しくて便利で安いものも歓迎するけど、古くて待ち時間が長くて不便でも良いものならずっと大事にしたいよね」という感覚が自然に備わっているようでした。羨ましいな、と強く思いました。
「みんな、安くて賞味期限が長くて(化学調味料の)味が濃いちくわやかまぼこへ行っちゃうんだよね。仕事も同じ。こんな重労働で大変な仕事はもう誰も来ないんだよね。」と寂しそうに語っていた吉開さんのお言葉を思い出します。
同じアジアなのに、同じような近代化の都市なのに、この違いは何でしょうか。
法人税や所得税や消費税かな?テナント料や土地建物の価格の差かしら?生活習慣やスタイルの違い?
答えはそう簡単には出ませんが、このままでは日本のあらゆる都市や地方からは個性が消え、どこも同じ風景になって、人々の食べるものも着るものも家具も雑貨もみんな同じどこかの大手全国チェーンのお店の安いもの、となっていくような気がしてなりません。こだわりの野菜や食材も同じ運命でしょう・・・。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年10月16日

Oct 15. 2018 かごしまんまだより

【台風被害で全国的に野菜が厳しい状況です】
気温が下がり気候がよくなってくるこの時期。毎年色々な野菜が店頭に並び始めますが、今年は多くの野菜や果物が台風24号25号の被害を受けて寂しい雰囲気が漂っています。
地元の直売所や道の駅に行ってもあるのは、里芋、さつま芋、ごぼう、みかん、かぼす、辺塚だいだい、そして少量の新米のみ。キャベツや小松菜やほうれん草・レタス・ピーマン・キュウリ等の主要野菜の姿がありません。
スーパーに行っても、それら主要野菜は高値だったり九州産ではなかったり。
(もちろんニンジン・玉ねぎ・深ネギ・ブロッコリーなどは旬ではないので九州産は皆無です)
野菜売り場で買い物をしている人のかごの中を見ると、多くの皆さんがもやしやえのき等の屋内栽培野菜を入れています。果物も全体的に高値です。
これは、今年の台風や洪水が野菜や果物の生産地の多くを襲ったことによります。
小松菜などの比較的栽培期間が短い野菜でも、植付けから収穫までには最低1か月程度はかかりますので、11月中旬位までは全国的にこういう状況が続くと予想されています。
かごしまんまも契約生産者さんのほとんどが台風被害に遭っている状況です。
申し訳ない思いでいっぱいですが、野菜セットには屋内野菜や遠方野菜や市場仕入れ野菜が入る時期が続きます。なるべくキャベツや小松菜・キュウリなどの一般的に使いやすい野菜を入れるように頑張りますが、多くの野菜が高値なので通常よりも1品少ないこともございます。どうぞご理解のほどお願い申し上げます。
再来週あたりからは平岡農園さんの葉っぱ付き大根もセットに入る予定です。
11月には井之上ファームさんのレタスやカボチャもできるそうです。楽しみに待ちましょう!

【商談会参加の報告】
2週続けて福岡と小倉の商談会に行ってきました。
『商談会』とは、生産者やメーカーが各ブースを作って商品を展示し、バイヤー(小売業者・かごしまんまの私もバイヤーです)が各ブースをまわって商品や資料を直接手に取ったり説明を聞けたり商談ができる場です。
商品について詳しく聞けたり、九州食材系の商談会に参加すると掘り出し物に出会えるチャンスだったりします。
しかしいつも思うのは「国産だから安心」という風潮が強いこと。「国産のどこですか?」と詳しく聞こうとすると答えられないブースが多いです。怪訝な顔をされてしまったり、逆に「どうして詳しく聞くのか」と質問されたりします。世間一般とのパラレルワールドを感じる一日でもあります。映画マトリックスの世界ですね・・・。
今回は、九州米100%のパン粉、九州産大麦100%のビール、九州産大豆のマヨ風ドレッシングなどの面白い商品に出会えました。これから原材料詳細や取引条件などをきいて商品化を検討していきます。
かごしまんま基準に照らし合わせると、商談会で100~300くらいの商品に出会っても、最終的にかごしまんまで商品化するのはわずか1%程度。遠い道のりです・・・・。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年10月10日

Oct 9. 2018 かごしまんまだより

【ブロッコリーを洗ったり茹でたりしたときに浮いてくるのは農薬ではない(キッパリ)】
SNS上で「ブロッコリーを水やお湯につけると油が浮いてくるが、これが農薬。」というような発言が流れてきました。「茎が超固いのは遺伝子組み換えだ」とも書かれていました。
SNSで怖いのは、こういう情報っぽいものが真偽の確認をされないまま人から人へ拡散されてしまうことです。
まず遺伝子組み換え作物は、日本ではまだ研究施設の中での実験栽培や決められた圃場での試験栽培でしか認められておりません。
仮に、既に日本で遺伝子組み換え種子がひっそり流通して作付けされているとしても「茎が固いのは遺伝子組み換えである」と断定はできません。収穫終期には多くの野菜がとう立ち(蕾を形成して固くなること)に向けて固くなるからです。
またブロッコリーを茹でて浮いてくる油分は、農薬ではありません!
種を自家採種して無農薬栽培した人のブロッコリーからも、おババ(私の母)農園の自然栽培のものからも、平岡農園さんの無農薬栽培からも、ブロッコリーは茹でると油分が浮いてきます。
ブロッコリーはアブラナ科の野菜です。アブラナ科の野菜はろう成分を生成し冬の乾燥や低温・日差し・病原菌などから自分を守っています。これをワックスブルームと言います。特にブロッコリーやキャベツはワックスブルームがよく出ます。油が採れる菜種もこのアブラナ科です。名前からもいかにも油が出そうな科ですね。
ブロッコリーを水に浸したり茹でたりすると浮いてくる油分の正体は、このワックスブルームです。植物が自分で生成したもので、危険性はありませんし農薬成分でもありません。
ところで野菜専用洗剤やマルチ系商材の宣伝文句に「農薬が浮かび上がって洗い落とせる」というのがあります。
減農薬に気を遣う多くの野菜生産者さんは収穫の2週間前までには農薬散布は止めます。農薬の摂取は人体に影響があるからです。また業界・行政からも農薬は最低でも収穫の24時間前までに散布するよう指導があります。
例えば私たちが24時間前に身体に塗布した化粧水を洗い流せるでしょうか?大半が皮膚に吸収されている、と考える方が自然です。野菜も同じです。大半が野菜自体に吸収されてしまっているのです。
農薬が都合よく野菜の表面だけについていて、しかも洗い落とせる魔法はありません。農薬は一度散布されたら野菜自体に染み込んでいき、洗ったり茹でたりしたくらいでは全て落とせません。
なるべく農薬を使わない生産者さんから野菜を摂取する方が合理的です。キャベツなどの無農薬栽培が難しい野菜は、外葉をちょっと剥いて捨ててから調理するのも効果的です。
人間以外の動物を見ても、昔の人の生活を考えても、野菜は水洗いで十分。
泥や虫がないきれいな野菜やカット野菜(←保健所の指導により必ず次亜塩素酸ナトリウム等で消毒されています)ばかり摂取して無菌状態に近い身体でいるよりも、無・減農薬栽培の泥付き虫の穴付きの皮ごとまるごと野菜を食べている方が、強くて抵抗力のある健康な身体を維持できるということは明白ですね。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年10月5日

Oct 4. 2018 かごしまんまだより

【台風24号で葉物野菜が壊滅状態に】
台風24号はすごい暴風でしたね。皆様のお住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか。
鹿児島も多くの地域で停電や倒木などの被害がありました。特に野菜の多くが被害を受けました。
大きな台風が来ますと生産者さんはビニールハウスのビニールをはがすので、ハウス内の野菜は風雨にさらされて壊滅状態になります。ぐるめ畑さんと上村農園さんのハウス栽培野菜がほぼ全てダメになりました。
サンフィールズさんのオクラやキュウリも被害を受けて収穫終了となりました。
2日火曜日のセットに入っているのは、全て土曜日収穫のものです(台風通過前に収穫)。
また、今回の台風被害により全国的に野菜が不足し高騰すると思われます。
ハウス栽培野菜が復活する11月下旬位までは、天候に左右されない九州産水耕栽培物(サラダ菜・リーフレタス類・みつば・かいわれ・ブロッコリースプラウト等)や根菜類が野菜セットに入りますことをご理解くださいますようお願い申し上げます。
小さくてキズやシミだらけの野菜が多いですが、自然のリズムと共生している減農薬野菜の特徴としてご理解頂ければ幸いです。

【身体がヨロコブ秋野菜】
台風が去って気温がグッとまた下がりましたね。かごしまんまに来る猫ちゃんたちの食欲もすごいことになっています。私たちの身体も秋冬へ向けてシフトチェンジ中。急激な気温差にのどや鼻が対応しきれなくなっていたり、体温が上がらずに風邪をひいてしまったりする時期でもあります。
こんな時期には昔から気管支に良いとされているレンコンや身体を温める芋類を積極的に摂取して、内側から『秋の到来』を自分の身体にお知らせしましょう。体調が季節に順応しやすくなりますよ。旬ってすごいですね
簡単な調理で十分。なかでも『さつま芋ごはん』は簡単なのに毎日作ってもなぜか家族に喜ばれるメニューです。
ぜひ作ってみてくださいネ。

レシピ『さつま芋ごはん』(2合分)
①さつま芋300g前後をよく洗い、皮付きのまま一口サイズにカットし、ボールに水を入れてさらしておく。
②米2合をいつものように研いでいつものように炊飯器や鍋に入れていつもの分量の水を入れる。
③さつま芋の水を切って、炊飯器(または鍋)の一番上に載せる(かき混ぜなくてよい)。
④黒酒(または酒みりん)大さじ2、塩小さじ1をふりかけ、ふたを閉めていつものように炊飯スタート。
⑤炊きあがったらかき混ぜて茶碗によそった後に黒ごまを散らして完成です。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年9月26日

Sep 25. 2018 かごしまんまだより

【かごしまんま脱脂粉乳から微量の放射能が出たことへの考察】
メルマガやツイッターでもお知らせしましたが、かごしまんま脱脂粉乳(現在は販売休止・鹿児島県・宮崎県産)からセシウム137が0.130Bq/kg検出されました(セ134は検出されず)。
新宿代々木測定所さんのゲルマニウム半導体検出器による20時間測定で、測定日は2018年8月24日です。
脱脂粉乳は牛乳を粉末状にさせた凝縮状態であることに加え、より低い検出限界値が出せる測定器を使ったことと、長い測定時間をかけて丁寧に計測したことが今回の検出につながったのだと思われます。
みなさんは、九州を含め全国における乳牛・肉牛農家の生産現場を見たことがありますでしょうか?
ハイジの世界のような広い草原で放牧飼育できるのは、日本では北海道の乳牛か熊本の赤牛。または数える程度の生産者さんだけ。あとは狭い運動場程度です。しかも草1本生えていない泥んこと糞尿まみれ。牛が原っぱで草をのどかに食べている風景はほとんどの生産現場では見られません。大半の牛の食事風景は、スタンチョン(頭部を固定する器具)に繋がれたまま目の前の配合飼料と粗飼料を食べるというものです。
家畜のエサ代は生産者にとって一番の経費で、年々値上がりしています。しかし牛乳の買取価格はほぼ値上がりしておらず、消費量の落ち込みや後継者不足もあり、廃業される生産者さんが急増しています。国土が狭く台風が多い日本では飼料用トウモロコシの生産者が北海道以外はほとんどなく、牛の生産者さんが自ら畑でつくる以外はほぼ海外産の安い配合飼料と稲から出る稲わら等の粗飼料に頼っているのが現状です。
そんな日本のトウモロコシの輸入はなんと世界一。国内消費量は約1,530万トンで、そのうちの75.8%が牛・豚・鶏など家畜用飼料、23.2%が加工食品等の材料、残りの1%コーンスナックなどの食品原料です。消費量の75%にあたる1,143万トンがアメリカ、20%がブラジルで、2国とも大半が遺伝子組み換えトウモロコシです。
ちなみに2014年の遺伝子組換え作物の米国での作付面積は、トウモロコシで全作付面積の93%、大豆で94%、綿では96%にのぼっています。(以上 http://chikusangenki.jp/column/column05-2/ 等より引用)
納豆やスナック菓子によく表示されている『北米産(遺伝子組み換えでない)』はいかに風前の灯火の作物であるということがわかる数字ですね。(今アメリカはこのGM有無表示の除去を日本に迫ってきているとか。)
話がだいぶ脱線しました、すみません。
今年も新宿代々木測定所さんで全国の牛乳が集められ、検査されます。かごしまんまの脱脂粉乳とデーリィ牛乳と種子島牛乳の3品も提供し、検査に参加することになりました。結果はまたお知らせしますね。
ところで原発周辺の住民には乳がんが多い傾向がある、という統計が世界中で出ています。
私たちの身体は細胞分裂時に放射能からのダメージに弱いので、細胞分裂が盛んな臓器や組織ほど、放射線感受性が高いです(環境省HP  www.env.go.jp/chemi/rhm/…/201510mat1-01-81.pdf より)。
乳がんは年々増加傾向です。原発事故後は、私たち人間の乳からも放射性物質が検出されています。
乳房という臓器は放射線感受性が強いので、「もしかしたら放射性物質を集めやすくてそれで乳から検出されるのではないか」と思ったりもします。
原発事故だけではなく、過去の核実験、原発の通常運転、健康診断での被ばく等が原因に考えられますね。
さて、どう生き抜きましょうか。

Edit by 山下 理江