かごしまんまだより

平成26年8月19日(火)

Aug 18. 2014 かごしまんまだより

お盆休みはいかがお過ごしでしたか。ゆっくりできましたでしょうか。お仕事で忙しかったでしょうか。
私は商談をしに千葉に行って参りました。
色々なスーパーを廻って、野菜の動向も見ました。
店頭では佐賀県産のタマネギや鹿児島県産のオクラ、熊本県産のピーマンも店頭に並んでいましたが、やはり関東・東北の野菜が主流でした。果物は千葉県の梨まっさかりで、あとは福島や山梨の桃がたくさん並んでいました。もやしや牛乳・乳製品、納豆・豆腐、ハム・ウインナーなどの加工肉も関東産が主流で、たまに関西の商品がありました。
賞味期限の長い乾物やお菓子、調味料などは鹿児島のスーパーの商品ラインナップとさほど変わらない感じでしたが、醤油・味噌だけは鹿児島と千葉では全然ラインナップが違いますね。
鹿児島の醤油は甘味料が必ずと言っていいほど入っていたり、味噌も必ずと言っていいほど麦が入っていたりします。関東で親しまれている味とは全然違うので、千葉の店頭にはあまり九州産のものがなく、九州のスーパーでは逆に地元産の醤油と味噌で棚が埋め尽くされています。
ざっと見たところでは、千葉のスーパーでは主に野菜・果物と日持ちしない加工品が関東・東北産であることがわかりました。鹿児島のスーパーではもちろんそれらは九州産が主流です。他の商品はどの地域の店頭でも全国同じように流通しているように感じました。

・・・でもたったそれだけの違いでも、九州へ保養に行くこと・移住することの意味は非常に大きいと思います。空気や大地や水の違い、毎日必ず必要な食材を気にせず買えるということが、どんなにか精神的に救われることでしょう。今からの保養や移住は遅い、という意見もありますが、私は遅いなんて全然思いません。何年かかっても、どんなに短期間であっても、保養や移住の意味は絶対あると思います。精神的に解放される、ということがどんなにか救いになるか、どんなにか笑顔になるか、はかりしれません。
かごしまんまから届く段ボールを開けるそのホッとする瞬間を、ぜひ西へ南への保養や移住においても感じていただきたく願っています。家族や周囲と苦しんだり悩んだりケンカしたりすることも無駄ではないと思います。諦めずに、ご家族にとって最善の方法を模索し続けていってください。

さて、冒頭で「商談をしに」千葉に行って来た、と申し上げました。
そうです♩  千葉のとあるスーパーの店頭にかごしまんま商品を置いてもらう商談です。全部の商品とまではいきませんが、少しでも貴方の身近にかごしまんまがあって食からの応援ができればな、と願っています。
早ければ来月あたりから貴方のそばにかごしまんま商品がやってきます。
すみません、今回は千葉エリアが中心です。
私も諦めずに少しづつ広げていきますので、貴方も貴方の思うことを諦めずに頑張ってください。幸せの形や基準は、人それぞれの心の中にあります。心から応援しています。

この夏は全国的に台風や豪雨が多かったせいで野菜が高騰しつつある模様です。
特に夏は南の野菜が不足します。もちろんレギュラー選手のキャベツやニンジンやホウレン草や大根は九州では一部の高冷地でごく少量しかできずなかなか手に入りません。
夏野菜は夏バテを軽減するミネラルがいっぱいです。好き嫌いせずに旬の野菜を頑張って召し上がってくださいネ。
(今日も暑苦しくてスミマセンッ!!)

Edit by 山下 理江

平成26年8月5日(火)

Aug 5. 2014 かごしまんまだより

先週の金曜日の台風は上陸こそしなかったものの、ものすごい暴風雨で運送会社の方がびしょ濡れになってお仕事していました。しかも南国のせいか、バケツをひっくり返したような雨が突然風と共に襲いかかってきたり、そうかと思えば急にやんだりしてコロコロ変化する女心のような天気でした。
今回の台風の被害はなかったのですが、先の台風8号は、平岡農園さんのトウモロコシ畑をなぎ倒し、ぐるめ畑さんのナスやアスパラやホウレン草に大打撃を与えました。せっかく育てた野菜が収穫できなくなる悲しみと痛手は、想像もつきません・・・・。
日に日に顔が真っ黒に焼けていく野菜生産者の方たちが一様に「自然相手だから仕方ないのよ!」と笑うたくましさに、ただただ敬服するばかりです。

さて先日、ツイートで工場見学の報告をしましたが、もうすぐ温泉水の販売を始まります。続けられる価格帯でおいしくて衛生的で水質管理もしっかりされている安心なお水です。
8月中の開始を考えております。お盆明けには野菜セットをご注文の方にはおまけで温泉水おつけする計画もあります(ただし総重量が15kgを超える場合は、かえってお客様に送料ご負担のご迷惑をおかけしてしまうのでおつけできない場合がございます)。今までお水へのリクエストをたくさんいただいてまいりました。やっと実現できそうです。楽しみにしていてください。

先日、ぐるめ畑シリーズの野菜を生産している企業の会長さんにお会いさせて頂きました。
農業部門を始めて以来、野菜に含まれる硝酸態窒素の削減にずっと取り組んできたご苦労を聞かせて頂きました。
化学肥料や有機肥料に含まれる窒素成分が土壌菌によって硝酸態窒素に変化されて初めて植物は窒素を吸収できます。窒素は植物にとってとても大切な栄養素ですが、動物にとっては有害で、体内で血中鉄分と結合して血中酸素の欠乏を引き起こしたり、ニトロソアミン体に変化しがんの原因にもなったりします。WHOも安全基準値を設け、欧州ではほうれん草に含まれる硝酸態窒素量が規制されていて基準値を超えると出荷できませんが、日本では基準値がありません。日本では野菜の基準値はありませんが水に対しては厳しくなり、今年になって初めて水道法水質基準に関する省令等に亜硝酸態窒素が追加され、水質基準も改正されました。これから注目されていくものだと思います。
そういう中での、ぐるめ畑さんの野菜の硝酸態窒素削減への取り組みはとても大変なものでした。農協や国の補助に頼らず、「厳しいと言われる農業でも、安全でおいしい野菜を作りかつ採算をとれる事業にしていく」という強い信念のもと、手探りで硝酸態窒素と農薬の削減に何年も何年も試行錯誤を繰り返したとお聞きしました。硝酸態窒素を測る検査機関も当初なかなか見つからず、自費で検査機械を買ったりもしたそうです。
また、気温の高い鹿児島では収穫後にどんどん野菜が傷んでいきます。それを防止するために畑のすぐそばにプレハブ冷蔵庫を設置し、収穫後40分以内には必ず冷蔵庫に入れて予冷する、ということを徹底するようにしました。ですからぐるめ畑シリーズの野菜は、傷みやすい根元や葉先がいつもシャキシャキして美しいのです。
新鮮でシャキシャキしていて野菜独特の苦みやエグミもなく化学肥料不使用、農薬も7~10割減らした鹿児島県の特別栽培農産物であり、かつ硝酸態窒素を大幅に削減したとても安全な野菜となってぐるめ畑シリーズの野菜は皆様の家庭に届くのでした。
会長さんのお話の中で、特に強く感銘したのは、「企業は嘘をついちゃいけない。一度嘘をついたら自分らに甘くなり、嘘を平気でつけるようになる。急に大きくならなくてもいい。誠実に、こつこつとただやっていけばいい」というお話。私は、涙が出そうになるのをぐっと我慢して聞き入っていました。
(今日も暑苦しくてスミマセンッ!!)

Edit by 山下 理江

平成26年7月29日(火)

Jul 28. 2014 かごしまんまだより

【届きました食材につきまして不備・不良・ご質問などございましたら、どうぞ遠慮なくご連絡・ご相談下さい】
かごしまんまユーザーの皆さんの多くは、放射能防御や農薬・食品添加物・GMなどを避けることにつきましてご主人やご家族をはじめご近所さんや友人の本質的な理解を得られていない場合が多いことかとお察しいたします。
私もかつて千葉に住んでいた時、食品安全基準が非常に厳しい○○クラブという生協の宅配を利用していました。夫は近所のスーパーで激安の卵や野菜を買うのが大好きな人でした。○○クラブの食材は添加物や農薬やGMを極力避けて作られるものだったのでもちろん価格が高く、おそらく主人は本心ではよく思っていなかったと思います。ですから届けられた野菜が傷んでいたり不良品があったりすると「いくらいい商品でも届いたときにダメなら意味ないじゃん」と言われたこともありました。そういうことがあると自分が悪いわけではないのにとてもとても悲しい気持ちになり自分を責めてしまいます。「やはり考え過ぎなのかな・・・神経質すぎるのかな・・・妥協して普通にお店やスーパーの商品の中から自分の目で選んで家計に負担掛けないほうがいいのかな・・・」と、とてもみじめな気分になったのを覚えています。
とくに311以降、私達は自分の気持ちや考えと周囲のそれとの温度差に悩みながら日々生きています。西日本の食材や野菜を遠くのスーパーまではしごしながら探しに行ったり通販で買い求めたりして結構な労力と時間を割いています。そんななかでたよりにしていたかごしまんまから食材が届いてホッとしたのもつかの間、例えば野菜が傷んでいるのを発見したらそれはとてもとても悲しくなりますし、こういう食生活を選んだ自分を責めてしまったりもします。でも違います。全く違います。安全な食材を家族のために求めることはごく人間として生物としてごくまっとうな要求であります。誰に恥じることでも負い目を持つことでもありません。我慢することでもありません。
ですから何かございましたらどうかどうかかごしまんまにご連絡ください。お電話でもメールでもFAXでも結構です。弊社がその時できうることを心を込めて精一杯させて頂きます。そして「やっぱりかごしまんまに注文してよかった」と思って頂くよう努めます。ご家族の方にもそう思っていただけるよう努めます。
なお、葉物野菜が溶けていたり凍っていたりするときや卵の割れは輸送時の事故ですので、業務改善のためにもヤマト運輸さんにも必ずご連絡下さいますようお願い申し上げます。
但し、もやしに関しましては商品説明ページにもありますが、どうしても品質管理が難しいのでご容赦ください。発送の直前まで氷水につけて品質維持に努めますが輸送中に傷むことがございます。商品特徴上、長距離輸送には向かない食材でかつ単価も非常に低い商品で利益もなくこれ以上の品質維持が難しいです。しかし九州産のもやしをどうしても欲しいというご要望がたくさんございます。もやしに関しては返品・返金不可という形で続けさせていただきたくご理解お願い申し上げます。
通販は、商品を詰める際に人の手がかかり、商品を送る際にも人の手がかかるので、近所のスーパーで買うよりもかなり割高であります。しかし遠距離であっても濃いコミュニケーションができ、お客様のご要望や喜びの声やご指摘を直に受けることができ、またこちらからもお客様に直にお返事ができる素晴らしい販売形態であると思います。
これからもただ商品を販売するお店というだけでなく、同じ気持ちで現代を生きる仲間として応援し合えるようなコミュニケーションを大切にしていきたいです。
手探りで少しづつ歩んでまいります。皆様もどうか周囲との温度差にめげずに負けずに明るくいてください。
どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。
(今回もまた暑苦しい文章でスミマセンッ!!)

Edit by 山下 理江

平成26年7月23日(水)

Jul 23. 2014 かごしまんまだより

先日の3連休は阿蘇へキャンプに出かけました。阿蘇は山に囲まれているため山地型の気候で九州の中でも一番気温が低い地域で、夏は鹿児島よりも5℃位低く湿度もあまりないので非常に過ごしやすいです。食材を阿蘇の道の駅や直売所で調達したのですが、夏だというのに野菜の種類が豊富で大根もニンジンもキャベツもあるある・・・。減農薬・無農薬栽培のものもたくさんありました。地元の手作り加工食品も豊富でしかもこだわりを持ってつくられているものがたくさんです。例えば手作りパンを手に取り、原材料表示を見ますと「熊本県産小麦・バター・砂糖・自家製発酵種・塩」というシンプルでこだわりのある表示!阿蘇は高菜漬けが多いのですが、保存料も着色剤も入ってないものも多く、その他の加工品も本当に魅力あるものばかりでした。
鹿児島のものもそうですが、こういう魅力ある野菜や食材は手間もかかり生産量も少なく賞味期限も短いですし地元の人たちが地元のためにつくっているので全国流通はしていきません。九州から関西や関東首都圏に輸送するにはコストがかかる上に品質維持が難しいのです。都会の人は見た目や賞味期限や価格を気にします。野菜や食材の見た目を良くして長持ちさせて輸送コストの分の原材料費を抑える工夫が農薬や化学肥料や食品添加物であります。ですから本当の安全で美味しい食材はなかなか全国流通できないのです。うらやましいなあ、ここにかごしまんまがあったらなあ、と心から思いました。しかしながら隣の芝生は青く見えるものでして、温暖な鹿児島の冬は野菜の宝庫であるのに対して、阿蘇の冬は氷点下まで気温が下がり雪も降るのでとても厳しいものだと思います。鹿児島も阿蘇もそれぞれに長所短所があるのです。
阿蘇は30万年前から5万年前くらいまで活発だった火山活動の結果形成された巨大なくぼみで、東西18km、南北25km、面積は350㎢もあり世界最大級です。くぼみになって消えてしまう前の阿蘇山は高さ1万mもあったと言われています。こういう山自体を破壊してしまうような巨大な火山活動は、九州壊滅はおろか北半球をも火山灰の雲に覆わせてしまい、太陽光が閉ざされてしまうので数年から数十年もの長い冬をもたらします。このような大きな火山活動は数万年単位の周期で必ず訪れます。しかも最後の巨大な火山活動から数万年経っており、いつそのような事が起こってもおかしくないのです。もしも今、九州で巨大な火山活動が始まれば九州全体を火砕流や火山灰が呑み込みますので生物が壊滅するのでもちろん川内原発は制御不能です。地震や津波よりもこうしたカルデラが形成されるような巨大な火山活動が一番破局的な結果をもたらすことでしょう。さらに九州は阿蘇カルデラをはじめ喜界カルデラ、姶良カルデラ、加久藤カルデラなど世界でも有数のカルデラのデパートでもあります。巨大な火山活動の周期も、原発から出る放射性廃棄物の多くの核種の半減期も、数万年単位。想像なんてとてもできない数字ですが、どちらも空想ではなく未来に必ず起こりうる事実です。その最終的な処理方法も解決されないまま原発を再稼働なんて狂気の沙汰としか思えない・・・・。川内原発の再稼働は地球の危機・・・・・そんな思いを馳せながら、火口から今も現在進行形でモクモクと噴火の煙が出ているのを、広大な草千里で大の字になってしばし寝転びながらながめていました。
もし夏に九州への観光をお考えなら、阿蘇はとてもお勧めな観光地です。大自然を何にも気にせず満喫できます。
かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目が悪く市場のものより輸送に弱いです。
1つ1つ検品していますが中を切って開けてみないと腐敗などが発見できない場合もあります。特に台風の後なので野菜の中が傷んでいたりすることもございます。野菜にカビ・腐敗・凍結等ございましたらどうぞ遠慮なくお申し出ください。野菜の葉全体が溶けている場合は輸送時の凍結による可能性が高いので、その際は業務改善の為にヤマト運輸さんにもご連絡をぜひお願いします。
野菜以外の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。本当の食の豊かさ。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成26年7月16日(水)

Jul 15. 2014 かごしまんまだより

台風8号は鹿児島を直撃コースでしたが、心配していたよりずっと被害が少なくてすんだようでホッとしました。台風に備えて各生産者はビニールハウスのビニールをおろしたり色々なものを片づけたり事前に収穫したりしました。対策も1日がかりでしたが、台風が去った後も生産者は1日がかりでビニールハウスのビニールをかけなおしたり倒れた支柱を直したり作業に追われていました。自然と生きる生産者の苦労を感じました。
風速40mに耐える設計のビニールハウスを持つぐるめ畑さんは、ギリギリまで台風とにらみ合いながらビニールをおろさずに野菜を守りましたので、ほうれん草や小松菜は守られました。しかしながら、サラダほうれん草のビニールハウスの屋根が破れてしまい、サラダほうれん草はかなりの被害が出ました。なすもかなり落ちてしまったり、擦れキズができてしまったりしました。山東菜も台風のダメージがかなりあって今週はご提供できず、ご注文されていた方には本当に申し訳ございませんでした。
平岡農園さんのトウモロコシは、台風でかなりなぎ倒されてしまいました。まだ収穫できるのですが、単品商品のご注文は品質と量が確保できない為、18日収穫分で終了となります。
丸山果樹園さんのミニトマトも、ビニールハウスのビニールをおろして吊っていたツル(枝)も地面に下して台風に備えたのでかなり株が傷みました。また、通常ミニトマトはビニールハウスで覆っていて、水分を必要な分しか与えないようにして実をはじけさせないようにしているのですが、台風でいきなり大量の雨にさらされてしまい、実に多くの水分がたまってはじけたり、株ごと枯れてきてしまったりしています。これも量と品質が確保できない為、18日収穫分で終了となります。
最悪の場合は鹿児島をはじめ九州各地から野菜がなくなることを想定していました。予想よりかなり被害が少なくてすんだものの、やはり生産者さんのご苦労と気持ちを思うと本当にやるせないですね・・・。
台風が過ぎ去ったあと、庭のほったらかしにしていたニラはぐーんと背を伸ばしてくれたので、今朝の味噌汁の具にすることができました。みずみずしくておいしいニラでした。
台風は命を脅かすものでもありますが、雨をたくさん降らしてくれる命の泉でもあります。
失われるものもあり、育まれるものもあり。自然界のすごさを感じました。
そしてなにより、台風や桜島からの灰と共存して生きる鹿児島の人たちの強さに「すごいなあ」と感動しました。
今日のお野菜たちはそんな台風の試練を潜り抜けてきたものばかりです。普段以上に愛おしく感じますよ。
さあ、これから鹿児島は梅雨が明けて夏本番になることでしょう。夏野菜の季節です。311以降は、旬のお野菜というのがあることに初めて気がつかされた方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。産地を気にする生活にシフトすると息苦しいことも多いですが、旬のものを旬に食べていく、それがいかに自然でおいしくて身体にいい食事になるかも気づけました。九州の夏野菜は見慣れぬものも多く登場するかもしれません。簡単なレシピも添えていきます。どうぞご家族で「楽しんで」九州野菜を召し上がってください。
かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目が悪く市場のものより輸送に弱いです。
1つ1つ検品していますが中を切って開けてみないと腐敗などが発見できない場合もあります。特に台風の後なのでキャベツの芯が傷んでいたりすることもございます。野菜にカビ・腐敗・凍結等ございましたらどうぞ遠慮なくお申し出ください。
野菜の葉全体が溶けている場合は輸送時の凍結による可能性が高いので、その際は業務改善の為にヤマト運輸さんにもご連絡をぜひお願いします。
野菜以外の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。本当の食の豊かさ。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成26年7月8日(火)

Jul 8. 2014 かごしまんまだより

【かごしまんまのめざしていること】
・かごしまんまだけで1週間分の食材が買える
・高級食材ではなく多くの人が買えて続けられる食材
・完ぺきではないけれど、多くの人ができる続けられる商品を提案する
・原材料の詳細を開示することでみんなが日本の食材の実態を知れる
・段ボール箱を開けた瞬間にちょっと幸せになる
・みんなが旬の野菜を楽しめるようにする

皆様の多くは「九州食材がおいしいから食べたいから」ではなく311以降に九州食材を買い始めたことと思います。そして多くのスーパーや生協・通販をはしごしては時間ばかり過ぎて非常に疲れたり悲しい思いになったりしたのではないでしょうか。私もそうでした。だから「ここだけで1週間分の主要食材が確保できる」というお店づくりがしたかったのです。今もそれは続いていて、よい食材を見つけては商品UPしていっています。
放射能・添加物・非遺伝子組み換え・無農薬にこだわりたいな、という気持ちでスタートしました。しかし実際に始めてみると、それら全てを完璧にすると原価が非常に高くなってしまい日常使いできる食材ではなくなりました。そもそも完璧な食材はなかなかありません。一見大丈夫そうでも消費者には見えにくい業務用原材料(油・調味料等)は遺伝子組み換え不分別であったり添加物が入っていたりすることが多いです。それら全てを排除しようとすると、大量のロットでかごしまんまオリジナル商品を作るしかなくなってしまいます。しかも高額商品。放射能問題は数十年です。多くの方が続けられないと意味がありません。なので「なるべく防御」している商品をUPし、メーカーに協力してもらって原材料の詳細をできるだけ詳しく商品ページに記載することで皆様に判断・選択してもらうことにしました。
限界まで原材料の詳細を追い、それを記載することで日本の食材の実態が見えてくるものがたくさんあります。少しでも皆様の情報収集に役に立てば、と思います。
また、無農薬野菜だけにこだわることはやめました。無農薬栽培は手間がかかる上に量産ができませんし、気候・天候・害虫・病気に非常に左右されます。野菜セットの種類も量も少なくなり、1家族が1週間思いっきり野菜を食べる量にはなりません。そこで野菜は「なるべく無農薬・減農薬」というスタンスにしました。
こんな生活を選んだ私たちは、常に周囲の無理解に傷付き苦しんでいます。「みんなと同じものが食べられなくてかわいそう」「これも食べられないの?それじゃ食べるものがなくなってしまうわよ」「みんな食べているから大丈夫よ」・・・いつもそういう言葉をあびています。そんな毎日の中にかごしまんまが届き、箱を開けた瞬間おまけが入っていたり納品書に手書きの一言があったりギッシリギュウギュウだけど丁寧な梱包だったり・・・「これで1週間大丈夫。ああ、私だけじゃないんだ」そんな小さな幸せを感じられること。大切にしています。
また、九州野菜だけ食べるようになると必ずぶつかる、苦手な野菜・避けてきた野菜・見たことのない野菜への挑戦。もしくはずーっと同じ野菜が続いたり、主要選手のキャベツやニンジンがない時期があったりすること。これはもう慣れていくしかありません。でも家にある調味料や材料でササッとできちゃうレシピがあったり、おいしそうなレシピがあったりすればワクワクしますね。これを野菜イラストやツイッターや「かごしまんまの台所」ブログでどんどん発信していきます。そしてみんながツイートしてくれたかごしまんまのことやレシピ料理の写真もどんどんRTしていき、少しでもみんなが「ひとりじゃないんだ」「新しい食生活も楽しいなあ」と思ってくれたら・・・。それがかごしまんまのめざしていること・やりたいことの全てであります。

Edit by 山下 理江

平成26年7月1日(火)

Jun 30. 2014 かごしまんまだより

【季節の野菜を楽しんで料理する】
さて、鹿児島の野菜にとって厳しい季節がじわじわとやってまいりました。キャベツは先週から宮崎県産が入ってきています。これはもう鹿児島の普通の平地では気温が高くてキャベツが溶けてしまったり芯が傷んでいたりして収穫量が少ないためです。宮崎の標高が高くて比較的気温が低いところで収穫されたものを仕入れました。
これから夏本番になりますと九州からはキャベツやニンジンや玉ねぎ、大根、ほうれん草といった冷蔵庫の定番野菜が消えていきます。九州は本州に比べて気温が高く日照時間が長いので葉物野菜が溶けて育たなかったり、虫や病気が活発になったりします。その代わりに青シソやトマト、とうもろこし、ヘチマ、ゴーヤ、ゴボウ、オクラなどが登場してきます。夏野菜は暑さで疲労した身体を整える働きや体温上昇を防いでくれる働きがあります。自然の旬の贈り物は理にかなっていて素晴らしいです。
多くの主婦にとって、青シソやゴーヤやヘチマ等は自分からは進んで買うことのない野菜かもしれません。しかし野菜セットに入っていることによって、普段敬遠している野菜に挑戦することは意外にも楽しくて新たな味の出会いや発見があります。そしてそれは日々「気にし過ぎだ」と周囲に思われて疲れている気持ちをほぐして幸せにする力があります。かごしまんまでも家にある調味料で簡単にできるおいしいレシピを野菜イラストやツイッターなどでご紹介していきます。どうぞ今回も青シソを楽しんで新しい味にチャレンジしてみてください。

【7月22日から野菜セットにリーフレタスかフリフリリーフが入ります】
鹿児島からは地場産のレタスが消えていき、現在こちらのスーパーでもレタスは長野県産か群馬県産です。
野菜セットからも葉物野菜がだんだんと消えていく季節になりますが、今年は旭信興産さんの室内栽培のレタス類を必ず入れていきます。ぐるめ畑さんの葉物野菜も入れていきます。高隈山麓にあって比較的日影が多く作れる場所に畑がある吉田自然農園さんでも夏の葉物野菜作りに取り組んでいただいております。季節の野菜を中心に。でも食卓のバランスも考えて、そして放射能防御生活がずっと続けられるように、できるだけのことはしていきますね。厳しい九州の夏場でもより充実した野菜セットになるよう生産者一同、鋭意努力していきます。

【オーストラリア産スパゲッティ】
7月中旬以降からオーストラリア産のスパゲティを販売開始予定です。
チェルノブイリ事故後、イタリア産の小麦からは微量のセシウムが検出されているのがわかっている※のですが、今まではイタリアか国産のスパゲッティしか選択権はありませんでした。今月からかごしまんまでオーストラリア産のスパゲティを取り扱うことになりました。どうぞお楽しみに。
※・・・『食卓にあがった放射能』(高木仁三郎 1990年「食卓にあがった死の灰」原書)参照

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。見た目も悪いですし、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っているかもしれませんが安心して食べられます。低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。野菜にカビ・腐敗・凍結、また割卵等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成26年6月24日(火)

Jun 23. 2014 かごしまんまだより

【かごしまんまの日々】
今回はかごしまんまの日常をご紹介します。
『月曜日』
土日に来ていたご注文やメールを確認処理することから始まります。火曜日発送の野菜や牛乳や卵、納豆豆腐などの食材が朝から続々とかごしまんまに到着します。火曜日発送の野菜セット分の段ボールを組み立て、エアパッキンを段ボールの底の大きさに合わせてカットして敷きます。小松菜やチンゲン菜など一部の野菜は袋詰めされていないので、チェックしながら仕分けしてビニールに詰めます。女性だけの職場ですので、虫とコンニチワするたびに作業場に悲鳴が響き渡ります。一部の野菜や食材は、生産者のところまで取りに行きます。
それから野菜セットを段ボールにセットしていきます(夕方や発送当日の朝に到着する野菜は、発送当日に発送作業と同時に詰めていきます)。これが月曜日の仕事です。
『火曜日』
発送日は朝から忙しいです。発送作業開始時刻(9時)の前に私がパンドウルさんにパン類を取りに行きます。今朝は平岡農園さんにもトウモロコシを取りに行ってきました。早朝からずっとトウモロコシを収穫していた平岡さんは既にひと仕事終わったような清々しい笑顔で迎えてくれました。「今朝取ったトウモロコシだからすっごく甘くておいしいよ!お客さん、喜んでくれるかな」と平岡さんは楽しそうでした。メールやメッセージ、ツイッター、お客様の声などで平岡農園さんへぜひ感想を送ってくださいませ。
発送当日も発送作業しているさなかにコンニャクやもやし、えのきだけなどが届くので、宅配便が集荷に来るまでは朝からずっと時間との戦いです。商品を間違えないようにピッキングして各段ボールに詰めていき、ひとつひとつのかごしまんま段ボールの中におまけを入れて納品書にメッセージを書いて封をしていきます。ピッキングする人と箱詰めする人とに分かれて間違いを防ぎながら作業します。全てのご注文の箱詰めをして発送作業が終わると「発送しましたメール」を送り、受注作業をして、来週の発送分の発注分を集計して一日が終わります。
『水曜日』
発送日なのでパンドウルさんにパン類を取りに行ってから発送作業をし、宅配便が集荷に来ます。水曜日発送は比較的まだ数が少ないのでその後、来週の火・水曜日の受注分を各生産者に発注します。新商品の開拓・営業、新商品の原材料の調査、HPへの新商品UP、営業、1週間分の経理の処理・・・等細かい仕事をするのが水曜日です。
『木曜日』
月曜日と同じ流れです。
『金曜日』
火曜日と同じ流れです。
『土日』
会社は基本的にお休みでスタッフは出社しません。子供達が寝ている時間に私が起きて、来週の金曜日の受注分を各生産者へ発注していきます。子供達が起きてくる朝には仕事終了です。
こんな日常をかごしまんまは送っています。私を含め、スタッフは皆女性で小さな子供を育てながらの仕事ですので、遅くても夕方6時位までしか作業できないのでこういう流れで仕事をしています。
忙しい日々ではありますが、皆様のご注文時のメッセージ欄に書いて下さる感謝・激励のお言葉やツイッターのつぶやきやHPのお客様の声などを拝見しては涙したり元気が出たり勇気をもらったりしています。
本当にありがとうございます。感謝感謝です。放射能・添加物・GM防御は周囲の無理解などに苦しい毎日かと存じますが長期戦です。同じ空の下、共にめげずに明るく頑張っていきましょう。

Edit by 山下 理江

平成26年6月17日(火)

Jun 16. 2014 かごしまんまだより

【ドレッシングが商品化できなかった理由】
最近やっとかごしまんま商品にも「ごまドレッシング」がラインナップされました。
ドレッシングはリクエストが大変多い食材ですが、これまでかごしまんまではなかなか商品化できませんでした。大きな理由は3つあります。
まず原材料の油が、ほとんど外国産材料からできている植物油で遺伝子組み換え不分別であること。
加工品の原料に含まれる植物油は、ほとんどこの遺伝子組み換え不分別原料でできた植物性油です。ドレッシングは原料の大半が油です。ですから油には特にこだわりたいのに、遺伝子組み換え不分別の植物油を使用しているドレッシングが大半でした。
次に、鹿児島の醤油を使用しているのでサッカリンや甘草などの合成甘味料が入っていること。
鹿児島の良さは手作りが盛んなところです。主婦がグループを作って生産者になってドレッシングや味噌をはじめとする加工品を製造販売することも多く、スーパーの地産地消コーナーはとてもにぎわっていて躍動感を感じることが多いです。しかし鹿児島のちょっと残念な点は醤油にサッカリンや甘草が入っていることです。鹿児島では甘い醤油が好まれ親しまれています。でも鹿児島の醤油は砂糖で甘くしているのではなくサッカリンや甘草などの合成甘味料で甘くしています。サッカリンは砂糖の500倍の甘さがあり、砂糖ならばたくさん使わねばならないところをほんの数滴で済むからです。漬物などにもサッカリンや甘草、着色料などが入っています。鹿児島では食品添加物に対しての認識が甘く、せっかく「手作り無添加」とうたってあっても実際に調べてみると鹿児島の醤油が原料に入っておりサッカリンが含まれていたりします。サッカリンは発がん性が疑われている物質です。
そして最後は、ドレッシングに入っている野菜の原料の産地が季節によっては九州産ではなくなることです。
例えば「玉ねぎドレッシング」や「ニンジンドレッシング」。主原料の玉ねぎ・人参どちらとも九州では1年中収穫できる野菜ではありません。収穫できない時期の調達先は東日本になります。またこれらのドレッシングによく入っているニンニクも九州では収穫できない時期があり、これもやはり収穫できない時期は九州産ではなくなります。
この3つの理由をクリアするドレッシングがなかなか見つからなくてかごしまんまでは今まで商品化できませんでした。新発売のごまドレッシングは、これら3つをクリアした上に、さらに原料の酢もこだわってます。無農薬栽培の九州産米・島根産米のみで宮崎のおいしい水で作られた純米酢です。ごまの香り引き立つ優しい薄味でおいしくて子供達にも安心して食べてもらえるお勧めのドレッシングなのです。
同じようにかごしまんまではジャムやマーマレード、トマトケチャップなど期間限定な食材がたくさんあります。鹿児島の人たちは旬の恵みを手作りするのが大好きです。あっという間に作ってはあっという間になくなってしまい、あとは来年のお楽しみ、となる商品ばかりです。スーパーに1年中並ぶ食材や野菜と同じ感覚でいるとあっという間に消えていきます。しかも突然に(笑)。私が生産者に連絡してはじめて「あ。もう終わりになるよ」とか「今回で終わり」とか言われることも日常茶飯事で、自分の心臓が日々鍛えられているのがわかります。
九州のものを食べる、と決めた私達はこういうことに慣れていかねばならないのかもしれません。
1年中好きな野菜や食材を食べていた生活にさようならをして、メニューを決めてから野菜を買うのではなく、旬の野菜に合わせてメニューを考える、そんな生活にシフトしていかねば、九州産を食べ続ける生活は続きません。また、旬の野菜はただ炒めたりゆでたりするだけですっごく美味しいです。旬の野菜には生命の力がみなぎっていて栄養満点だからです。そして夏が旬の野菜は身体のほてりをとってくれたり夏バテから回復させてくれる栄養素が多く、冬が旬の野菜は身体を温めてくれるものが多かったりします。
自然の恵みとはなんて不思議なんでしょう。さあ、今日もかごしまんま食材を思う存分楽しんでくださいませ。

Edit by 山下 理江

平成26年6月10日(火)

Jun 10. 2014 かごしまんまだより

【6月から新しいサイズの段ボール箱で発送しています】
今までは野菜セットの段ボールは縦×横×高さの3辺合計が120cmの段ボール箱でしたが、ヤマト運輸値上げを受け、100cmでの段ボールでの発送になります。大根、深ネギ、白菜など大きいものが多くなりがちな秋冬の野菜に比べて夏野菜は小さ目なものが多いので、夏の間はなんとか送料値上げせずにやってみようと思います。

【減農薬・自然農法・有機栽培野菜を増やしています】
かごしまんまでは、できるだけ普通のお客様が、できるだけ安全に、できるだけたくさんの種類の野菜を、できるだけたくさん召し上がって頂きたいと考えていますので、完全有機野菜ではなく、できるだけ減農薬・有機野菜を心掛けています。なによりも皆様が放射能防御生活を長く続けられるよう願っているので、完全・完ぺきではないけれど、この「できるだけ」という形でやっています。
6月からは新たに有機農家や減農薬栽培・特別栽培農家から野菜が入り、ますます充実するまんま野菜をこれからも思いっきり楽しんでください。

【仔牛のミルク・牛の餌について】
かごしまんまでは現在、デーリィさんの牛乳や乳製品を扱っています。これは、かごしまんまから一番近くて、商品数が多くて、鹿児島や宮崎で一般的な価格で広く販売されていて親しまれており、かつ添加物を極力使っていない企業であるからです。「できるだけ」長く放射能防御生活を続けていける、という観点からデーリィさんなのです。牛の餌、牛乳の殺菌方法などにこだわると、原価も物流コストも上がるので、商品価格ももちろん上がり、長く続けられないと判断しました。
デーリィさんの牛乳はどうやって作られるのかといいますと、大隅半島の各地域にミルクステーションがあって、そこへ各農家が搾乳した原乳が集められて工場へ運ばれていきます。デーリィさんの牛乳は地元で給食に使われ、スーパーでも一般的な価格で販売されています。(余談ですが、かごしまんまは地元スーパーの特売価格よりも高い価格でしか仕入れることができませんので地元価格にできないのが悔しい現状です。)
一般的な価格の牛乳ですから、農家への報酬ももちろん一般的な金額です。よって農家は昨今の燃料費・飼料代高騰に悩んでいます。少しでも安い飼料に頼らざるを得ません。つまり輸入飼料です。輸入飼料の多くは遺伝子組み換え不分別です。燃料費や飼料が高騰しても牛乳の価格が上がらない現状はどんなにか農家を追い詰めていることでしょう。消費者全体の意識が変わらない限り、「遺伝子組み換え飼料を使うな」とはとても言えないのが現状です。
牛乳を産出する牛ももちろん妊娠出産しないと乳は出ません。私達が牛乳を飲むために、乳牛の仔牛は生まれてすぐ母牛から離されて仔牛用の粉乳を飲んで育つわけですが、これはほとんどの農家は輸入の粉乳を使用しています。なぜなら飼料用の粉乳は莫大な関税がかからず、国産よりもはるかに安価だからです。
また、以前私は「実家の仔牛のミルクが群馬県産の粉乳だった」というツイートをしたことがあります。これは事実です。実家は肉牛農家なので本来仔牛は母牛の母乳を飲んで育てます。しかしその仔牛はたまたま母牛が出産後死亡してしまったので、実家は「国産の方が安心で仔牛の生育に良いと思って」高価な国産粉乳を買ってきたのでした。肉牛の仔牛は本来母乳を飲んで育つので、少しでも仔牛を良く育ててあげたい、という気持ちがそうさせました。私は放射能のことを実家に説明しました。牛は個体識別番号があるのでもしこの精肉から放射能が検出されたら大変なことになることも説明しました。口蹄疫や狂牛病を経験している実家は私の話を非常に危機感を持って理解してくれました。
牛乳一つとっても、色々と考えさせられますね・・・・・。

Edit by 山下 理江