かごしまんまだより

平成30年1月19日

Jan 19. 2018 かごしまんまだより

【鶏肉の臭いについて】
お客さんからたまにご連絡がある鶏肉の臭いの問題。これはなかなか難しいです。
ドリップ(汁)臭は流水で洗えば改善するのですが、塩素臭はその銘柄をやめない限り解決しません。
もしくは冷凍にすればだいぶ臭わなくなります。しかしそれですとお客さんに送料負担が発生しますのでなるべく冷蔵で送りたいなと考えています。
弊社では以前違うメーカーさんの鶏肉を採用していましたが、「下水溝のような臭いがする」「塩素臭がする」というお声がしばしばあったため現在の【南国元気鶏】に変更しました。
以前のメーカーさんの鶏肉につきましては、実は私自身もしばしば塩素臭を感じていました。でも家族の他の誰も感じません。私だけが、肉を流水で洗っても調理しても塩素臭が消えず気になっていました。
塩素臭の原因は、その業者さんの鶏解体や精肉の際の洗浄水等によるものと思われますので、抜本的な解決策はなく、残念ながらその銘柄の鶏肉を控えるしかありません。
インターネット検索してみますと、鶏肉の塩素臭を感じ取る人はおよそ4人に1人の割合でいるそうです。
勝手な推測ではありますが、添加物や化学調味料や農薬や化学物質を極力排除した食生活をしていますと、洗濯の洗剤や柔軟剤の香り・煙草臭・化学調味料や添加物の味や臭い・水道水の味や臭いを敏感に感じ取るようになっていくのではないかと考えています。私自身がどんどんそうなっているからです。
世間一般ではこれを【化学物質過敏症】ともいうらしいです。えっ?○○症?これって疾病なのでしょうか?
科学的な検証や実験をしたわけではないのですが、これは疾病とかではなく、むしろ本来の健康的な動物が持ついい反応なのではないかと私は推測しています。
野生動物や自然の中で生きている原住民を都会に連れてくると心身不調を起こして弱っていく、というのと同様なことなのではないかと。
本来人間が動物として感じ取るべき毒物を、文明の発達と添加物・化学物質の蔓延によって、多くの現代日本人は鈍感になってしまっているのではないかと。
そして311以降、本当に安心安全な食べ物や洗剤を選択するようになったり化粧をやめたりした人が、ちゃんと毒物を敏感に感じ取れるようになったことなのではないかと思うのです。それが一般の人には理解されなくて、【化学物質過敏症】とカテゴライズされている場合もあるのではないかと。
この推測が正しいなら、この場合の【化学物質過敏症】によっておこる頭痛や吐き気などの体調不良には、医者の薬は全くの逆効果なのではないでしょうか。なぜなら医者の出す薬は、漢方薬以外は合成化学物質の塊なのですから。小児用シロップなどの甘味料ですら砂糖ではなくアスパルテーム等の合成甘味料です。仮説が正しいとしたら、これではひどくなるばかりですね。ではどうすれば改善するのでしょうか。
都会に連れてこられた野生動物や原住民を元気にさせる方法はただ一つ。田舎や自然に戻すしかありません。
そうです。こういう生き方を選択してしまった私たちの身体は、大量生産の食べ物や洗剤や合成的な香料、そして日本のこの環境がどんどん合わなくなってきているのではないのでしょうか。
いい反応ではないかと思う反面、生きづらいですね(苦笑)。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年1月16日

Jan 15. 2018 かごしまんまだより

【台北視察の感想】
新年は新しい気持ちになり、気持ちが引き締まっていいですね。
どうぞ今年もよろしくお願いします。
年初は台湾の台北視察に行って、味や食材のヒント等がないか色々食べたり買ったりしてきました。
台北は鹿児島から飛行機でおよそ2時間なので身近な海外です。戦時中、日本軍の統治下で日本人がインフラを整備したり台風対策をしたり政治的対立を治めたりした歴史もあって、かなり親日で訪問しやすい国です。近代化も日本とほぼ同じくらいの印象。人々はスマホを持ち歩き、地下鉄は全駅にホームドアがあり、高級車も普通の車もバイクもたくさん走っています。マックも吉野家も和民もスタバも普通にありました。
日本と似ている感じなのですが、活気が全く違いました。ものすごい活気があるのです。
資本系チェーン店がたくさんあるのに、人が群がるのは40年も50年も続いているような手作り主体の飲食店。人々は長蛇の列を作って、ご夫婦で切り盛りしているような小さな店の味を求めます。お店の人も真剣勝負でひとつひとつ皮をのばし、肉や野菜を刻み、鍋をかき混ぜて作っていっています。それを人々に見えるようにオープンキッチンでやっています。セントラルキッチンで作られた無味乾燥な冷凍食材やレトルトは使いません。ひたすら真剣に手作りしています。それが40年も50年も続いている、そんなお店がたくさんありました。
日本では数十年続く飲食店はあまり多くありません。その上さらに活気がある店、となると極々わずか。
昭和時代の活気に満ちた商店街は今やシャッター街となり、人々は資本系チェーン店やコンビニや大型ショッピングセンターに行って食事や買い物を済ませるのが日本の主流です。
でも台湾の人々は「美味しいものをちゃんと食べるぞ!」という強い意志があるかのごとく早朝から長蛇の列に並んで食べます。だから個人店がちゃんと生き残り、街には活気があふれている、そんな気がします。
対して現代日本では多くの人が「安く早く手軽に食べられればいい」となっているので、どんどん個人店や商店街はつぶれて消えていき、雇用の多くも資本系チェーンや大手企業ばかりになっていき、人々はマニュアル化された仕事をこなすだけになり、活気や個性が失われていっているように思えます。
しかし毎日・毎食の「どこでなにを食べるか買うか」という何気ない私たち自身の選択こそが重要で、これが街を形成し、雇用を形成していっているのです。このままこの「安く早く手軽に」という流れが進むと、日本はもっと活気がなくなり、殺伐とした雰囲気になるのではないかという危機感を持ちました。
私は、昭和時代のお店のほうがずっといいなと思います。「お姉ちゃん大きくなったねぇ」と声をかけてくれる八百屋さんが理想です。お客さんの一人一人の愚痴や事情を聴いてうなずいてくれる、そんなご近所の床屋さんがいいんです。常連だからとコロッケ1つおまけしてくれる肉屋さんが大好きなんです。そういうお店が、今や日本からどんどん消えつつあるのは本当に悲しいことです・・・。
でも負けませんよ!たとえ顔が見えなくとも、距離は遠くても、同じ空の下、かごしまんまを選んでくださる皆さんと、『ご近所のお店』の気持ちでやっていきたいです。あらためてそう強く思えた台湾視察でした。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年12月26日29日

Dec 25. 2017 かごしまんまだより

【もっとおうちごはんを楽しく幸せに】
今年も「あっっっ!!!」という間に最終週になってしまいましたね。
かごしまんまの今年ニュースベスト3は、『黒酒』と『冷凍餃子・焼売』と『練り物』の商品化です。
まずは黒酒。出水田鮮魚さんに東酒造さんの黒酒を教えてもらって、みりんや料理酒の代わりに料理に使ってみたらあら不思議!自分の料理の腕が上がったかと思うほど美味しくなるではありませんか!本みりんや高級料理酒を軽く凌駕する、旨みとコク。その秘密は、火入れしないことによる酵母や天然アミノ酸が生きていることでした。火入れしないお酒は『灰持酒』(あくもちざけ)といって、全国的にも非常に珍しく、熊本の赤酒、鹿児島の黒酒、島根の地伝酒の3つのみ。しかも東酒造さんの原材料の米や木灰は鹿児島産。惚れました。皆さんにどうしても紹介したくなりました。しかし酒類販売免許を獲得するまでの道のりが長かった・・・。会社の土地建物の、地目や所有者や形状や面積や平面図やら色々を明確にしなければならず、法務局に通いまくって1年かかりました。その頃私は地元のラジオ局に毎週出ていたので、法務局のおばちゃんたちが妙に親近感を持って話しかけてくれたのが面白かったです。
つぎに餃子と焼売。これは原材料も添加物も種類と数がめちゃくちゃ多い加工品で、皆さんが大好物なのに311後は諦めている食品の代表選手です。お問い合わせするのも憂鬱でなかなかできません。これはもうかごしまんまオリジナルを作るしかない!しかし今までオリジナル商品はロット数(最小生産量)がネックでした。でもお客さんが少しずつ増えてきましたし、プレハブ冷凍庫を増設することで実現。そして餃子と焼売だけで送料を頂くのは申し訳ないので、冷凍食材のラインナップも少しずつ揃えていきました。
かごしまんまの餃子・焼売は、原料が全て九州産で揃う時だけ作ります。妥協しませんヨ(生産者さんもなかばあきれていますw)。今はニンニクが入らないのでお休みです。次回の生産まで楽しみに待っていてくださいね。
そして練り物。311直後からずっとずっと探していましたが、さつま揚げの発祥地ここ鹿児島でもなかなかOKなものが見つかりません。どうしてもスケソウダラが入ってしまうのです。添加物も・・・。
吉開さんのことは以前から知っていましたが、だしの昆布が北海道なので保留にしていました。しかし探しても探しても吉開さん以上の安心な練り物はありません。昆布を放射能測定に出してNDだったので商品化しました。
やっと・・・やっと、お正月に安心してかまぼこが食べられますね。6年ぶりに食べて涙が出た、というお声をたくさんたくさん頂きました。むさぼるようにしてちくわやてんぷらをそのままペロリと食べてしまった、というお声も多数頂きました。
311以降、少数派になってしまった私たちは本当にこれまで頑張ってきましたね。
周囲の理解ない言葉に傷ついたり、色々な行事や付き合いのたびに悩んだり諦めたりしてきたことと思います。
311で失ってしまったものはたくさんありますが、それ以上に気づけたこと、出会えたものもたくさんあったのではないでしょうか。もっともっと食の世界でそう思っていただけるよう、来年も頑張っていきますよ~!
どうぞ年末年始はかごしまんま食材で、思いっきり安心しておうちごはんを楽しんでくださいネ。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年12月22日

Dec 21. 2017 かごしまんまだより

【皆さんと共に歩んだ6年でした】
年末のせいか、ツイッターやメッセージで「かごしまんまさんのおかげで救われてきました」「感謝します」「ちくわを食べて涙が出るとは思いませんでした」というお言葉をたくさん頂いております。全ての方のお声をご紹介したい気持ちを抑えつつ、今回は千葉県のRさんからのメッセージを、掲載のご了解を得てご紹介しますね。
『いつもありがとうございます。おまけもありがとうございます。
久し振りのちくわとさつま揚げ。ちくわとさつま揚げにここまで有り難みを感じるとは、3.11前には思いもよりませんでした。そして、葉っぱ付きの大根と人参の可愛らしいこと。 食べ物の有り難みをひしひしと感じます。
日本が放射能以外にも不穏な空気に包まれていて、農業従事者の高齢化や種子法の廃止やら食の安全が脅かされ続けていることに、ミサイル以上の危機を感じます。明らかに私たちが育って来た時代とは違う、この世界。
当たり前だったことが、人の悪意によって崩されていくのを目の当たりにして、自分の無力さに落ち込んでしまいそうになるけど。選挙に行くことと同様に、かごしまんまさんで買い物をすることは、そんな私に出来ることの一つだと思うのです。食の安全を守ろうとしている企業を守るためには、そこで買い物をする事。それはかごしまんまさんと繋がっている農家さんたちや商店を守ることにも繋がる行為だと思うのです。もちろん私自身も。
たとえ送料がかかろうとも、割高だろうとも。たとえ私がそこに落とすお金が僅かでも。
千葉にいて、九州から送料かけて食料を買う行為は、傍目には贅沢行為に映るかもしれないけど、私は、3.11後、そういう生き方を選びました。だから、かごしまんまさんがいてくれて、本当に良かった。
今日も新鮮で安全な食材をありがとうございました。本当にありがとうございます。』
このRさん以外からも同様のお言葉をたくさん頂いております。
かごしまんまのほうこそ、皆さんからのご注文や応援のおかげで本当に救われてきました。
かごしまんまがある鹿屋は陸の孤島と言われる大隅半島にあり、食料自給率が高いので流通が大隅だけで回っているものが多く、人々も大隅からあまり外へ行きません。唯一の都会である鹿児島市内へも、行くのが億劫な人が多い土地柄。インターネットも若い世代しか普及していません。福島でおきたことなど遠い異国の話です。サッカリンや甘草が必ず入った、甘い地元の醤油がソウルフード。産地や添加物や農薬の話は、どこへ行っても煙たがられました。さらに男尊女卑が色濃く、よそ者を排除する風土。鹿児島弁を話さない女の私が会社を背負って営業する風当たりの強さは、予想はしていましたが、悔しい思いや嫌なこともたくさんありました。関東の商取引の常識が通じず、おおらかな風土を理解していないことが原因で、失敗もたくさんしてきました。
でも消費者の皆さんからのご注文やメッセージ、HPのお客様の声、ツイッター、インスタ・・・・様々なところで励まされ、癒され、救われてきました。
311以降、少数派になってしまった私たちは本当に本当にこれまで頑張ってきましたね。
周囲の理解ない言葉に傷ついたり、色々な行事や付き合いのたびに悩んだり諦めたりしてきたことと思います。
どうぞクリスマスや年末年始はかごしまんま食材で、思いっきり安心しておうちごはんを楽しんでくださいネ。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年12月12日

Dec 11. 2017 かごしまんまだより

【リーフ類の中心部の変色】
フリフリリーフをいつも買ってくださるお客さんからこんなお問い合わせがありました。
『フリフリリーフに関してお聞きいたします。先週土曜日に着いたものが表面は何ともないのですが一部中が中心に向かって茶色く傷んでいます。今までも1~2度ありました。傷んだ所は全体から見るとそう大きくはなく、そこを取って食べることはできますがお弁当にも使っているので気になります。以前はこのような事はなく、季節的な症状なのでしょうか?』 送ってくださった写真を見たところ、葉の一部が茶色く傷んでいるように見えます。
リーフ類は発送前日の午後に生産者さんの植物工場まで取りに行って、収穫したてのものを受け取ってすぐにかごしまんまの冷蔵庫で予冷保存しています。お客さん宅へもクール便で発送しており、同梱した他の野菜や食材は問題なかったとのこと、傷みの原因がわかりません。生産者さんに聞いて、わかりました。
原因はカルシウム不足でした。リーフ類は、植物工場での完全管理下の水耕栽培なので、カルシウム分が不足しがちになるそうで、それを栄養液で管理しているのですが、水耕栽培の生物なので吸収が悪いときがたまにあって、変色もリーフの中心部に出るので、外部から見て発見できないまま消費者に渡ってしまうことがあり大変申し訳ないです、そのようなことがあれば、遠慮なく報告くだされば、次回発送時に代替品をご用意するとのことでした。

【『生でも食べられる農薬不使用・鹿児島県産蒟蒻芋のこんにゃく』の糸ひき現象】
このこんにゃくをご注文されたお客さんからこんなお問い合わせがありました。
『いつもお世話になっております。今回届けていただいた、こんにゃく2丁入りですが、開封して触ってみましたら、たくさん糸が引いていました。期限は26日までになっていますが、食べない方がよろしいでしょうか?
今回初めて購入したので、教えていただけると助かります。届いてすぐに冷蔵庫に入れたのですが、もしかしたら輸送中に温度が上がって傷んでしまったのかもしれません。一応確認させていただきたかったので、ご返信いただけましたら有り難いです。よろしくお願いいたします。』
この生産者さんの生産物は、つくりたてを発送日の当日にかごしまんまに持ってきてくれます。
そしてやはりこれもお客さん宅へクール便で発送しており、同梱した他の野菜や食材は問題なかったとのこと、糸を引く原因がわかりません。てっきり傷んだのかと思いましたが、念のため生産者さんに聞いてみました。
するとなんと、これは傷んでいないとのこと! 原因は、芋の特徴によるものでした。
こんにゃくは保管温度が少しでも高くなると、里芋と同じように糸を引く特徴があるとのことです。ほとんどのこんにゃく生産者さんは群馬県産の蒟蒻芋の粉を仕入れてこんにゃくを作りますが、この生産者さんは、数年かけて蒟蒻芋から栽培してそれを加工してこんにゃくを作っているので昔ながらの本物の濃いこんにゃくを作っています。ですからこういう現象も熟知していて、「冷蔵庫の中に入れていても、ドアの開け閉めで庫内の温度が上がってそういう現象になりえます。お店の開放型冷蔵庫に入れておいても、夏はよく糸を引いてしまいます。糸を引いていても問題なく食べられますが、心配でしたら、軽く水洗いしてから茹でたり炒めたり火を入れて食べてくださいネ」とのこと。

リーフ類の件もこんにゃくの件も、販売者としてもとても勉強になりました。実は私は、こんにゃくが糸を引いていたら傷んでいるのかと思って捨ててしまっていました。肉類のネト(糸を引くこと・腐敗現象)とは違うのですね。
皆さん、どうぞこれからも商品について疑問や変なところがあればかごしまんまにお問い合わせください。
できれば写真を数枚添付してくださると、よりいっそう原因と対策を考えやすくなります。よろしくお願いします。

Edit by 山下 理江

平成29年12月5日

Dec 4. 2017 かごしまんまだより

【12月29日の野菜セットは煮しめができるセットにします】
今年は恒例の『煮しめセット』の商品化をしないことにしました。その代わり、29日の野菜セットには必ずニンジン・ゴボウ・里芋・レンコン・きぬさやを入れます!そして『お得な煮しめセットプラス』という、生椎茸・こんにゃく・たけのこ水煮のセット商品をつくりますね。今年はゴボウも里芋も不作ではないので、なるべくお金をかけないで年末におせちの煮しめをつくれるようにしました。おせちの煮しめをつくられる方は、12月29日の野菜セットと『お得な煮しめセットプラス』のご注文で完璧ですよ♪

【かまぼこ・ちくわ・さつま揚げ類が大好評です】
かまぼこやちくわやさつま揚げ類を食べてくださった皆さんから続々とメッセージが届いて励みになります。
「6年ぶりに食べて涙が出ました」「安心なかまぼこやちくわの商品化をありがとうございます」「これで今度のお正月はかまぼこが食べられます」「添加物が入っている練り物と違って、優しい味なのに炒めたり煮込んだりするとめちゃめちゃ美味しくてびっくりしました」「子供に初めて食べさせることができました」
どれだけ皆さんが今まで我慢して頑張ってこられたかが想像できるので、どれを読んでも涙が出てしまいます。
昔ながらの製法と無添加にこだわる吉開のかまぼこさんに心から感謝ですね。

【味付昆布巻・昆布豆・おせちの黒豆の放射能検査しました】
かごしまんまでは北海道産食材はなるべく扱わないのですが、九州産の昆布や黒豆は生産高が非常に少なく、もともと九州産昆布自体が薄くて加工に適しません。加工品の昆布や黒豆は北海道産しかありませんでした。しかし昆布も大豆も調理加工すると非常に水を吸って膨れるため、鹿児島で加工することに意味があると考えました。そこで北海道産の昆布と黒豆は放射能検査に出した上で商品化しました。生産者さんの協力を得て無償で検体を提供してくださり、昆布はできるだけかごしまんまスタッフでハサミでチョキチョキ細かく刻んでゲルマニウム測定に出しました。結果は不検出でした。ブログにも公開していますのでどうぞご覧ください。

311以降、少数派になってしまった私たちは本当に本当に頑張ってきましたね。
どうぞ今度のお正月はかごしまんまのお正月商品で、思いっきり安心しておせち料理を楽しんでくださいネ。

再掲レシピ【大根またはニンジンの葉っぱのふりかけ】
①大根またはニンジンの葉っぱを袋丸ごと全部、細かく刻みに刻む。
②鍋にごま油を大さじ1~2ひいて①をざっと炒める。
③醤油・粗糖(または黒砂糖)・黒酒(または酒みりん)をそれぞれ大さじ2ずつ、あればナンプラーを小さじ1入れる。さらにごまを大さじ2・しらす干し1袋・かつおの削り節小分けパック1袋を入れて水分が飛ぶまで中火で炒め続けたら、冷まして完成です。ホントに簡単ですよ♪

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年11月21日

Nov 20. 2017 かごしまんまだより

【端境期は、葉っぱ付き大根やニンジンの時期】
端境期(野菜の入れ替わり時期で、全体の出荷量が少ない時期のこと)で、鹿児島では今どの野菜も高値で通常の1.5倍~2倍です。最近は白菜もちらほら出始めましたが1/4カットで130円していました。とても買えません(涙)!野菜セットの品目も、市場仕入れのキャベツやピーマンが高値でしたので今回は10品目です。すみません。
しかし端境期の楽しみは、契約農家さんならではの『葉っぱ付き』です。
本来なら生産者さんは、大根やニンジンはもう少し大きく育ててから収穫し、葉っぱを取って出荷します。葉っぱ付きで出荷すると巨大すぎて扱いにくいというのもありますが、なにより大根やニンジンが本来の大きさになる頃は、葉っぱの方も大きく固く育っていて美味しくないからです。大根やニンジンの葉っぱが美味しい時期は、本体の大根やニンジンもまだ小さくて出荷に適していません。市場規格では大根やニンジンの大きさ形が決まっています。ですから一般の消費者は「大根やニンジンの葉っぱは見たことも食べたことがない」という人がほとんどなのです。
でも実は、大根もニンジンも葉っぱが美味しかったりするんです。しかも栄養も豊富。そこでかごしまんまでは契約農家さんに「野菜セットに出せるときはぜひ葉っぱ付きをお願いします!大根やニンジン本体が小さくても構いませんので」と毎年お願いしています。初めは生産者さんも「でも大根もニンジンもすっごく小さいんだけど本当にいいのかい?」と不安そうに言います。市場ではそういう『葉っぱ付き』の需要がないからです。でも毎年多くのお客さんが喜んでくれるので、生産者さんも慣れてきてここ数年は「今年もどう?」なんて声をかけてくれるようになりました。
とても短い時期ですが、大根やニンジンには丸ごと全部食べられる時期があることを皆さんで楽しんでいただけたらいいな、と思います。お子さんがいらっしゃるならぜひ葉っぱ付きの大根やニンジンを見せてあげてください。しかもかごしまんまの『葉っぱ付き』は無農薬栽培。平岡農園の若旦那の陽一郎さんが夏の間せっせと手で草取りをして愛情いっぱい込めて育てました。思いっきり安心して葉っぱも皮も丸ごと食べてくださいネ。
おすすめの食べ方は、両方ともに細かく刻んで【ふりかけ】にすることです。
簡単で、冷蔵庫で1週間くらいは日持ちしますし、お子さんもパクパクご飯をおかわりして食べるほど美味しいのでぜひやってみてください。

【大根またはニンジンの葉っぱのふりかけ】
①大根またはニンジンの葉っぱを袋丸ごと全部、細かく刻みに刻む。
②鍋にごま油を大さじ1~2ひいて①をざっと炒める。
③醤油・粗糖(または黒砂糖)・黒酒(または酒みりん)をそれぞれ大さじ2ずつ、あればナンプラーを小さじ1入れる。さらにごまを大さじ2・しらす干し1袋・かつおの削り節小分けパック1袋を入れて水分が飛ぶまで中火で炒め続けたら、冷まして完成です。ホントに簡単ですよ♪

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年11月14日

Nov 13. 2017 かごしまんまだより

【野菜セットにおける『市場仕入れ』とは】
かごしまんまの野菜セットは、契約農家さん数件の野菜と市場仕入れ品で構成されています。
今回はこの『市場仕入れ』野菜がどういうものか書きますね。
市場仕入れは、紅はるか芋の生産者さんでもある大丸農産さんがしてくださっています。市場の状況を見極めながら、市場に顔を出す生産者さんに根回しをしたり、発送日の4日前に市場に他県野菜(レンコン等)の予約を入れたりします。
大丸農産さんが出入りしている市場は、志布志市にある『南九州青果』という小さな市場です。地元の生産者の農産物が主です。しかし日本では放射能を気にしない人がほとんどですので、産地を気にせず1年中キャベツやタマネギやニンジンやリンゴの需要があるわけです。よってその時期に地元にないものは市場側が全国から仕入れています。例えばバナナやりんご。これは鹿児島にはほとんどありませんので1年じゅう輸入や青森です。そして南九州ではキャベツや大根・ニンジンなどの冬野菜を夏に作ることはできないので、夏のあいだは他県仕入れです。他県野菜の産地は決まっていて、大半が北海道、群馬、長野です。徳島や兵庫、など近畿地方や中部のキャベツや大根が志布志の市場に来ることはまずありません。
推測ですが、全国流通を確立できるのは資金力がある生産者さんに絞られるので、産地が固定するのではないかと思います。広大な畑を持って大量生産をして広大な敷地の選別場と保管場と巨大なトラックを持って自社流通網をつくるか、専門業者と契約しないと全国流通できません。そしていったん自社流通網を確立させたり専門業者と契約したら、年間を通して動いていかなければ採算が取れなくなったり人材確保が難しくなります。ですから全国流通する野菜は産地や生産者さんがだいたい決まってくるのです。
多くの生産者さんはそんなことはできません。宅配業者さんや配送業者さんに少量配送を頼んでいたら野菜が高くなってしまいます。流通経費を減らすために、生産物を持ち込むのは自分の軽トラで運べる範囲の市場や産直等に決まってきてしまいます。
志布志の市場は、天井がとても高い鉄骨の屋根と柱と事務所があるだけのだだっ広い場所ですが、地元の生産者さんが野菜を持ち込む区域と、他県仕入れ青果が置かれる区域は、明確にわかれています。なぜなら全国から来る青果は、輸送に適するよう綺麗に箱詰めされてフォークリフトで運ばれ積み上げられており、あきらかに地場産野菜とは雰囲気が違うからです。
地場産野菜は、各農家さんが軽トラに載せてくるので、例えばキャベツなどはビショビショに濡れたまま大きさもバラバラでどさっとバナナ箱や野菜コンテナに入っている感じです。葉物などは、大きさがバラバラで箱からはみ出しているので積み上げられずにおいてあったりもします。そして地場産野菜はその日の入荷量によって価格が変動し、殺気立った雰囲気でセリが行われています。入荷する生産者さんをつかまえて直接農薬状況も聞けたりします。全国からの仕入れ野菜は、仕入金額や量がだいたい決まっているので殺気立ったせりはありません。箱に農薬状況が書かれているわけではないので農薬状況は不明です(でも形も色も大きさもきれいな大量生産野菜が減農薬なわけがありません<そんなのは無理な話です)。
大丸農産さんは、発送日前日の早朝にこの市場で地場産野菜を目利きして仕入してくれています。セリだけではなく事前に生産者さんと直に取引するものも多いので、農薬状況が把握できます。これが『市場仕入れ』です。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年11月10日

Nov 9. 2017 かごしまんまだより

【吉開のかまぼこさんの商品お取り扱い開始】
今週から『吉開のかまぼこ』さんの商品を取り扱い始めました。みんながずっと待っていた練り物です!
実は吉開さんのことは5年位前に知人から教えてもらっていたのですが、311後しばらくは海産物を積極的に摂取する気分にはなれませんでした。しかし毎年この時期になるとおせちの悩みにまつわるメッセージを多く頂き、特にかまぼこやちくわ類は震災以降、全く食べていないが食べたいという方が多く、お正月だけ仕方なくおつきあいでもやもやしながら食べるという声もあり、安心な練り物を探して商品化してみよう!と思いました。
鹿児島を中心に九州各地でかまぼこやさつま揚げを探しては原材料表示を確認していきました。
特に鹿児島はさつま揚げ(別名:揚げかまぼこ)の本場で、無添加をうたうメーカーさんもあります。伊達巻の発祥地と言われる長崎にも蒲鉾メーカーさんが多くあります。
しかし練り物の特徴上、タラ(スケソウダラ:北の海の魚)とリン酸塩が入っているものがほとんど。『地魚だけ使用・無添加』と表示してあっても、原材料の中に『アミノ酸』(化学的な旨味調味料をこう表示してよいことになっている)と記載してあったり、醤油等の二次原料を追うとサッカリンなどの添加物が含まれていたり。もともと鹿児島では大半の醤油に人工甘味料が含まれるので、添加物に対する知識や概念が乏しい風土です。長崎のかまぼこも保存料が入っていることが多く、OK練り物はなかなかありませんでした。
傷みやすい魚のすり身を使用しますし、鮮度も味も本当に良い魚を使用しないと旨みが出ないので、練り物を『保存料不使用』『旨味調味料(アミノ酸)不使用』でつくることは本当に難しいことなのです。
南の魚だけを使って二次原料まで無添加にこだわるメーカーさんはやはり吉開さんしかありませんでした。ただ、北海道の昆布だしを使用していますので、ここの判断は皆さん各自基準に委ねます。また、イカは南のものではないのでイカが入るものはかごしまんまでは商品化していません(吉開さんのイカ天やお好み焼き天は非常に美味しいのですが・・・。イカは北の海のものが断然美味しいんですよね)。
吉開のかまぼこさんのお店を訪問した時、社長さんはじめスタッフの方々がとても優しく、社長さんのお話はつきませんでした。「てんぷらを揚げる油はね、本当は鹿北製油さんのが一番いいなと思うんだよね。でも揚げる人がなぜか気持ち悪くなっちゃうの。それでずっと平田製油さんのを使っていたんだけれど、やっぱり気持ち悪くなっちゃうから理研さんのノンシリコーンの油にしたんだよ」とか「塩はね、沖縄の青い海さんの海水塩を使うんだよ。古式かまぼこ(かごしまんまでは商品化していません)は伊豆大島の海水塩を使っているんだ。やっぱ精製塩よりも海水塩だよね」とか「高菜かまぼこの高菜は無農薬栽培農家から高菜を仕入れて、自分達で青い海さんの海水塩で高菜を漬け込むんだよ。市販の高菜漬は必ず添加物が入っているから使えないんだよね」とか、社長さんの安全な食材への志にリスペクト&共感しまくりでした。社長さんの想いがたくさん詰まった吉開のかまぼこさんのHPもぜひぜひご覧ください。
吉開さんのさつま揚げは、小売価格と卸売価格がほぼ同じです。そして無添加なので賞味期限が非常に短く、発送日毎に仕入れるので吉開さんからかごしまんま迄の送料が毎回800円ほどかかります。よって吉開さんHPの商品価格よりかごしまんま価格はどうしても高くなりますが、野菜やほかの食材と一緒にワンストップでちょこちょこ練り物が買えるというメリットを活かして頂ければ幸いです。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年10月31日

Oct 30. 2017 かごしまんまだより

【放射能測定】
先週、先々週とかごしまんま事務所は異常なほどの昆布の香りに包まれました。
新商品の昆布巻や昆布豆の昆布2種類と黒豆をメーカーさんのご厚意で無償で頂き、放射能測定に出すことになり、より正確な測定にするために昆布をチョキチョキとキッチンハサミで細かくで切り刻んでいたのでした。
今回は新宿代々木市民測定所さんにゲルマニウム測定を依頼です。
測定にあたり「それぞれ検体を1Lか2Lご用意ください。黒豆はそのままでいいのですが、昆布はぜひ細かく切ってお送りくださいませ。多分フードプロセッサーでも歯が立たないと思いますので、こちらでは対応がむずかしゅうございます。」という指令が。
測定に必要な検体量は1Lまたは2Lです。昆布はそのままではかさばって空気を測るようなものなので、できるだけ細かく切ってギュウギュウに入れる必要があるのです。
そこでキッチンバサミを買ってきて、スタッフ全員で1種類目の昆布(歯舞産)を細かく刻み始めました。まあ、みんなでやるからすぐ終わるだろう、と最初は甘くみていました。ところがこの昆布君、固いのなんのって。歯舞産の昆布は昆布巻用の1等昆布なので、幅広くて厚みがあって固く、切っても切ってもなかなか測定に必要な1Lにならないのです。ハサミを持つ手の痛みをがまんしながら3時間かけてようやく1Lできました。2Lなんてとても無理。しかももう1種類の昆布を再度チョキチョキしなければならない・・・。時給1000円だとしても3人で3時間かけてチョキチョキすると9000円の人件費がかかる計算です。しかもこのままではかごしまんまスタッフ全員が腱鞘炎になる・・・・。おもいきってフードプロセッサーを買う決意をしました。調べると家庭用はモーターの焼き切れ防止のため連続2分間しか作動しません。しかし業務用の価格相場はなんと約10万円!放射能測定だけで1検体約5000円の経費が掛かるのに小さな会社のかごしまんまではとても無理。近所の電気屋さんで1万円弱のミル専用の家庭用フードプロセッサーを購入しました。
2種類目の厚岸産昆布は、3等昆布で昆布豆用です。これは楽勝でした。昆布自体が薄くて柔らかいのでハサミで切りやすく、フードプロセッサー君をだましだまし1分間ずつ働かせてあっという間に1Lできました。それでも3人がかりで1時間でした。終わった時にはフードプロセッサー君は素手で触れないほどアツく熱を持ってすぐにでも死んでしまいそうでした。そしてようやく測定所に検体を送りました。
放射能測定は測定器自体が非常に高額で、費用も労力もかかるものです。311後、各地に市民測定所ができましたがその多くが閉鎖したり休業状態になったりしていきました。普通に測定し継続していくのも大変なことなのに、べぐれでねがさんやふじみーるさんなどのように検体を濃縮して測定するご苦労は想像に難くありません。
また、測定結果を見るまでは毎回ドキドキ不安な思いです。もしNDではなく数値が出てしまったらどうしよう。せっかくご協力くださっているメーカーさんになんて言おう・・・。結果待ちはどんよりする日々です。
どうしてこういう世界になってしまったのでしょう。悲しいですね。
さあ、これからどんどん年末年始商品をUPしていきますよ~。完璧な食材を見つけることは非常に困難ですが、これからも「これならまあOKフードかな」を諦めず探していきます。そして商品化した際には原材料をできる限り詳しく載せますので、各自の安全基準に照らし合わせてご判断下さいますようお願い申し上げます。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江