かごしまんまだより

平成29年11月14日

Nov 13. 2017 かごしまんまだより

【野菜セットにおける『市場仕入れ』とは】
かごしまんまの野菜セットは、契約農家さん数件の野菜と市場仕入れ品で構成されています。
今回はこの『市場仕入れ』野菜がどういうものか書きますね。
市場仕入れは、紅はるか芋の生産者さんでもある大丸農産さんがしてくださっています。市場の状況を見極めながら、市場に顔を出す生産者さんに根回しをしたり、発送日の4日前に市場に他県野菜(レンコン等)の予約を入れたりします。
大丸農産さんが出入りしている市場は、志布志市にある『南九州青果』という小さな市場です。地元の生産者の農産物が主です。しかし日本では放射能を気にしない人がほとんどですので、産地を気にせず1年中キャベツやタマネギやニンジンやリンゴの需要があるわけです。よってその時期に地元にないものは市場側が全国から仕入れています。例えばバナナやりんご。これは鹿児島にはほとんどありませんので1年じゅう輸入や青森です。そして南九州ではキャベツや大根・ニンジンなどの冬野菜を夏に作ることはできないので、夏のあいだは他県仕入れです。他県野菜の産地は決まっていて、大半が北海道、群馬、長野です。徳島や兵庫、など近畿地方や中部のキャベツや大根が志布志の市場に来ることはまずありません。
推測ですが、全国流通を確立できるのは資金力がある生産者さんに絞られるので、産地が固定するのではないかと思います。広大な畑を持って大量生産をして広大な敷地の選別場と保管場と巨大なトラックを持って自社流通網をつくるか、専門業者と契約しないと全国流通できません。そしていったん自社流通網を確立させたり専門業者と契約したら、年間を通して動いていかなければ採算が取れなくなったり人材確保が難しくなります。ですから全国流通する野菜は産地や生産者さんがだいたい決まってくるのです。
多くの生産者さんはそんなことはできません。宅配業者さんや配送業者さんに少量配送を頼んでいたら野菜が高くなってしまいます。流通経費を減らすために、生産物を持ち込むのは自分の軽トラで運べる範囲の市場や産直等に決まってきてしまいます。
志布志の市場は、天井がとても高い鉄骨の屋根と柱と事務所があるだけのだだっ広い場所ですが、地元の生産者さんが野菜を持ち込む区域と、他県仕入れ青果が置かれる区域は、明確にわかれています。なぜなら全国から来る青果は、輸送に適するよう綺麗に箱詰めされてフォークリフトで運ばれ積み上げられており、あきらかに地場産野菜とは雰囲気が違うからです。
地場産野菜は、各農家さんが軽トラに載せてくるので、例えばキャベツなどはビショビショに濡れたまま大きさもバラバラでどさっとバナナ箱や野菜コンテナに入っている感じです。葉物などは、大きさがバラバラで箱からはみ出しているので積み上げられずにおいてあったりもします。そして地場産野菜はその日の入荷量によって価格が変動し、殺気立った雰囲気でセリが行われています。入荷する生産者さんをつかまえて直接農薬状況も聞けたりします。全国からの仕入れ野菜は、仕入金額や量がだいたい決まっているので殺気立ったせりはありません。箱に農薬状況が書かれているわけではないので農薬状況は不明です(でも形も色も大きさもきれいな大量生産野菜が減農薬なわけがありません<そんなのは無理な話です)。
大丸農産さんは、発送日前日の早朝にこの市場で地場産野菜を目利きして仕入してくれています。セリだけではなく事前に生産者さんと直に取引するものも多いので、農薬状況が把握できます。これが『市場仕入れ』です。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年11月10日

Nov 9. 2017 かごしまんまだより

【吉開のかまぼこさんの商品お取り扱い開始】
今週から『吉開のかまぼこ』さんの商品を取り扱い始めました。みんながずっと待っていた練り物です!
実は吉開さんのことは5年位前に知人から教えてもらっていたのですが、311後しばらくは海産物を積極的に摂取する気分にはなれませんでした。しかし毎年この時期になるとおせちの悩みにまつわるメッセージを多く頂き、特にかまぼこやちくわ類は震災以降、全く食べていないが食べたいという方が多く、お正月だけ仕方なくおつきあいでもやもやしながら食べるという声もあり、安心な練り物を探して商品化してみよう!と思いました。
鹿児島を中心に九州各地でかまぼこやさつま揚げを探しては原材料表示を確認していきました。
特に鹿児島はさつま揚げ(別名:揚げかまぼこ)の本場で、無添加をうたうメーカーさんもあります。伊達巻の発祥地と言われる長崎にも蒲鉾メーカーさんが多くあります。
しかし練り物の特徴上、タラ(スケソウダラ:北の海の魚)とリン酸塩が入っているものがほとんど。『地魚だけ使用・無添加』と表示してあっても、原材料の中に『アミノ酸』(化学的な旨味調味料をこう表示してよいことになっている)と記載してあったり、醤油等の二次原料を追うとサッカリンなどの添加物が含まれていたり。もともと鹿児島では大半の醤油に人工甘味料が含まれるので、添加物に対する知識や概念が乏しい風土です。長崎のかまぼこも保存料が入っていることが多く、OK練り物はなかなかありませんでした。
傷みやすい魚のすり身を使用しますし、鮮度も味も本当に良い魚を使用しないと旨みが出ないので、練り物を『保存料不使用』『旨味調味料(アミノ酸)不使用』でつくることは本当に難しいことなのです。
南の魚だけを使って二次原料まで無添加にこだわるメーカーさんはやはり吉開さんしかありませんでした。ただ、北海道の昆布だしを使用していますので、ここの判断は皆さん各自基準に委ねます。また、イカは南のものではないのでイカが入るものはかごしまんまでは商品化していません(吉開さんのイカ天やお好み焼き天は非常に美味しいのですが・・・。イカは北の海のものが断然美味しいんですよね)。
吉開のかまぼこさんのお店を訪問した時、社長さんはじめスタッフの方々がとても優しく、社長さんのお話はつきませんでした。「てんぷらを揚げる油はね、本当は鹿北製油さんのが一番いいなと思うんだよね。でも揚げる人がなぜか気持ち悪くなっちゃうの。それでずっと平田製油さんのを使っていたんだけれど、やっぱり気持ち悪くなっちゃうから理研さんのノンシリコーンの油にしたんだよ」とか「塩はね、沖縄の青い海さんの海水塩を使うんだよ。古式かまぼこ(かごしまんまでは商品化していません)は伊豆大島の海水塩を使っているんだ。やっぱ精製塩よりも海水塩だよね」とか「高菜かまぼこの高菜は無農薬栽培農家から高菜を仕入れて、自分達で青い海さんの海水塩で高菜を漬け込むんだよ。市販の高菜漬は必ず添加物が入っているから使えないんだよね」とか、社長さんの安全な食材への志にリスペクト&共感しまくりでした。社長さんの想いがたくさん詰まった吉開のかまぼこさんのHPもぜひぜひご覧ください。
吉開さんのさつま揚げは、小売価格と卸売価格がほぼ同じです。そして無添加なので賞味期限が非常に短く、発送日毎に仕入れるので吉開さんからかごしまんま迄の送料が毎回800円ほどかかります。よって吉開さんHPの商品価格よりかごしまんま価格はどうしても高くなりますが、野菜やほかの食材と一緒にワンストップでちょこちょこ練り物が買えるというメリットを活かして頂ければ幸いです。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年10月31日

Oct 30. 2017 かごしまんまだより

【放射能測定】
先週、先々週とかごしまんま事務所は異常なほどの昆布の香りに包まれました。
新商品の昆布巻や昆布豆の昆布2種類と黒豆をメーカーさんのご厚意で無償で頂き、放射能測定に出すことになり、より正確な測定にするために昆布をチョキチョキとキッチンハサミで細かくで切り刻んでいたのでした。
今回は新宿代々木市民測定所さんにゲルマニウム測定を依頼です。
測定にあたり「それぞれ検体を1Lか2Lご用意ください。黒豆はそのままでいいのですが、昆布はぜひ細かく切ってお送りくださいませ。多分フードプロセッサーでも歯が立たないと思いますので、こちらでは対応がむずかしゅうございます。」という指令が。
測定に必要な検体量は1Lまたは2Lです。昆布はそのままではかさばって空気を測るようなものなので、できるだけ細かく切ってギュウギュウに入れる必要があるのです。
そこでキッチンバサミを買ってきて、スタッフ全員で1種類目の昆布(歯舞産)を細かく刻み始めました。まあ、みんなでやるからすぐ終わるだろう、と最初は甘くみていました。ところがこの昆布君、固いのなんのって。歯舞産の昆布は昆布巻用の1等昆布なので、幅広くて厚みがあって固く、切っても切ってもなかなか測定に必要な1Lにならないのです。ハサミを持つ手の痛みをがまんしながら3時間かけてようやく1Lできました。2Lなんてとても無理。しかももう1種類の昆布を再度チョキチョキしなければならない・・・。時給1000円だとしても3人で3時間かけてチョキチョキすると9000円の人件費がかかる計算です。しかもこのままではかごしまんまスタッフ全員が腱鞘炎になる・・・・。おもいきってフードプロセッサーを買う決意をしました。調べると家庭用はモーターの焼き切れ防止のため連続2分間しか作動しません。しかし業務用の価格相場はなんと約10万円!放射能測定だけで1検体約5000円の経費が掛かるのに小さな会社のかごしまんまではとても無理。近所の電気屋さんで1万円弱のミル専用の家庭用フードプロセッサーを購入しました。
2種類目の厚岸産昆布は、3等昆布で昆布豆用です。これは楽勝でした。昆布自体が薄くて柔らかいのでハサミで切りやすく、フードプロセッサー君をだましだまし1分間ずつ働かせてあっという間に1Lできました。それでも3人がかりで1時間でした。終わった時にはフードプロセッサー君は素手で触れないほどアツく熱を持ってすぐにでも死んでしまいそうでした。そしてようやく測定所に検体を送りました。
放射能測定は測定器自体が非常に高額で、費用も労力もかかるものです。311後、各地に市民測定所ができましたがその多くが閉鎖したり休業状態になったりしていきました。普通に測定し継続していくのも大変なことなのに、べぐれでねがさんやふじみーるさんなどのように検体を濃縮して測定するご苦労は想像に難くありません。
また、測定結果を見るまでは毎回ドキドキ不安な思いです。もしNDではなく数値が出てしまったらどうしよう。せっかくご協力くださっているメーカーさんになんて言おう・・・。結果待ちはどんよりする日々です。
どうしてこういう世界になってしまったのでしょう。悲しいですね。
さあ、これからどんどん年末年始商品をUPしていきますよ~。完璧な食材を見つけることは非常に困難ですが、これからも「これならまあOKフードかな」を諦めず探していきます。そして商品化した際には原材料をできる限り詳しく載せますので、各自の安全基準に照らし合わせてご判断下さいますようお願い申し上げます。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年10月27日

Oct 26. 2017 かごしまんまだより

【2017衆院選は真の民主主義のスタートであり、通過点である】
すみません、今回は選挙のお話です。しかも自民党に批判的な意見ですので、自民党派の方には大変申し訳ございませんが、不快な内容が含まれることをお許しください。
皆さんは今回の衆院選選挙結果にがっかりしていますでしょうか。まあツイッターはじめネットの中では安倍さん周辺と自民党批判に溢れていますが、現実では世の中の半分の人が選挙に関心がなく投票にすら行かず、投票した人も多くが自民党に票を入れ、今までとちっとも変わらないことにがっかりされたのではないでしょうか。
驚いたのは福島の結果です。原発事故で甚大な被害を受け大変な思いをしているのにもかかわらず、小選挙区で自民党立候補者全員が勝つかもしくは善戦し比例復活当選しています。故郷を追われる現実を体験されたり身近で見てきたりしても、なぜ多くの人が原発推進なのでしょうか。
泊原発がある北海道も自民党が7区中5区で当選または比例復活です。六ケ所再処理場と2つの原発がある青森も全区全勝、女川原発がある宮城は6区中5区で当選、柏崎刈羽原発がある新潟は6区中4区で自民党が負けていますがそのうちの3人が比例復活しています。東海村JCO臨界事故を体験している茨城も7区中6区で自民党が勝ち、負けた区も比例復活。浜岡原発がある静岡も8区中6区で当選、1人が比例復活。廃炉決定のもんじゅやふげんも含めじつに15基がある原発銀座の福井ではもちろん2区全勝です。しかも「国民の生活が大事なんて政治はですね、私は間違っていると思います」の稲田元防衛相と、下着泥棒事件を起こした高木元復興相です。
山口、岡山、島根、鳥取、石川、富山、奈良、福岡、大分、宮崎など多くの県の小選挙区で自民が全勝でした。
この選挙結果ではそりゃあ今の日本では原発は推進派ばかりで、脱原発なんてイロモノで、放射能防御している人は超変人扱いでしょう。かごしまんまのお客さんの多くが、ダンナや親や友人とわかりあえないわけです。
今回の選挙結果で、安倍さんはじめ自民党は原発推進や憲法改正などに走り続けることでしょう。モリカケ問題や元TBS記者の強姦事件等はもみ消されることでしょう。独裁・ファシズム色が強くなっていくかもしれません。
でも!絶望しかけた今回の選挙で、土壇場で枝野さんが立ち上がって立憲民主党を誕生させてくれました。志位さん率いる共産党が、半年以上前から用意していた立候補を野党共闘のために取り下げたり他党応援に駆け付けたりする光景を私たちは見ました。日本の民主主義もひょっとしたら希望が見いだせるのではないかと、この2つの党を中心に思うことができました。山本太郎さんが当選した時の感覚と似ています。
戦前の帝国主義のような異常な雰囲気の秋葉原の安倍総理の演説会場の一方で、聴衆がお互いを思いやって傘を差さずに雨の中を枝野さんの話に聴き入る爽やかな新宿会場がありました。翌日の新聞各社の一面を飾ったのは言うまでもなく後者でした。安倍さんの会場は異常だと、無言で新聞各社が認めているようなものでした。
原発をはじめ建設や医療や大企業が利権まみれである日本の民主主義は、まだまだかもしれません。大半が政治への関心すらない現状。それでも絶望の中で希望の光が見えたのが、今回の選挙だったのではないでしょうか。
選挙戦を頑張りぬいた、全ての皆さん、お疲れ様でした。しかしこれは結果ではありません。真の民主主義へのスタートであり、通過点であります。放射能防御と同じ、民主主義も長期戦です。
諦めず、悲観せず、愛する人の笑顔を守ってしっかり日々を大切にして、私たちは生き抜いていきましょう。
今日のおうちごはんが安心で美味しくて笑顔になれたなら、明日もがんばろうと前向きに生きていけるのです。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年10月20日

Oct 19. 2017 かごしまんまだより

【ニュートラルな思考】
福島原発事故が起こるまでは多くの人が、日本はとても美しい国で、技術力も世界トップレベルで、原発は安全でクリーンなエネルギーで、国の見解や基準は正しいとおおかた信じていたのではないでしょうか。私もその一人でした。国やTVや企業や医療が、国民のためではなく、利権・経済・アメリカ優先で動いているなんて思わず、東電の発表やTVのコメントに流されてしまっていました。しかし311後に本やネットで調べたりしていくうちに疑念が次々と湧き始めました。同時に自分の中のそれまでの常識や思考とのズレに1年くらい混乱しました。そして原発以外のあらゆるものまで今までとは違う見方になっていきました。
ところで『糖質制限』という言葉をご存知でしょうか。ご飯やパンなど糖質が多いものをなるべく摂取せず、その分のカロリーをタンパク質や脂質で補う食事療法です。実は私は、これを勉強し始めた頃は違和感を覚えました。なぜなら今までのダイエットの常識は、脂肪をなるべく摂らないことだったから。今まで大敵とされていた脂肪を、この理論ではどんどん摂っていいと言う。頭の中は軽く混乱です。
しかし人類史を紐解くと、2足歩行の人類が出現したのは7百万年前で、それから1万年前位までは狩猟時代が続き、米や小麦の栽培が始まったのは1万年前のことです。つまり数百万年間もの間は、人類は主食が米や小麦の食生活ではなかったのです。『約7百万年間もかけて出来た、糖質を食べなくてもいい身体。ほんの1万年前に始まった、糖質60%の食習慣。この二つの間の矛盾が、今の生活習慣病の根本的な原因なのです』(江部康二の糖質制限革命 江部康二著より)。なるほど、この考察は生物学的に見ても理にかなったいい視点だと思い始め、頭の中の違和感と混乱はスッと消えました。糖質制限で肥満や糖尿病やアトピーなどが改善した例はたくさんあり、糖質制限の考え方は急速に広まりつつありますが、私のように最初に違和感を持たれた方も多いのではないでしょうか。
色々な理論や思考を知るのは有意義です。蓄積されてこびりついてしまった自分の今までの常識を、新しい知識や理論で剥がしてまた構築していく作業を受け入れることは意外とキツイことです。しかし原発事故や憲法改正や予防接種被害をきっかけに、私たちが少しずつ『いい国ニッポン』の洗脳を解いていったように、受け取ろうとすれば、自分の思考マトリックスの向こう側にはきっともっとたくさんの真実があります。それをできない人が、いまだ国やTVを信じていて理解してくれない私たちの周囲なのではないでしょうか。同じ世界・同じ空気・同じ会社にいても全く別の世界に生きているような気がしますね。
思考をいつでもニュートラルにし、自分の常識とは全く違う別の見解に違和感を持ちつつも受け取れるような柔軟さをいつも持っていたいな、と心がけています。違和感や混乱の、きっとその先に得るものもあると思います。科学の発見も、意外なきっかけだったり思考の転換だったりします。また、日本を一歩出るとぶったまげるような常識があったりしますものね~
先日、佐藤優氏の講演会に行きました。佐藤氏は基本的に保守派の人なので、いい思考の体操になりました。原発に関することなど私とは違う考えもありましたが、北朝鮮情勢や日本の教育問題とか前原氏がどういう背景を持ってどういう人物なのかとか、色々私が知らないことや違う視点を聴けて、大変面白かったです。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年10月11日

Oct 10. 2017 かごしまんまだより

【おせち、どうしていますか 続編】
皆さんのおせちはどうされていますか?と先週まんまだよりでお聞きしたところ、色々なご意見を頂戴しました。ありがとうございます!以下はご意見の一例です。
「煮物や雑煮など自分で作れるもの以外は諦めています」「我が家は好き嫌いがバラバラなので、おせち料理に出るものでみんなが食べられるものしか作っていません。数の子とか食べてみたいと子供はいいますが、安全性を考えると買う気になりません」「原発事故後は練り物はほとんど食べてなく、今度はおでんということで楽しみにしています。食材を選ぶには製造工場などの場所>素材の産地の順番です。岐阜を境にしています」「お正月は実家で出されたものをモヤモヤしながらも妥協して食べています」「おせちのあしらいに使うササの葉や木の芽、くちなしの実、魚貝類、豆類・・・。汚染が心配な食材ばかりで、ホントに途方にくれました」
どうせモヤモヤするなら、納得して少しでも小さくモヤモヤして(?)欲しい!という思いを込め、今年は北海道の昆布・昆布だしを許し、年末年始商品のラインナップをあげてみることにします。
また、黒豆はどうしても九州産がなくて北海道になりますが、豆類は煮物を作る時にかなりの水を吸収し5倍ほどに膨らみますので製造地が鹿児島で添加物が少ないものもニーズがあるかと思います。昆布も黒豆も放射能検査が可能なら実施し、商品化を検討してみたいと思います。
それとあしらい!おせちの具材ばかり気にしてあしらいの葉っぱまでは気が廻りませんでした。やはり皆さんのご意見を募ってよかったです。かごしまんまには高隈山の住人「吉田自然農園」さんがいますもの!さっそく、あしらい一式セットの企画を吉田自然農園さんに相談し、現在検討して頂いています。
おせちは、親戚やご家族と集う場で楽しく頂くものであるはずなのに、311以降は憂鬱なひと時になってしまった方も多いと思います。無理せずできる範囲で、安心なものを、大切な方々と楽しめるものにできればいいなと願っています。あきらめず、やっていきましょう。

【11月の発送日と締め切り・送料改定につきまして】
祝日の関係で11/3(金)、11/24(金)はお休みです。
以下の発送日の締め切り日にご注意ください。
11/10(金)発送⇒⇒10/31(火)13時締切
12/1(金)発送⇒⇒11/21(火)13時締切
通常より締切が早くてご迷惑をおかけします、すみません。
配送各社値上げにより、11月から配送会社はヤマト運輸さんのみとさせて頂くことになりました。誠に不本意ではございますが、
11月発送分からは15kgの倍数で送料を加算させていただきます。
(例:15kg以上30kg迄のご注文は2箱分の送料を申し受けます)
大変心苦しい限りでございますが、佐川急便さんの値上がり後の料金がどうしても厳しく、本当にすみません。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年10月3日

Oct 10. 2017 かごしまんまだより

鹿児島の野菜は台風の影響と端境期で種類も数も少なく高騰しており、野菜セットは苦戦中です。契約生産者さんたちの野菜が少なく、市場仕入れが5品となり、もやしも入っています。すみません。

【おせち、どうしていますか】
もう?という感じですが、早期予約の広告も見られる今日この頃。皆さんのおせちはどうされていますか?
数の子やいくら、昆布巻き、かまぼこ・伊達巻・大豆や黒豆の煮物・・・。6年探し続けていますが、かごしまんま的にOKなものがほとんど見つかりません。主な理由としては、おせちに使われる魚介類はほとんどが北の海のものが多いこと、そして練り物系には必ずといっていいほどタラが入り、これも北の海のものだからです。それと無添加のものが少ないことと、みりんや出汁の産地がモヤモヤすることです。みりんが・・・昆布が・・・とモヤモヤしていると、全然OKなものがなくて毎年ため息が出ます。でもいざお正月になってしまうと「今日だけはちょっとくらいならまあ許そう」と食べています。でもどうせ食べるのだったら完璧じゃなくてもこれなら妥協できるかな、というような商品を用意しておけばよかった・・・とか毎年モヤモヤと後悔の連続です。
原材料や産地が完璧じゃなくても九州製造でなるべく無添加なものなら、原材料を二次原料まで詳しく開示して年末年始食材を商品化することもありなのかな・・・と考えてみたり。毎年、年末年始商品は悩みますね・・・。

もしよろしければ、おせちはこうしています、これだけは避けていますよ~、製造地がOKなら食べてます、など皆さんのご意見もお聞かせ願えれば幸いです。
おせちは、親戚やご家族と集う場で楽しく頂くものであるはずなのに、311以降は憂鬱なひと時になってしまった方も多いと思います。無理せずできる範囲で、安心なものを、大切な方々と楽しめるものにできればいいなと願っています。あきらめず、やっていきましょう。

【11月の発送日と締め切り・送料改定につきまして】
祝日の関係で11/3(金)、11/24(金)はお休みです。
以下の発送日の締め切り日にご注意ください。
11/10(金)発送⇒⇒10/31(火)13時締切
12/1(金)発送⇒⇒11/21(火)13時締切
通常より締切が早くてご迷惑をおかけします、すみません。
配送各社値上げにより、11月から配送会社はヤマト運輸さんのみとさせて頂くことになりました。誠に不本意ではございますが、
11月発送分からは15kgの倍数で送料を加算させていただきます。
(例:15kg以上30kg迄のご注文は2箱分の送料を申し受けます)
大変心苦しい限りでございますが、佐川急便さんの値上がり後の料金がどうしても厳しく、本当にすみません。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年9月29日

Sep 28. 2017 かごしまんまだより

【運動会の秋ですね】
もう終わりだろう、もう終わりだろうと毎週言われていたゴーヤとオクラがとうとう終わりました。台風の影響と端境期で野菜の種類も数も少なく、全体的に野菜が高値傾向にあり、野菜セットの中身が苦戦しています・・・・。
キャベツや大根や人参などの秋冬野菜が早く出てこないかな~、と恋しくなりますね。
鹿児島は24日が運動会のところが多かったのですが、雨でトレーナーを着ても寒いくらいでした。
こちらの運動会は、お昼に仕出し弁当を頼む人が多いです。仕出し屋さんがお昼前に各学校まで配達に来て、予約していた保護者が受け取る、そんな光景がたくさん見られます。赤いウインナーや唐揚げ、鮭の塩焼きや煮物やフライドポテトなどバラエティに富んだおかずとおにぎりがたくさん入った仕出し弁当です。添加物や産地はもちろんどなたも気にしていません。運動会は仕出し弁当を頼んで親戚や親しい友人みんなで囲んでワイワイ食べるスタイルが多いです。そういう土地柄ですから、私のような考え方の人は変人としか見られていません。色々な場面で悲しい思いをするのが嫌で、普段から親戚づきあいはあいさつ程度に努め、ママ友もあえてつくらないようにしています。かごしまんまの野菜や食材をおすそ分けするときだけは、(この人も食の安全に関心を持ってほしいな)という願いを込めながら「これは減農薬・無添加で美味しくて安心なんですよ」と一言添えながらお渡ししています。
運動会では各自治会のテントがあって、そこで観戦したりお弁当を食べたりすることができるのですが、地域の人とのジュースやお菓子・おかず交換なども自然発生します。それらをお断りするわけにもいかないので我が家は毎年個人テントを張って、我が家だけで観戦し、かごしまんま食材たっぷりのおババお手製弁当を食べます。
ご近所さん同士、親戚同士、お友達同士がとても仲が良いこの土地柄で、最初はそういうのをちょっと子供たちがかわいそうに思ったりもしましたが、慣れると子供も大人もむしろ精神的に解放されているのを感じます。
ごはんを食べ終わったらまたお友達と仲よく遊べばいい、と子供たちも思っていてくれているようです。
『みんなと一緒』『みんな仲良く』という観念からちょっと頑張って離れてみると、モヤモヤや息苦しさから解放されるような、そんな気がします。反対に、『みんなとちょっと違う人』を尊重する、ということも常に子供たちに教えていきたいなと思います。『みんなと同じじゃなくていいんだよ』と常にメッセージしていければな、と思います。
日本では所得における税金等の占める割合が年々どんどん上がっています。これから世界でも類を見ない少子高齢化社会に突入するので、ますます税金や年金や健康保険が上がっていくことでしょう。癌など生活習慣病が年々増加傾向にあるのにかかわらず、可処分所得が減る一方では、ますます放射能や添加物や農薬を気にかけられる人がいなくなっていくことでしょう。
さらに日本人の気質として、自分がしていないこと・していることを他人にも同調圧力で強要する傾向があります。『あなた気にしすぎよ。みんな気にしていないわよ』はその典型例だと思います。「みんな○○よ」は呪いの言葉です(笑)。
『私は私、あなたはあなた。お互いの考えを尊重しよう』になぜならないのでしょう。
日本は息苦しいですね・・・。そんなことをボーッと考えてしまった雨の運動会でした。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年9月22日

Sep 21. 2017 かごしまんまだより

【台風の被害はそれほどありませんでした】
皆さん、台風のご心配をお寄せくださり本当にありがとうございます。きゅうりやオクラなどの露地栽培ものがかなりダメージを受けましたが、鹿屋市周辺はそれほど被害がないようでした。井之上さんのヘチマ棚も今回は無事で、ようやく花を咲かせ始めたようです。

【違う世界に生きている②】
安倍総理が解散を検討しているとのこと。「仕事人内閣」といいながら1ヶ月もしないうちに仕事放棄とは、国民を馬鹿にするにもほどがありますね。森友・加計学園などの説明責任を一切果たさないまま、籠池夫妻だけ逮捕。選挙戦に都合が悪い人物を次々と消していっているのではないか、そんな疑念もよぎってしまいます。
TVしかみない大多数の人々。きっと見えるものも考えることも違う世界に生きているのでしょう。
これからどんどん少子高齢化が進み、2024年には人口の一番多い団塊世代(1947年~1949年生まれ)が75歳の高齢者になり、国民の6人に1人が75歳以上、3人に1人が65歳以上の時代へ突入します。毎年の死亡者数は150万人を超え、出生数の2倍になると予想されています。これは人類史上、経験したことのない「超・高齢化社会」の出現であります(『未来の年表』(講談社現代新書・河合雅司著より)。高齢者を若い世代が支える年金制度が破たんするのは明らかです。それどころか、低年金・無年金者の生活保障や高齢者住宅・高齢者医療・介護費用・・・納税人口が激減していく中でどうやりくりしていくのでしょうか。
出生率が下がるということは、労働力人口も下がるということです。人材不足で仕事が有り余る時代。キツイ・キタナイ・キケンの3K仕事は担い手がいなくなります。農業もその一つ。後継者不足で食料自給率は下がり、首都圏などの人口が多いところへ供給される野菜や畜産物は、人材不足を補うためにますます薬剤漬になっていき、輸入物が増えるでしょう。安全な農産物を大量生産・供給するのは無理な話です。
水道もすでに赤信号です。原則として各自治体が水道を運営していますが、利用者が減る一方で更新費用がかさみ、収支の悪化が目立ち始めています。日本政策銀行の「水道事業の将来予測と経営改革」(2017年)によれば、管路の年間更新率は2014年時点で0.76%にすぎず、全てを更新するのに約130年かかり、耐震化も含めれば今後の維持・更新のための投資額は膨大になるといいます。給水人口は2010年をピークに減少に転じており、節水型家電の普及で1人あたりの水使用量も減っています。このため、ほとんどの水道事業者が水道料金の値上げをしない限り、毎年収入が減っていく構造です。しかも全国の水道事業者の有利子負債は2014年度末で7兆9000億円と料金収入の約3倍にまで膨らんでいます。経常利益を確保するなら2021年度から毎年2%の値上げをしていき、2046年度には2014年度比でなんと60%以上の値上げになるという試算も出ています(『未来の年表』より)。このままでは赤字が膨らむばかりで設備の耐用年数を越えても使わざるを得なくなってしまう水道の水は、安心安全ではなくなって「かろうじて飲める」程度になってしまうことでしょう。水道だけではなく道路、ダム、公的設備の全てが耐用年数を超えても原発のように使用し続けざるを得ない現実がもう始まっています。
高齢者が増え、労働力人口が激減し、税収が少なくなっていく日本の未来をきちんと見据えてくれる人に1票を投じていかなければ、私たちの日本は沈没していくことでしょう。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年9月15日

Sep 14. 2017 かごしまんまだより

【違う世界に生きている】
先日、北朝鮮からのミサイル発射により各地でJアラートが作動したり避難訓練が行われたりしました。でもツイッターなどのSNSからの情報によりますと、日本の上空を飛んだといっても成層圏を越えた宇宙ステーションよりはるか上だったとのこと。Jアラートは果たして必要だったのでしょうか。しかも事前に国連や政府はミサイル発射を知っていたとか。なぜそれをJアラートよりも前に私たち国民に発表しなかったのでしょう?しかもJアラートが鳴ってなにか行動や生活に変化があったのでしょうか?全国のお店も会社も学校も平常運転でした。そもそも北朝鮮のミサイル発射は今までもずーっとやってきたことです。
変わってきたのは日本の雰囲気。アメリカと北朝鮮がいつ戦争を始めるかわからない。日本も・・・という戦前の雰囲気が少しずつ少しずつ形成されていっています。憲法改正、強行採決、公文書破棄・・・政治の世界で起こっていることの多くが第二次世界大戦前の政治と酷似しています。
でも周囲を見渡せば皆なんとなく自民党寄りでそんな危機感をだーれも持っていません。「ミサイル飛んで怖いわね~」という井戸端会議が聞こえても、宇宙ステーションより上を通過していただなんて誰も知りません。
食材に関しても同じです。
「産地が・・・農薬が・・・添加物が・・・」と人に話すと笑われます。「そんなとこまでこだわるの」と。
理由を話せば話すほど「変な人」扱いです。「みんな食べているし、国の基準値内なんでしょ」と言われます。メーカーさんや生産者さんに商品の原料を聞くときも「そこまで聞くの?」「そこまで載せるの?」と嫌がられることもしばしば。添加物が入ってない商品の成分が分離したり固まったりしてお客さんからメーカーさんに直接クレームが行った時には、メーカーさんから連絡が来て、添加物が入っている商品のほうを勧められたり取引自体の停止をにおわされたりすることもありました。
これはもう、同じ国、同じ環境、同じ時間に生きていても、『違う世界に生きている』のだと思います。見えているもの、感じているもの、得ている情報、考えていること・・・全てがまるで違う世界に生きているのです。
国や公的な団体が出す数値データを見ればはっきりわかるのに、TVの情報だけで調べないまま「皆も○○しているから大丈夫」と同調圧力の自己暗示をかけているように思えます。
戦後の死因別データの推移や出生数や出生率や介護保険料や健康保険や税金や年金や電気料金などの推移・・・どれを見ても「どうしてこんな国になっちゃったんだろう」としか思えない数値なのに大多数の人々は無関心。何一つ解決策のない原発は再稼動して輸出して責任は全て私たちの税金で負う。違う世界に生きているのです。
こんな日本で生き抜くには、自衛しかないと思っています。食べ物、飲み物、病気にならない工夫、老後、戦争や原発事故が再びおきたときにどう行動するか・・・。TVやラジオや新聞からは、国やスポンサーに都合いいことしか情報が得られません。SNSだけではなくきちんと公的データや海外のデータや情報も自分から拾いに行かないといけないと思います。
2011年の3月。枝野官房長官の「ただちに健康に被害を及ぼさない」「メルトダウンしていない」という発言を鵜呑みにして、親子で雨の中ピアノレッスンに行った日のことを今もずっと後悔しています。まだ千葉に住んでいて、関東にプルームが来た3月15日でした。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江