山下 理江 のすべての投稿

平成30年7月3日

Jul 5. 2018 かごしまんまだより

【食品ロスと賞味期限・私たちにできること編】
「食品ロス」とは、本来は食べられる状態であるにもかかわらず食品が廃棄されることです。
日本国内における年間の食品廃棄量は食料消費全体の3割にあたるということと、先々週と先週で家庭側と企業側のロスの現状と問題点についてお話させていただきました。
今回はこの食品ロスを少しでもなくすために私たちができることについて考えます。
①賞味期限は「おいしさの目安」で、食べられなくなる期限ではない
賞味期限の大半は、農林水産省ガイドラインの推奨により、実際のおいしく食べられる期間よりも2~3割以上短めに設定されています。また、食品表示法では「製造日から賞味期限までの期間が3か月を超えるものについては『年月』で表示すること」が認められています。つまり製造から3か月後が7月1日であっても7月31日であっても賞味期限は「平成30年7月」と表示でき、7月31日までOKということです。
裏を返せば、醤油やドレッシングやかつお粉末などの賞味期限が長いものは、賞味期限が年月日まで詳細に表示されていても、最低でも1か月程度はそれを過ぎて食べても何も問題はないということです。
②表示の保存方法を守る、生ものは特に注意、水分含有量15%以上のものは開封後は冷蔵や冷凍を
加熱調理せずに食べるものは、細菌やウイルス・寄生虫も生きている可能性が高く、最も食中毒になりやすいです。また、密閉していない生ものや調理済み食材を長時間常温放置していると、細菌類やウイルスが増殖しやすくなり、直射日光下での放置はもってのほかです。これはどうしてでしょうか。
食品の変質は主に『腐敗』と『変敗』の2つで、腐敗は「微生物の増殖」で、変敗は「糖質や脂質の酸化」です。
『腐敗』の主原因であるカビは、おおむね水分10%以下だと発生しません。15%を超えると発生し始めます。
例えば煮干しの水分量は15.7%、干し芋の水分量は22.2%。これらはいったん開封すると空気中にいるカビ菌などに狙われます。水産物や食肉類・果実類の乾燥品は意外と水分量が高いので、開封後はカビの活動しにくい冷蔵庫や冷凍庫での保存をしましょう。
ちなみにコーンフレークの水分量は4.5%で、湿気が入らない限りカビが生えることはまずありません。
水分が多くても塩蔵・糖蔵・酢漬などの保存食品は、水分活性やpHを低くすることでカビや微生物の働きを抑える効果があります。梅干、醤油、味噌、酢、塩などは常温保存でも長期間大丈夫であるのはそういう理由です。ただ、夏の高温多湿下では変質することがあるので注意が必要です。
『酸化』の主原因は、開封することによる空気中からの酸素供給です。直射日光も脂質を酸化させます。
脂質が酸化すると開封したとたんに油がまわったような臭いがし風味も落ちます。
糖質や脂質の多い食材は、開封後は早めの消費または酸化を遅らせる冷凍保存をお勧めします。
『賞味期限のウソ~食品ロスはなぜ生まれるのか~』(幻冬舎新書)の井手留美さんは、食品ロスを防ぐために私たちがすぐ実践できることは「賞味期限が近づいている食べ物を買う、そのことに尽きます」と述べています。
スーパーやコンビニなどで、手前の賞味期限が短い方から取らずに奥の方から取ることをみんながしたらどうなるか。手前の方の商品が食品ロスになるリスクが高まります。家の冷蔵庫の中と同じ気持ちで賞味期限の近いものから手に取ることと、賞味期限に頼らず冷静な判断でジャッジすることが、食品ロスを小さくする第1歩です。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年6月26日

Jun 26. 2018 かごしまんまだより

【食品ロスと賞味期限・企業編】
「食品ロス」とは、本来は食べられる状態であるにもかかわらず食品が廃棄されることです。
日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の3割にあたる約2,800万トン。このうち、売れ残りや期限を超えた食品、食べ残しなど、本来食べられたはずのいわゆる「食品ロス」は約632万トンです(2013年度、農林水産省調べ)。これは東京都民が1年間に食べる量とほぼ同じだそうで、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(平成26年で年間約320万トン)を大きく上回る量です。
前回は、食品ロスの半分を占める家庭からのロスのお話でした。
今回は、食品ロスのもう半分を占める食品メーカー・小売店・飲食店から出るロスの話です。
お店に入っても売り切ればかりですとお客さんは何も買わずにお店を出てしまいます。これはお店側にとっては痛手です。そこで、多くのお店が閉店間際でも商品を豊富におくようになります。ラーメン屋のような「麺が売り切れたので今日はおしまい」スタイルは全体ではそう多くありません。コンビニ、百貨店の地下食品街、居酒屋、弁当屋、焼肉店、ファミレス、パン屋、ケーキ屋、披露宴会場、ホテルのブッフェなど、日々あらゆるところで食品の大量廃棄が繰り返されている現実があります。
特に百貨店やコンビニなどでは、いつでも商品が豊富に店頭にあるように捨てることを本部や店舗側が想定して、捨てる費用も商品代に織り込んで計画を立てています。ブランド感を守るために値引きが許されないことも多いです。閉店近くまで商品が豊富にあっても値引きできずに売れ残る。食品ロスの大きな原因の1つです。
捨てる費用が商品に上乗せされているということは、いつ行っても商品が豊富にある店にするためのコストを私たち消費者が払っているわけです。でもそれは私たちが本当に望んでいることなのでしょうか。
また、スーパーやコンビニなど多くの小売店には「3分の1ルール」という暗黙のルールがあります。
賞味期間全体を3分の1ずつに区切って、最初の3分の1を納品期限、次の3分の2のところに販売期限を設定し、それに達すると販売棚から撤去するというルールです。撤去された商品は賞味期限前にもかかわらず多くが廃棄されます。例えば賞味期限が6か月のお菓子であれば、メーカーは製造してから2か月以内(賞味期間の3分の1)にどこかに納品しなければ、多くの小売店に拒否されて納品できません。そして次の3分の2である製造から4か月ほどで商品棚から撤去されてしまいます。
商品の廃棄処分代は商品代に上乗せされているので、そのコストは私たち消費者全体で支払っています。
そして「3分の1ルール」は法律ではありません。食品業界の商慣習で、これも食品ロスの大きな原因です。
これって必要なルールでしょうか?
私たちが便利に生活するために捨てる、その捨てるための費用を私たち消費者自身が支払っている現実。
食品ロスって、本当に必要なコストなのでしょうか。
考え方ひとつで、もっと減らせるコストなのではないでしょうか。
お店に行けばいつでもおにぎりやお弁当やパンやケーキが売切れることなく並んでいる状況や、賞味期限間近の食材を小売りも消費者も避ける慣習を当たり前のように思う国民性を、私たちは改めるべき時期にいるのではないのでしょうか。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年6月19日

Jun 18. 2018 かごしまんまだより

【食品ロスと賞味期限・家庭編】
「食品ロス」とは、本来は食べられる状態であるにもかかわらず食品が廃棄されることです。
日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の3割にあたる約2,800万トン。このうち、売れ残りや期限を超えた食品、食べ残しなど、本来食べられたはずのいわゆる「食品ロス」は約632万トンです(2013年度、農林水産省調べ)。これは東京都民が1年間に食べる量とほぼ同じだそうで、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(平成26年で年間約320万トン)を大きく上回る量です。
食品ロスの半分は、食品メーカー・小売店・飲食店から出る不良品・賞味期限切れ・賞味期限間近のもの・売れ残り・食べ残しですが、もう半分を占めるのは家庭からです。
家庭から食品ロスが出る主な原因の一つには『賞味期限』表示に関する廃棄があります。賞味期限が近づいたり1日でも切れていたりすると、実際に腐敗しているかどうかにかかわらず捨ててしまう経験はないでしょうか。
実は、期限には「賞味期限」と「消費期限」の2種類があり、この違いを知るだけでロスは大きく減らせます。
「消費期限」とは、「食品を摂取する際の安全性の判断に資する期限」(食品表示法)または「定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗、その他の品質の劣化に伴い、安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日」(農林水産省『加工食品の表示に関するQ&A』)のことです。これは、お弁当やサンドウィッチ、おにぎり、お惣菜、生菓子、生麺、生肉など日持ちが4、5日しかしない食品に表示されます。「消費期限」が表示されたものは、日付を過ぎると急激に品質が劣化する恐れがあるので日付を守って食べましょう。
しかし「消費しなければならない」消費期限と違って、賞味期限は「おいしさの目安」です。
農林水産省Q&Aによると「賞味期限」とは、「未開封の状態で、定められた方法で保存した場合、期待されるすべての品質の保持が十分可能であると認められる期限を示す年月日」のことです。「当該期限を過ぎた場合であっても、必ずしもすぐに食べられなくなるわけではないので、それぞれの食品が食べられるかどうかについては、消費者が個別に判断する必要がある」とあります。そして農林水産省ガイドラインの推奨により賞味期限の多くは、本来のおいしく食べられる期間よりも約2~3割以上短めに設定されていることが多いです。
つまり購入してから多少日にちが過ぎていても食べることが可能なのです。「賞味期限」は「おいしさの目安」ですから、においを嗅ぐ、目で見る、味見をする、などの五感を使って問題なければ食べて大丈夫なのです。
また、昔から日本で保存食として親しまれてきたものは、賞味期限を多少過ぎたものでも食べられることが多いです。例えば梅干しや乾物、醤油などの調味料類、納豆や醤油麹などの発酵食品です。これらも多少期限が過ぎていても大丈夫です。ただ、塩分やうま味成分(アミノ酸)が結晶化してザラザラな触感が出てきます。
逆になるべく添加物や薬剤が使われていないものは、賞味期限前でも品質が変化することがあります。
特にこの梅雨の時期のかごしまんまのパン類。賞味期限前でもカビが発生していることがあります。これは添加物がない食品の宿命です。本来、パンは常温保存が一番おいしいのですが、梅雨時期や夏の高温多湿下はカビの活動も活発化しますので、なるべく早めに食べてしまうか、賞味期限内でも冷凍保存をお勧めします(冷蔵保存はパンが固くなるのでお勧めしません)。
賞味期限に頼らず、五感を駆使して食材と向き合うこと。それが食品ロスの削減への一歩です。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。
株式会社かごしまんま

Edit by 山下 理江

平成30年6月12日

Jun 11. 2018 かごしまんまだより

【送料の値上げ、送料込み商品の廃止、消費税抜き表示に】(重要なので再掲します、何回もすみません)
去年10月に値上げしたばかりのヤマト運輸さんがまた値上がりです。10月の値上がり分は、弊社負担にて吸収し、経費削減など企業努力を重ねてまいりましたが、弊社にて負担し続けることが困難な状況です。
誠に心苦しい限りですがこのたび商品価格の改定・送料値上げをすることにいたしました。
関東への発送でおよそ500円弱の値上げです。北海道と沖縄は、飛行機を使うからという理由で割引なしの定額運賃になりました。本当に申し訳なく思います。
また来年秋スタート予定の消費税増税と食品の軽減税率制度に伴い、商品価格を消費税抜き表示にし、送料込み商品を廃止することにしました。この制度によりますと食材は軽減税率が適用されますが、送料は適用されません。でも送料込み食材の送料には適用されます・・・??どういうことかといいますと、軽減税率がスタートしたら『送料込みの野菜セットを販売するとお客さんからは消費税8%を頂くけど、送料会社からは消費税10%を請求されるので差額2%分が通販会社の赤字になってしまうよ』ということなのです。
もともと通販業界の『送料無料』や『送料込』表示には違和感と疑問を持っていました。
野菜セットも食材も水も、送料無料でヤマト運輸さんに運んでもらっているわけではありません。送料は、配送会社が全国の消費者の希望時間通りに商品を運ぶというサービスの対価です。決して無料ではありません。
『送料無料』表示が主流の通販業界ですが、うちはうちの哲学できちんと送料を別に表示していこうと決断です。
大変申し訳なく心苦しい限りですが、どうぞご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
6月13日以降のご注文から改定の予定です。送料詳細はHPをご覧ください。

【吉開のかまぼこさんの商品は6月22日発送までで終了です】
とても残念ではありますが、吉開のかまぼこさんが6月20日をもってかまぼこづくりを終えて廃業されることになりました。明治23年創業で、3代目の現社長も50年以上かまぼこづくりをされていましたが、腰痛の悪化と後継者・従事者不足のために決断されたとのことです。
吉開社長の胸中を思うと言葉が出てきません。本物を作る生産者さんが消えつつあるご時世が非常に悲しいです。
つきましては6月22日発送分をもちまして、吉開さんの商品(かまぼこ、ちくわ、てんぷら・・・我が家の子供たちも大好きなものばかり涙)は販売終了とさせて頂きます。
「6月22日分まで、皆様からのたくさんのご注文をお待ちしています!」とのことです(吉開社長談)。
吉開さんへの『おつかれさまでしたメッセージ』も承ります。
ご注文時のメッセージに添えて頂ければ吉開さんに必ずお届けしますので、ぜひご注文と共にメッセージもよろしくお願い申し上げます!
6月27日に吉開のかまぼこさんを訪問予定です。皆さんからのメッセージは都道府県名と苗字を添えて印刷してお渡ししますネ。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年6月5日

Jun 4. 2018 かごしまんまだより

【九州産大豆のひきわり納豆へのご意見ありがとうございました】
納豆や納豆菌やタレにつきましてみなさんから色々なご意見を頂き、とても参考になりました。
なかでもハッと気づかされたのは「私は九州産にこだわっているわけではなく、放射能や添加物への回避にこだわっています。ですから大豆は北米産でもかまいません。納豆菌やタレについてはどのメーカーさんもだいたい同じなので諦めていますが、できれば丸美屋さんのが『自社菌も使用』とのことなのでいいな、と思います。」というご意見でした。私は九州産大豆に視点をおいていました。しかし納豆菌もできればより安心な産地がいいので『北米産大豆のひきわり納豆』を選択、もあるわけです。
安心への判断は人それぞれ。かごしまんまとしてできることは、なるべく安心なものを商品化してその情報を開示して、それをもとに消費者がそれぞれの基準で判断する。完璧な商品がない現状ではそれが重要だと思います。
おかげさまで、新たなメーカーさんの『九州産大豆のひきわり納豆』をまよわず商品化できました。
タレについては、色々入っていますし製造地が埼玉ですので詳細を追わないことに決めました。
近いうちに『北米産大豆のひきわり納豆』も商品化しますね。それぞれの安心基準に照らしてご利用ください。
ご意見をお聞きして本当によかったです。皆さんありがとうございました。

【送料の値上げ、送料込み商品の廃止、消費税抜き表示に】(重要なので再掲します)
去年10月に値上げしたばかりのヤマト運輸さんがまた値上がりです。
今回は、3月末に所長が変わって「前回の値上げの際に今回の値上げの予告もしたはずです。以前の所長が言ってなくてすみません」と、新所長が前任者に責任をなすりつける戦法で、こちらの怒りや言い分などを一切聞く耳持たずの強制実行です。およそ500円弱の値上げです。
そして北海道と沖縄は飛行機を使うからという理由で割引なしの定額運賃になりました。非常に心苦しいです。
また来年秋スタート予定の消費税増税と食品の軽減税率制度に伴い、商品価格を消費税抜き表示にし、送料込み商品を廃止することにしました。この制度によりますと食材は軽減税率が適用されますが、送料は適用されません。でも送料込み食材の送料には適用されます・・・??どういうことかといいますと、軽減税率がスタートしたら『送料込みの野菜セットを販売するとお客さんからは消費税8%を頂くけど、送料会社からは消費税10%を請求されるので差額2%分が通販会社の赤字になってしまうよ』ということなのです。
もともと通販業界の『送料無料』や『送料込』表示には違和感と疑問を持っていました。
野菜セットも食材も水も、送料無料でヤマト運輸さんに運んでもらっているわけではありません。送料は、配送会社が全国の消費者の希望時間通りに商品を運ぶというサービスの対価です。決して無料ではありません。
『送料無料』表示が主流の通販業界ですが、うちはうちの哲学できちんと送料を別に表示していこうと決断です。
大変申し訳なく心苦しい限りですが、どうぞご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
6月13日以降のご注文から改定の予定です。送料詳細はHPをご覧ください。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年5月29日

May 28. 2018 かごしまんまだより

【九州産大豆のひきわり納豆、悩んでます】
メーカー事情により休売となっている『九州産大豆のひきわり納豆』は、違うメーカーさんの商品を検討・悩み中です。
検討中のひきわり納豆は、納豆菌が東京・山形・宮城のブレンドで、タレは埼玉県で製造です。
製造地が埼玉なので、もうタレの詳細は追わないことにします。でも納豆菌の産地で商品化を悩んでいます。
現状では、このメーカー以外の九州産大豆のひきわり納豆を仕入れることは困難です。
商品化していいのかどうか、皆様からのご意見ご感想をどうかお聞かせください。お待ちしています。

【送料の値上げ、送料込み商品の廃止、消費税抜き表示に】
去年10月に値上げしたばかりのヤマト運輸さんがまた値上がりです。
今回は、3月末に所長が変わって「前回の値上げの際に今回の値上げの予告もしたはずです。以前の所長が言ってなくてすみません」と、新所長が前任者に責任をなすりつける戦法で、こちらの怒りや言い分などを一切聞く耳持たずの強制実行です。
およそ500円弱の値上げです。
そして北海道と沖縄は飛行機を使うからという理由で割引なしの定額運賃になりました。
非常に心苦しいです。
また来年秋スタート予定の消費税増税と食品の軽減税率制度に伴い、商品価格を消費税抜き表示にし、送料込み商品を廃止することにしました。この制度によりますと食材は軽減税率が適用されますが、送料は適用されません。でも送料込み食材の送料には適用されます・・・??どういうことかといいますと、軽減税率がスタートしたら『送料込みの野菜セットを販売するとお客さんからは消費税8%を頂くけど、送料会社からは消費税10%を請求されるので差額2%分が通販会社の赤字になってしまうよ』ということなのです。
もともと通販業界の『送料無料』や『送料込』表示には違和感と疑問を持っていました。
かごしまんまの野菜セットも食材も水も、送料無料でヤマト運輸さんに運んでもらっているわけではありません。送料は、配送会社が全国の消費者の希望時間通りに商品を運ぶというサービスの対価です。決して無料ではありません。
『送料無料』表示が主流の通販業界ですが、うちはうちの哲学で、きちんと送料を別に表示していこうと決断しました。
大変申し訳なく心苦しい限りですが、廃業覚悟で改定いたします。
どうぞご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
6月13日以降のご注文から改定の予定です。送料詳細はHPをご覧ください。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年5月22日

May 21. 2018 かごしまんまだより

【吉開のかまぼこさんが6月末で廃業(再掲)】
とても残念なお知らせですが、吉開のかまぼこさんが6月20日でかまぼこづくりを終えることになりました。
明治23年創業で、3代目の現社長も50年以上かまぼこづくりをされていましたが、腰痛の悪化と後継者・従事者不足のために決断されたとのことです。吉開社長の胸中を思うと言葉が出てきません。
本物を作る生産者さんが消えつつあるご時世が非常に悲しいですが、6月22日発送分をもちまして、吉開さんの商品(かまぼこ、ちくわ、てんぷら・・・我が家の子供たちも大好きなものばかり涙)は販売終了になります。
「6月22日分まで、皆様からのたくさんのご注文をお待ちしています!」とのことです(吉開社長談)。
吉開さんへの『おつかれさまでしたメッセージ』も承ります。ご注文時のメッセージに添えて頂ければ吉開さんに必ずお届けしますので、ぜひご注文と共にメッセージもよろしくお願い申し上げます!

【九州産大豆のひきわり納豆は6月より販売開始予定です】
メーカー事情により休売となっている『九州産大豆のひきわり納豆』は、違うメーカーさんの商品を販売することになりました。現在は原材料詳細表(商品規格書)をメーカーさんに作成して頂いているところです。タレの原料を追うのが大変そうですね。何も問題がなければ、6月中旬までには販売開始できる予定です。ご不自由おかけしますがどうぞよろしくお願いします。

【送料の値上げ、送料込み商品の廃止、消費税抜き表示に】
去年10月にヤマト運輸さんが配送料金を値上げした際は、なんとか送料の値上げをせずにやってまいりました。しかしまたヤマト運輸さんの送料が値上がりすることになりました。他の配送業者と料金比較するにも、ゆうぱっくはここ鹿屋の拠点には冷蔵設備がなくクール便ができません。佐川急便さんの送料ははるかに高い現状です。心苦しい限りですが、ついに送料を値上げすることに致しました。本当にすみません。
また来年秋スタート予定の消費税増税と食品の軽減税率制度に伴い、商品価格を消費税抜き表示にし、送料込み商品を廃止いたします。この制度によりますと食材は軽減税率が適用されますが、送料は適用されません。でも送料込み食材の送料には適用されます・・・?? どういうことかといいますと、軽減税率がスタートしたら『送料込みの野菜セットを販売するとお客さんからは消費税8%を頂くけど、送料会社からは消費税10%を請求されるので差額2%分が通販会社の赤字になってしまうよ』ということなのです。
以前から通販業界の『送料無料』や『送料込』表示にも疑問を持っていました。かごしまんまの野菜セットも水も、送料無料でヤマト運輸さんに運んでもらっているわけではありません。送料込みの値段です。送料は、配送会社が全国の消費者の希望時間通りに商品を運ぶというサービスの対価です。決して無料ではありません。『送料無料』表示が主流の通販業界ではございますが、送料の価格改定や消費税の行方が不安定なご時世、きちんと送料を別に表示していこうと決断しました。6月下旬から改定の予定です。詳細は追ってご連絡いたします。
大変申し訳ございませんが、どうぞご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年5月15日

May 14. 2018 かごしまんまだより

【吉開のかまぼこさんが6月末で廃業】
とても残念なお知らせです。
吉開のかまぼこさんが6月20日をもってかまぼこづくりを終えることになりました。
明治23年創業で、3代目の現社長も50年以上かまぼこづくりをされていましたが、腰痛の悪化と後継者・従事者不足のために決断されたとのことです。
吉開社長の胸中を思うと言葉が出てきません。本物を作る生産者さんが消えつつあるご時世が非常に悲しいです。
つきましては6月22日発送分をもちまして、吉開さんの商品(かまぼこ、ちくわ、てんぷら・・・我が家の子供たちも大好きなものばかり涙)は販売終了とさせて頂きます。
「6月22日分まで、皆様からのたくさんのご注文をお待ちしています!」とのことです(吉開社長談)。
吉開さんへの『おつかれさまでしたメッセージ』も承ります。
ご注文時のメッセージに添えて頂ければ吉開さんに必ずお届けしますので、ぜひご注文と共にメッセージもよろしくお願い申し上げます!

【水俣病の歴史を辿ると放射能やワクチンの行方も予測できる~②歴史は繰り返す】
社会の教科書で習ったので過去の公害問題の一つかと思われがちですが、水俣病は現在進行形です。
各地で患者認定申請や損害賠償を求める訴訟が続いている状況です。
それにもかかわらず今月5月2日の水俣病犠牲者慰霊式典の直後、加害企業チッソの社長が「水俣病特別措置法の救済は終了した」と発言し、被害者団体は猛反発してチッソに抗議しました。
水俣病は、加害企業チッソが水銀を含んだ排水を1932年から1968年まで流し続けたことによる公害です。
まず1954年に「水俣の猫が皆気が狂ったようになって死んでしまいネズミが激増した。猫を再び飼ってもどんどん死んでしまい、とうとう市民が役所に泣きついてきた」というニュースが熊本新聞に初めて報道されます。その前から水俣湾では魚がたくさん死に、海辺の鳥たちは飛べなくなってしまう現象が出始めていました。
やがて人間にも症状が出始め、1956年には原因不明の病として水俣病が公式確認されます。
国や県は、当初から魚介類の接種が原因であることがわかっていたにもかかわらず、食品衛生法を用いて水俣湾産魚介類の摂食禁止することも水質保全法と工場排水規制法による規制権限行使もしませんでした。
チッソも、チッソ附属病院の院長による猫実験によって1959年には自社の工場排水が汚染源と知っていました。
しかし化学業界の協力も得て東工大教授のアミン中毒説や日本化学工業会理事の爆薬説を展開させ、自社の排水の水銀が原因であるとは認めませんでした(原発に関する御用学者登場と同じですね)。
そして工場排水路にサイクレーターを設置し、その完工式では社長がサイクレーターを通した排水をコップに入れて飲み、安全な排水を世間へ強烈に演出しました(原発事故後も誰かが浄化した水を飲んでいましたね)。
サイクレーターはもともと水銀を除去する目的の装置ではなかったので、実際には被害がどんどん拡がっていきます(原発事故後の各地ゴミ焼却炉のバグフィルター設置と同じですね)。
サイクレーターの設置と「将来、原因が工場排水と決定しても新たな補償要求は一切しない」という非道な契約書を交わした上でのチッソから患者への僅すぎる見舞金が支払われたことで「水俣病は終わった」ムードになり、世間では水俣病は忘れ去られました。
しかし被害者は病の為に手足が震えて涎を流し、寝たきりになって仕事もお金も失い、少なすぎる見舞金に生活は困窮を極め亡くなっていきました。
やがて新潟でも水俣病が発生することで、支援と団結の輪が新潟や水俣周辺からわき上がり、工場排水中の水銀が原因だということも証明され始め、現在も続く長い訴訟や補償問題が始まっていきます。
1968年、ようやく国が「水俣病はチッソの工場排水に含まれたメチル水銀化合物によって生じたものと認められる」という公式見解を発表しました。その年まで実に36年もの間、チッソは有害な排水を流し続けました。
行政とチッソは、被害者や遺族には現在ももめ続けるような金額しか補償していません。
症状に苦しんでいるのに、水俣病認定すらもされていない人もたくさんいます(原発事故補償と同じですね)。
しかし水俣湾を14年の期間と485億円の費用をかけて東京ドーム13.5個分の広い埋め立て地にし、1990年に「エコパーク水俣」という公園を完成させます(原発事故による除染と同じ利権構造ですね)。
そしてチッソは分社化したり公的支援を受けたりして現在も名前を変えて残っています(原発事故があったのに電力会社は倒産せず、私たちの電気代が上がっている状況と同じですね)。
1997年には熊本県は「水俣湾の魚介類は安全である」と宣言します。
しかし海と埋立地との境界(護岸部分)に隙間(すきま)なく並べて封じ込めている『鋼矢板(こうやいた)セル』と呼ばれる直径29mの巨大な円筒の、設計時の耐用年数はおよそ50年。仮に大型地震や津波等で鋼矢板セルが破損すれば、再び水銀が流出して水俣湾を汚染する等の危険性をはらんでいます。それなのになぜか最近になって耐用年数をのばす発言がありました(原発と同じ構造ですね)。

水俣病公式確認から62年が経過した現在、当時漁師だった多くの人々は職を奪われ、夏みかんを栽培したりして新たな水俣ブランドを作り、新たな人生を歩んでいます。
そして今も病に苦しむ人々がいます。
・・・水俣病の歴史は福島原発事故のそれと多く重なるような気がしてなりません。
311のあの忌まわしい震災から7年過ぎました。TVや新聞ではもう原発事故は収束したかのような印象です。
歴史が教える多くの公害事件の、被害が明るみに出るのは数年後。
それまでは加害企業や国からの安全キャンペーンが繰り返され、被害が拡がります。
そして被害地域のコミュニティの分断と差別(水俣も福島も)。
水俣病の問題は決して過去の話ではありません。現在進行形なのです。今の行政と企業の姿勢そのものです。
この国は、ハンセン病も水俣病も早い段階で真実を知りながらも長い間見捨ててきました。
これからどのような原発事故やワクチン被害などが出てもおそらく同じ経過をたどることでしょう。
被害者になって訴訟しても十分な補償はないでしょう。
またこの国は、憲法や各種法を少しずつ変えて私たちの平和や生活をどんどん脅かしていっているように思います。
私たちは過去の歴史をふまえた上で、今どう生きるか、いや、どう生き抜くかを真剣に考えていかねばならないような気がしてなりません。

長文のおたよりになってしまい、大変申し訳ございません。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年5月8日

May 14. 2018 かごしまんまだより

【水俣病の歴史を辿ると放射能やワクチンの行方も予測できる~①相思社の水俣病歴史考証館】
ゴールデンウイーク、ゆっくりできましたでしょうか。
私は水俣病の資料や書籍を見たくなり、水俣市立水俣病資料館に行きました。
数年前にも訪れたことがある資料館はすっかりリニューアルされていて、きれいな写真やパネル展示に変わっていました。でも全体的に具体性に乏しく、なんの実物もなくオブラートに包まれたように感じました。そして加害企業チッソの現行製品の数々の展示がごっそりなくなっていました。案内所でそのことを尋ねてみたところ、「展示物が古くなっちゃったので去年リニューアルしたんですよ」の返事。びっくりしました。資料館や博物館は『古いものを保存して残していくのが重要な仕事』なのではないでしょうか。加害企業が何を製造販売していて私たちの生活の中でどう使われているか、という展示は重要ではないのでしょうか。愕然としている私を見て、案内の方は「相思社さんの水俣病歴史考証館ならあるかもしれません」と教えてくれました。ソウシシャ?もう一つ資料館があるの?とにかく行ってみることに。
ネットで調べた住所をナビに入れて車で行くと、そこは車がすれ違えないような細い道で、周囲には非常に古い2階建ての公営住宅のような長屋の建物がたくさんありました。漁業という生活手段を追われ、病気を発症し困窮を極めたと言われる水俣の人たちの生活の歴史を思いました。さらに細い坂道をゆっくり車で登っていくと、古い民家の庭先のような狭い駐車場があり、そこへ車を停めました。
庭先に出ていた若い女性が走り寄ってきて笑顔で「見学ですか?」と話しかけて案内してくれました。よく見ると民家のようなその資料館は古い組積造(ブロック塀で囲んだだけの壁なので水平方向の力や地震に弱く、現在の住宅建築ではもう見られない)。さっきまで滞在していた、大きくて綺麗で新しいコンクリート造の市立資料館とはかけ離れた対照的な建物でした。しかし館内の電気をつけてもらいギシギシときしむ扉を開けると、そこは水俣の歴史の実物が溢れるように展示されていて、息が止まるような、胸の詰まるような空間がありました。
当時の漁業従事者たちが使っていた船や道具、水俣湾での船舶の出入り禁止を告げるブリキ看板、加害企業チッソとチッソ城下町であった水俣の歴史、被害者さんたちが訴えて廻った際に掲げた『怨』という字が書かれた黒いのぼり旗、スローガンがたくさん書かれた服の数々、猫実験の小屋、加害企業チッソが何をどう製造して水銀を海へ流してしまったのかという図・・・。加害企業の現行製品の数々もありました。塩化ビニル、ポリエステル、ヒアルロン酸、ポリエチレン、ソルビン酸、香料、化学肥料、有機シリコン化合物、複合繊維、液晶部品・・・。つまりコンタクトレンズもウインナーやハムの保存料もかき氷の香料もトイレの芳香剤もコンビニやスーパーのレジ袋も使い捨てマスクも化粧品もこの企業の製品で、日常に欠かせないものばかり。写真をネット上にあげるのはNGとの事(想像を絶する圧力が過去も現在もあるのだと推測される)で、ツイートに写真はあげられませんでしたが、水俣病の歴史上の実物と実際はまさにここにありました。ではどうして行政は、ここを資料の拠点としなかったのでしょうか。それは水俣病の歴史が、被害者側と、加害企業チッソ・行政側との闘いの歴史であり、相思社は水俣病患者に寄り添う団体だからでしょう。真実とはいつも、そういうものなのでしょう。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年4月24日

Apr 23. 2018 かごしまんまだより

【5月の連休に伴う、発送日のお休みと締め切り日の変更のお知らせ】
5/1(火)、5/4(金)は発送お休みです。また5/11(金)発送の締切は5/1(火)13時です。ご注意ください。

【市場仕入れの野菜の単品商品化を始めます その2】
今週のオマケは青紫蘇です(冷凍便・通常便除く)。市場仕入れで大分県産です。新しく『市場仕入れの九州野菜』シリーズとして近日中に商品化します。発売記念オマケです。
先週のまんまだよりにも書いたのですが、ある日どうしても『豚しゃぶの梅肉和え』を食べたくなって久しぶりにスーパーで九州産の青紫蘇を探して買いました。もちろんスーパーの野菜なので農薬状況は不明です。
でも「たまにはこういうちょこっと必要な香味野菜があれば便利だなあ」としみじみ思いました。しかし九州各地の減農薬の生産者さんからそれぞれ送料をかけて各種野菜を仕入れるのは非常にコストがかかります。そこで九州各地に支店があってそれぞれ最寄りの市場に出入りしてトマト1個からでも配達してくれる業者さんと商談し取引ができるようになりました。
現在、商品ページの作りこみと商品撮影をしています。撮影が終わった野菜は食べてみるのですが、どれも久しぶりに食べたり初めてだったりの味で、ワクワクしながらお料理するひと時を過ごせました。
先日は『鶏肉とローズマリーのソテー』と『セロリとにんじんと新玉ねぎとズッキーニとパセリのスープ』を作りました。子供たちにはナイフやフォークや食べ方のマナーを教えながら。食卓がパアッと明るく幸せになりました。減農薬ではないけれど九州産野菜を食べられる幸せ。心配していた鮮度も、むしろ新鮮でびっくりするくらいで、その業者さんのネットワーク力に頭が下がる思いでした。
今回の青紫蘇は、そんな感動のおすそ分けです。豚肉の青紫蘇巻き、うどんの薬味、サラダに刻んで入れたりと、どうぞ思い思いに楽しんでくださいネ。そして、ぜひご家庭に届いた時の鮮度状況やどんなレシピにしたのか等、ご注文時のメッセージやメールでお知らせ頂ければ幸いです。
市場仕入れ野菜はかごしまんまに来るまでにも時間がかかるので鮮度も若干落ち、農薬状況も追えません。
でも「お料理の彩りにちょっと欲しいな」というニーズにお応えでき、OKなお店をはしごして探す苦労が軽減します。地場産よりも安定供給です。
でもやはり健康面から考えると、メインに食べて頂きたいお野菜はやはり野菜セットや旬の地場産野菜です。
そこでホームページの商品カテゴリを新しく『野菜セット・定期便』『旬の地場産野菜』『市場仕入れの九州野菜』に新しく分類し直しました。用途に応じて使い分けてくださいネ。
『市場仕入れの九州野菜』の予定としましては、青紫蘇、パセリ、カイワレ、クレソン、みつば、セロリ、バジル、コリアンダー、ルッコラ、生姜、ズッキーニ等、九州・岡山あたりまでの青果をどんどん商品化していきます。地場産野菜が切れるときのじゃが芋、ニンジン、タマネギ、キャベツ等も揃えていきます。乞うご期待です!

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江