平成30年10月23日

Oct 22. 2018 かごしまんまだより

【個性が消えつつある地方都市】
今年の6月末に吉開のかまぼこさんが廃業されました。スケトウダラやリン酸塩・合成添加物・化学調味料を一切使わず、昔ながらの製法でかまぼこやちくわを手作りされていました。128年も歴史を持つ老舗のかまぼこ屋さんでしたが、技術者(社長)の高齢化と後継者不足が原因でした。
その後、おせちに入れるOKかまぼこをずーっと探していましたがなかなかうまくいきません。
探しているのは、九州産(高知、土佐)、スケトウダラ不使用、無リン、無添加、無化学調味料のもの。
高知・土佐あたりまで広げましたが、なかなか全ての条件を満たすかまぼこがありません。無添加でもスケトウダラを使っていることがほとんどだったり。地魚や南ダラを使っていても無添加ではなかったり。
年末までのかまぼこの商品化はかなり難しいと思われます。すみません・・・。
ここ10年くらいの間に急速に昔ながらの製造方法や技術でモノ作りする生産者さんや個人経営・中小企業が急速に消えていくのを感じます。コロッケを揚げてくれるような精肉店、料理方法や味を教えてくれるような鮮魚店、旬や良し悪しを教えてくれる八百屋さん、襖や障子も張り替える畳屋さん、洋品店、本屋、文房具屋、駄菓子屋・・・。みんなシャッター商店街となって消えつつあります。
代わりに駐車場がたくさんある大型ショッピングモールや商業施設ができて、中に入っているのは全国展開のテナントばかり。どの地方に行っても、幹線道路沿いは全国展開の大手電器店や紳士服店・大型書店・ショッピングモール・ファミレス・回転ずし・・・こういうお店ばかり並んで同じ風景になっていっています。
わずかながら残る地元の個人商店をのぞいてみると、店内にぽつりぽつりといるのは高齢者ばかり。若者や若い家族はいません。若者がいるのは前述の全国展開大型店やショッピングモールです。
今年の初め、台湾の台北に行ってきました。若いときから何回か行っている都市ですが風景があまり変わりません。たしかに時代は進んで、携帯よりもスマホが主流になり、ファーストフードやチェーン店やコンビニは増えました。しかし老舗や個人商店も変わらずピチピチ活気があります。ファーストフードに入る若者もいれば、古くて小さい飲食店にも若者がたくさん入っていたり長時間並んでいたり働いていたりして活気があるのです。
台湾の人々は「新しくて便利で安いものも歓迎するけど、古くて待ち時間が長くて不便でも良いものならずっと大事にしたいよね」という感覚が自然に備わっているようでした。羨ましいな、と強く思いました。
「みんな、安くて賞味期限が長くて(化学調味料の)味が濃いちくわやかまぼこへ行っちゃうんだよね。仕事も同じ。こんな重労働で大変な仕事はもう誰も来ないんだよね。」と寂しそうに語っていた吉開さんのお言葉を思い出します。
同じアジアなのに、同じような近代化の都市なのに、この違いは何でしょうか。
法人税や所得税や消費税かな?テナント料や土地建物の価格の差かしら?生活習慣やスタイルの違い?
答えはそう簡単には出ませんが、このままでは日本のあらゆる都市や地方からは個性が消え、どこも同じ風景になって、人々の食べるものも着るものも家具も雑貨もみんな同じどこかの大手全国チェーンのお店の安いもの、となっていくような気がしてなりません。こだわりの野菜や食材も同じ運命でしょう・・・。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年10月16日

Oct 15. 2018 かごしまんまだより

【台風被害で全国的に野菜が厳しい状況です】
気温が下がり気候がよくなってくるこの時期。毎年色々な野菜が店頭に並び始めますが、今年は多くの野菜や果物が台風24号25号の被害を受けて寂しい雰囲気が漂っています。
地元の直売所や道の駅に行ってもあるのは、里芋、さつま芋、ごぼう、みかん、かぼす、辺塚だいだい、そして少量の新米のみ。キャベツや小松菜やほうれん草・レタス・ピーマン・キュウリ等の主要野菜の姿がありません。
スーパーに行っても、それら主要野菜は高値だったり九州産ではなかったり。
(もちろんニンジン・玉ねぎ・深ネギ・ブロッコリーなどは旬ではないので九州産は皆無です)
野菜売り場で買い物をしている人のかごの中を見ると、多くの皆さんがもやしやえのき等の屋内栽培野菜を入れています。果物も全体的に高値です。
これは、今年の台風や洪水が野菜や果物の生産地の多くを襲ったことによります。
小松菜などの比較的栽培期間が短い野菜でも、植付けから収穫までには最低1か月程度はかかりますので、11月中旬位までは全国的にこういう状況が続くと予想されています。
かごしまんまも契約生産者さんのほとんどが台風被害に遭っている状況です。
申し訳ない思いでいっぱいですが、野菜セットには屋内野菜や遠方野菜や市場仕入れ野菜が入る時期が続きます。なるべくキャベツや小松菜・キュウリなどの一般的に使いやすい野菜を入れるように頑張りますが、多くの野菜が高値なので通常よりも1品少ないこともございます。どうぞご理解のほどお願い申し上げます。
再来週あたりからは平岡農園さんの葉っぱ付き大根もセットに入る予定です。
11月には井之上ファームさんのレタスやカボチャもできるそうです。楽しみに待ちましょう!

【商談会参加の報告】
2週続けて福岡と小倉の商談会に行ってきました。
『商談会』とは、生産者やメーカーが各ブースを作って商品を展示し、バイヤー(小売業者・かごしまんまの私もバイヤーです)が各ブースをまわって商品や資料を直接手に取ったり説明を聞けたり商談ができる場です。
商品について詳しく聞けたり、九州食材系の商談会に参加すると掘り出し物に出会えるチャンスだったりします。
しかしいつも思うのは「国産だから安心」という風潮が強いこと。「国産のどこですか?」と詳しく聞こうとすると答えられないブースが多いです。怪訝な顔をされてしまったり、逆に「どうして詳しく聞くのか」と質問されたりします。世間一般とのパラレルワールドを感じる一日でもあります。映画マトリックスの世界ですね・・・。
今回は、九州米100%のパン粉、九州産大麦100%のビール、九州産大豆のマヨ風ドレッシングなどの面白い商品に出会えました。これから原材料詳細や取引条件などをきいて商品化を検討していきます。
かごしまんま基準に照らし合わせると、商談会で100~300くらいの商品に出会っても、最終的にかごしまんまで商品化するのはわずか1%程度。遠い道のりです・・・・。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年10月10日

Oct 9. 2018 かごしまんまだより

【ブロッコリーを洗ったり茹でたりしたときに浮いてくるのは農薬ではない(キッパリ)】
SNS上で「ブロッコリーを水やお湯につけると油が浮いてくるが、これが農薬。」というような発言が流れてきました。「茎が超固いのは遺伝子組み換えだ」とも書かれていました。
SNSで怖いのは、こういう情報っぽいものが真偽の確認をされないまま人から人へ拡散されてしまうことです。
まず遺伝子組み換え作物は、日本ではまだ研究施設の中での実験栽培や決められた圃場での試験栽培でしか認められておりません。
仮に、既に日本で遺伝子組み換え種子がひっそり流通して作付けされているとしても「茎が固いのは遺伝子組み換えである」と断定はできません。収穫終期には多くの野菜がとう立ち(蕾を形成して固くなること)に向けて固くなるからです。
またブロッコリーを茹でて浮いてくる油分は、農薬ではありません!
種を自家採種して無農薬栽培した人のブロッコリーからも、おババ(私の母)農園の自然栽培のものからも、平岡農園さんの無農薬栽培からも、ブロッコリーは茹でると油分が浮いてきます。
ブロッコリーはアブラナ科の野菜です。アブラナ科の野菜はろう成分を生成し冬の乾燥や低温・日差し・病原菌などから自分を守っています。これをワックスブルームと言います。特にブロッコリーやキャベツはワックスブルームがよく出ます。油が採れる菜種もこのアブラナ科です。名前からもいかにも油が出そうな科ですね。
ブロッコリーを水に浸したり茹でたりすると浮いてくる油分の正体は、このワックスブルームです。植物が自分で生成したもので、危険性はありませんし農薬成分でもありません。
ところで野菜専用洗剤やマルチ系商材の宣伝文句に「農薬が浮かび上がって洗い落とせる」というのがあります。
減農薬に気を遣う多くの野菜生産者さんは収穫の2週間前までには農薬散布は止めます。農薬の摂取は人体に影響があるからです。また業界・行政からも農薬は最低でも収穫の24時間前までに散布するよう指導があります。
例えば私たちが24時間前に身体に塗布した化粧水を洗い流せるでしょうか?大半が皮膚に吸収されている、と考える方が自然です。野菜も同じです。大半が野菜自体に吸収されてしまっているのです。
農薬が都合よく野菜の表面だけについていて、しかも洗い落とせる魔法はありません。農薬は一度散布されたら野菜自体に染み込んでいき、洗ったり茹でたりしたくらいでは全て落とせません。
なるべく農薬を使わない生産者さんから野菜を摂取する方が合理的です。キャベツなどの無農薬栽培が難しい野菜は、外葉をちょっと剥いて捨ててから調理するのも効果的です。
人間以外の動物を見ても、昔の人の生活を考えても、野菜は水洗いで十分。
泥や虫がないきれいな野菜やカット野菜(←保健所の指導により必ず次亜塩素酸ナトリウム等で消毒されています)ばかり摂取して無菌状態に近い身体でいるよりも、無・減農薬栽培の泥付き虫の穴付きの皮ごとまるごと野菜を食べている方が、強くて抵抗力のある健康な身体を維持できるということは明白ですね。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年10月5日

Oct 4. 2018 かごしまんまだより

【台風24号で葉物野菜が壊滅状態に】
台風24号はすごい暴風でしたね。皆様のお住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか。
鹿児島も多くの地域で停電や倒木などの被害がありました。特に野菜の多くが被害を受けました。
大きな台風が来ますと生産者さんはビニールハウスのビニールをはがすので、ハウス内の野菜は風雨にさらされて壊滅状態になります。ぐるめ畑さんと上村農園さんのハウス栽培野菜がほぼ全てダメになりました。
サンフィールズさんのオクラやキュウリも被害を受けて収穫終了となりました。
2日火曜日のセットに入っているのは、全て土曜日収穫のものです(台風通過前に収穫)。
また、今回の台風被害により全国的に野菜が不足し高騰すると思われます。
ハウス栽培野菜が復活する11月下旬位までは、天候に左右されない九州産水耕栽培物(サラダ菜・リーフレタス類・みつば・かいわれ・ブロッコリースプラウト等)や根菜類が野菜セットに入りますことをご理解くださいますようお願い申し上げます。
小さくてキズやシミだらけの野菜が多いですが、自然のリズムと共生している減農薬野菜の特徴としてご理解頂ければ幸いです。

【身体がヨロコブ秋野菜】
台風が去って気温がグッとまた下がりましたね。かごしまんまに来る猫ちゃんたちの食欲もすごいことになっています。私たちの身体も秋冬へ向けてシフトチェンジ中。急激な気温差にのどや鼻が対応しきれなくなっていたり、体温が上がらずに風邪をひいてしまったりする時期でもあります。
こんな時期には昔から気管支に良いとされているレンコンや身体を温める芋類を積極的に摂取して、内側から『秋の到来』を自分の身体にお知らせしましょう。体調が季節に順応しやすくなりますよ。旬ってすごいですね
簡単な調理で十分。なかでも『さつま芋ごはん』は簡単なのに毎日作ってもなぜか家族に喜ばれるメニューです。
ぜひ作ってみてくださいネ。

レシピ『さつま芋ごはん』(2合分)
①さつま芋300g前後をよく洗い、皮付きのまま一口サイズにカットし、ボールに水を入れてさらしておく。
②米2合をいつものように研いでいつものように炊飯器や鍋に入れていつもの分量の水を入れる。
③さつま芋の水を切って、炊飯器(または鍋)の一番上に載せる(かき混ぜなくてよい)。
④黒酒(または酒みりん)大さじ2、塩小さじ1をふりかけ、ふたを閉めていつものように炊飯スタート。
⑤炊きあがったらかき混ぜて茶碗によそった後に黒ごまを散らして完成です。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年9月26日

Sep 25. 2018 かごしまんまだより

【かごしまんま脱脂粉乳から微量の放射能が出たことへの考察】
メルマガやツイッターでもお知らせしましたが、かごしまんま脱脂粉乳(現在は販売休止・鹿児島県・宮崎県産)からセシウム137が0.130Bq/kg検出されました(セ134は検出されず)。
新宿代々木測定所さんのゲルマニウム半導体検出器による20時間測定で、測定日は2018年8月24日です。
脱脂粉乳は牛乳を粉末状にさせた凝縮状態であることに加え、より低い検出限界値が出せる測定器を使ったことと、長い測定時間をかけて丁寧に計測したことが今回の検出につながったのだと思われます。
みなさんは、九州を含め全国における乳牛・肉牛農家の生産現場を見たことがありますでしょうか?
ハイジの世界のような広い草原で放牧飼育できるのは、日本では北海道の乳牛か熊本の赤牛。または数える程度の生産者さんだけ。あとは狭い運動場程度です。しかも草1本生えていない泥んこと糞尿まみれ。牛が原っぱで草をのどかに食べている風景はほとんどの生産現場では見られません。大半の牛の食事風景は、スタンチョン(頭部を固定する器具)に繋がれたまま目の前の配合飼料と粗飼料を食べるというものです。
家畜のエサ代は生産者にとって一番の経費で、年々値上がりしています。しかし牛乳の買取価格はほぼ値上がりしておらず、消費量の落ち込みや後継者不足もあり、廃業される生産者さんが急増しています。国土が狭く台風が多い日本では飼料用トウモロコシの生産者が北海道以外はほとんどなく、牛の生産者さんが自ら畑でつくる以外はほぼ海外産の安い配合飼料と稲から出る稲わら等の粗飼料に頼っているのが現状です。
そんな日本のトウモロコシの輸入はなんと世界一。国内消費量は約1,530万トンで、そのうちの75.8%が牛・豚・鶏など家畜用飼料、23.2%が加工食品等の材料、残りの1%コーンスナックなどの食品原料です。消費量の75%にあたる1,143万トンがアメリカ、20%がブラジルで、2国とも大半が遺伝子組み換えトウモロコシです。
ちなみに2014年の遺伝子組換え作物の米国での作付面積は、トウモロコシで全作付面積の93%、大豆で94%、綿では96%にのぼっています。(以上 http://chikusangenki.jp/column/column05-2/ 等より引用)
納豆やスナック菓子によく表示されている『北米産(遺伝子組み換えでない)』はいかに風前の灯火の作物であるということがわかる数字ですね。(今アメリカはこのGM有無表示の除去を日本に迫ってきているとか。)
話がだいぶ脱線しました、すみません。
今年も新宿代々木測定所さんで全国の牛乳が集められ、検査されます。かごしまんまの脱脂粉乳とデーリィ牛乳と種子島牛乳の3品も提供し、検査に参加することになりました。結果はまたお知らせしますね。
ところで原発周辺の住民には乳がんが多い傾向がある、という統計が世界中で出ています。
私たちの身体は細胞分裂時に放射能からのダメージに弱いので、細胞分裂が盛んな臓器や組織ほど、放射線感受性が高いです(環境省HP  www.env.go.jp/chemi/rhm/…/201510mat1-01-81.pdf より)。
乳がんは年々増加傾向です。原発事故後は、私たち人間の乳からも放射性物質が検出されています。
乳房という臓器は放射線感受性が強いので、「もしかしたら放射性物質を集めやすくてそれで乳から検出されるのではないか」と思ったりもします。
原発事故だけではなく、過去の核実験、原発の通常運転、健康診断での被ばく等が原因に考えられますね。
さて、どう生き抜きましょうか。

Edit by 山下 理江

平成30年9月19日

Sep 18. 2018 かごしまんまだより

【調味料を大切にする食生活】
スーパーでは安い調味料がたくさんあります。そしてかごしまんまには安くない調味料ばかりがありますね(笑)。
調味料というと、代表的なもので塩、醤油、味噌、砂糖、みりん、酒、酢、油があります。
どうして激安~高価なものまであるのでしょうか。
理由その①[時間が違う]
例えば味噌。基本的な材料は米・大豆・塩・麦で、これらを混ぜ合わせて約半年間寝かせて作ります。
ところが市販の安い味噌は発酵時間を短くし、うま味調味料や添加物を入れて「本物」の味に似せています。
製造時間が短いと、それだけ多く生産できるようになって人件費などの経費も抑えられるので安くなります。
理由その②[原料が違う]
日本のサラダ油の95%が遺伝子組み換え原料です。業務用醤油の原料もほとんど遺伝子組み換え大豆です。
でも表示義務がないのでどの油や業務用醤油にも「遺伝子組み換え原料です」とは記載されません。なぜか一般消費者向けの醤油は各社とも「遺伝子組み換えでない」と表示を記載してます(表示義務はないのに変ですね)。
遺伝子組み換え原料は、他の雑草が死滅する強力な農薬にも枯れない遺伝子にしてあり、この農薬をたくさん浴びて生育します。世界中の農民がこの農薬による健康被害で苦しんでいます。そんな農薬まみれの原料です。日本でもホームセンターなどで販売されて大人気の[ラウンドアップ]という除草剤がこれにあたります。
理由その③[工程が違う]
同じサトウキビからつくる砂糖でも、粗糖(きび糖)、黒糖、白糖、グラニュー糖、三温糖、角砂糖、粉砂糖などがあります。粗糖や黒糖は精製されていない糖なのでミネラル分や色素が残っております。それに対し、加工助剤を使って白くしたものが上白糖であり、上白糖にカラメル色素で着色したものが三温糖です。つまり三温糖の栄養成分は上白糖とほぼ同じで、白糖に比べて健康的でもミネラルが多いわけでもありません。他の砂糖も加工助剤や添加物を使って加工しているのでミネラル分はほとんどありません。粉砂糖に入っているコーンスターチは遺伝子組み換えトウモロコシから作っています。
加工助剤は化学合成物質であることが多いのですが、なぜかこれも法律で「製造途中で蒸発等でなくなってしまう」とされ、原材料表示に記載義務はありませんので消費者には見ること知ることのできない情報です。
塩や油も、昔ながらの工程で作るものは時間も手間もかかるので高値ですが、加工助剤や添加物を使って工業的に作られたものはこのような理由で安価に大量生産できます。
野菜や食材や水と共に、毎日必ず使う調味料。私たちの身体の基礎をつくる重要なものです。
現代はなんでも工業的に生産され安価で手に入る時代です。
でも戦後急激に癌やアトピーや化学物質過敏症などの疾病も増加しました。
野菜、食材、水と共に調味料に気を付けることも、医者いらずの身体をつくる第1歩のような気がします。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。
かごしまんまの調味料にもそんな願いが込められています。

Edit by 山下 理江

平成30年8月28日

Aug 27. 2018 かごしまんまだより

【商品UPしない理由】
かごしまんまHPになくて、メーカーHPにある商品をリクエストされることがよくあります。
商品UPしていない理由は主に次の通り。
①原材料がかごしまんま基準で×
②製造地がかごしまんま基準で×
③容量・数量・需要がかごしまんま規模的に×
リクエストされることが多い商品は、上記3つが原因で商品化していないことが多いです。
たとえば吉開のかまぼこ商品がある時にもよくリクエストされたのが、古式かまぼこや明太かまぼこ。古式かまぼこは塩が伊豆大島のものでした。明太かまぼこの明太はスケソウダラの卵。
かごしまんまでは、なるべく九州・西日本産の原料・製造地で、なるべく添加物を使っていないものを厳選して商品化しています。
同じメーカーの商品でも製造地や原料が違うことは結構あります。良い商品であっても上記①~③が×の場合はかごしまんまでは商品化していません。

この度、『イタリアン自然食品の店クッチーナ・リナルド』さんの冷凍食品と、日本スープさんの丸どりだしDXを商品UPしました。
クッチーナさんのお店は有機農業が盛んな宮崎県綾町にあり、オーガニックのものを主原料に、手打ちパスタや天然酵母ピザなど始め、完全無添加のイタリアン家庭料理を手作り&販売しています。通常はイタリア産トマトを使用してピザやパスタを作っていますが、今回はかごしまんま向けに宮崎県産有機栽培トマトを使用してピザを作ってくださいました。現時点で塩はフランス産ですが、在庫がなくなり次第『ベトナム天然塩』に切り替えてくださる予定です。

日本スープさんの『丸どりだしDX』は広島・九州産ニワトリを1羽まるごと使用して平釜でじっくり煮だし、浮いてきた脂肪分は丁寧に取り除きますので脂肪分はゼロで、コラーゲン量は1袋当たりなんと7250mg!!
サプリやドリンク剤と違い、天然のコラーゲンそのものです。
日本スープさんは、他にも有機野菜ポタージュや様々なだし商品を作っておりますが、工場所在地や原料産地の関係で、かごしまんまでは『丸どりだしDX』のみを商品化しました。

【メルマガが変わります】
9月からメルマガが写真付きのHTMLメルマガになります。
それにともない、今までは重要なお知らせ以外は配信しませんでしたが、今後は野菜セット内容や新商品やおすすめ商品やレシピを紹介するメールにしていく予定です。どうぞ楽しみにしていてくださいネ。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年8月24日

Aug 23. 2018 かごしまんまだより

【サプリやドリンクよりも旬の新鮮な野菜や果物が一番!】
巷には様々なサプリがあふれています。
個人的な意見ですが、栄養はドリンクやサプリから取るよりも、自然の収穫物から摂った方がいいと思います。
なぜなら食材の栄養は鮮度が良いほど高く、加熱したり加工したりすると失われる傾向にあるからです(干したり発酵させたりすることで旨みや栄養が上がる一部例外もあり)。
例えば、ネギやミョウガや生姜などの栄養分は揮発性が高いので食べる直前に切った方が美味しく感じます。
ゴマも擦った直後が一番香り高く、時間の経過とともに香りも香りの元である成分も消えていきます。
サプリにすると凝縮して手軽で効率よい栄養が取れるように思いますが、実は揮発性成分(香りの主体)や加熱や加工に弱い栄養素はほとんど失われているのです。
戦前の日本のがんの罹患率は、欧米諸国に比べて3分の1程度でした。しかし戦後の日本は乳がんをはじめ急激に癌の罹患率が増加し、今やアメリカや英国に並んで追い越す勢いです。インターネットで[がん 各国 罹患率]というキーワードを画像検索すると、グラフがたくさん出てきます。
原因は何だろう?といつも考えています。
戦後から大きく変わったのは、肉や牛乳・乳製品、食品添加物、化学調味料、遺伝子組み換え、農薬、化学肥料、洗剤や香料などの化学合成物、核実験や原発による放射能、冷蔵庫や電子レンジ等の家電の出現でしょうか。
そしてサプリやドリンクなどから手軽に栄養を摂取するようになり、外食が増え、野菜摂取量が激減したこと。
種子の改良と農薬やGM作物と冷蔵庫の出現、それと便利になった物流で、自分で作った旬の野菜を大量にずっと食べ続けることがなくなり、スーパーで旬に関係なく好きな野菜を選んで食べるスタイルに変化しました。
日本人の昔ながらの食生活の中心は旬の野菜と旬の魚です。
海洋の放射能汚染の危険性はありますが、魚は肉類よりも人間本来の胃腸に合った食材です。
なぜなら歯の形状からわかるからです。例えば肉食である猫やライオン、トラなどの犬歯は鋭くとがっています。肉を裂くのに適しているから。草食である牛や馬や羊の歯は、臼歯が発達しています。草をすりつぶすのに適しているから。人間の歯は、犬歯も臼歯も突出して発達しておらず、色々な食材をバランスよく臼歯中心にものを噛むように発達しています。つまり人間の本来は肉食中心ではなく、野菜や魚や果実中心の雑食なのです。
戦前の日本人は歯の形状にあった食生活をずっとしてきました。
昔は冷蔵庫も物流もなかったので、旬の地元野菜だけを摂取し続ける食生活でした。
戦後、日本人は急激に欧米諸国のような肉食・乳製品中心になっていき、そしてサプリが登場します。
しかし乳製品や肉類やサプリを摂らなくても、野菜の中でもカルシウムが多い野菜はたくさんあります。
調べてみますとゴマや切干大根が特に多いようです。あれ?これは日本人の昔からの食材ですね!
ゴマや切干大根にはマグネシウムもたくさん含まれるので、カルシウムが骨に沈着する働きを助ける役割もあります。ゴマには揮発性がある栄養(香りの主体)がたくさん入っているので、面倒でも毎回食べる直前にすりゴマなどにする方が消化も良く、サプリよりもずっと高い栄養と食物繊維が期待できますヨ。
何度でも言います、夏バテにはサプリよりも、ゴーヤ・シソ・オクラ等の夏野菜に解決成分が含まれています!

【ナスが今季初で野菜セットに入りました】
なぜか今年はナスやピーマンやキュウリの収穫量が悪くて、どの野菜も小さくて高値なのが特徴です。
あまりの猛暑のせいか、ピーマンは小さいままで大きくなりません。ナスはなかなか結実してくれません。
毎年この時期は野菜セットにはピーマンが大袋で入ったりナスやキュウリやゴーヤが3本入ったりするのですが、今年はどの野菜も「なりが悪い」(→収穫量が少ない)です。特にナスが不作でした。
ナスの生産者さんに聞いても「セットに入れられる量が確保できない」と断られ続けましたので、市場仕入れの地元野菜担当さんにリクエストし続けて、今週やっとナスが野菜セットに入りました~!
数日前から少し気温が下がったせいかもしれませんね。自然はとても正直です。秋もすぐそこですかね。
小さくてキズやシミだらけの野菜が多いですが、自然のリズムと共生している減農薬野菜の特徴としてご理解頂ければ幸いです。

Edit by 山下 理江

平成30年8月7日

Aug 7. 2018 かごしまんまだより

※8/14(火)、8/17(金)は発送お休みです。また8/21(火)発送の締切は8/7(火)13時です。ご注意ください。
締切を過ぎるとキャンセル・変更ができません。
各発送日の締切の13時を過ぎると、スタッフが発注数の集計に入ります。集計が終わると各生産者さんやメーカーにFAXやメールで発注書を流します。その発注書を見て各生産者さんは次の発送日までに数を揃えて商品をかごしまんまに持ってきます。発注後に数の増減の変更があると、どれが本当の発注数かわからなくなってしまったり、うっかり変更前の発注書を見て商品を持ってきたりするミスが発生しがちです。
非常に胸が痛み申し訳なく思うのですが、以上の理由により締め切り後のご注文の変更はお受けできないのです
(調味料や飲料など賞味期限が長い商品はお受けできます)。
また、かごしまんまは実店舗を持たないので急にキャンセルが出てもその野菜や食材をどこかにまわして販売することができません。フードロスをなるべく出さず、生産者さんにも余裕と計画性をもって用意して頂き、なるべく新鮮な野菜やベストな状態の生鮮食品を消費者の皆さんにご提供するためにこのようなシステムにしています。どうぞ皆さん、締切へのご理解ご協力をお願い申し上げます。
なお締切後でも、お届け先変更やお届け時間の変更は可能です。1~2日くらいならお届け日を遅らせることもできます(賞味期限の短い商品の補償はできかねます)。
納品書の金額を伏せてご両親やご親友に贈答として贈ることもできます。お気軽にご相談ください。
逆に締切前でしたら、定期便も含めどのご注文も何回でも追加変更やキャンセルをお受けいたします。メールでお名前と発送日(もしくはご注文番号)と商品名と数をご連絡いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。

【野菜の状況】
なぜか今年はナスやピーマンやキュウリの収穫量が激減しています。
毎年この時期はこれらの野菜がたくさん採れるので野菜セットにはピーマンが大袋で入ったりナスやキュウリが3本入ったりするのですが、今年はなぜか「なりが悪い」(→収穫量が少ない)そうです。
ゴーヤも例年ならとても大きくなったり3本入りになるのですが、今年は小さめです。
雨が多いわけでもなく病気が入ったわけでもなく、ただなりが悪いそうです。猛暑のせいでしょうか。
調べてみたところ、この時期の鹿屋市の例年の平均最高気温は31℃ですが、今年は33~36℃。例年よりも2~5℃ほど高いです。全国的にどこも野菜が品薄で高騰しているようなので、やはり猛暑のせいかもしれません。
そういえば去年も気温が高くて夏からずっと野菜の供給量が悪くて高騰していました。
自然災害も最近はどこが大被害を受けてもおかしくないような頻度と規模で起こりますね。
今年は台風の進路も予想外の動きで、13号も心配です。皆様どうぞお気をつけてお過ごしください。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成30年7月31日

Jul 30. 2018 かごしまんまだより

※8/14(火)、8/17(金)は発送お休みです。また8/21(火)発送の締切は8/7(火)13時です。ご注意ください。

【夏野菜はお薬です】(先週の再掲です)
ここ鹿児島県鹿屋市は九州最南端で、夏は南国並みの日差しと暑さで多くの野菜が生育することができません。野菜セットはゴーヤ、オクラ、きゅうり、ピーマン、ゴボウ、ジャガイモなどゴツゴツした野菜中心になります。葉物は水菜や青シソや空心菜が入る程度となります。そして来週からはミョウガも入ってセット内容がなんだか苦かったりネバネバしていたりクセのある野菜ばかりになっていきます。
しかし夏野菜を夏に食べるって実は、私たちの身体のために非常に良いことで、自然の理にかなっているんです。
暑いとき、人間の身体からは大量の汗が出ます。汗の成分はほとんどが水や老廃物ですが、身体にとって必要なミネラル(カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄分)も同時に排出されていきます。
オクラはこれらカリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄を豊富に含んでいますので、汗をかく夏に必需品な野菜なのです。またペクチンも豊富で、整腸作用があり大腸がんの予防にもなるとか。
ゴーヤもカリウムが豊富です。さらにレモンの3倍ものビタミンCが含まれており、日焼けによる肌の疲れを早く癒します。鉄分はほうれん草の2倍で、ビタミンCと一緒に摂取できるので貧血予防にも効果があります。食物繊維はセロリの30倍、なんとカルシウムは牛乳の10倍以上で、ゴーヤはまさに栄養の宝庫なのです。
またゴーヤに含まれるモモルデシンという成分はゴーヤの苦味の主体ですが、胃腸の粘膜を保護したり食欲を増進したり血圧や血糖値を下げる効果があります。神経に働きかけて気持ちをシャキッとさせたりや頭痛を軽減する効果もあると言われています。このモモルデシンの正体は20種類からなるアミノ酸とサポニンです。
つまりこのモモルデシンの苦味に慣れていくと、今度は次第に舌がアミノ酸自体の旨みを感じ取れるようになるので[暑い夏イコールなんだかゴーヤを食べたいナ♪]と身体が記憶するようになるのです。
ゴーヤの苦味は最初はとても不快ですが、それを乗り越えると新しい世界の扉が開いて、モモルデシンを構成するアミノ酸の旨みの虜、つまり「ゴーヤ、マジ美味いな!!」になるのであります。
青シソの清々しい香りは主にぺリアルデヒドと呼ばれる芳香成分によるもので、強い防腐・殺菌作用を持っています。食物が腐敗しやすい夏に食べたり刺身と一緒に食べたりすることは、身体を守ることにつながります。
ミョウガの独特な香りはアルファピネンという精油成分によるもので、発汗、呼吸、血液の循環などの機能を促す作用があります。ホルモンバランスを整える効果もあり、生理不順、更年期障害、生理痛などに良いそうです。
シソやミョウガの独特な香りには、食欲増進効果や健胃作用もあり、夏バテに効きそうですね。
夏野菜は、多くの方やお子さんが苦手でなかなか食べられなくて苦戦しますが、最初は味噌汁やカレーに刻んでちょっぴり入れて、ほんの少しでいいので意図的に毎日食べるようにしていきます。すると舌が苦みや香味を学習してくれますので、徐々にたくさん食べられるようになります。
特に今年は猛暑です。皆さん、ぜひ勇気を出して頑張って夏野菜に挑戦していってください。
今年はあまり食べられなくても来年はもっと食べられるようになっています。舌の学習能力はすごいんですよ。
不思議なのは、冬にオクラやゴーヤを食べても全然美味しくないこと。おそらくあまり汗をかかずミネラルも排出されないので、身体が欲していないということなのでしょう。野菜の旬と私たちの身体はリンクしていますね。

Edit by 山下 理江