平成29年6月30日

Jun 29. 2017 かごしまんまだより

【味覚とは何か・その③~親は味の伝道師~】
ここ最近、保育園や学校の先生から「野菜やおかずを食べられない子が多くなってきている」という話をよく聞くようになってきました。土曜日や長期休みの学童保育のお昼弁当に、コンビニ弁当を持ってくる子供もけっこういるとのことです。先生いわく「野菜嫌いな子が多いのは親世代が若くなり、親自身が子供の頃からコンビニ弁当やスーパーの総菜で食事をすますことも多く、野菜自体食べなくなってきているせいではないか」とのことでした。
ですから新一年生は給食を残す子供が多く、今や先生も不登校を心配して無理して食べさせないそうです。
・・・色々びっくりしました。
ところで赤ちゃんの離乳食は味付けせずにただ野菜をすりおろしたり煮たりした食材からスタートします。幼児食も大人のメニューとはちょっと違いますね。出汁のきいた煮物や汁物よりも、子供は脂っこくて噛みやすい加工肉類やチュルチュルと食べやすい麺類を好む傾向にあります。これは、成長が止まった大人は脂分やエネルギーをあまり必要としないのに対し、成長期である子供はタンパク質やエネルギーがたくさん必要としているからです。
しかし人間の味覚の嗜好は、離乳食から繰り返される味の体験と学習の成果です。日本人以外の大人がなかなか梅干しや納豆を美味しく食べられないように、子供時代からの食の体験の蓄積が食の嗜好を培っていきます。
煮物、煮魚、お浸し、酢の物、漬物・・・・旨みやコクや発酵の良さを生かした料理ですね。子供の頃に嫌々食べていたこれらの手料理がいつの間にか食べられるようになってそして美味しくなっている。私たちも子供の頃の味覚は大人より動物的で栄養素のあるなしに直結していて、脂、肉、麺類、パン類、ごはん~!だったと思います。食べても食べてもお腹がすいている感覚です。しかし大人になるにつれて旨みとコクと発酵の味がわかってきます。これらは直接のカロリー源ではないですが、野菜や昆布から出る甘さやアミノ酸の旨み、動物の骨や肉類のコク、を私たちの舌が認識します。複数の栄養素が探知できる、という状況は舌にとってより「美味しい」となります。それらが舌の上でハーモニーを奏でるのです。それでいて直接の脂や肉類魚類とちがって胃がもたれない。旨みやコクや発酵の味を、大人が美味しいと感じるのはそういうことなのではないかと言われています。
しかしこれは、あくまで食の体験を幼少時からたくさん積むということが前提です。
フランス人が好むコクのあるチーズやスウェーデンの発酵魚料理を日本人が食べてもなかなか好きになれないのは、それらに対して食の経験が少ないからです。
本物の旨みやコクや発酵の味というものは、繊細で理解するまでに経験がたくさん必要です。しかし、コンビニやファーストフードやファミレスは、1回の食経験で手軽に美味しく感じるように化学調味料を使って味を濃いめにしています。そして多くの人が利用しやすく簡単に調理できるように安価で見た目をきれいにするために安定剤や着色料や人工甘味料などの添加物が入っています。野菜はあんまり含まれていません。そういう食材を食べる経験が多ければ多いほどそういう味に慣れ、『大人の食材や野菜』への体験が乏しくなってますます偏食になっていくでしょう。
親は子供たちへの食の伝道師です。なるべく無添加で本物の調味料と、なるべく鮮度の高い旬の野菜で、昔ながらの大人が喜ぶ和食やシンプル料理を一口ずつでもいいので食べてもらって子供たちの食経験を増やすことが『本物の味覚センサーを持つ舌』を育てるうえでとっても重要だと思います。なにより健康的ですよね。
一口ずつでいいんです。様々な本物の味を何千回何万回と経験していただきましょう!(ゴーヤもね♡)

Edit by 山下 理江

平成29年6月20日

Jun 29. 2017 かごしまんまだより

【味覚とは何か・その②~舌は必要な栄養素を学習するセンサー続編~】
先週の、私たちの舌が毒物は苦いと感じ、欲する栄養素は美味しいと感じるセンサーの役割をしているという話の続きです。
私たちの舌は、甘味は糖質、塩味はミネラル、旨味はアミノ酸、脂質は高エネルギー、というように味で栄養素のシグナルを感じ取って脳に伝え、それから脳は私たちに「美味しい!」という信号を送ります。そして私たちは美味しいと感じてもっと食べたくなります。糖質や脂質はエネルギーの素、ミネラルは身体の調子を整える素、アミノ酸はタンパク質の素となるので、これらが良質のものであればあるほど不足していれば不足しているほど、舌センサーが「すっごく美味しい!」という信号を送ってくれます。新鮮で旬の野菜が美味しいのは、鮮度の高いほうがミネラルが豊富に含まれていますし、旬であるほうが生育に負担がかからないので栄養も多く含むからです。逆に外食や病院食のおかず野菜が美味しく感じなかったりするのは、旬に関係なく鮮度もよくない野菜をいっせいに調理するので栄養素やミネラルの大半が失われているからなのです。サッと焼いたりサッと茹でると美味しく感じ、逆に焼きすぎ茹ですぎが美味しく感じないのも、前者は栄養やミネラルが生きていて後者は壊れたり失われたりしているからです。
また、動物の舌は偽物を感じ取る能力が非常に高いです。実験動物にカロリーゼロの人工甘味料や油を与えると最初は興味を示して食べるものの、すぐに食べなくなってしまいます。「これは栄養分ではない、偽物だ!」と舌センサーが感じ取ってくれるのですね。
普通の食塩や白砂糖よりも、海水をただ煮詰めたり天日干ししたりして作られる塩や精製されていない黒糖や粗糖のほうが美味しく感じるのは、薬品を使っていないこととミネラルがたっぷり含まれているからであると推測されます。精製された食塩や白砂糖は製造過程で薬品が使われ化学的に成分を分離させるので、塩や糖としての純度は高くなりますがミネラルの大半が失われているので「美味しい!」と感じないのです。アルコールが添加された醤油や酢よりも、添加されていない本来の製法で作られたそれらのほうが美味しいのも同じ理由です。
私たちはどんな分析機関よりも優れたセンサーを持つ舌を持っているのです。
でも現代の食生活ではセンサーの許容量を超えてどんどん偽物や人工的な化学物質が舌を襲い続けています。するとセンサーはセンサーであることをやめてしまいます。そうして栄養やミネラルのない野菜や食材を食べ続け、欠乏にも鈍感になって少しずつ少しずつ免疫低下や体調不良になっていきます。
本当の『美味しいっ!』は決して手の込んだ料理や高級レストランや料亭の料理とは限りません。
大量生産(←人件費等のコスト削減のため薬剤や人工化合物を多用している)の野菜や調味料や加工品をやめて、なるべく薬剤や人工化合物を使用していない新鮮な旬の野菜や調味料や食材を摂取するようにすること、そうしていけば、私たちの舌センサーはいきいきと復活して働いてくれるようになります。「むむ!これは化学調味料の味だ。ややっ!この野菜は鮮度が悪いぞ。この鶏肉は薬品の味がする」等とどんどんわかるようになってきます。舌センサーの感度がいいと、賞味期限にかかわらず食品の腐敗に対しても「これは傷んでいるな、これは傷んでいないから大丈夫だ」とわかるようになっていきます。そうなってくるともうあなたの舌センサーは昔の人と同じレベルに戻っています。そして発酵調味料や麹などの食材がどんどん美味しく深く楽しくなっていきます。
そういう『美味しさ』を追求・実践していくと、無意識にその時に必要なミネラルや栄養分を摂取しているので免疫力が上がり、セルフ治癒が働くようになっていくので、医者いらずになるのではないのかなと思っています。

おまけ秘話
今回のおまけは、井之上ファームさんが、かごしまんま災害等支援活動基金からの去年の台風16号の被害のお見舞金のお礼として「かごしまんまのお客の皆さんに」とくださったものです。嬉しいですね♪
無農薬・無化学肥料でつくったメークイン(またはデジマ)です。小さな規格外ものですが、新鮮なため皮ごとバター焼きなどにして召し上がってみてください。メッチャ美味しいですよ~

Edit by 山下 理江

平成29年6月13日

Jun 12. 2017 かごしまんまだより

【味覚とは何か・その①~舌は必要な栄養素を学習するセンサー~】
千葉に住んでいた頃はゴーヤやミョウガ、シソ、三つ葉、パクチー等の苦い野菜や癖のある野菜は苦手でした。
ところが2011年に鹿児島へ移住して、九州の旬の野菜だけを食べ続けるようになってからはだんだん食べられるようになってきました。そればかりかいつの間にかゴーヤもミョウガも好きになってきているのです。不思議です。
そして関連性があるのかは不明ですが、母子で医者いらずになってきています。風邪っぽいものは医者へ行かなくても葛湯や梅ジュース、金柑の甘露煮、大根すりおろし等、手作りのものや季節の野菜でなんとなく自力治癒します。
自分だけのたまたまなことなのかな、と思っていたのですが、野菜セット定期便のお客さんから同じような声を結構頂くようになってきました。そこで好き嫌いとは何か、味覚とは何か、その謎を求めて何冊か本を読んでみることにしました。わかったことは、なんとまだ味覚の世界は解明されていないことが多いということでした。
糖度や塩分濃度は計測することができますが、甘みや旨みそしてコクなどは現代科学では数値では出せず、官能検査しかありません。官能検査とは、いわゆる『利き酒』や『テイスティング』などのように人間の舌や鼻で検査することです。サッカリンなどの人口甘味料にはよく「砂糖の300倍」というような記載がありますがこれも官能検査によるものです。では具体的な数値はどう出すのかといいますと、水に砂糖とサッカリンをそれぞれ希釈したものを用意し、人間の舌がどこまで甘みを感じるかを実験していき、感じる甘みの限界での水の希釈度によって『砂糖の300倍』ということになるのだそうです。人によって甘みの感度は違いますから、誠実なところでは『砂糖の300倍から700倍』という表記をしています。
私たちの舌は、毒物を苦いと感じ、身体が欲している栄養素を美味しいと感じるセンサーの役割をしています。
甘味は糖質、塩味はミネラル、旨味はアミノ酸、脂分は高エネルギー、というように舌は味で栄養素のシグナルを感じ取ります。そして驚くことに学習能力もあります。それが、最初は苦くてダメだったものを好きになったり、逆に最初は甘く美味しく感じられたものが嫌になったりするメカニズムです。具体的に言いますと、コーヒーやビールは最初は苦くて飲めませんが、経験を重ねていくうちにコーヒーは頭がすっきりする、ビールはコクと旨みと酔いを感じるようになり、それが「苦くても美味い」に変わって飲めるようになっていきます。逆に、人工甘味料の入ったダイエット飲料は最初は甘く美味しく感じますが、だんだんと本当の糖分ではないことを舌が学習して「嘘の糖分である」と認識し、マズくなって飲まなくなってしまいます。舌が「これは人工で嘘の甘みだ!身体に入れたくない」とシグナルを出しているのではないかと私は推測しています。
また欲しいタイミングもそれぞれ違います。コーヒーは朝やシャッキリしたいときに飲みたくなり、夜眠る前には飲みたくなりません。逆にビールは朝に飲みたいとは感じず、仕事やスポーツの後や風呂上がりに美味しく感じます。場面に応じて身体が欲しい効能や栄養素を、経験によって学習しているのです。
野菜も実は同じなのではないでしょうか。ピーマンやゴーヤは最初は苦くて食べられないですが、旬に食べ続けることによって身体が学習し始めます。「夏にゴーヤやピーマンを食べるとどうやら夏バテを軽減してくれるぞ」と。そしてだんだん美味しく感じるようになっていきます。冬は、生姜や金柑、根菜類、そしてネギが旬で、美味しく感じます。これらは悪寒や風邪等の改善に役立つものです。
人工的な物を摂取し続け、旬を忘れ、口当たりのいいものだけ食べている食生活は、舌がその季節に合った栄養素を探知できません。旬のものを食べ続け、苦くても頑張ることで舌が栄養素を学習して「美味しい」となる。そうして旬に必要な栄養素を取り続けるから医者いらずになっていく。そんな気がしています。

Edit by 山下 理江

平成29年6月6日

Jun 5. 2017 かごしまんまだより

【311後の新しい食の世界へ】
私は生まれも育ちも千葉で、食の安全に関心があった母の影響で、子供の頃から生活クラブや生協の食材と家庭菜園の野菜を食べてきました。そしてそれらに同梱される機関誌を読んでは「遺伝子組み換えや農薬や添加物はダメだ」と避けてきました。ところが東日本大震災があって、今度はさらにそれに加えて「産地がどこか」という点も気を付けなければならなくなってしまい、一時期は「食べるものが何にもない・・・」と落ち込んで泣いてばかりいました。
何が悲しかったって、私以外の周囲は何も気にしていないことでした。添加物や農薬を気にする人も、原発事故の影響を気にする様子はありません。スーパーに行けば他人の買い物かごにはNGフードがいっぱい。帰宅すると周囲の家には布団や洗濯物がどーんと干してある。頭がクラクラしました。共同購入した牛乳や卵を、誰にも見つからないようにして捨てる毎日。ほどなくして生活クラブも生協もやめました。誰とも話が合わず、孤独でした。
鹿児島へ母子移住してからも、調味料には苦戦しました。特にソースとつゆ。原材料が多すぎて、産地も添加物も納得いくものがいまだに見つけられていません。卵焼きや焼きそば、肉野菜炒め、カレー、お好み焼き・・・なんでもソースやつゆを加えて食べるのが大好きでした。でも311以降、ソースやつゆを買うことはなくなり、おうちごはんからどんどんソース味がなくなっていきました。
最初はソースの味を恋しく思いましたが、なんとか安心な代替品がないか探して見つけていくうちに九州や海外の色々な調味料にハマっていきました。特に味噌・塩麹・醤油麹(もろみ)・ナンプラー・黒糖・黒酒です。
鹿児島へきて最初にびっくりしたのが、ビニール袋に入っている味噌。しかもパンパンに膨れていることも。味噌が発酵して膨らんでいるのでした。まさに生きていることが実感できる味噌。食べてみると関東出身の私には甘い甘い。そしてなんだか舌に繊維が残る。よく見ると麦の繊維です。味噌に麦が入っているのでした。でもそれ以上に、この味噌で作る旬のお野菜のお味噌汁の美味しさに衝撃を受けました。それが『なつかしいあじわい山門味噌』です。
鹿児島では普通の人もどんどん公民館等で味噌を手作りして、そしてビニール袋に入れて売っています。今ではもう慣れてしまいましたが、最初はなんだか人類のものづくり売買の原点を見るようでカルチャーショックでした。
ナンプラーは『つゆ』や『出汁』の代わりになるものはないかと試行錯誤していた時に発掘したものでした。肉ジャガや肉野菜炒めやカレーやスープに入れて火を通すと、独特の臭みが消えて、まるでつゆやコンソメを入れたかのように料理に旨みを加えてくれます。火を通すと和食の隠し味として大活躍するのは意外な喜びでした。
塩麹や醤油麹は、自分で作ると塩加減や発酵加減や甘みを楽しめるので面白いです(時には酸っぱくなることもありますが火を通せば大丈夫)。塩麹はキュウリやレタスにあえて食べればドレッシングよりもノンオイルでヘルシーです。塩麹も醤油麹も、火を通すと旨みが増すので、肉野菜炒めや煮物の味をぐっと美味しくしてくれます。
黒糖は、粗糖よりも風味とコクがあって料理を引き立ててくれます。産地も南の国や鹿児島・沖縄だけです。
黒酒は、みりんと料理酒のいいとこどりです。火入れをしないので酵母が生きていて、天然のアミノ酸が豊富なので肉や魚をやわらかく美味しくさせたり料理の旨みをアップしてくれたりします。黒酒は鹿児島の知る人ぞ知るお酒で、昔はお正月のお屠蘇にも使用されていました。黒酒で料理の楽しさを皆さんにも知って頂きたくて酒類販売免許も取得しました。もうすぐHPシステムを一新して販売できるようにしますので楽しみにしていてくださいネ。
そうやっていくうちに、いつのまにかソースなしでも平気になっていました。これからも311後の新しい食の楽しみを皆さんにお伝えし続けていければな、と思います。新しい食の世界。上を向いてどんどん楽しんでいきましょう!

Edit by 山下 理江

平成29年5月30日

May 29. 2017 かごしまんまだより

【放射能等の影響による奇形ではなく、普通のことです】
最近、「スーパーに、激安で熊本産の奇形トマトが売っていた」というツイートを見ました。
写真を見ると、出ベソみたいなものがついたものや、変な凸凹があるものがたくさん入ったトマト箱でした。
おヘソ付トマトや凸凹トマトは鹿児島では普通に直売所やスーパーにあります。
家庭菜園でも普通にできます。ジュレ(中のトロリ部分)の数や形が変なトマトも普通です。
イチゴなんか家庭菜園で無農薬で露地栽培してみるとそれはもうひどいもんです。ボコボコで無残ですよ(涙)
私たち人間だって犬や猫だって、色々な大きさと太さと顔と肌色・毛色・・・色々ありますように、本当は野菜や果物も色々な大きさ・形・色をしています。トマトやナスのおヘソや、大根や人参やゴボウの二股・三股もごく普通のことです。特に根菜類は、成長芽が土中の固い部分にぶつかるとそれを避けて二股三股になっていくようです。
イチゴやキュウリやオクラなどは、無農薬や減農薬栽培をすると表面についた菌類や虫からの攻撃を受けると自力で治癒するために身をよじって傷をふさいだりかさぶたを作ったりします。また、果実が成長するときに葉っぱや茎にぶつかるとそれを避けて成長していきます。ですから凸凹になったり曲がったりするのです。変な形の野菜のことを『奇形果』と名前こそそういいますが、食べても何の問題もありません。梅も同じです。梅の斑点は菌類と戦った跡で、斑点が多い梅は減農薬の証です。キズや斑点がある梅もどうぞ安心してお召し上がりください。
ではどうして関西圏や関東圏ではこういうのを見ないのでしょうか。それは流通の仕組みにあります。
関西や関東などの人口が多い地域への野菜供給は、生産者さんが市場に出すか直接バイヤーと契約栽培しています。
大量仕入れのバイヤーや市場は『規格』に非常にうるさく、大きさは何センチ~何センチ以内、色は何~何色のあいだ、重さは何グラム~何グラム以内、形も一定なものを求められます。この規格に合わないものは買い取ってもらえません。必然的に大量生産の生産者さんは規格に合うものしか出さなくなります。ですから人口密集地の消費者は大きさも色も形も一定できれいな野菜や果物しか見たことがなくなってしまうのです。でも規格外のものも必ず出ます。それを袋詰めや箱詰めにして安く売っているのをたまたま初めて見た人が、冒頭のツイートをしたのでしょう。
動物が成長して老いていくのと同様に、野菜や果物は収穫時期によってもだいぶ見た目や味も変わります。
特に植物は『成長したら花を咲かせて種を作る』という目的のもと命を全うします。
柑橘類の収穫初期は青くて固くて酸味が強めですが、終期になると甘みが強くなり柔らかくてシミだらけのしわしわになっていきます。ゴーヤの収穫前期は細く小さく緑色で、収穫終期には太く大きめで種は真っ赤になります。これは種が熟れ始めたからで全く問題ありません。緑色のピーマンも収穫しないで放置しておくと熟れて真っ赤になります。キャベツや人参や大根は、収穫終期になると中心部分が固くなっていき花を咲かせる茎が伸びていきます。これを『とう立ち』といいます。とう立ちが始まると中が固くなってきて食べられなくなるので収穫終了ですが、同時期に植え付けした同じ畑の野菜でも、なかには成長が他より早くてとう立ちが進んだものがあり、それを知らずに収穫してしまうこともあります。とう立ちは野菜の中心部から始まるので、外部からの見た目にはわからず、チェックをくぐり抜けてお客さんの所へ運ばれてしまうものもあります。キャベツのとう立ちは、中にたくさんのミニキャベツができたようになります。これが将来の菜の花になるのですが、そういうものを初めて目にした都会のお客さんは包丁で割ってみて初めて見る『とう立ち』にびっくりして「奇形だ!食べられない!捨てよう」となってしまうのです。
違います、奇形ではなく普通のことです。大丈夫です。固い部分を取り除けば食べられますヨ。

Edit by 山下 理江

平成29年5月26日

May 25. 2017 かごしまんまだより

【ある日のかごしまんま】
かごしまんまの一週間のタイムスケジュールはだいたい以下のような感じです。

今回のまんまだよりは、先週の木金曜日(5月18・19日)のかごしまんまの様子を書きますね。
18日(木)。スタッフのMさん(匿名希望)が車で往復50分の水幸農園さんにキャベツと大根を取りに行きます。その間に私と翔君が受注やメール処理などの事務作業をし、恵さんが19日発送分のかごしまんま段ボールの組み立てをひたすらやります。
午前中には、早朝から収穫・袋詰めをした平岡農園さんと上村農園さんが野菜を持ってきます。牛乳や卵も届きます。やごろう豚とえのき類は生産者さんが遠い(車で往復2時間弱)ので宅配便で届きます。段ボール作りの合間にMさんと恵さんが納品されたものを検品していきます。おおっとここでキャベツの多くが割れていることが発覚しました!生産者さんに連絡します。原因は「急激な気温上昇により割れてしまったのではないか」ということで即、交換のためMさんは再び往復50分かけて水幸農園さんへ。割れてしまったキャベツはご厚意により全部頂いてきました(でも数十個のキャベツをスタッフ(全4人)では食べきれない・・・)。
新しく来たキャベツやその他の品々を検品していた恵さんが「社長!今回の『やごろう豚もも肉スライス』の脂が、バラ肉みたいです!」と報告に来ました。見ると見事な美しいサシ(脂)がたくさん入ったもも肉でした。生産者さんに連絡します。「こんなにきれいなサシが入るもも肉は最高級肉なんだけどねぇ」と残念そうでしたが、通販ではお客さんは商品写真と同じような商品を求めています。赤身の多い一般的なもも肉と交換してもらいに、Mさんは往復2時間弱の生産者さんのところまで車を走らせます。
その間の検品中に、恵さんから再び「ぐるめ畑さんのほうれん草が10束足りなく、上村さんのミニトマトは10個以上多いです!」という報告が。各生産者さんに連絡して足りない分は再納品、多い分は取りに来てもらうことになりました。ようやく問題解決して野菜セットづくり。明日発送分の野菜セットを段ボールに入れていく作業です。かごしまんまのお客さんの9割は野菜セットをご注文されます。この野菜セットづくりを発送日前日にしておかないと、発送当日の発送作業が集荷に間に合いません。私以外の全員が野菜セットづくりをして、その間に私がうどん・魚類・リーフレタス類・椎茸類を各生産者さんのところまで取りに行きます。そうしてだいたい17時になってハプニングが多めだった18日の仕事が終了しました。
そうして迎えた19日(金)の発送日。ぐるめ畑さんは不足のほうれん草を持ってくるのをすっかり忘れていたので、翔君が再度連絡。商品を間違えないように傷めないように梱包する発送作業は、集荷時間との戦いです。頂いた数十個のキャベツは、廃棄するのはもったいないのでご注文回数が多い常連の皆さんにビッグオマケとして段ボールの中に入れさせていただきました。
こんな日常を過ごしながら、「今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように」同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年5月16日

May 16. 2017 かごしまんまだより

【ゴーヤが出てきました】
GW過ぎても今年はまだまだ肌寒いなあ、なんて油断していましたらゴーヤがもう平岡さんから届きました。既に人参が姿を消しましたが、もうすぐ玉ねぎもさよならです。来週からはジャガ芋もお目見えする予定で、野菜セット内容で季節を実感しますね。
先日、子供の小学校の担任に給食で食べさせたくないものをお伝えしたところ、「いやあ、大丈夫ですよ!それより今の子供たちは野菜が全然食べられない子が多くて本当にびっくりしますよ」と言われました。原因は、親が若い世代になってきて、親自体が野菜をそもそも食べてこなかった人が増えたからだとか。「給食の時間が嫌で学校に来なくなっても困りますので、学校では無理して食べさせないようになりました」とその先生は言っていました。とても残念で悲しいですね。親は、子供にとって『食の伝道師』であるべきなのに。子供は舌が未発達で敏感なので、野菜などの苦味があるものが苦手です。でも少しずつ食べていくことで舌の発達も促され、味覚が豊かになっていきます。ゴーヤも一口でもひとかけらでもいいので、ぜひお子さんに食べてもらってください。もちろん親御さんも頑張って食べてください。毎回少しずつ頑張っていけば、苦味は必ず慣れていきますよ。ゴーヤは夏バテ防止成分がたっぷりなのでがんばってー!
ちなみに我が家の給食でのNGフードは、魚、リンゴ、桃です。月額4000円程度の給食費では、魚はたとえ西日本産であっても養殖と推測されますし、九州産のリンゴや桃は高価で数が少ないので給食に出るのは東日本産の安くて農薬漬けのものだろうな、と推測するからです。それ以外は目をつむっています。その分、おうちごはんは野菜も魚も果物もできるだけたくさん食べるように心がけています。

【福岡あまおう農家、後継者難】
先日、新聞に『あまおう農家、後継者難』という記事がありました。福岡のあまおうイチゴ生産者さんのうち、65歳以上の生産者さんは37%(2015年)で、生産者数も2015年までの15年間で380戸減少。現役生産者と一緒に後継者も生産に携わっている割合が全体の1割しかない、ということでした。生産者さんがどんどん減少する現実。労力に見合う収益の確保ができないことが大きな要因にあります。
もともとイチゴは菌や虫が非常につきやすい果実です。なぜなら人間にとって甘くて美味しいものは、菌類や虫さん鳥さん動物さんにとってもこのうえないごちそうだから。露地で何の防御もせずに栽培していたら人間が食べる前に鳥やタヌキに必ずやられますし、アリなどの虫がイチゴを食べて穴をあけてしまいます。菌類もイチゴの表面を攻撃して傷つけます。するとイチゴは自力で治そうとして身をよじったり縮んだりするので変な形になります。穴が開いていたり変な形のイチゴは売れないので、イチゴ生産者さんはこの菌類や虫を殺す農薬を必ず使います。しかし花が受粉しないと結実しないので蝶やハチがある程度いてくれないといけません。なのでハチを飼う生産者さんもいます。本来のイチゴの旬は4月位ですが、多くの生産者さんはクリスマスシーズンに間に合わせるためかなりの燃料費を使ってビニールハウス内を温めてハウス栽培で12月に収穫できるようにします。それに加え、あまおうは株を植え付けてから最初の収穫までに1年以上もかかるなど、栽培に大変手間がかかります。収穫すればイチゴは大変デリケートなので時間との戦いです。朝の市場の競りに間に合わせるため、深夜に選別・パック詰めを行う生産者さんもいます。それなのに1パック数百円。労力に見合う価格ではありません。そんな親の苦労を見て育った子供は、イチゴ生産とは別の仕事につきます。イチゴの生産者だけでなく、農業全体の生産者は高齢化が進み後継者不足。そして安くてきれいなものが売れる時代。そのうちイチゴをはじめ果物や野菜は安くてきれいな外国産ばかりになることでしょう。しかし本当に安全な野菜や果物は、安くてきれいには絶対にできません・・・。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年4月25日

Apr 27. 2017 かごしまんまだより

【みなさんからの声:私がかごしまんまを利用する理由 その③】
今週は、その①その②を読んだ3人の方がメッセージをくださったのでそれを載せさせていただき最終号とします。
・私がかごしまんまさんで購入し続ける理由を考えてみました。まず何よりも「かごしまんま」というお店とりえさんはじめスタッフの方々への信頼感です。同じ思いでい続けてくれていること、移住できない私たちのために日々新しい商品を探し続けていること、これが全ての安心感へつながります。こんなに詳細な産地表示を見たことがありません!そんな方々が裏切るはずがない!という信頼感です。確かに、青森でも四国や九州の食材を購入することができます。でも、産地表示されたパックや袋に入ったものでない、むき出しの野菜や果物が、果たして本当に九州のものなのか…いつも不安になり、ためらいます。実際、香川県産ブロッコリーと表示されているものを買おうとしていたら、埼玉県産と表示されているダンボールからブロッコリーを補充していた、なんてこともありました。スーパーで買い物するときは、未だににらめっこなんです。これを解消してくれるのが、かごしまんまさんなのです。また、かごしまんまさんと出会って初めて食べる野菜が多くありました。大根の花やツルムラサキなど決して買うことのなかった野菜を食べる楽しさを知りました。大嫌いな里芋が毎週届いて頭を抱え(笑)、里芋コロッケを作ったら、美味しくて待ち遠しい野菜になりました。旬ってあるんだな!とこの歳になり実感できたということもあります。子どもたちと、今の時期はこればっかりだねーって話もできるようになりました。今思うと子どもたちが野菜好きなのはかごしまんまさんのおかげかもしれません。農薬不使用だったり減農薬だったり旬の美味しい時期の野菜本来の味を知ることができたからかなと。スーパーで買うものや外食時にいつもの調子で野菜を食べると、上の子は特に「これまずーい何も味しない」と言うことが多々あります。これもかごしまんまさんをやめられない理由です。(青森 Tさん)
・美味しく安全な食材が素晴らしいことと、かごしまんまさんのきめ細かな思いやりや誠実さが伝わってきて、何度も何度も感動させられました。大変なこともあろうかと思いますが、とても自然でありながらもいつも努力をされ、発展され続けていて尊敬しています。そしてお買い物が毎回とても楽しく幸せを頂けることです! (兵庫 Mさん)
・「かごしまんまを利用する理由」、まんまだよりで沢山読ませていただきました! ありがとうございます。自分と同じ気持ちの方々が各地に沢山いるんだと、勇気づけられました。私が利用させていただいている理由も、皆さんと同じ部分がたくさんありました。一番大きい理由としてはやはり「りえしさんから買いたい」という事です。信頼している方から、私にとって最も重要な日々の食材を買えるという事が どれだけ有り難いか。それと、自分の支払うお金がどう使われていくのかが分かるところも素晴らしいです。一人の力じゃ世の中は変えられないと思っているけど 支払ったお金が、無農薬や減農薬、または在来種の野菜作りや添加物の少ない食品作りなどに役立ててもらえるかもしれない と考えたらイチ消費者として、とてもワクワクします!実現したらいいなあと考える世の中のために、かごしまんまさんを通じて貢献できるかも!という。かごしまんまさんで買うということは 賢い消費者への第一歩なのではないかと私は思っています。なにかよく分からない感じ?(笑)になってしまいましたが… とにかくいつもりえしさんに頼りっぱなしでスミマセン&本当にありがとうございます。

かごしまんまを利用してくださる皆さんは311以降、同じ心配と同じ気持ちで食材を探している同志だと思います。
周囲にはあまりいないかもしれません。でも同じ空の下にこんなにも多くの同志がいます。どうぞ悲観せず諦めず時にはゆるめながら許しながら、できる範囲でやっていきましょう。そして九州や南のものをただ食べて頂くのではなく、「こんなに美味しいもんなんだ!」とびっくり幸せになって頂くべく、これからも安心で美味しいものを探求していきますね。だって『おうちごはん』だけは自由で幸せでありたい。皆さん、本当に本当にありがとうございます。

Edit by 山下 理江

平成29年4月18日

Apr 17. 2017 かごしまんまだより

【みなさんからの声:私がかごしまんまを利用する理由 その②】
3月22日24日のかごしまんまだよりで「市場調査した千葉のスーパーでも九州産がけっこうある印象があります。みなさんのかごしまんまを利用する理由はなんでしょうか」と書いたところ、けっこうな反響がありました。反響のひとつひとつに311以降の苦悩や迷いと喜びと発見といった人生があります。これをかごしまんまのスタッフだけで読むのではなくみなさんにご紹介することで、少しでも気持ちが楽になったり前向きに生きていくエネルギーが少しでもチャージされることを願いながらここに掲載させて頂きます。誌面の都合上、全部をご紹介できない事・文章の省略等をお許しくださいませ。今週はその②です。

・かごしまんまさんでお願いする理由…いろいろありますが、やっぱりまずお野菜やお肉のおいしさですよね。スーパーの干からびたお野菜とかもう買えません>< チルドのお肉の扱いもできて、本当によかったです。あと、限られた条件がある中で、それでもより安全なものを提案してくださることですかね。(東京 Kさん)
・まんまだよりに書いてあるように、九州産であっても製造工場が、とか、その他の原料が不明と、とても安心出来るものではありません。そもそも九州産の野菜が売っていても、本当なのか疑ってしまう自分がいます。産地偽装… それに一部九州産で買えても、幅広く買い物出来ません。地元での買い物は疑心暗鬼で時間がかかり、とても疲れます。かごしまんまさんは、自身のお子様にも食べさせられるものを厳しい目で選んでいると思っています。ホに限らず、危険なものがたくさん出回っている今の日本では、多少の妥協が必要なのも理解しています。その上で、嘘のない九州産(西日本産)が買えるのは、とても有り難いと思っています。そして、今までお伝えしてきたように、りえしさんのファンでもあります(笑)りえしさんが、かごしまんまを立ち上げた理由こそが、私がかごしまんまを利用する理由だと思います。(千葉 Hさん)
・放射能を気を付け始めたのは2011年6月頃からでしたが(それまではテレビを信じていて、ふとネット検索をかけたら、どんどん情報が出てきて愕然としました)スーパーをはしごして心身共に疲れ果て、ネットで西の野菜などを手当たり次第取り寄せるようになりました。そのうちに農薬も気になるようになり、そうこうするうち偶然にもかごしまんまのサイトを見つけ、りえしさんの今までの経緯を知り「あー!私が探し求めてたものだ」と胸が熱くなった事を今でも覚えています。本当にいつも感謝の気持ちでいっぱいです。(岐阜 Sさん)
・私がかごしまんまを利用している理由は色々あるのですが、西日本のお野菜を売っている店はありますが、何軒もはしごをしなければある程度の種類の野菜が手に入らず・・だいたい3軒は回ることになります。関東ではもやし、えのき等はまず売っていませんし、調味料は材料の産地は全くわかりません。また、産地偽装の不安もあり、かごしまんまさんはその点でも安心です。そして何より、震災から6年経ち、家族以外の人とホの話をすることは全く無くなり、ただ黙々と普段の買い物の時、外食しなれければならない時に危険そうなものは避ける・・ということを自然に行うようになっていった日々の中、同じ気持ち、価値観を共有出来ると感じられることが一番の理由です。かごしまんま便りを読む時はひとりじゃなんだーと感じる瞬間です。(東京 Yさん)
・まずひとつは美味しいお野菜が確実に手に入ること、それに付随して肉類、調味料、卵等々、普段の生活に必要なものが一緒に購入できて便利なこと、何よりりえしさんを始めとするスタッフのみなさんの優しさや思いやり頑張りなどが大好きなので利用させて頂いてます。安心安全な食材を気軽に購入できるというのは本当に助かります。以前は有名な大手宅配も利用していましたが、安全とうたいながら調べてみると産地がNGだったり、使用している原材料がNGだったり…、いったい何をもって安全と言っているのか?謎に感じることが多く、また購入したいものについてひとつひとつ細かく調べることにグッタリしていました。今はあまりにこだわるとストレスになり逆に具合を悪くしまうので、ある程度のラインを引いて許容していますが、まんまさんでのお買い物はそういったストレスを一切感じることなく、ワクワクしながらお買い物ができるので本当に助かっています。(神奈川 Wさん)
・私が東京から京都に移住してからもかごしまんまさんに食材をお願いする理由を考えてみました。色々ありますが一番は、自分とすごく近いと感じられる価値観で会社を立ち上げられ、現在も進み続けるりえしさんを知っているから、かごしまんまさんと繋がっていたいんだと思います。毎週、食材が届く度に、安心感や嬉しさを感じています。勝手に苦楽を共にした仲間のような親しみを感じています。食の安全について、周囲との温度差に疲れたり迷ったりしたとき、かごしまんまさんの存在に励まされます。かごしまんまさんの先に自分と同じように考え暮らすたくさんの方々がいると思うと安心します。美味しい食材、四季の移り変わり、様々なニュース、かごしまんまさんの皆さんのお心遣い、かごしまんまさんの定期便にはただの宅配便ではないたくさんの喜びや感動が入ってます。だから、かごしまんまさんにお願いしているんだと思います。(京都 Hさん)
・かごしまんまで買い続ける理由は、九州産の野菜や食料を安定して食べられるからです。そして時には厳しく消費者へ喚起していただけるので、気が引き締まりますし、勉強になります。いつもありがとうございます。(千葉 Sさん)
・私がかごしまんまさんを利用するのは、スーパーのお野菜などでは得られないものがあるからです。それは、安全と信頼です。勿論、美味しさも。それに一生懸命にお野菜など作って下さる生産者の皆さんを応援する気持ちもあります。(千葉 Kさん)
・思いやりをすごく感じるからです!利益追求のところではないとかんじるからです!そして減農薬、無農薬の野菜がすごく美味しいと感じます。(神奈川 Iさん)
・震災後に小学校に入学した子供がもうすぐ中学生になります。これまでの6年間、かごしまんまさんには、(食材はもちろんですが)「かごしまんまだより」につづられる言葉にずいぶん助けられてきたなぁとしみじみと感じています。(青森 Fさん)
・かごしまんまを頼んでいる理由は、かごしまんまで買いたいからです。信頼している人から頂いた野菜は格別うまいです!!これは一番の理由です。りえしさんが、たまに畑や生産者の方のツイートをしてくれるので、顔が見えて嬉しいです。これも同じくらいの理由ですが、小さい子供がいるので一回で買い物を済ませたいのです!野菜や肉、パンや加工品まで欲しいとなると、山梨でも店を何軒も回らないといけません。ウィンナーやこんにゃくなんて見つかりません。どんな農薬や肥料を使っているのかわからないのも不安です。先日見たブドウ畑には茨城の牛糞の肥料が置いてありました。恐ろしい事です。(山梨 Wさん)
・子供の離乳食に使っていた納豆が放射能汚染されていたことにショックを受けて、汚染の可能性が低い納豆を探す中で、土壌、肥料・飼料・農薬、種・苗も汚染されている可能性が高いと感じ、「できるだけ沖縄県産や鹿児島県産の無農薬・無化学肥料に近い農法で育てられた食材かつ継続的に信頼できる放射能検査をされたモノを信頼できる経営者の方のお店から購入したい。」と考えるようになりました。なので、食材の原料産地まで詳細に明示してくださり、放射能検査も続けてくださる山下さんの食材に対するお考えに勝手に共感させていただき、九州産の食材をスーパーで買うのではなくて、できるだけかごしまんまさんから購入させていただいています。(長野 Tさん)

かごしまんま利用してくださる皆さんは311以降、同じ心配と同じ気持ちで食材を探している同志だと思います。
周囲にはあまりいないかもしれません。でも同じ空の下にこんなにも多くの同志がいます。どうぞ悲観せず諦めず時にはゆるめながら許しながら、できる範囲でやっていきましょう。そして九州や南のものをただ食べて頂くのではなく、「こんなに美味しいもんなんだ!」とびっくり幸せになって頂くべく、これからも安心で美味しいものを探求していきますね。だって『おうちごはん』だけは自由で幸せでありたい。皆さん、本当に本当にありがとうございます。

Edit by 山下 理江

平成29年4月11日

Apr 11. 2017 かごしまんまだより

【みなさんからの声:私がかごしまんまを利用する理由 その①】
3月22日24日のかごしまんまだよりで「市場調査した千葉のスーパーでも九州産がけっこうある印象があります。みなさんのかごしまんまを利用する理由はなんでしょうか」と書いたところ、けっこうな反響がありました。反響のひとつひとつに311以降の苦悩や迷いと喜びと発見といった人生があります。これをかごしまんまのスタッフだけで読むのではなくみなさんにご紹介することで、少しでも気持ちが楽になったり前向きに生きていくエネルギーが少しでもチャージされることを願いながらここに掲載させて頂きます。誌面の都合上、全部をご紹介できない事・文章の省略等をお許しくださいませ。あまりに多いので今週はその①です。

・かごしまんまを利用し続けている理由について考えたこともなかったですが、確かに近隣のスーパーに西のものは増えました有難いことに。最近ではOKストアも出来たのでお野菜だけでなくお肉や加工品も便利になりました。しかし311以降、西の食材を探すのが困難な時から安全なお野菜を提供して下さっていること、そしていつも初心を忘れずに努力し続けて下さっている姿勢、こちらも背筋がピンと伸ばされる思いがしています。それとは別に、311以前は使うことも無かったお野菜を否応なしに(笑)なんとか受け入れ、いろんな旬のお野菜の美味しさに氣付いたこと、食卓が豊かになったことにとても感謝しています。(東京 Kさん)
・かごしまんまさんとお付き合いをさせていただいてからもうすぐ2年。原発事故のあともしばらくはその事故の恐ろしさを知らずに過ごし、気付いてからは「せめて食べるもの・飲むものだけでも」と気を付けるようになりました。それ以前から農薬や添加物には気を遣っていて、食べるもののほとんどを生協で購入していました。ご存知の通り、生協で扱っている野菜は産地リレーをしているので、産地が例えば「茨城、千葉、鹿児島」などとなります。どうしてもほしい野菜を注文するのは「賭け」みたいでした。西から届いたらラッキー。関東産が来たらため息をつくという生活。長いこと生協生活でスーパーマーケットに行く習慣がないのですが、たまに行くと「西の産地のものも沢山売っているんだな」とは思っていました。でもかごしまんまだよりにもあったように、主原料以外の産地や製造所に不安を感じていました。なによりスーパーに行くのが億劫(笑)。そんな時にかごしまんまと出会いました。試しに一度、という気持ちで注文して、届いたときの感動といったら!野菜はダンボールの中まで土っぽくなって届くものと思っていたのに、土が付いた野菜も美しく、他の商品も綺麗に梱包されていて。野菜セットの説明も丁寧でレシピまで付いている。お便りはとても勉強になる。生産者さんのことがよくわかる。それに、加工品の原料に関しては詳しく調べていただいているので甘えて楽しちゃってますねぇ…でも何より、りえしさんをはじめスタッフの皆さんのお人柄が素晴らしく、それが私がかごしまんまさんを利用している一番の理由です。沢山買うと送料が安くなるお店もありそれはそれで利点ですが、かごしまんまはやめられませ~ん。(埼玉 Kさん)
・変な摩擦を避けるため、ほとんどの友人に苦しい嘘をついて移住して来ました。正直苦しかったです。でも移住後の開放感にはかえがたいです。かごしまんまさんは、先に移住して行った友人の紹介でした。一年と少し、私の心の支えでした。それからお野菜がやっぱり本当に美味しい。添加物や農薬など同じ目線で選んで下さっているのでどれも安心して注文出来て、産地だけでない付加価値があります。それから、これは蛇足かもしれませんが(^^;)かごしまんまさんを利用する直前に娘がかたつむりを拾って来ました。なかなかエサを食べなかったのですが、かごしまんまさんのお野菜をあげたらモリモリ食べました。しかもスーパーの野菜では、時々一目散に逃げる事もありました。その様子を目の当たりにしてびっくりしたと言う事もあり。そんなこんなで、これからもよろしくお願いします!!!(大阪 Oさん)
・タイの干物、とても大きくて感動いたしました! 家族の大事な祝い事があったので有り難かったです。311から6年になりますね。あれから今までかごしまんまさんには本当に助けていただいてきました。あの日を境に、生活への気遣いが一変し、飲み水を購入したり、店先で食材を手にとっては産地を確認したり、子供の体調にも気を遣い、等々・・・そういう生活を6年も続けてきたのだなぁと思います。引き続き、かごしまんまさんでなければ入手できない貴重な品々を心の支えに、家族になるべく安心な食事を提供できるよう、がんばっていきたいと思います。時々アップされる新商品も、楽しみにしています(東京 Kさん)
・かごしまんまを利用している人達は、単なる売り手と買い手の関係だけではなく、もっと共通の問題を抱えた人達の集まりであるような気がします。千葉の市場調査をして結構九州の物が入っていると感じたことでしょう。ただ、それは不定期供給で定期的に供給されているかというとそうではなく、今あっても今度買いに行った時にはなかったりとかします。はしごをしないと揃わないし、産地偽装ではないかと疑いたくなる置き方をしたり、白菜は茨城産と九州産があって形が似ているので?と思い買うのをやめています。千葉市はOKに三徳と2つのスーパーがあり、千葉そごうに行けばガーデン自由が丘、こだわり屋、肉の柿安と欲しいものが手に入る時もあります。それに加えて新橋と有楽町のアンテナショップで野菜類が手に入る時もありますが、外れの時もあります。会社勤めをしていれば、こんなに買い物に行くことはできないだろうと思います。私たちは二人とも退職して年金生活で時間の余裕があるからできることです。又、金沢、京都にも見学を兼ねて直売所に行く事もあります。団塊の世代の人たちの団体やグループで行楽などにリュックを背負って出かけている姿をよく見ますが、我が家では食材探しに出かけています。今は、当たり前になりました。北の方へ行くこともなく、西へ西へですね。どうしてかごしまんまなのと言われると、スーパーなどでは野菜類の定期供給がされていないのと農薬・化学肥料などの安全性と安心感から利用しています。また、野菜以外の商品も買えるので助かります。ツイッタなど見てますと2か所以上も野菜類などの通販を利用している人もいるようですね。(千葉 Yさん)
・《野菜が美味しい!》・・・栃木のスーパーでもこの時期はスナップエンドウなど九州産の野菜がチラホラ売っています。試しに買ってみたこともありますが、味が薄くイマイチだったので今は買わずにいます。
《納品書のメッセージが嬉しい》・・・以前問い合わせたことや何気なくメッセージしたことをちゃんと覚えていてくださるのが、とっても嬉しいです。
《製造地まで気にしている》・・・私が以前スーパーでうっかり買ってしまったのは、宮崎県産切り干し大根(加工地:福島県)です…。
《嫌いなものが同じ》・・・放射能、農薬、添加物、遺伝子組み換えなどなど。嫌いなものが一緒なのが一番大きいかなと思います。(栃木 Sさん)
・かごしまんまさんでお願いする理由…いろいろありますが、やっぱりまずお野菜やお肉のおいしさですよね。スーパーの干からびたお野菜とかもう買えません。チルドのお肉の扱いもできて本当によかったです。あと限られた条件がある中でそれでもより安全なものを提案してくださることですかね。(東京 Kさん)
・311以降、本当に買い物が苦痛でした。りえさんも話していたように、スーパーで涙がでる。怖くていつもフィリピン産のオクラと宮崎産の切り干し大根ばかり。そんな中、市原で九州産が多いスーパーに出会いました。
こだわりの調味料やらまたまた嬉しくて涙が出る。でも製造工場までは判らない。そして本当に九州産なんだろうか?と疑いだせばキリがなく疲れました。実は2013年から2年間フィリピンで過ごしていました。
何とか移動したいと思いながらも叶わず海外勤務を希望し通ったのです。そして帰国後は迷わずかごしまんまさんを選びました。選ぶ理由・・りえさんが千葉からの移住者であること。勝手に気持ちがわかってもらえると思ってます♪作り手の方のこだわり、顔がみえること。商品へのこだわり、気にしているポイントが合っていたこと。もちろん足りない分はスーパーでも買い物をしますし、時にはいい加減になっている時もあります。でもかごしまんまさんへの安心感は支えになっています。これからもよろしくお願いします。目指すは移住なのですが・・・。(千葉県 Mさん)
★来週は【私がかごしまんまを利用する理由その②】です。まだまだお声をお待ちしております。

Edit by 山下 理江